2023年03月27日

生えているもの

道路から、なんか生えてる。

雪の帽子を被って。


23032701.JPG


地下空間用の換気塔、だよね?


どっちかが給気用で、どっちかが排気用で、
とは言い切れず
どっちも給気かもしれないし、
どっちも排気かもしれないし。


見ただけじゃ、わからん。



地上の建物ならば、
外壁やら屋根やら軒天やら
外気に接する部分があるので
その場所に給気口や排気口を設けることで
建物内部と外気との空気交換をすることが可能だ。


が、地下空間には外気に接する場所が無い。

無いから、こうやって造るしか無い。



車が走ったり、人が歩いたり、
雨が降ったり雪が積もったりするから
それから、車の排気ガスをある程度避けたいから
こんなふうに高い位置に給気あるいは排気の口を設けることになる。


四角でも丸でも多角形でも形はどうでも良いけれど
とにかく空気が流通しなくちゃ始まらない。



だから、宇宙船とか潜水艦とか
外気と接することのできないところは大変だ。



いろんな物語、映画、ドラマなんかがあるけれど

「呼吸はどうしてるんだろう?」

「水や食料はどうやって調達してる?」

「排泄はどこでしてる? どう処理してる?」

そんな疑問は湧く。

が「お話だからね」とういことで流す。


でも、現実にはそんなところも考えなくちゃならないのだ。



だから余計に、
「戦争って大変だ」と思うのである。


兵站無く戦ったとされるインーパール作戦とか
ココダトレイルとか
狂気の沙汰だよね。

あ、今のロシア軍もか。



核シェルターの換気って、
どのくらい保つのかね。

フィルターが目詰まりしたら、
アウトだよね。

むしろ、
微小放射性物質でコーティングされたフィルターによって
放射能を与えられた空気をシェルター内に導入することに
なりかねないのでは……とも思うんだけど。
(「生えているもの」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月16日

こんなDSはいやだ

この物置的な用途の室の奥に
ダクトスペース(DS)が有るのだと
図面に描いてある。


23031601.JPG


ん……?

ひょっとして、あの折りたたみ椅子の脇にあるやつか?

おいおい。




あ、ホントにそうだった。


23031602.JPG



点検口、小さくない?

中、入れなくない?

手しか入らないじゃん?



23031603.JPG


う〜ん、いちおう、床面についているFDは
点検できるねぇ。


でもさ、それだけだよ?



どうせぇっちゅうのさ。

この狭さ。


まあ、ステンレスダクトだってことは
わかるわな。



そして隣は、たぶん外気取入れダクトなんで
保温してあるんだな。


23031604.JPG


でもでも、狭くってうまく写せないや。



最低限、FDの点検っていう目的だけは
果たせる。


そんな、DS。



こんなDSは、好きじゃない。

いや、嫌いだっ。



せめて、建具高さ1,200mmくらいでも構わないからさ
人が入れるところがいい。


何ならダクトの改修くらいは
出来る余地が欲しい。


でもさ、それって
『無駄なスペース』としか
捉えられないんだろうなぁ。



そんなもんだよねぇ、世の中。
(「こんなDSはいやだ」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月06日

錆びないように

そんなにちょくちょくは見かけない、
そんなファン。


23030601.JPG


えっ?


見慣れたシロッコファンじゃん、って?



まあ、そうなんですけど。

何の変哲もない、シロッコファンですけど。



でもね、よく見てみてくださいな。


だって、ちょっと違うでしょ?



防振架台がある?


ま、それもあるけど。



ファンベルトが、
ファン本体からずいぶん離れてると思いません?



最近では電動機直動ファンもある中で、
電動機が離れた位置にあって、
シャフトが長〜く伸ばされているんです。



それにさ、よぉく見てみると
ファン本体の部分が塩ビで出来てやしませんか。



たわみ継手も、キャンバスじゃなくって、
やわい塩ビ板というか、分厚い塩ビ袋というか、
そんなやつ。



接続されてるダクトは、亜鉛鉄板じゃござんせん。

びっかびかのステンレスダクトでござい。



ところどころに錆色が見えるのはご愛嬌?



よほど、腐食性の高い排気を扱うファンなんでしょね。



びっくりするような値段だから、
どうしても必要、ってならないと
なかなか採用しづらい、
そんなファンなのであった。
(「錆びないように」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月26日

掃除して欲しいなぁ

ときどき、上を見上げるのだ。


そして、気になることも、
たまにあるのだ。


23022601.JPG


ここまで成長するのに
どのくらいの年月を要したんだろう。



誰も、だあれも、
「そろそろ、掃除しようか」って
言ってくれなかったんだろうか。



「まだまだ、塊がボタボタ落ちてくるほどじゃないから大丈夫」

そんな感じ?



「えっ? そんなもの、有った?」

存在無視な感じ?



「うちの管轄じゃないから」

縦割りな感じ?



「予算が無いので」

すべては金欠のせい?



「特に不都合がないし」

楽観視な感じ?



そろそろ、どうかな?

キレイにしたからって、
バチは当たんないよ?
(「掃除して欲しいなぁ」おわり)
posted by けろ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月13日

こんな空気を出してます

外壁を怪しく彩る、いや、汚す、空気。


23021301.JPG


丸形や深形のベントキャップとはデザインの異なる、
外壁に取り付けられた換気口なのである。



右側から排出される空気は、
常にドロドロ・ギトギトというわけではないだろうけれども
何年も排気され続けていくとこのくらい汚れる程度には
何らかの成分を含んだものなのだ。



何の排気だろうか?



何か、作業をする室なのか、
厨房など油滴などを含む場所の排気なのか、
はたまた、やたらと息が臭い人物の執務室(いや、それは流石に有り得ん)。


長い時間をかけて、少しずつ、徐々に
汚れが蓄積していくから、
毎日のように見ている人にとっては
おそらく全く気にならないものであろう。



初めて訪れた人には

「なんか、汚くね?」

と思われるかもしれない。一瞬、ね。



でも、それで敢えて施設管理者にクレームを入れるほどのものじゃないし
他所の施設に云々言うのもなんか変人っぽいし
いざキレイにしようとなると結構費用もかかるし、
自分でやるのも割合大変だし、


斯くしてそのまま放置と相成るのである。



いよいよ各所が見るに耐えなくなるに及んで、
外装の全面改修などをする機会があれば、
その際に一緒にキレイになる、こともある。

そんな程度の存在感なので
やはり放置一択である。



これが、建物入口のすぐ脇だったりすると
少々みっともないのであるけれど
横手や裏手だったら、構わないのである。


そんなふうに「空気を読んで」いくことが
この世の中ではとても大切なことなんだ。
(「こんな空気を出してます」おわり)
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2023年02月12日

こんな小屋にもセルフード

とある、小屋。


木材で造られた小屋なんだけれども
換気用(だよね? たぶん)のセルフードが
ちょこんとついている。


23021201.JPG



あるいは自然通気だけなのかもしれないけれど、
ひょっとするとパイプファンくらいはついているのかもしれない。

まあ、周りに電線は見当たらないから、
ただの通気孔かな。

いやいや、地中配管になってる可能性も捨てきれない。



最近は、キャンプ場にあるコテージなんかも
ところによってはホテル並みだ。

下手すると、ホテル以上だ。



だから、ちょっとした小屋にだって
照明コンセント換気給湯トイレなどがあったって
不思議じゃない。



ここのは、ゼロから建てたのか。

キットか何かを自分で組み立てたのか。

もう、出来上がってるやつを運んできて据えたのか。



キットや既製品だとすると、
「せつび」なんて、皆無かもしれないね。


辛うじて、セルフードだけが
せつびっぽいモノなのかもしれない。
(「こんな小屋にもセルフード」おわり)
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2023年02月08日

結露のせい?

なんか、軒天井が酷いことになってる。


23020801.JPG


換気用のベントキャップの周囲が
べろべろになっている感じ。



なして?



23020802.JPG


別のところでは、
ダウンライトまでびちゃびちゃ。


ボードのカビも、かなり育ってる感じ。



なんでかな。



ひょっとすると、
軒天井内部のダクトに
防露(保温)措置が無かったか?


「屋内だよね」


という体で、無断熱で済ませちゃってた?
それで、外の冷気の影響で
ダクト表面に結露が生じて
それが天井内で垂れて、こうなった?



確かに、国交省の標準仕様では、
排気ダクトを保温(防露)する必要はない。


無いのだけれど、
でもここは結構な寒冷地だったりする。


冬期の最低気温はマイナス20℃を下回ることもある
そんな場所。

こういう場合には、
特記仕様で排気ダクトの断熱範囲を追加しておく必要がある。

外壁から1.5mとか2mとか、外気の逆流がありそうな範囲で。



いや、逆のパターンもあるかな。


比較的新しい建物だから、
高気密高断熱で、
屋内の加湿もしっかりしている。


そんなところの、絶対湿度の高い排気が
軒天井の排気口から排出されると
極低温の外気に晒されてすぐに結露して
排気口周囲を潤す。

そして、凍る。

また、融ける。



繰り返すことで、
天井板はすっかりダメージを受けてしまって、
なおかつそんな環境でも繁茂する菌類が頑張ってしまった。



ま、いずれにせよ、
えらいこっちゃ。


少なくとも、見映えはすこぶる悪いのだ。


どーする?
(「結露のせい?」おわり)
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2023年01月31日

換気塔は気付かれるか

街を歩いていて、
気づくだろうか。


「換気塔」の存在に。



地下階だったり、地下街だったり、
地下通路だったり、地下駐車場だったり、
何なら地下鉄も、
凡そ地下にある空間のためには
外気を取り入れるため&排気のために
換気用の「出入口」が存在しているはずなのだ。



歩道の一部がグレーチングになっていて、
そこは実は換気口。


そんな所もたくさんあって、
マリリン・モンローの頃から意識はされ続けていたに違いないが
ちょうどその場に立ち止まる機会が無い限りは
普段は気にならない・気づかないものではあるまいか。



換気用に、でっかい換気塔が設けられていたとして
余程面風速が速くてゴオゴオと音をたてていない限り
なかなか視界に入ってこないのではないだろうか。


いや、その音さえも、
都会の喧騒に紛れてしまって
存在感を限りなく薄くしているに違いないのだ。


だから、意図して探す者だけが、
その存在に気づくことができる。


……のかもしれない。


23013101.JPG



街行くならば、探してみよう。

上向けばそこに在る、地下用の、鼻孔。
(「換気塔は気付かれるか」おわり)
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2023年01月28日

網ナシ

ちょいとトイレの換気を観察。


古くは、換気の無い(窓だけ)のトイレもあったろうし
近年は天井扇やらダクトファンやらによる換気も多いけれど
ここは換気扇なのであった。


23012801.JPG


窓上に配置されていて、
ちゃんとタイル目地に合わせたコンセントも設けられていて
でも窓枠とタイル目地と天井目地とは特に合わせるでもなく、
そんな状況。



窓を開けて、外の様子も見てみようかねぇ。


23012802.JPG


そうですか。


換気扇の外部は、
ステンレスフードなんですか。



んんん。



網とか、無いんだね。



防虫網にするとか、防鳥網にするとか、
メッシュの違いがあったとしても
網くらいつけても良い気もしなくもないけれど。



元々無かったか、
あったけど取れちゃったのか、
邪魔で取っちゃったのか、
事情はわからんけど。



とにかくここは、網ナシ、っと。
(「網ナシ」おわり)
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2023年01月02日

汚れる外壁

なんか、一部外壁が
すこぶる汚れているじゃないか。


23010201.JPG


防風板付きベントキャップが4個あるうち、
少なくとも左側の2個は排気のようだね。



右側2個は、排気なのかもしれないし
給気かもしれない。

すこし垂れ筋があるけれど
これだけじゃ何とも言えないね。



23010202.JPG



それにしても、真っ黒になっちゃってるねぇ!



一体全体、
何の排気なのやら。



排気の捕集側にフィルターでも設けたら良いのか、
外壁を頻繁に清掃したほうが良いのか、
気にしないで放っておくのがよいのか。



コストがかかることだから
所有者や管理者が判断するしかないね。
(「汚れる外壁」おわり)
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2022年12月28日

なんとなく点字

ふと、共同住宅の外壁を見上げる。


何の気なしに、見る。


22122801.JPG


外壁の丸い換気用フードが
点字に見えてきた。



実際にフードで点字を描いてみる、
もちろん機能的にも意味のあるものとして。



そんな建物があったら、面白いやろな。



どっかに、あるかもね。
(「なんとなく点字」おわり)
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2022年12月02日

こういう細工が好き

とにかく、どこかにつけ、
天井は見ざるを得ない。


いつだって「上を向いて」生きていたいから。
ってのは冗談にしても、
いろいろ楽しめるのだから。



これを見て、どう思うだろうか?


22120201.JPG


コンクリート打ちっぱなしの壁。



そう。その通り。



なんだけれども、じつはここは
トイレのブースの中である。



洋風便器設置状態に対して、
側面がコンクリート壁で
前面がトイレブースなのである。



トイレだから、排気があるのだけれども
天井面(ダウンライトの光を避けたので全体が写っていないが)には
吸込口が見当たらない。


……ってことは、ブース外に吸込口が付いている?


と思いきや、ついていないのである。



じゃあ、このトイレは排気しないのね。

……んなわけない。



ここではどうやら、天井と壁との間が
換気スリットになっているようなのであった。



そう。


わざわざ「吸込口」として天井面に露出させなくても
これで十分に機能するよね。


間接照明と同じようなものである。



設備屋さんと意匠屋さんとが
「こうしようね」って意見の一致を見ないと
出来上がらない細工。



設備設計は、設備担当者に丸投げっ。



っていうんじゃない、なんか「設計」してる感がするのだ。



こういうのが、好きなのだ。


ただの好み、ただの気分なんだけど。

だから、異論は大いに結構。
飽くまで、個人的な感想なのだ。
(「こういう細工が好き」おわり)
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2022年12月01日

ここにも犠牲者

換気用のステンレスフードが、凹んでしまっている。


屋根から落ちてきた落雪の影響なんだろう。きっと。


22120101.JPG


でもそのお陰で、
ガスメーターやガス管、
ボンベ庫は被害をある程度免れているのだから
悪いことばかりでもあるまい。


それに、この程度の凹みなら
まだまだカワイイもんだ。



それでも犠牲になっているのは確かで
年数とともに徐々に悪化していくものかどうか。


願わくば、末永く元気で頑張ってほしいものである。


本体のみならず、
周辺の設備類・配管類も守っておくれ。



ボンベ庫の前面パネルが2枚外れているのは
交換の際に面倒くさいからなのか、
落雪でちょっと歪んでうまく嵌らなくなったのか
まさか地震で脱落したのか、
果たして真相は如何に?
(「ここにも犠牲者」おわり)
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2022年11月21日

孤高の有圧扇

『孤高』

孤高(ここう)とは、個人の社会生活における1つの態度を表し、ある種の信念や美学に基づいて、集団に属さず他者と離れることで必要以上の苦労を1人で負うような人の中長期的な行動とその様態の全般を指す。本来は俗世間との通行を自ら断って1人で道を求める者の姿を指しており、私利私欲を求めず他者と妥協することなく「名誉」や「誇り」といったものを重視する姿勢から、周囲が「気高さ」を感じるような良い意味での形容に用いられる他に、協調性を欠いた独自の態度を軽く批判する場合にも用いられる。迎合主義の対極に位置する。芸術家や指導者に多く存在する。

(Wikipedia)




『孤』は「ひとりぼっち」「ただひとつ」的な意味だし、
『高』は「高い」ことであるから、
字義としてはこういうものこそ『孤高』なのではないだろうか。


22112101.JPG


ただひとつ、吹抜け最上部、
高い位置に設けられている有圧扇。


これこそ、孤高の最たるものではないか。



他者と離れ、
換気の苦労を1台で負う、
長期的な行動と様態(機能?)であるし、
俗世間には見向きもされず気付かれもしない。
もちろん私利私欲など持ちようも無いし、
この分だと協調性(連動?)も無さそう。

意味的にも、合っているかもしれない。


芸術家でも指導者でもないけどね。


たまぁに、
こうやって目ざとく見つける者もいるのだよと
それをネットで世界に晒すやつもいるんだよと、
感じてくれるだろうか。


金属を主体としたフレームと羽根とモーターで出来た輩であるからして
「感じる」ことすら、無いのだけれども。

劣化したやつに触ったら、
触った人間が「感電」することは
あるかもしれんが。
(「孤高の有圧扇」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月15日

ここなら目立たないかな

ふと見上げる。


すると、ガラリがある。



人の目の高さに換気用ガラリがあると、
結構視界に入ってくる。

とは言え、興味も関心も無い人にとっては
「視えて」いないことだろう。


網膜には映っているのだ。

脳にも、信号は送られているのだ。

しかし、脳のほうでその信号を認識しないのだ。

そういう物事・出来事は、多い。



ともあれ、ガラリがあると
ワタクシには認識されるのだ。



では、だいぶ高いところにあったらどうだろうか?



22111501.JPG


建物妻側の最上部に
まるで建具であるかのように設けられると
目につきにくくなる。

ただでさえ少ないその存在感が、
ますます消失していくのである。



最上階の換気には、かなり便利に使えそう。

ただ、それ以外の階の役には立たない。



内部にDS(ダクトスペース)を確保して
立ダクトを通せばできないことはないけど
このくらいの規模の建物だと、
そこまではしないよね。



そして今日も、日本の、更に世界のあちこちで
設備エンジニアと建築家とのあいだで
見解の相違を乗り越えるべく
丁々発止のバトルが繰り広げられていることだろう。


そういう闘いの先に
たとえばこういうガラリが出来上がってくるのであろう。
(「ここなら目立たないかな」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月13日

食堂には排気が

ああ、昼どき。

昼飯、どないしょ?



小道に沿って並ぶ、食堂とか。

ま、どこか入るかな。



221113.JPG


いかにも、食堂だ。



「食事処」の看板は、奥の店のものだね。

でもどっちかというと、
手前の平べったい排気ダクトが目につく。


側面にも、裏面にも、
このダクトを出すスペースが無かった。

だから、正面なんだけど、仕方がない。



飲食店街に行けば、
割合よく見られる排気方式である。


屋上に排気ファンを載っけているのだ。



鰻屋さんだと、
排気はそのまま前面に
歩行者にわざと当てたりするのかもしれないけど
一般の厨房排気はそうもいくまい。



よく見ると、
排気ダクトに、スリムダクトが取り付けられている。
PS兼DSを建物内に設けると面積を取られるけど
外壁露出にしてしまえば関係なくなる。



「ねえ、PSとかDSって、床面積の何%用意しとけばいい?」



意匠屋さんからは、
よく、頻繁に、しょっちゅう訊かれるのだけれど
それは排気システムをどうするかによるよね。


厨房が最上階だったら、DSは無くて良いかもしれないし
1階にあったって、こうやって露出してしまえば
DSは不要だ。


もしもファザードをお洒落にキレイにスッキリと造りたいなら
露出ダクトなんてもっての外なんだったら、
ある程度DSは必要さ。


「で、どうしたいの?」


逆に問い返すしかない。



とにかく、食堂には排気がつきものだ。



でもレンチンだけで済む店なら、
「つきもの」じゃないのかもしれない!?
(「食堂には排気が」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月03日

そこにガラリ

表通りに面しているけれども
メインエントランスではない部分。


利用者動線的には、側面にあたる部分だから
こういうところにガラリを設けるのもアリなんだろう。


22110301.JPG


結構な表通りに面しているのだから
目立つっちゃ目立つんだけど
でもでも、意外に気づかないんじゃないかな!?



面積としてはそれほど大きくないのだから、
上の屋根面に「換気塔」(もしくは「ハト小屋」)として
出っ張らせておけば、表面に出てくることは無かったのかもしれないけど。


22110302.JPG


ま、逆にこれっぽっちの面積なんだから、
それほど目立たないという解釈も成り立つだろう。


むしろ、中央2面のガラスが引き立つのかもしれないし。



なんて、こんなことをいちいち気にしてるのは
「職業病」以外の何物でもないのかも。


しょーがないよね。
こんなことばかり気にして過ごしてきたんだからさ。


そーいう仕事で、生きてきたんだからさ。
(「そこにガラリ」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月31日

地面から生えてるダクト

建物の裏の角に、
ひっそりと、しかし結構な存在感を持って屹立する
そんなダクト。


22103101.JPG


外壁と同じ色に塗るのではなくて、
グレー塗装になっているのも、なんかイイ。



どっちかが給気で、どっちかが排気で、
ということかな。

地下の換気用なんだろうね。



機械室? 受水槽室?


なんか、そんなたぐいの室があるんだろう。



ダクトの脇に立つ、
途中でちぎれた感じの何かの配管。


上の方に、油通気口。


下の方に、給油口。



鋼板に覆われて、端はラッキングされている
やはり何の用途が判別できない配管。



「用途をはっきりさせなきゃ」


っていう仕事じゃないから、
たまたま見掛けただけなのだから、
何とも気楽なものだ。



あの油通気口って、
周囲1m以内に開口部があったら
ダメだったよね?



窓とフードは離れていそうだけれども、
給排気トップって、OK?



好き勝手に茶々入れていればよいのだ。
(「地面から生えてるダクト」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月30日

焼肉屋さんの天井に

焼肉屋さんにて、上を見上げる。


22103001.JPG


結構煙が出る空間だから、
高い天井になっていて
その上の方には排気ダクトが通してある。



黒く塗った、スパイラルダクトが2本。



たくさんある照明が、眩しい。




外壁近くに、ファンが吊られている。


22103002.JPG


エバラの消音ボックス付きラインファンである。



結露水でも垂れるのか、
ドレンパンが設けられている。



キャンバスダクトが金色に見えるのは
光の加減じゃないよね!?



22103003.JPG


明らかに、金色だよね?



こういうのもなかなか、面白いじゃぁないか。



食事が来るのを待つ間も
暇はしなくて済むなぁ。
(「焼肉屋さんの天井に」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月27日

ぜ〜んぶガラリ!?

ビルのちょっと脇のほう。


あんまり人目につかないところにあるものと言えば、
「せつび」の、もろもろ。



こ、これは!?


22102701.JPG


ひょっとすると、この面全体が
換気用のガラリだったりする?


単純に、こういう形の外装……ってことは
ないよね?



なんか気になって
撮ってしまった。


もっと近寄って、
空気の流通やファンの低騒音があるのかどうか
確かめればよかったなあ。



人目が無ければ、ね。
(「ぜ〜んぶガラリ!?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする