2020年01月25日

空気の流れを作るために

空港の、搭乗口。


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出発ロビーから、ボーディングブリッジを経て
飛行機に乗り込む。



ブリッジに向かう通路の上方に、
こんなモノが。


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ファン、だね?



ガラス面の結露を除去するために
空気の流れを作ろうってんだろうか。



ドライヤーみたいなもんだね。



ガラスって、向こう側がよく見えていいんだけれど
いかんせん断熱性が極めて悪い。


最高品質の断熱性を誇る現代のガラスであっても、
昔むかしの外壁と大して変わらない熱貫流率だ。
熱的には、欠損部でしかない。



外気が冷えてくれば、
結露も生じてしまうものだ。

物理現象なんだから、仕方がない。



それを防ごうとすれば、
何らかの機械的措置によって無理やり解決するしかない。


というわけで、このファンなんだろう。



見た目を重視するか、
熱性能を重視するか。


いつだって、せめぎ合いなのだ。
(「空気の流れを作るために」おわり)
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2020年01月24日

埋込のスイッチボックス

壁を剥がすと、出てくる。


埋込の、スイッチボックス。


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剥がす前には、
ここにコンセントでもついていたんだろうな。



断熱材を切り欠いて埋め込んであるようだけど、
断熱欠損を補う処理は、裏側に施してあるかな?



寒い地方だと、
このボックス部分だけ冷たくなって、
ボックス内で結露を生じて、電気がショートしてしまう
なんてことになりかねないし。



外壁側でなければ、
だいぶ違うのだろうけれど。



あと、古い建物ほど
躯体に埋め込まれた電線管が多いような気がする。



配管貫通孔などをあける際に、
うっかり電線管をぶち抜いてしまったりすると
大変である。



何十年にもわたって使用する建物だ。

電線管やボックス類は、
なるべく躯体には埋め込んでほしくないなぁ。
(「埋込のスイッチボックス」おわり)
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2020年01月23日

スプリンクラーポンプユニット

機械室内に鎮座する、
スプリンクラーポンプユニット。


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消火ポンプの類は、
赤く塗装された製品となっている。


殺風景な機械室内を彩る、そんな存在。



ポンプと、各種弁類と、圧力タンク、呼水槽、制御盤などが
一体化されている。



共通架台に乗っかった状態で納入されるから
搬入も据付もやりやすいのだ。



ちょっと、背面から。


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床下が消火水槽となっていて、
緊急時にはそこから水を汲み上げて送水するのだ。


建物の用途と規模によって、
屋内消火栓が必要だったり、スプリンクラー設備が必要だったりする。

建築基準法上の建物用途ではなくて、
消防法上の用途が何であるかが関係してくる。



消防法施行令別表第一 というやつがある。


これの 第(六)項ハ とか、第(十二)項イ とか、
そういう呼び方をする。



複合用途となる場合など、
設計段階で所轄消防としっかりと確認しておかないと、
あとで困ったことになるのだ。



それはそうとして。



真っ赤なスプリンクラーポンプユニット。


カワイイでしょ?
(「スプリンクラーポンプユニット」おわり)
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2020年01月22日

エレベーターの停止階が限られていると

たぶん、20年以上前の建物であろう。



集合住宅にエレベーターがついているのは当たり前で、
現代では各階に停まるのは当然のことなのであるが。


かつては、そうではなかったようだ。


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たまに、こんな建物を見ることはないだろうか?

6階と10階だけ、壁面が出っ張っている。



共用廊下が、この2フロアにしかないのだ。
エレベーターの停止階が、1、6、10階の3フロアだけなのだ。

他の階は、階段室を通じて上り下りする。



エレベーターの乗降口を作るコストと、
共用廊下分の床面積とを削減するための措置なんだろう。



おそらく停止階の室は、他の階よりも高く売れたであろう。



エレベーターシャフト頂部に設けるエレベーター機械室と、
更にその上に設ける高架水槽室も
現代では設けられないモノである。



米とか牛乳とか根菜類とか、
重たい荷物を運ぶのに、
階段しか使えないのはキビシイ。

そういう人は、少々高額になっても停止階の室を買う。



健脚に自身のある人であれば、
階段利用になるけれども割安な階の室を買う。



そんなふうに選択していたのだろう。



ただ、35年ローンなどを組んで購入して
やがて人間は齢をとっていく。

そのときに果たしてどうなるのか
なかなか思いが及ばないものであろう。


ある程度の値段で売ることができれば
住み替えもできるのだろうけれど。



現在当たり前に売られている集合住宅も、
時代が進むと「あり得ない」と思われてしまうような
仕様であることもあろう。



先のことは、なかなかわからないものだ。
(「エレベーターの停止階が限られていると」おわり)
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2020年01月21日

ろ過ポンプと薬注装置

風呂とかプールとか、
そういう施設には
「ろ過」の設備が設けてある。


天然かけ流しの温泉宿ならともかく、
そうではない施設では、
水質がどんどん悪化してしまわないように
「ろ過」する必要があるのだ。



ただ「ろ過」するだけではなくて、
温度調節をしたり、滅菌したりして
利用するのに支障がないようにしている。

水を循環させるためにはポンプが必要だし、
ポンプ内部に髪の毛が絡みつかないように
ヘアーキャッチャーを取り付けたりする。

ろ材に、だんだんゴミがたくさん付着してきて
ろ過能力が減ってきたら「逆洗」してやる必要もある。
そのための切替弁も必要だ。



現在では、
そういう諸々の装置をまとめてユニット化したものが
設置される。


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各所をつなぐ配管や制御盤まで一体となったモノだ。

吊り下げ用のフックまでついている。



塩素滅菌剤を注入するための装置も
並べて置いてある。


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「薬液注入装置」を短縮して
「薬注」すなわち「やくちゅう」と呼ばれる。



せつび業界では、「やくちゅう」といえば
この類のモノだ。

滅菌剤だったり、防錆剤だったり、
何らかの薬液を注入するための装置のことだ。



なにかの薬物の中毒者のことを言っているわけではないのだ。
(「ろ過ポンプと薬注装置」おわり)
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2020年01月20日

給水管はつながって

当たり前なんだけれど、
給水管はつながっていてこそ
その役割を果たすことができる。



公共の水道管から分岐して受け取った水を
たとえば受水槽などに貯めておいて
ポンプで加圧して建物各所に送ったりする。


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昔になればなるほど、
このポンプの装置はデカかったのだ。


新しいものほど、コンパクトである。



ポンプが故障したり、停電で動かなかったりした際にも
少しくらいは水が使えるようにと、
水道直圧部分に蛇口を設けておくことも多かろう。


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ここでは、蛇口の手前にバルブを設けてある。

なかなかご丁寧なことである。



洗面器など、水を使う部分まで、
とにかく給水管がつながっていなくてはならない。


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床下にある給水管から、床上にある洗面器へと
接続されている。


締め切ったり、水量を調節したりできるように
途中に止水栓が取り付けてある。


ここでは、更に「うがい器」なんかが
置いてあるようだ。



別のところでは、
古くなった給水管をやりなおした跡があった。


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そう。


ちゃんとつながっていなくては、役に立たない。


どこか1箇所でも穴があいてしまえば、
全体としてダメなのだ。



「建築設備」は、基本的にそういうモノばかりである。

ポータブルのストーブとか、
乾電池式のランタンとか、
それ単体で用を成す設備というのは
小規模なものに限られるのだ。



「設備」には、
そんな「つながり」を感じてもらいたいなと思う
今日このごろ。
(「給水管はつながって」おわり)
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2020年01月19日

プレート式熱交換器廻り

機械室内に、ちょこんと鎮座する
プレート式熱交換器があったので、
パチリ。

(って、今どきこんな音はしない)



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温水管が4本つながっていて、
熱を与える側の回路と、熱を受け取る側の回路とが
熱媒である液体が交じることなく
何枚ものプレートを介して熱を交換しているのだ。



最初にこれ考えた人、
スゴいと思うのだ。



ときどきバラして清掃するのは
結構面倒くさそうだけれど。
(「プレート式熱交換器廻り」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

軌道を補修してる

信号待ちのさなか、
なんか工事囲いがあるなと思ったら。


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軌道の補修工事中のようだ。


落橋防止のワイヤーはもともとついていたようだから
何か他のことをしている?



雨水管の流し方とか支持の仕方とか
「建築」とはだいぶ趣が異なっていて
それはそれで興味深い。


横から見ると、
軌道をずうっと覆ってある感じ。


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こういう仮設を組むのも
特殊技能だなぁと。
(「軌道を補修してる」おわり)
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2020年01月17日

美利河って読めない

行った先のほど近くに、
ダムがあったのさ。


そしたらさ、ついでに寄ってみようと
思うじゃない?



いろんなダムには、
ダム管理事務所があって、
だいたい人が居る。


そういうところでは、
ダムカードをもらえたりする。


そんなこんなで、
行ってきたのだ。



その名は『美利河ダム』



読めます?



『ピリカダム』なのだ!

PC画面だと、濁音と半濁音の違いが見づらいけれど、
ローマ字表記すれば

『PIRIKAダム』



イニシャルP、ですよ。



北海道の地名は、アイヌ語由来の名称に漢字を充てたものが多いから
こんなものもあるのだ。



こんなダムカードがもらえる。


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いや、カードの実物はこんなに大きくないけど。

ダムの実物は、もっと遥かに大きいけど。



なんと、美利河のキャラクター「ぴりごん」が
出迎えてくれるのである。


このキャラクターのデザイン費、製作費、
……そういう野暮なことは言うまい。



ダム管理所のエントランス脇に
ちょっとしたホールがあって、
その地の特徴や動植物やダムの構造についてなどの
展示が置いてあった。



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この部分、躯体をアールに(弧状に)仕上げてあって
そのカーブに合わせて、小割の排煙窓が並んでいて、
床面にはアール形の温水パネルヒーターが設置してあって、
なかなか予算を投入しているではないか!


まあ、ダム本体工事に比べたら
オマケみたいなものだろうけれど。



ベンチと、ヒーターとの取り合いを
撮ってみた。


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あの温水管が床下に入っていく部分には
躯体の梁が無いわけだ。


柱芯で梁があって、ピットが外側に張り出しているのか
とにかく、温水管の配管スペースが考慮されているわけだ。


梁を避けて、手前に梁巻きしていると
見た目だけじゃなくて
歩行の邪魔になるし、ね。



ああ、ダム本体の写真を撮ってないや。

一応、目では見たのだけれど。


どうしても、興味関心の深い部分に意識が行きがちなのだ。
(「美利河って読めない」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月16日

鉄骨造の現場

鉄骨造のビルを建てているところ。


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道路を歩いていると見えないけれど、
隣の敷地の建物からだとよく見える。



鉄骨にスリーブが空いていたり、
作業者落下防止のための措置がいろいろあったり、
見どころは多い。


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外壁側の足場も、順次上げていくのだ。


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上から見下ろすのは、
ちと怖い。


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隣接する建物からだからこそ、
見られるアングル。



屋上に乗っかる、
設備基礎の鉄筋が組んであるんだろう。


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なかなか立派な基礎である。


エアコンの室外機か、キュービクルか、
そういう類のモノが乗るんだろう。



建物はたくさんあった
当たり前のように見えるけれど、
一棟一棟建てる人たちが居てこその存在なのだ。


機械化は進められているけれど、
やっぱり最後は人の手が必要になるのだ。


そんな建設現場が、
味があっておもしろいのである。
(「鉄骨造の現場」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする