2023年12月24日

ケーブルを通す

それなりに年代を経ている建物の一室で
壁を這うケーブル。


23122401.JPG


エアコンを取り付けるにあたって
電源を持ってこなければならない。


壁の中からケーブルを取り出して、
ひとくちコンセントを取り付ける。

エアコン本体からちょっと離れてしまうけれど
柱の位置関係上、仕方がない。

プラグが届くから、構わないよね。



カーテンレールの上には、
テレビ用であろうか。


スイッチプレートを流用して
たぶん外壁を貫通させ取り込まれたケーブル。


この類は、
後からあとから増えていくもの、
取り替えられていくものだから
仕方がない。



新築でこうなっていたら、
いろいろ文句も出てくるのかもしれないけれど
改修じゃ、仕方がないよね。



カネさえかければ、
もっとキレイに、スッキリと、
目立たないように隠蔽にできるのだけれど
こんな程度のケーブルのために
内装をいじるのはコスト的にきついよね。


富裕層相手の施設なら、
それでもカネをかけることだろう。
回収できると踏んで。


でもそうでなければ
改修工事費はあんまりかけられない。



エアコン1台取り付けるだけなら、
電気工事士を持った多能工1人で済ませることができれば
何かと便利だから。


設備屋さんが、電気工事士免許を取ったり、
電気屋さんが、エアコン設置技能を習得したり。



建築士も、そういう人のほうが
重宝するんだろうけれども
電気屋さん、配管屋さんに「よしなにやってね」で
済ませちゃう人も少なくないのよね。

住宅規模だと、特に。
(「ケーブルを通す」おわり)
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2023年12月20日

むかしのコンセントプレート

改修の都合があって
プレートを外してあった。


23122001.JPG


だいぶ、年代モノだね。


アンティークショップに売ってるかな?



周囲が古ぼけている場合には
今どきのキレイな樹脂プレートなんかに交換してしまったら
雰囲気台無しだよね。



多少汚れていても、
このまま使うのが吉だよね。
(「むかしのコンセントプレート」おわり)
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2023年12月17日

腕木で離して

そんなに広くない、
路側帯も設けられない道路に立つ、電柱。


民地内ではなくて
道路内に、立つ。


通行者にしてみれば、邪魔な場所。



しかし、上空はもっと大変なのだ。


道路境界ギリギリに立ててあるのだから
電話線も低圧線も高圧線も
もれなく敷地ギリギリになってしまいかねない。



仕方がないので、電柱から腕木を伸ばして
配線を敷地から頑張って離してある。


23121701.JPG



窓を開けたら6600V



洒落た歌詞か、コピーになりそうだけれど、
実際にそうだったら洒落にならないから。



狭い道に立てられた電柱の上空は
どこだってスペースの確保に苦慮している。


誰も気にも留めないんだけれど。
(「腕木で離して」おわり)
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2023年11月15日

飾り立ててあげてるの

公園の一角に
ちょっとした細工。


23111501.JPG


これ、なぁに?



樹脂製のプルボックスが
埋設になっているように見えるのだけれど。



それを、縁石で円く囲って
飾ってあるように見えるのだけれど。



なんか、照れちゃうね。



こんな、ひな壇に乗せられるようなモノじゃないのに。
と言って、無下にされるのも嬉しくはないけど。


無闇矢鱈に踏まれたり掘られたりしないように
目に留まるようにしてあるのかもしれない。


けど、ここまでされると、ちょいと恥ずかしい!?



裏方なんで、ステージに立ちたいわけじゃない。
無いもの、不要なもの扱いは、して欲しくないけど
だからって役者になりたいわけじゃぁないんだ。


こんなふうにされちゃうと、
こそばゆいんだ。


って、ボックスが思うわけも、ないか。
(「飾り立ててあげてるの」おわり)
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2023年10月26日

ケーブル端部は

天井の中って、普段見えないところだから
施工者の仕事が如実に現れるような気がする。


ま、いまどき、人手不足だし、工期はタイトだし、
ゆっくりじっくりやってる余裕が無いのは
わかるんだけどね。


23102601.JPG


このFケーブル、
使ってないから、ちょん切っておしまい?


申し訳程度にビニルテープを巻いてあるけど
電圧かかってないから平気ってことかな。

ホントに、かかってないのかな。



「撤去の時間も手間もかけられない」

ま、そんな時も少なくないだろうけれども
それだったら、せめて使ってない旨、
表示してはいかが? って思うんだけれども
それって余計な手間かな。



後世の方々にとっては、
そのほうが助かると思うんだけどなぁ。



23102602.JPG


コネクタで接続してるのは、別にいいのさ。
リングスリーブ使ってね、と言うつもりはない。

でもさ、ジョイントボックスくらい
使わないかなぁ?

何十円のモノなんだからさぁ。
そこも省略せざるを得ないくらい
金額的にも工期的にも厳しかったのかしらん。



と言ってもね、
そういうところを見る人って
あんまり居ないのかもね。


こんなこと、とやかく言うような人間は
煩い、邪魔な、余計な存在なのかもしれないね。



でもさぁ、何とかならないかなぁって
思うんだよなぁ。



自分の責任で施工管理や監理したわけじゃないから
知ったこっちゃない、ってことなんだけどさぁ。
(「ケーブル端部は」おわり)
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2023年07月28日

借室を造るよりも

見上げると、お空に仲良く並ぶ
トランス。


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マンションの脇に電柱が林立して
そこにトランスがずらりと並ぶ
そんな光景を見ることがある。



共同住宅は、住宅ゆえ
一軒一軒の住宅ごとに
低圧の電力契約を結ぶ。



その低圧電力は、高圧電線からの電力を変圧して
供給するものであるのだけれど
その変圧器をどこに置くかについては
建築主と電力会社との協議によることになる。



一般のビルなどであれば
建築主側で設ける「電気室」に相当する空間を
共同住宅内にも設けて、
そのスペースを電力会社に貸して、
そこにトランス(電力会社も財産だ)を置いてもらうことができる。
この場合、売ることの出来ない床面積(空間)を造らねばならず
建設コストは上昇する。


そんな場所造りたくないけど低圧で各戸に供給してよ
ということであれば、
上の写真のように、柱上トランスをズラリ並べるしかなくなる。


見た目はイマイチかもしれないけれど
コストは抑えられるからいいんじゃない?

そういう趣旨である。



世の中、カネ、カネ、カネ。


高所得者向けの高級マンションなら
こんな事はやらないだろうけれども
一般庶民向けであるならば
やはり安いにこしたことはない。


というわけで、
全国各地至るところの共同住宅脇に
このような景色が出現していくことになる。

もちろん、戸数が多くて
こんなんじゃ足りない場合もあって、
ケースバーケースである。



マンションを買うときには
こんなところも見てみては?


住み心地には、何の関係も無いけれど。
(「借室を造るよりも」おわり)
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2023年07月16日

トランスは上空に

あんなところに、トランスが。


電力会社の電柱でもなく、
引込柱でもなく、
あんなところに!


23071601.JPG


地中引き込みで建物脇まで持ってきて、
それでもって、電柱へと引き上げて
柱上トランスを設けてから
屋内へ……?



おもしろいなぁ。



なぜ、こうなったんやろうね。



電線地中化に伴って、地中引き込みになっちゃったので
こんな具合になってしまったのかどうか。



これはこれで、
映えるから、いいかな。
(「トランスは上空に」おわり)
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2023年07月01日

防犯装置か

トイレブース内で、時々見かけるもの。


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洗浄便座用電源の取り出し口に
カバーがかけてあるやつ。



「防犯装置付」と、赤文字で表示してある。



防犯装置とは、何ぞや。

このカバーのことを、示してるんだよね?



洗浄便座用の電源プラグを
普通にコンセントに差してあるところだと
それを引っこ抜いてスマホの充電に使う輩がいるものだから
そういう「盗電」からの「防犯」という意味なんだろう。


少々、大げさな表現であるような気もするが。


ま、盗みは盗み。犯罪には違いない。


それに、充電が完了するまで、長時間にわたって
ブース内を占拠されるとなると
その間トイレとしての実用上の機能が失われるわけで
他の利用者にとってもよろしくない。


というわけで、このカバーによって目的を果たしているわけだ。



23070102.JPG



カバー本体には「KANTO」と書かれていて
関東器材工業 の製品であることがわかる。


盗電防止用のカバーなのではなくて、
エアコン用冷媒配管の壁面取出化粧カバーを
流用しているに過ぎない。


それに、両面テープで貼り付けたからかどうか
そしてそれを剥がされたことがあるからかどうか
カバーが少し浮いている。


これを引っ剥がして、
中にあるコンセントを何としても使おうとした人物が
居たのかもしれない。


実際のところは、どうなんだろうね。



近年は、スマホにタブレット、ノートPC、イヤホンその他、
充電モノが多数あるからして
コンセントの必要性は高まっている。


充電状況が心許ない場合には
コンセント付きのカフェを探すこともあるだろう。


ドライヤーやトースターのような
大電流は必要ないのだけれど
電源自体は欲しいものなのだ。



だから、
コンセント付きカウンターが備えられた休憩スペースが整備されたり
宿泊施設の枕元電源が充実されてきたりしつつある。



トイレブースが充電スペースとして流用されないような
全体的な充電環境の整備も
必要な時代になってきているのだ。
(「防犯装置か」おわり)
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2023年06月22日

コンセントは上からか下からか

作業室的なところに、
給排水やガスや電源が備えられる場面は
時々お目にかかる。


そんなとき、いつも思うんだけれども
コンセントって、上からと下から、
どっちがベターなんだろうって。



上からだと、床面の出っ張りで
足を引っ掛けたり躓いたりすることが無くて済む。

取り回しも自由度が高い。

そのかわり、コンセントがブラブラして
時として頭にコンコン当たるし
メガネのレンズを傷つけるかもしれない。


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頭コンコンがいやなら、
下からつければ良いのだけれども
フロアコンセントにするとプレートの若干の出っ張りが
歩くときや物品を移動する際に邪魔になるし
取り付ける位置によっては取り回しがしづらくなる。



やっぱり、
どちらかが絶対的に圧倒的に良いのじゃなくって
その場、その用途に応じて
より「マシな」手段を選ぶしかないなろうな。
(「コンセントは上からか下からか」おわり)
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2023年06月01日

天井内のケーブルたち

「配管」にはある程度の太さがあって
接続とか勾配とか保温とか、
何かと制約を受ける場面も多い。


が、電力や通信のケーブルとなると
配管類よりも細くて柔らかいこともあって
割合フリーダムに見えたりする。



天井点検口を開けると、
さっそくその姿をみつける。


23060101.JPG


点検口を突っ切るケーブル。



配管がこの位置にあると
点検口の利用という観点では邪魔なことこの上ないが
ケーブルだと一見それほどでもなく見える。


が、余裕のない、ピンと張った状態であると
うっかり体が触れてどこかで接続が緩んだりすると
何かに電気が供給されなくなったり
信号が伝わらなくなったり
警報が出てしまったりするから
あまり舐めてかかると危ない。



余ったのか、地震動などに際しての余裕なのか、
将来的計画が何かあるからなのか、
天井内でトグロを巻いているものも
割合見かける。


23060102.JPG


照明器具に直接ぶっ刺さっていて
被覆の剥がれた金属部が露出しているものがあると
「大丈夫かな」と少々心配になったり。


23060103.JPG


ボックスを設けるとか、コネクタを介するとか
絶縁テープで巻いておくとか、
何かしたらいいのに、と
他人事だからこそかもしれないけれど、思う。



配管の走向と比べると、
ケーブルのそれは、結構フリーダムに感じられる。


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接続部がボックスに納まっていると
ちょっとだけ安心する。



配管やダクトは、
この本数で通すことはなかなかない。


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いろんな種類のいろんな太さのいろんな用途のケーブルが
束ねられて通る。


どれが何なのか、
ぱっと見わからない。

どこかでわかるような表示があると
良いのだけれど。



結束バンドで束ねてあると
見るからにまとまりが良い。


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部分的に改修するときにはいちいち面倒くさいかもしれないけど。



このうちのどこか一部がネズミに齧られたりすると
非常に面倒くさいことになる。


そもそも「どこ」かが特定しにくいし、
齧られた場所がわかったとして、
「何」に影響があったかが、
これまた解明しづらい。



電気設備工事も
たいへんなのである。
(「天井内のケーブルたち」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月25日

屋上のボロボロ

屋上の転がされた電線管。


防水・ドブ漬けのプルボックスと
ステンレス製の金具はともかくとして、
電線管の接続部がボロボロでんがな。


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被覆が剥がれてしまったものか。


特にここだけ、ガッツリ錆びてしまっている。

あと何年もつかなぁ。


配管支持用のコンクリートも
だいぶボロけてきている。

バラバラと、散りつつある。



そもそも、屋上防水の仕上げも
だいぶ傷んできている感じ。



これくらい劣化してきていると、
屋上防水の更新に伴って
この電線管類も更新したらいいよね。


「もらい工事」ではあるんだけど
ちょうど潮時だよね。


バブル期に続々と建てられたあらゆる建物において
激しい劣化が進む設備機器の更新が待ったなしである。


が、実害が出るまでは
放置されているものが多いことだろう。


「先立つもの」が無ければ
仕方がないのだけれどね。
(「屋上のボロボロ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月23日

オトンルイ

アイヌ語で「浜にある道」という意味だという、
「オトンルイ」


全28基の風車が立ち並ぶ 発電所 である。


1基あたりの出力は750kW。


これだけ並ぶと、なかなかに壮観なのである。


23052301.JPG

ただ、系統連系先の変電所まで
送電線延長は17kmに及ぶというから、
発電所本体の費用以外にも結構な出費があったことだろう。



風況は、良さそう。

いやむしろ、強風すぎて稼働出来ない日も
あるくらいだろう。



得てして、風況の良いところは人里離れた場所であって
そこで発電した電力を消費地まで送電するためのロスが
結構なものになりそう。


また、田舎に行けば行くほど
そもそも送電網が貧弱なのである。


そして更に、
太陽光ほどではないとしても
風況の変化による発電量の変動が大きい。


リアルタイムで周波数調整を行わなければならない
送電事業者としては
厄介な代物であったりもする。


バックアップの水力発電所とタッグを組むのか
大規模蓄電装置を組み合わせるのか。


あるいは、水の電気分解でもして水素を作って
燃料として貯蔵・移送するか。



化石燃料や核燃料の保有するエネルギー密度と比べると
どうしても貧弱であるのは致し方ない。


ただそのぶん、「持続可能性」を持たせられる可能性が
より高いものと言えるのではなかろうか。


高レベル放射性廃棄物を10万年単位で保管しなきゃならなかったり
原理的に二酸化炭素排出が必須だったりするものに比べたら。


地域全体が壊滅的になるような事故も
起こりようがないし。
(「オトンルイ」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月17日

長〜い吊り照明

照明器具は、
いろんなところにいろんな効果を狙って
設置される。


ただ単に明るさをもたらすためだけではなく
明るさはもちろんのことではあるけれど
その空間の雰囲気・イメージを形成するために
非常に重要な要素となっている。



木造吹き抜けの空間に、
大きな器具が吊ってあった。


23051701.JPG


壁際の間接照明、局所照明、
天窓からの直射日光とともに
この空間を程よく盛り上げている。



この部分は吹き抜けになっていて
上方はかなり高い。


23051702.JPG


かなりの長さで吊られている状態なのである。



ところで、この4個の器具には
振れ止めが設けられているのだろうか。


見る限り、4個の器具付近を互いに結ぶ線材が
あるだけのようである。


斜材による振れ止めが見当たらない。


最初は、旗を掛けてあるものがそうかとも思ったのだけれど
どうやら照明器具とは独立しているようだ。



日本全国どこであっても
それなりの地震動は危惧されるものである。


いざという時、さて、大丈夫かな。
(「長〜い吊り照明」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月28日

つなげられていないアース

洗浄便座用の電源が
壁付のコンセントに差し込まれている。


だが、しかし。


23042801.JPG


せっかく、アース線があるのに、
緑色の線が出ているのに、
被覆を一部剥がしてまであるのに、
アース端子につなげられていないや。


哀れなことだ。



せっかく、そのための構造が存在していて
それを受け止めるためのシステムも構築されていて
なのになのに、それなのに、
繋げられていないなんて!



でもね、世の中、
そんなことはたくさんあるのさ。



「セーフティーネット」ってのは
じつにいろいろと用意されているのだ。

けれども、そのネットに到達できないまま
苦しみ続けるしかないような事例も多々あるのだ。
つながりさえすれば、
役割を果たせるのに。



建物の設備系には、
いろいろな省エネシステムや計測・監視・制御システムが
実装されている。

でもそのシステムが
実際の運用に適切に活かされていない。

だから、データの持ち腐れ、積ん読状態。
中央監視装置導入費用をドブに捨ててる感じ。

更には、それらのシステムを全く無視した魔改造(魔改修)により
意味不明と化した状態に。

こっちで暖めてあっちでは冷やして?
空調空気を効率よく屋外に排出?
ガラスで美しく構築した温室を一所懸命に冷房?



ホントのところは
そんなに難しいことではなかったりする。

ただ、ちょっと「知ってる」かどうか。

または「気づいてる」かどうか。



そのちょっとしたトコロを知らないor気づかないところに
課題があるのだけれども
一品生産品である「ケンチク」だと
残念ながら気づかれないことも多々あるのである。



ともかくも、せっかく有るなら、
アースはつなぎたいのだけれど、ね。
(「つなげられていないアース」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月18日

LEDによる間接照明

間接照明がいたるところに使用されている。


蛍光灯か白熱電球しか使えなかった時代とは異なり
ありとあらゆる場所で気軽に使用できるようになっているから。


23041801.JPG


蛍光灯サイズの制約が無いから、
いろんな表現ができるし、
天井の折り上げ加工も小さくて済む。


23041802.JPG


ランプの交換っていう行為が不要だし。基本的に。



ユーティリティーも、この通り。


23041803.JPG


ダウンライト(?)もミニサイズで設けられる。

何なら調光だって、調色だってできる。



何をどのように使用するとどんな効果になるのか
経験と実績を経ないと
なかなか想像だけでは計画が難しいだろう。


もっとも、今どきだから
CGシミュレーションもできるから
だいたいの様子は事前にわかるだろう。



あとは、実際の空間についたときに
どのくらい「しっくり」来るかどうか。


「照明コンサルタント」という分野が
ますます重宝されるのかもしれない。



ところで、
「間接照明」って打ち込もうとすると
「関節証明」って出てしまうのは、なぜ。


google日本語入力を使っていると
より多くの人々に使用される変換候補が
真っ先に出てきてしまう。

世間に負ける用語の場合には
単語登録してしまわないと、いちいち引っかかるのかもしれない。
(「LEDによる間接照明」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月13日

スイッチの列

ソファのうしろに
なんかたくさんあるっ!



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1個1個、間隔も高さも微妙にずれてるスイッチが
8個も並んでいるではないか。


ランプ付のやつは
たぶん換気か何か用なんだろうね。


それ以外は、照明用かな。



毎日使っていればそのうちに覚えられるのかもしれないけれど
初見では絶対無理だし、
慣れるまでは試行錯誤をひたすら続けるしかない

……から、ちっちゃく表示を貼り付けてある。


23041302.JPG


そりゃ、これが無いとホント困るだろうから。



ワイドスイッチだと、
それなりに表示できるから
便利なんだけど。



後から後から増えたのか、
最初からこうだったのか、
ちと、気になるところではある。
(「スイッチの列」おわり)
posted by けろ at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月31日

風の吹くまま

「自然エネルギー」を活用するとして、
東京都では住宅に太陽光発電を義務付けようとしているんだとか。

へぇ。


それがどの程度有効なのかというと
実のところはわからないような気がする。


エネルギー的に、
経済的に、
技術的に、
総合的な判断というものは
おそらく難しい。


どこを重視するのかによって
結論は変わってくることだろう。



ただそれだけにはとどまらず、
利害関係やら力関係やら
不純な要素が絡まってきて
しかも「エコ」「地球」などの衣を纏っているものだから
余計にややこしくなる。



テロ行為に走る者まで出てくる始末。



ま、いろいろあるにしても、
多様なエネルギー確保の方策は
やっぱり必要なのであろう。



その一つ。


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風況の優れたところには
風力発電装置が据えられる。


当然、発電コストや各種補助金、
周囲の送電網の充実具合、
建設しやすさ、
地元行政との折衝、
そして地元住民との調整。


いろんな課題をクリアしないと実現に至らない。


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そもそも住宅密集地には建てられない。


フリッカーを生じる影とか
回転音とか
実害が生じるから。



これがあることによって
鳥が衝突して死ぬこともある。

そういう観点で反対する人たちもいる。


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風の流れの良いところには
鳥も飛んでくるのであろうから
こうやって並んでいると
ぶつかることは確かであろう。


あとは、どこまでなら許容できるか
ということになろうか。


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ビルだって、
自動車だって、
列車だって、
飛行機だって、
何らかの生物を殺している。


渡り鳥も、
棲み着いている鳥も、
昆虫の類も。



「鳥はかわいそうだけど
 羽虫が車のフロントガラスにビシビシぶつかって死ぬのは
 気にならない」


そういう人もいるだろう。



「鳥? そんな何十万羽も死ぬわけじゃないんでしょ?
 じゃ、仕方ないよね」

そういう感覚も、あるだろう。


「いやいや、1羽だって、死ぬのは許せないよ」

そんな意見があっても、おかしくはない。


23033105.JPG


どのくらい共感を得られるか、
関心を得られるか、
それによるのだろう。



ものすごい台風が来ても
倒れないようであって欲しくはある。


23033106.JPG


たまぁに、
ブレードが折れて落下したなんていう報道もあるから
リスクゼロということはない。


飽くまで、
どこまで許容できるか。
どこまでなら気にならないか。


それに尽きることだろう。


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メンテ費用もかかるし、
それぞれに耐用年数ってものもあるから
建て替えコストも考えておく必要がある。



ま、それでも
使える自然エネルギーは
ある程度使いたいものだ。



水車や風車は
科学技術が発達する以前から
利用されてきた。


23033108.JPG


もしも、自然に何らの悪影響も与えることを許さないとしたら
人類は絶滅させるしかなくなるだろう。


そう主張する人物も居るようではあるが
自身の存在意義を自ら否定しているような気もする。



SDGsなんてキレイゴトも叫ばれていて
それはそれで意義を認めるのだけれど
それですべてがオッケーにはならない。


「わっかりやすい解決法」

なんていうものを求めちゃいけないのだ。
そういうのは、たいてい詐欺なのだ。


『誰でも簡単にバンバン稼げる』


『たった○○するだけでカンタンに痩せる』


『カンタンなアンケートに答えるだけで月々○万円もらえる』


そんなこと、あるわけないのだ。



『これさえやっておけば間違いない』


『これぞ究極の○○』


消えるどころか増えるばかりのそういう文句。



「儲かる」と「エコ」には
ちょっと斜に構えてしまうのであった。



でも、単純に風力発電装置が林立する姿は
ワタクシは好きである。
(「風の吹くまま」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月23日

天井から垂れるもの

いろいろついていて賑やかな天井が
更に騒がしくなっているなぁ。


23032301.JPG


カセット型のエアコン室内機が結構近接して並んでいて
照明器具と、制気口と、点検口と、
スピーカー、非常照明、感知器なんかが整然と並ぶ中、
ひときわ目立つ、リーラーコンセント群。



下部の作業台など、位置がばっちり決まっていないと
なかなか採用しづらい。


配置換えして
導線上にこれが来てしまうと
ゴンゴンぶつかって邪魔くさいからね。



フロアコンセントとどっちがいいか……。


時と場合によりけり。

そして、人によりけり。
(「天井から垂れるもの」おわり)
posted by けろ at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月04日

歩道のカタツムリ

歩道に、何か並んでいる。


でっかいカタツムリのようでもある。


もちろん、人工物であって、
生物ではない。


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シロッコファンのようにも見えなくもない。

地下の排気でもしているのかしらん。



23030402.JPG


でも地下があるような場所でもなし。



キミはいったい、何?


23030403.JPG


投光器カバーだったんですかぁ。

わからんかった。



ま、たしかに露出でついていたら
すぐに壊されてしまいそうだ。


このくらいしっかりカバーで覆っておけば
大丈夫っぽい。


歩道脇のレリーフを照らすため?



だれかが、思いついて、デザインして、
予算化して、製作して、設置したんだね。
(「歩道のカタツムリ」おわり)
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2023年02月24日

しやすくなった間接照明

ほんと、間接照明の表現力が
劇的に上がった。


蛍光灯か電球しか無かった時代には
かなり納まりに苦労していたことだろう。



でも、どーよ。


今は、簡単にできちゃう。


23022401.JPG


こんなところに蛍光灯を仕込むなんて
出来なかったよね。

破損の恐れや、
発熱の対応など
大変だったもの。



LED照明による表現の選択肢は、
内部外部問わずに格段に増えたのである。


これから更に、
素子のポツポツが全く見えなくなって
完全にライン状に発光できるように
なったりしていくんだろうな。
(「しやすくなった間接照明」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする