2020年09月12日

天井仕上げに同化したスプリンクラーヘッド

ある公共施設に立ち入ると、
なかなかに賑やかな天井仕上げが目に飛び込んでくる。


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天井から、たくさんの棒が生えてきているのである。



棒の合間合間に、ダウンライトが埋め込まれているけれど
この「棒」たちに埋没している感がある。



天井仕上げのボード目地に、ばっちり合わせて取り付けられた多数の棒。


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全部同じ棒のようでいて、実は少し違和感のあるモノが混じっている。

お気づきであろうか?



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棒のうちの一部は、配管とスプリンクラーヘッドに置き換えられているのだ。

包含範囲を満たすように、
一定間隔でこのセットが配置されている。



「よく考えたなぁ」と言うべきか、


「何もここまでしなくても」と言うべきか。



必要なものは必要なのだから、
それをどのように取り付けるか、
どのように建築仕上げと調和させるか、
いつだって頭の悩ませどころ、気の遣いどころなのであるが
こういうやり方も有りなんだなぁと
つくづく。



吹出口や吸込口もこれに同化させようとすると……
径が小さいので、ほとんどの棒は制気口と化してしまうかな。

そうなると、天井内のダクトの収まりがとんでもなく面倒になりそう。

だから、やらなかったに違いない。
きっと、誰かが検討したに違いない。


「でも、スプリンクラーなら……」


誰かが、目を輝かせたに、違いない。
(「天井仕上げに同化したスプリンクラーヘッド」おわり)
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2020年09月09日

遺構のような送水口

とあるビルの壁面に、古い古いレリーフのようなものがついている。


連結送水管の送水口なのだろう、たぶん。


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鋳物だから文字は無くなってはいないが
通常つけられているはずの赤い表示板もない。



蓋も片方破れてしまっていて、
けしからん輩がゴミでも突っ込んでいるかもしれない。



さてこれは、機能するのか?



定期的に試験されているのか?



それとも、内部はすでに改修されていて
以前使用されていただけで現在は死んでいる送水口の遺構でしかないのか?



外壁は少なくとも一度は塗り替えを施されているようだけれど
この送水口は古いまま。



日々、朽ちつつあるのである。
(「遺構のような送水口」おわり)
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2020年07月03日

乾式って貼ってある

「乾式」の消火栓って、知ってますか?


消火栓なんだから、
消火配管の中には水がいっぱい詰まってなきゃならないんだけれど、
「火事だ」ってなったら、栓を開いてすぐ放水できなくちゃならないんだけれど、
でもそこが寒冷地だったりすると、そうもいかなくなるんですよ。



24時間稼働の常時暖房している建物なら良いんだけれど、
夜間は人が居なくなって暖房も止まるような建物で
消火管の中に水が入っていると、凍っちゃう危険性がある……。

そんな場合、消火管の中は空っぽ(乾いた状態)にしておいて
非常ベルが押された時点で消火ポンプを起動、
管内を水が送られてきて、やや暫くしてから放水、という算段になるんです。



普通は、ダメなんですよ。
すぐ放水できなくちゃ。

だから、敢えてそう呼びはしないけれど「湿式」の消火栓が普通なんです。

けど、事情によって「乾式」も認められるのです。
まあ主として立地条件ですね。

くれぐれも、勝手に判断しないで、所轄の消防に確認しましょうね。



逆に言えば、寒冷地においてはごくごく当たり前の存在。

なんだけど。



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たまに、「乾式」って敢えて表示してあるのもあるみたい。

普通は、その地方では書いてないですよ、わざわざ。

まあ、こういうのも、いいじゃない。わかりやすくて。

特に、温暖地にある設計事務所が、寒冷地の建物の改修設計にあたるような場合。



でも、普通は書いてないから、注意が必要なのです。

放水試験をした後に「水抜き」するためのバルブと配管も必要だから。
そのバルブの位置表示も必要だから。



ついでだけど。



上の消火栓、「1人で操作できます」っていう表示も貼ってある。

ご丁寧なことで。
(「乾式って貼ってある」おわり)
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2020年05月20日

アラーム弁、なんだけど

パイプシャフトの中に、
アラーム弁が入っていることもある。


流水検知装置 とか、自動警報弁とか、アラーム弁とか
いろんな用語が乱立しているけれど、
それは「せつび」の常。



バルブやら圧力計やら、いろんな部品が周りについているものだから、
モノを引っ掛けておくのに都合が良い……


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と考えたからなのか、ただ単に「そこに引っ掛けられるものがあるから」なのか。



まあ、これらの弁類を操作する頻度よりは
引っ掛けてあるものを参照する機会のほうが多いかもしれない。



防災設備なら、基本的に「作動しないこと」が平常だし。



ただ、「万一の際にも作動しない」のでは全く意味がないので
日頃のメンテナンスは遺漏なきよう願いたいものだ。
(「アラーム弁、なんだけど」おわり)
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2020年05月05日

防火ダンパーが設置されているかどうか

ある、室。

廊下から入ってくる作りになっている。



廊下とこの室との間仕切り壁は
「防火上主要な間仕切り」ということになっている。



すると、この壁を貫通するダクトには
防火上の措置が必要となる。


具体的には、ダクトの途中に
「防火ダンパー」を取り付けることになる。



もしもこの室で火災が起きた時、
ダンパーについているヒューズが溶け落ちて
ダクトを閉鎖してしまう。

それによって、廊下に延焼していくのを防ぐのである。



この室の入口ドアは、別に防火戸ではないのだが
天井内には防火措置が施されるのだ。



法律上、そうしなければならないし、
設計図上も、そうなっているはずだ。



でも、本当にそうなっているか?



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確認してみることは、必要である。



そして、確認できるように、
その近傍には天井点検口などが設けられているはずだ。



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あった!



ご丁寧に、赤く塗ってある。

てか、スプレーを吹き付けてある。



えと、
スプレーかけたせいで、
機能が阻害される、なんてことはないよね?



ついでに、スプリンクラーの配管も見える。



全く、一度も、作動することなく建物の生涯を終えるのが理想だけれど
もしも、万が一の場合に、ちゃんと働いてくれなくちゃ困る。


防災設備は、そんなものだ。



だから、それが確かについているのかどうか、
確実に作動するのかどうか、
時々確認しておくべきものである。

そして法律上も、定期的に確認して
報告すべきことを定めているのである。
(「防火ダンパーが設置されているかどうか」おわり)
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2020年04月22日

シースルー消火栓

結構 いろいろ あるんだけれど。



ちょっとした古い建物を改装した施設に
ついていましたとさ。


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しっかし、暗めの屋内だと
どうもピントがよく合わない。

撮影のウデが無い。
というほどのメカでもないが。



「中身の見える設備」は
隠しゴトが無い誠実な人柄が出ているようで
好ましい……なんていうと、変態扱いされそうだ。



だけどね、
何でも隠せばいいやってもんじゃないと思うんだよね。



まあ、 こういう隠し方 も、アリなんだろうけど。
(「シースルー消火栓」おわり)
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2020年03月02日

梅!

梅前線が、北上中だ。



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桜ほどの人気ではないにせよ、
毎年気になる、可憐な花である。



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昨年末に発表された 開花予想 とともに、
各気象官署で開花が観測された様子が、
逐次公表 されていく。

URLが「sakura」となっているけれど、
やはり我が国では桜こそがメインなのである。



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こんな感じ で地図上に描かれると、わかりやすい、かな。



COVID-19(通称:新型コロナウイルス感染症)が拡大し、
全国的に何か停滞感がある(実際に、繁華街の人通りが
激減している感がある)けれど、
「春の花」は人心を和ませる効果があるんじゃなかろうか。



COVID-19に関して、
マスクが高額転売されるとかトイレットペーパーが品切れになるとか
怪しい予防情報が飛び交うとか、情けない状況が引き起こされているが、
データソースが明らかなものとそうでないものとの峻別は必要である。

テレビのリポーターのやたらとテンションの高い、
ホントだかウソだか、
デマを沈静化させたいのか煽りたいのかわからないような
そんな「雰囲気」に左右されないようにしたい。



今回の感染症に関して、
感染力、重症になる率、死亡率、罹患者の特徴など、
例年のインフルエンザと比べてどうなのか、
どのくらい「恐れる」必要があるのか、
イマイチ確たる情報が届いていないような気もする。



COVID-19 だけに注目されている陰で、
インフルエンザの感染者数や死亡者数はどうなのか、
そっちも考える必要があるんじゃないだろうか。



インフルエンザは、今のところ昨年や一昨年に比べると、
かなり少なめに推移している ようだ。

新型コロナ対策が功を奏して、
インフルエンザの感染拡大をも予防していたのだ、
というような研究結果が、後に出るのかもしれない。



国立感染症研究所のページ を覗いてみると、
感染症にはホントにいろいろ有るもんだと
喫驚せざるを得なかったりする。



まあ、人混みは避けるにしても、
梅でも愛でて、気分転換を図るのもよかろうて。


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(「梅!」おわり)
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2020年01月23日

スプリンクラーポンプユニット

機械室内に鎮座する、
スプリンクラーポンプユニット。


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消火ポンプの類は、
赤く塗装された製品となっている。


殺風景な機械室内を彩る、そんな存在。



ポンプと、各種弁類と、圧力タンク、呼水槽、制御盤などが
一体化されている。



共通架台に乗っかった状態で納入されるから
搬入も据付もやりやすいのだ。



ちょっと、背面から。


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床下が消火水槽となっていて、
緊急時にはそこから水を汲み上げて送水するのだ。


建物の用途と規模によって、
屋内消火栓が必要だったり、スプリンクラー設備が必要だったりする。

建築基準法上の建物用途ではなくて、
消防法上の用途が何であるかが関係してくる。



消防法施行令別表第一 というやつがある。


これの 第(六)項ハ とか、第(十二)項イ とか、
そういう呼び方をする。



複合用途となる場合など、
設計段階で所轄消防としっかりと確認しておかないと、
あとで困ったことになるのだ。



それはそうとして。



真っ赤なスプリンクラーポンプユニット。


カワイイでしょ?
(「スプリンクラーポンプユニット」おわり)
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2020年01月12日

アーケードの送水管

ある地方都市の、アーケード街。


道路沿いに、送水口と送水管が見える。


20011201.JPG


赤い丸で囲ってみたのが、「送水口」である。


寒冷地なので、送水管の中の水は、普段は抜いてあるようだ。

水を入れたまま寒くなると、
管内が凍ってしまうからね。


それで、送水口の下、配管の最下部には水抜き用のバルブもつけてあるようだ。



別の部分。


20011202.JPG


道路のこっち側にもあっち側にも
送水口がつけてある。
(赤丸部分)


そして、そこから送られた水は、
上部にヘッドから放水されるんだろう。


水色の丸をつけた部分に、
ヘッドが何となく見えるだろうか?

丸をつけた以外にも、
あちこちにあるけれど。



もちょっと近寄ってみると
もちょっとよく見える。


20011203.JPG



アーケードって、
屋外なようでいて、
それなりに囲われた部分でもあり、
ひとたび火災でも発生すると
延焼範囲が広くなりそう。



ってなわけで、
このような消防設備が必要になってくるのである。


さて、お近くの商店街、
どんな感じだろうか?

ぜひ見てみてほしいものだ。
(「アーケードの送水管」おわり)
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2019年12月26日

ホースを通す孔

特別避難階段の区画を形成する
防火扉の隅っこに。


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2019年12月14日

進撃の消火栓

すべての火災を
駆逐してやる……のか?


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2019年07月20日

外壁についている送水口の圧力単位

ビルの外壁に、ときどき見かけるやつ。


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2019年07月16日

2019年07月15日

古そうな送水口

ある施設で見かけた、
送水口。



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2019年07月09日

大型消火器を置く

改装などに際して
消火栓を一時的にどけなければならなくなる事もある。



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2019年05月05日

避難所には、段ボールベッドがあったらいい

災害が起こったとき、
学校の体育館や公民館などが
避難所として使用される。

しかし、住環境としては大変悪いらしい。

地震や水害など、天災そのものから助かった人たちが
劣悪な環境下の避難所生活のせいで亡くなってしまう
「震災関連死」が多いのだという。

そんな状況を、少しでも改善するための一方策として、
「段ボールベッド」の利用があるという。


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2019年04月05日

排煙窓、開く?

火事の時、
煙に巻かれて死なないように
排煙窓を開けるのだ。


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2019年03月29日

連結送水設備の放水口格納箱

時々、階段室にこんなものを見かけないだろうか。

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/つづき
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2019年03月22日

天井の中の防火対策

レオパレスで、
えらいことになっている。

安全に関わることだから
捨て置くわけにはいかないのだ。


/つづき
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2019年03月11日

スカイデッキから見る仙台空港

もう、8年になる。

そう。あの地震から。


/つづき
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