2023年01月15日

大きな排煙口

広い部屋だと、
天井をある程度区切るように防煙垂壁が設けられていて
一つ一つの排煙区画ごとに、大きな排煙口が見られることだろう。


23011501.JPG


壁の少ない空間であれば、
排煙口操作函は、柱に取り付けるしかなくなる。


おのずと、柱には隣接する区画用の排煙口と
それらの操作函が並ぶことになる。



ショッピングモールとか、スーパーとか、デパートなどの
売り場空間で、よく見られることだろう。



万が一の火災の際には
これを操作して排煙することが肝要なのだけれど、
従業員の皆さんは実際に開放操作する訓練は
実施しておられるのであろうか。


特にアルバイト、臨時職員の方々にとって
あまり縁遠いものであってはならないのである。


利用客が勝手に操作して良いものかどうか……。


迷うかも、しれないね。



「この程度のボヤで操作しちゃったら、
 却っていろんな損害が出ちゃって、
 損害賠償を請求されちゃったりしたら
 どしよう?」

なんて、躊躇してしまうかもしれないね。



AEDの操作とかもそうだけれど
緊急時用の施設や設備って
普段から使用訓練をすることと
広範な方々に向けたPRが大切なのである。



そういう意味では、
建築物における防災設備の類は
せっかくカネかけて設置している割には
知られていないんだと思うのだ。


なんとか、ならんだろうか?
(「大きな排煙口」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 排煙設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月27日

すんごく太い柱?

なんか、この柱、
すんごく太くない?


21052701.JPG


このフロアに何本も立っている他の柱に比べて
やたらと太い気がするんだけど。



そうそう。柱っぽく見えるけれど
そして実際に柱も立ってはいるんだけれど
柱以外のモノも、収められているのだ。



21052702.JPG


よぉく見ると、壁面には排煙の操作部がついている。


天井面には、防煙垂壁があって、
ちょっと暗いけれど、左上には排煙口がついているのがわかる。


となると……?


この部分には、柱とともに
排煙用の太い縦ダクトが収められているのであった。



既存図が無いと、なかなか分かりづらい。ってか、わからない。



そして、得てして、満足な既存図が保存されていなかったりするんだよなぁ。
(「すんごく太い柱?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 排煙設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月19日

その排煙窓は、開くか?

火事の際に、煙がバンバン出て人々が煙に巻かれるのを防ぐため、
建物には排煙設備が設けられている。


条件によって、機械排煙であったり、
自然排煙であったり。


(COVID-19流行以来、「排煙」が「肺炎」と変換されて
 しかたがないのは何とかならないか)



自然排煙の場合、こんな排煙窓を
よく見かけることだろう。



20081901.JPG



排煙に限らず、換気用に開けられていることも多い。

というか、圧倒的に「換気窓」として利用されているはずだ。



そう滅多に火事なんて起きるわけじゃないから。



万一起きたとしても、排煙窓を操作してくれる人が
どのくらいいるのか心もとないから。



普段から換気窓として使っていれば、
ちゃんと開くことは確かめられている。



けれど。



換気になんか、使わない、
ほんとうに排煙用にしか使わない排煙窓の場合、
果たして非常時にホントにそれが動くのか?


かな〜り大事なことだ。



だから、定期的に点検しなくてはならないのである。
(「その排煙窓は、開くか?」おわり)
posted by けろ at 13:00| Comment(0) | 排煙設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月14日

防煙垂壁なんて、認知されているんだろうか

この天井面、
防煙垂壁が降りてくる。


/つづき
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 排煙設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月15日

排煙口があって

天井を見ると。

hienkugatt1.JPG


/つづき
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 排煙設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする