工事区分としては「電気設備」「動力設備」になる。
年に何回見てもらえるのか、というような
ほったらかしの盤も数多ある中、
こんなやつを見ると、何か嬉しくなる。
ああ、愛されてるなぁ。
いや、ちゃんと、管理されてるなぁ。
幸い、というか当然というか、
盤の筐体は大抵鉄で出来ているから
マグネットが貼り付く。
メモや百均タイマーを付けるのに
ちょうど良い。
いろんな注意書きを貼ったり、
一時的記録を貼ったり、
シールで目印をつけたり。
やっぱり、機械たるものメンテされてナンボだ。
使われていない建物は、劣化が激しいのだ。
せつびも、そうなのだ。
全世界的な減便でほとんど飛ばなくなった航空機も
定期的に電源を入れたり、操作したりしてメンテを続けないと
あっという間に使い物にならなくなってしまうという。
放置した後で使おうとすると、えらく手間と費用がかかってしまうという。
それで、コロナ禍の中でも、「整備」は続けざるを得ず、
固定費がどんどんと出ていく、と。
で、破綻する航空会社がポツリ、ポツリと出てきている、と。
ともかく、こういう愛されて、もとい、管理されている盤は
見ていて気持ちのいいものだ。
キレイに掃除された部屋のような、
ピッカピカの厨房のような、
刈り揃えられた芝生広場のような、
そんな清々しさを感じないだろうか。
感じないかな、普通は。
(「管理されている制御盤だ」おわり)