2021年11月25日

バイブラ装置に送るためのブロアポンプ

機械室内で唸っている、
ちょっとした装置。


モーター直結の回転体があるように見える装置。


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配管が2本接続されていて、
手前左のやつは送り出す管。

装置から出てすぐに上方に分岐して
バルブを介して漏斗状のものが取り付けられている。


もう1本は、ただ上部が開放されている管。
ここから空気を取り入れて、
この装置で圧縮して、
空気を送り出す「ブロアポンプ」である。

「ブロワ」と書いてあることもある。



この先は、浴槽の底につながっていて
底面からブクブクと気泡を放出する「バイブラ」として
利用される。



ただ湯が溜まっているだけの浴槽だけではなくて
気泡浴(バイブラ)だったり、ジェット噴流浴だったり、
打たせ湯だったり、
大浴場なんかの浴槽には、いろんな機能が付加されているものも多い。



それぞれの機能には、
それぞれの配管が、装置が、接続されていて
人の見えないところで
しっかりと働いているのである。


「黙々と」というわけではない。
動作中は結構唸っている。

でも、客前ではそれを見せないのである。
陰で密かな努力を続けているのである。



ビッグボスみたい?
(「バイブラ装置に送るためのブロアポンプ」おわり)
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2021年11月24日

何とかして固定しようと

何度も改修を重ねたと見える、
とあるトイレのブース内。


紙巻器の取付に少々困難が生じていたのか
それを何とか解消すべく
なかなかガンバッタ細工が施してあった。


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手すりと紙巻器とを結構無理矢理という感じで接続して
固定しようと努めている感じ。


紙巻器用の固定ビスが、うまくボードに刺さらなかったか
ボードが劣化していてビスをうまく受け止められなかったか、
紙巻器自体は何とか留まっているけれど
利用者が手をかけたりしてちょっと力がかかると
すぐ取れちゃう状況だったか。



理由は何ともわかりかねるけれども
誰かが苦心して取り組んだ成果であろうことは
想像できる。


新築・改修後のピカピカの状態であったら
こういうのはご法度であろうけれど
改修に改修を重ねてあちこちその痕跡が満ちているような場合だったら
こんな応急処置もまあ、良いんじゃないだろうか。
(「何とかして固定しようと」おわり)
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2021年11月23日

こんなところでも飛沫防止

コロナ騒動が持ち上がってから、
かれこれ2年になろうとしている。



現状、感染者数は底を打ったようになっているが
世界各国では再び感染拡大が進みつつあり
日本においても「第6波」の到来が懸念されている。


果たしてどうなるのやら、
「専門家」の間でもいろいろ言われているようで
素人にはさっぱり判別しかねる。



「飛沫防止」が日常になった。

それゆえ、効果のほどはどのくらいなのか
ワタクシにはわからないけれども
あちこちで飛沫防止措置があるのが当たり前になった。

少なくとも「無いよりは有ったほうがよさそう」には感じる。



21112301.JPG


トイレの中も、この通り。


3年前にこれを見たら
異常に感じたかもしれないけれど
現在ではもう抵抗感はない。


そのぐらい日常と化した。


これから先、どのくらいまで影響を引きずるのだろうか。


「文化」として、後世に伝えられていくものだろうか。
それとも、コロナ以前の状態に、やがて回帰していくのだろうか。


「せつび」的には、はたして温風の手指乾燥機は
この後存在し続けるものか、廃れてしまうものなのか。
(「こんなところでも飛沫防止」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月22日

こういうスペースが必要だった時代

このデッドスペースは、何?

そう思われたことはないだろうか。


21112201.JPG


それほど新しくないいろんな施設のロビーなんかに
時々見かけるコーナーである。


現在は、このコロナ禍の中にあって
除菌BOX置き場として辛うじて利用されているようである。



でも昔は、必ず設けられたこのコーナー。



ある程度の幅のあるカウンターがあって、
その下に結構な重量を支えられるだけのボックス
(もしくは棚)があって、
下方にコンセントやノズルプレートが並んでいる。

上部にもダウンライトなんかが仕込んである。

そんなスペース。



これが何だかわかる方は、
ちょっと古びた方(相当に失礼な言い回しだが)である。



携帯電話の普及に伴って、
徐々に姿を消してゆき、
現代の新築建築物には全く設けられなくなった。



公衆電話コーナー



昔々は、ここに公衆電話が並んでいたはずである。
下のボックスには、電話帳が何冊か
納められていた筈である。



現在も辛うじて生き残っている黄緑色の電話機が
至る所に設置されていた時代には、
これが無ければ始まらなかった。



待ち合わせも、家族への連絡も、タクシーの呼び出しも
別れ話も、緊急のお願いも、壁に向かって頭を下げながらのお詫びも
恐らく3台ほど並んでいたであろう公衆電話からしか
実行できなかったのである。


そして後方には、空き待ちの列があったり。


ポケットベルなる今思えば不思議な通信機器で
他愛もないメッセージを送り合うために
小銭を握りしめたJKたちが大挙して並んでいた
そんな時代が、確かにあった。



栄枯盛衰は世の常であって
そういう名残が時代とともに少しずつ姿を消していく。


入れ替わるように、次々と新しいものが姿を表して
あるものはたいそう流行り、
あるものはたいして認知されることなく人知れず消えていく。



歴史学とか考古学とか
そういう長さの時間ではないけれど、
「せつび」の観察によっても
時間の経過、時代の変遷を
わずかばかり辿ることが出来るのである。


機械であったり、出版物であったり、
生活用品であったり、衣装であったり、
「時間」「時代」を辿ることができるモノは多い。

それら一つ一つに目を留め、意識を向け、
愛情を注ぎ、哀愁を感じる。



人間って、文化って、そういうもんだよね。


目の前の利益にあくせくしているだけが
人生ではないのである。

たぶんね。
(「こういうスペースが必要だった時代」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月21日

羽子板と呼ばれる

羽子板って、ご存知であろうか。


当然、ご存知の筈である。
新年の季語である。

そして「せつび」にも、
時々出てくる語でもある。



普通は機械室や電気室など
一般の方々の目に触れない箇所で良く見られる。

もしくは天井内に設けてあるから隠れていてわからない。
見えるのは天井面に取り付けられたアネモだけだったりする。



でもたま〜に、顕になっているのを
見かけることも無いではない。



おお、あった!



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ドライエリアから伸びているダクトの先端部分が
「羽子板」なのである。


側面から見たんじゃ、よくわからないって?



それじゃ、正面から。


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ダクトの先端部が少し広げてあるので
羽子板状の形状をしている。

だから、こう呼ばれる。


ダクトを広げた部分に
制気口が取り付けられている。

果たして給気か、排気か、
見ただけではわかりようがない。



制気口にはルーバーがついているため
ただの穴よりも開口率が下がっている。

必要な面積を確保しようとすると、
ダクトサイズよりも大きな制気口が必要となり、
仕方なくダクトを広げてそれを取り付けるのである。



んじゃ、ダクトサイズはそのままで
縦長の制気口をつければいいんじゃ?


それも、その通り。

そうしても良いし、羽子板にしても構わない。

実際に、どっちも目にする。



ただし、どちらも普段あまり一般の視線に留まらない場所に
設けられていることが多いのは冒頭の通り。


見つけられたら、ラッキーなのだ。


でも、そういう意識を持って常に観察していないと
気づけないかもしれない。



だって、こうやって外壁と同じ色に塗られていて
露出ではあるんだけれども、なるべく息を潜ませて
目立たないように目立たないように存在しているのだから。
(「羽子板と呼ばれる」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月20日

孤高の粉末消火設備

「孤高」は言いすぎなのだけれど。

屋上駐車場に、いくつか並んでいるのだから。



でも、いちばん隅っこにあるから
そう見える。



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本体はすっかり色あせて
表面に書いてある文字もほぼ消えてしまって見えない。

赤色ランプの下部分だけ文字が残っているのは
ランプが日射を若干遮るからなのか、
雨を僅かにしのぐのに役立っているからなのか。

塗料や仕上材の耐久性に関して
このようなモノを研究している方は
果たしておられるのかどうか。



華奢な本体と比して、
車よけのガードはそうとうガッチリしている。

それに伴って、基礎も頑丈そうだ。



相手が乗用車だと、本体だけなら絶対に負ける。

だからこそのガードなのである。



ほそぼそと設備に関わっているワタクシには
こんなガードがあるのかしらん。


いざ何かが突っ込んできた時に
その衝突の衝撃から守ってくれるものが
有りや無しや。



大手企業の社員さんだったら、
それなりのもんがあったりするので
コロナ禍や業績低迷や業務過多やトラブル発生時などに
周囲で守ってくれる存在があるのかもしれない。



企業の看板や社会的認知度や資本力が無い場合には
「公助」としてのセーフティーネットが機能するといいんだけれども
給付金やら何やらのお話を見るにつけ
なかなか望み薄だなぁと諦念を覚えたりしないでもない。



それでもねぇ、
食っていかにゃならんのですわい。
食わせていかにゃならんのですわい。


いろいろ申請して、数ヶ月後に現金5万円+クーポンって
無いよりマシとは言え、喫緊の必要に何の役に立つというのだろう。

手間と事務経費ばかりかかって、
スピードも遅くって、
投入した資金に対して実際に効果のある割合が低くって、
いくら次の参院選をにらんでとは言っても
何ともお粗末ではあるまいか?



なんて。



文句あるならちゃんと選挙に行くべきだし(ワタクシは行った)
何なら自ら立候補して政策の実現を目指すべきなんだろう。

ワタクシはそんな器じゃないし
器量にも人望にも知恵にも実行力にも欠けるから
どうしようもないんだけれど。


せいぜい、納税の義務を必死で果たすくらいしか
できそうにない。



力強いガードは、
時として「過保護」と捉えられる。
自らが強い者たちにとっては
その必要性について認知できないのであろう。
(「孤高の粉末消火設備」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月19日

網戸の向こうの室外機

曇天が徐々に暗くなっていく夕暮れ時、
ふと窓の外を見る。


網戸越しに、室外機たちが陣取っている。


防水層を巻き込んだ、立派なコンクリート基礎の上に載っていて
脇と頭とにこれまた立派なフードを被った、
そんな室外機。


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防振架台にも載せられている。


よぉく見ると、
ガス管がつながっているようでいて
じつはつながっていないのかも。



元々置かれていたGHP(ガスヒートポンプエアコン)を撤去して
EHP(電気式のヒートポンプエアコン)を設置したのかどうか。


あいにく、この建具は鍵がかかっていて開かない。

確かめに行く術はない。



一番近くから見られる窓が、
ここだったのだ。


まあ、無闇に屋上に出ていかれたら
施設管理者としては困るだろうから
眺めるだけにしておくのだ。


仕事で行ったんじゃないから。
(「網戸の向こうの室外機」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月18日

蒸気を使うなら水処理

あんまり見ることは無いと思うんだけど、
世の中の建物の中には「蒸気ボイラー」を使っているものも
若干ある。


水を加熱して、沸騰させて、蒸気を作って、
その蒸気を配管であちこち持っていって使うのだ。


たとえば、暖房用に。

水を加熱してお湯を作る際に使われることもある。

要は「熱源」として、だ。



あとは、空気に湿気を送り込む「加湿」の目的で
使うこともあるくらいかな。


工場なんかで動力源として使ったり
なんてことも、無いわけではない。
(もう、そういう存在は「建築設備」ではないけれど)



さて、蒸気の元になる水なのだけれど、
普通の水道水には、ミネラル分が若干含まれていたりする。
(地域によって異なる)



水を沸騰させると、中に溶け込んでいたミネラル分が析出して
だんだん固形分が蓄積されてきてしまって、
ボイラーの中や配管の中にこびりつき、成長し、
下手すると塞いでしまうような事態にもなりかねない。


というわけで、ちょっと薬品を混ぜたりして
水中に溶け込んでいるミネラル分(硬度、と言ったりもする)を除去する
「軟水器」なる機械に通してからタンクに貯めて、
そしてボイラーに送り込む。

そんな水処理装置が、
蒸気ボイラーに付随して、置かれているはずだ。


21111801.JPG


こういうやつ。



見たことは……業界外の方だと、まず無いことでしょう。
業界の方でも、蒸気に縁遠い皆さんだと
やっぱり見たことがないかもしれない。


結構「レア」なものなのかもしれない。

特に最近は。



ま、見られるうちに、せいぜい見ておくことです。

ファッションの流行みたいに、
リバイバルで流行していくことが、有りや無しや。


でも多分、無いことでしょう。
(「蒸気を使うなら水処理」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月17日

十分な換気取れてますね、きっと

とにかく、なんてったって、
建物には換気が必要なのだ。


必要なんだったら、なんだ。



建築基準法っていう、建物の憲法みたいなやつで
厳粛に決められているのだから仕方がない。



建てる前に、「ちゃんと換気してますよっ」という図面を
役場の人(か、代理の審査機関の人)に見せて、
法律に定められている換気量を取っているかどうか
確認してもらわなきゃ、建てちゃダメだっていうんだ。

おまけに、建物が完成した後にも
「うん、ちゃんと造ってあるね」って
実物を確認してもらって、ようやく使用許可が出るのだ。


そのくらい、換気は必要なのだ。



さて、フツーに建物を見ていても
そんなことはちっとも気にならない&気が付かないものだけれど。



これなら、どう?


って言わんばかりの建物が、あった!


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外壁に、これだけ換気フードが並んでいたら、
「換気してるぞっ」
「十分やってるど」
って、わかるんじゃないかな?



この壁についているボツボツしたやつ、
換気用のフードだっていうこと自体が
知られていないから意味ないかな?



それとも、
これだけついていても
やっぱり換気フードなんてものには
通行人の皆さんの意識は向かないものなのかな。



いちいちこうやって観察しながら歩いているとさ、
一向に進まないのよ。先へ。


予定よりも、ずっとずっと時間がかかっちゃうのよ。


困ったことに。



とか言いつつ、じつはあんまり困ってなくって
楽しんじゃっている、今日このごろ。
(「十分な換気取れてますね、きっと」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月16日

やあ!室外機たち

風除室(って、わかりますか?)を出て、
視線みたいなものを感じて、
ふと振り返る。


すると、君たちがそこに居たんだ。



室外機くん? ちゃん? さん?

結構年食ってそうだから、「さん」で大丈夫かな。

「さま」ってほど偉そうでもないし
「どん」ってほどいかつくもない。


21111601.JPG


暇だったら、
もしくはそれが仕事だったら、
あるいは、附近に人の気が全くなかったら、

冷媒管のつながりだとか
ケーブルの走向だとか
架台のサビ具合とか
アンカーのあり方とか

いろいろと観察してから立ち去るんだけどね。


なかなか、そう都合よく事は運ばないものだ。


だから、ちょこっと挨拶だけして
さよならするね。



逢う機会があれば、またね。
(「やあ!室外機たち」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする