2021年11月30日

あっちにもこっちにもフード

窓の少ない外壁。


のっぺりした感のあるその表面には
数々の換気口が並んでいる。


21113001.JPG

防風板付きのベントキャップのみならず、
有圧扇や換気扇用と思われる四角いフードが
点在しているのだ。



他の面も同様だ。


21113002.JPG


なんかの店舗だった建物だろうか。

看板が白く塗りつぶされているところを見ると、
現在は閉店中、というかテナントが撤退してしまった
そんなところだろうか。


四角いフードと、消防隊進入口とが並んでいる。



21113003.JPG


なかなか整然としているではないか。



結構な床面積を有する店舗のようだけれども
果たしてこの後どのように利用されるのだろう。



そしてその時、設備たちは元気に働けるのだろうか。

それとも、内臓(せつび)は
総取り替えしなくてはならないのだろうか。
(「あっちにもこっちにもフード」おわり)
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2021年11月21日

羽子板と呼ばれる

羽子板って、ご存知であろうか。


当然、ご存知の筈である。
新年の季語である。

そして「せつび」にも、
時々出てくる語でもある。



普通は機械室や電気室など
一般の方々の目に触れない箇所で良く見られる。

もしくは天井内に設けてあるから隠れていてわからない。
見えるのは天井面に取り付けられたアネモだけだったりする。



でもたま〜に、顕になっているのを
見かけることも無いではない。



おお、あった!



21112101.JPG



ドライエリアから伸びているダクトの先端部分が
「羽子板」なのである。


側面から見たんじゃ、よくわからないって?



それじゃ、正面から。


21112102.JPG


ダクトの先端部が少し広げてあるので
羽子板状の形状をしている。

だから、こう呼ばれる。


ダクトを広げた部分に
制気口が取り付けられている。

果たして給気か、排気か、
見ただけではわかりようがない。



制気口にはルーバーがついているため
ただの穴よりも開口率が下がっている。

必要な面積を確保しようとすると、
ダクトサイズよりも大きな制気口が必要となり、
仕方なくダクトを広げてそれを取り付けるのである。



んじゃ、ダクトサイズはそのままで
縦長の制気口をつければいいんじゃ?


それも、その通り。

そうしても良いし、羽子板にしても構わない。

実際に、どっちも目にする。



ただし、どちらも普段あまり一般の視線に留まらない場所に
設けられていることが多いのは冒頭の通り。


見つけられたら、ラッキーなのだ。


でも、そういう意識を持って常に観察していないと
気づけないかもしれない。



だって、こうやって外壁と同じ色に塗られていて
露出ではあるんだけれども、なるべく息を潜ませて
目立たないように目立たないように存在しているのだから。
(「羽子板と呼ばれる」おわり)
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2021年11月17日

十分な換気取れてますね、きっと

とにかく、なんてったって、
建物には換気が必要なのだ。


必要なんだったら、なんだ。



建築基準法っていう、建物の憲法みたいなやつで
厳粛に決められているのだから仕方がない。



建てる前に、「ちゃんと換気してますよっ」という図面を
役場の人(か、代理の審査機関の人)に見せて、
法律に定められている換気量を取っているかどうか
確認してもらわなきゃ、建てちゃダメだっていうんだ。

おまけに、建物が完成した後にも
「うん、ちゃんと造ってあるね」って
実物を確認してもらって、ようやく使用許可が出るのだ。


そのくらい、換気は必要なのだ。



さて、フツーに建物を見ていても
そんなことはちっとも気にならない&気が付かないものだけれど。



これなら、どう?


って言わんばかりの建物が、あった!


21111701.JPG


外壁に、これだけ換気フードが並んでいたら、
「換気してるぞっ」
「十分やってるど」
って、わかるんじゃないかな?



この壁についているボツボツしたやつ、
換気用のフードだっていうこと自体が
知られていないから意味ないかな?



それとも、
これだけついていても
やっぱり換気フードなんてものには
通行人の皆さんの意識は向かないものなのかな。



いちいちこうやって観察しながら歩いているとさ、
一向に進まないのよ。先へ。


予定よりも、ずっとずっと時間がかかっちゃうのよ。


困ったことに。



とか言いつつ、じつはあんまり困ってなくって
楽しんじゃっている、今日このごろ。
(「十分な換気取れてますね、きっと」おわり)
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2021年11月01日

排気は屋上から

駐車場の隣に、ラーメン店があった。


ラーメン店では、湯気が朦々と立ち上り
またチャーハンなどを煽る際の煙もまた激しいものである。


よって、それなりの排気設備がなければ
店内たちまち湯気と煙とが充満してしまう。



排気ファンはどこに置くか?


排気ダクトはどこに通すか?



テナントとして入る建物であれば
後付けで何とかするしかないから、

ファンは屋上に、

ダクトは外壁に。



21110101.JPG



ビカビカのステンレスダクトだったのだろうけれど
長年の排気、漏気、支持金物などの錆により
外壁ともども徐々に汚れていくようだ。



たいてい、ほんとうに少しずつ少しずつ
それらの汚れが進行していくので
毎日とか毎週とか見ている人にとっては
ほとんど気にならないことだろう。



でもそうではない人がみると

「なんか、キタナイ。汚れてる」


意識にものぼらない、
そんな漠然とした印象だけを残すことがある。


ただ逆に、むしろそんな所こそが
老舗感を醸し出して食欲をそそり
集客につながるかもしれない。


意図してやるか、
意図せずしてたまたまそうなるか。


商売って、難しいものだと思うのだ。
(「排気は屋上から」おわり)
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2021年10月28日

掃除されていない制気口

とある天井面についていた吸込口。


21102801.JPG


既存図が無いから、サイズを測ってみたのだけれど。


ずいぶんホコリがついたルーバーである。



うまくピントが合っていなかったけど
雰囲気はわかっていただけるだろうか。


21102802.JPG


何年分のホコリなのかな。



半年くらい毎に掃除してほしいものだけれど
なにぶん人件費がかかるから……ね。


ってことで放置され続けてしまうのである。



気になるって言うんだったら、
お前がやれよ。


そですね。そう言われますよね。


でも装備がないし……。

コレ、設計調査だしぃ……。

ワタクシもまた、見るだけ見て
何らの改善策にも着手しないのである。



かくして、これからも放置され続けるのである。
(「掃除されていない制気口」おわり)
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2021年10月27日

タコ足ダクト

天井内、ボックスからフレキダクトが伸びていて
壁の向こうにつながっている。


21102701.JPG


排水管や上方の給水管、電線管などと位置の取り合いをした結果
こんな避け方になったのかもしれない。


も少し奥をみると
このボックスから出ているフレキダクトは1本ではきかない。


21102702.JPG


貫通孔のサイズの制約などから
あまり太いダクトを通すことができないから
丸ダクトを何本も通さざるを得なくなったのだろうか。


21102703.JPG


制気口につながるダクトも
なぜか2本に分けられていた。



このボックス、タコ足のようにダクトがたくさん生えているのだ。

分岐用のチャンバーなのだ。



キレイに割りを入れた矩形ダクトは作りが美しいのだけれど
イザとなったらこうやって無理くり分岐してしまう手もある。


ダクト抵抗的には、あんまり条件が良いとは思われないけれど。
(「タコ足ダクト」おわり)
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2021年10月26日

ガンバって取り付けた感

特にコレといった特徴もないトイレなのだが。


21102601.JPG


鋳鉄製五細柱の蒸気放熱器がついているから、
これはこれで特徴的なのかもしれないが、
窓上に換気扇がついていた。



近寄ってみる。



21102602.JPG



壁タイルが欠けてるね。


木枠がちょっとはみ出してる?



どうやら後付の換気扇のようで
横から見ると結構苦労して?
ガンバって?
取り付けた感がスゴくするのだ。


21102603.JPG


またいつか、トイレ内を全面改修する日が来たら、
この辺もキレイにまとめるのかもしれないけれど
冒頭の写真の状態ならこれで十分かな。


もともと自然通気だけだったトイレに
換気扇がついてしっかり排気できるようになったのだから
それで十分だったのだろう。


あんまり見た目に気を遣わなければ
結構いろいろできるものだ。

費用も少なくて済むし。
(「ガンバって取り付けた感」おわり)
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2021年10月08日

何の排気が出ているのやら

外壁を見上げる。


なんか、きちゃない。

ずいぶん汚れている。



21100801.JPG



金属製の防風板表面だけはキレイだけれども
周囲の外壁が見事に汚れてしまっている。


建物内の排気がここから出ているんだろう。


一体、何の排気なの?


そんなに汚れるような環境にあるの?


たまたま排気口下部に設けられたばっかりに
自動点滅器らしきものがとばっちりを受けている。



でも、ここに限るまい。


排気口からは何らかの排気が出ていて
長年使われていれば室内のホコリなんかがチリツモで
やがては汚くなってしまうものだ。


あるいは換気口に当たった雨水が垂れることが続き
ヨダレのように垂れた汚れが見られることもある。



あとは、他の部分も含めて外装の清掃などをするかどうか。


するにしても、頻度をどのくらいにするかどうか。


とにかく何をするにもカネがかかるので
目立つところじゃなかったら「まあ、いいや」ということになるのが
世の常なのである。



ここだって、近寄って見るから汚さが際立つのであって
遠目に見る分にはそこまで気にならないことだろう。


外装全体が薄汚れてきていれば尚のこと目立つまい。


そんなものだ。
(「何の排気が出ているのやら」おわり)
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2021年10月01日

製作モノの防風板

少し年季が入ってきているけれども
結構洒落た外装にしてある建物の、とある面。



上部が半円状になった窓の形に合わせて
換気口が設けられていた。


21100101.JPG


市販品のフードを取り付けるのではなくて
ダクトを突き出し、その外側に防風板を取り付けてある。



そもそも防風板は既製品ではなくて製作モノなので
本日の記事のタイトルは自己矛盾しているのではあるが
一般的に良く見られる長方形のものではなくて
外装意匠に合わせて細工をしてある、という意味で
「製作モノ」なんていう語を使ってみたのだ。


細かいことはあんまり気にしないでいただきたい。


と言いながら、このブログ自体がケンチクに伴う
細かい「せつび」について大いに気にする存在であるのだから
大いに矛盾した言い方(書き方)である。


そんなこんなも、清濁併せ呑んでご甘受いただきたい。



それでもなかなかこういう細工が見られることは少ないので
嬉しかったのだ。


そう。単に、嬉しかったのだ。そういうことなのだ。



市販品の外壁フードでもなく、
建築的に建具として製作しはめ込んだガラリでもなく、
ダクト+防風板 というこの形状が
新鮮で、魅力的に感じたのである。



もうちょっと直下から撮ってみる。


21100102.JPG


見事に「ダクト突き出し」だっ!


開放端には、防虫網でも貼ってあるかしらん。

……でもちょっとよく見えなかった。


高倍率ズーム機能を有する撮影機器であったなら
そのあたりも確認できたのかもしれないが。

いや、うまくピントが合わせられなくて、
やっぱりわかんなかったかもしれない。


暫し眺めていると、
上空の雲もいつしか風に流されて少なくなってきて
青空に映える防風板を際立たせるのであった。


そしてたいそう清々しい気分になって、
次の目的地へ進むのである。
(「製作モノの防風板」おわり)
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2021年09月30日

使ってるの?

裏口から、ふと見上げた軒天井部分に
なんとも大きな制気口がついているではないか。


でも、なにやら変だ。


その表面に何かが貼ってある。
フィルター的な役割だろうか?


21093001.JPG


一部には、フィルターそのものが取り付けられているし。


450mm角の天井点検口と比べて、
この大きさがわかるだろうか。



結構な量の、外気取入口かと思われるのだけれど
これ、使ってるの?


フィルターがついているくらいだから
使っているのかなぁ。


こういう形で貼り付けたフィルターも
ちゃんと機能するのかなぁ。


制気口も天井内のボックスも分割してあって
別々の系統になっているのかなぁ。



いくら裏口だとは言え、
かなり大胆な細工じゃないだろうか。


一般的には、天井内で、ボックス内で
それなりの処理をするのじゃないだろうか。

あんまり表に出てこないように。



そんな事を考えながら、足早に通り過ぎるのであった。

一瞬、撮影する時間を除いては。
(「使ってるの?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月26日

換気のガラリは目立つかな

建物を、見上げる。



するとそこには、換気ガラリがある。



プルボックスや、電線管や、流体の配管とともに。


21092601.JPG



外壁を伝う、茶の色水が一番目立つかもしれない。



配管類は、ごちゃごちゃ管によって
その在ることを主張する。



となれば、結構大きな換気ガラリであったとしても、
それほど目立たないのではないかと
言えなくもなかろう。



もっともこれにステンレスの防風板などが取り付くと
その輝きにおいて、目立ってしまうかもしれない。

では、それを除去しさえすれば
大きな換気ガラリも他の要素に埋もれされることが可能であるはずだ。



建物の内外を連絡する、換気用の開口部は
どうしても必要なものである。


であれば、付くのは当然のこととして、
その上で「付け方」を考えるべきなのである。



防風板に意匠的な何かしらの措置を施したものを
ほとんど見ないのだけれど、
意匠設計と設備設計との狭間に、
建築施工と設備施工との隙間に、
それに対する配慮というものが
埋もれてしまっているからなのであろうか。
(「換気のガラリは目立つかな」おわり)
posted by けろ at 20:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月21日

ストーブもいいけど換気には注意を

すんごく暑かった夏も、今週の秋分を経て徐々に収まり
一日のうち昼間の時間が短い季節へと移っていく。


朝晩寒さを感じるような季節になってくると
暖を取りたくて、ストーブなど燃焼機器を引っ張り出してくることに
なるかもしれない。


こんなやつとか。


21092101.JPG


灯油タンクを自前で持っている、石油ストーブ。



これなら、ストーブ本体と着火源としてのコンセント電源があれば済むから
お手軽に暖を取ることができる。



できるんだけど。



特に近年の比較的新しい建物であれば、要注意だ。



こういうストーブは「開放式」と言って、
室内の酸素を使って灯油を燃焼させ、
燃焼後の廃ガスはそのまま室内に放出するタイプなのである。


燃やせば燃やすほど、室内の酸素を消費していくものなのである。


だから、常に室内に酸素が供給される環境に置かなくてはならない。

「酸素発生装置」があるわけじゃないから、
新鮮な外気を取り入れて酸素分を補給してやる、ということになる。



たとえば、時々窓を開ける。


たとえば、換気をしっかりする。
ただし、排気用の機械を動かすだけじゃ、心配だ。
ちゃんと外気が取り入れられる状態でなければ
酸素が供給されないから。



室内の酸素が減ってきたら、どうなるか。


燃料中の炭素原子が酸素原子としっかり結びついて
二酸化炭素になりたいのに、
酸素が足りなければ一酸化炭素しか作れなくなって
廃ガス中の一酸化炭素濃度が上昇する。


一酸化炭素は血中のヘモグロビンと結びついてしまって
酸素を運ぶ邪魔をする。
それによって一酸化炭素中毒になる。


それで死亡する危険性が、かなり高くなるのである。



古い古い、隙間だらけの建物だったら、
自然に隙間風換気が行われるから、少しマシではある。



築100年近い古民家に済んでたじっちゃばっちゃが
新築の住宅に引っ越した際に、
「今まで平気だったけん」と同じようなストーブの使い方をすると
危険だよ、ということなのだ。



というわけで、
燃焼機器を使う際には、くれぐれも換気に注意していただきたい。


暖房用でも、給湯用でも。



灯油やガスで暖房するなら、FF式の機器にすれば、
屋外の空気を使って燃焼させ、廃ガスもそのまま屋外に放出するので
給排気管の施工がちゃんと出来ている限りにおいて、安全だ。


排気だけ行うFE式の機器だと、燃焼用酸素の不足はどうしようもない。
安全装置が働いて自動停止するように作られてはいるが、
換気が不全だと、頻繁に停止して「故障かな?」と勘違いすることになる。

あんまり頻繁に止まるので、安全装置を切ってしまった結果起きたのが
昔のパロマの給湯機事件だ。

直接的には機器メンテナンス担当者の責任ではあるが、
燃焼空気への配慮が無かった建築設計にも責任の一端はあったはずだ。
FEの機器を据えながら、ちゃんとした給気を設けなかった故に生じた
設計不良が本質的な原因なのだから。
そういう報道は、ほとんど無かった気がするけれども。



というわけで、だんだんと燃焼機器のお世話になってくる時期に向かっていく。
(ま、給湯は年中使用しているだろうけど)

換気には、ご注意。
(「ストーブもいいけど換気には注意を」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月29日

軒天の大きな換気口

建物内には空気が必要で、
その空気も「換気」ということで入れ換えが必要で、
そのためには室内と屋外とをつなぐための通路が必須である。



外壁に汎用品の換気フードをつけることもあるし、
製作モノのウェザーカバーにすることもあるし、
ガラリという形のものをつける場合もある。


ただ、これらは外壁面に取り付けられるものであるために
意匠上の影響があるし、
雨風が吹き込んでくる懸念も無いわけではない。



だから、もしも軒天井部分があるならば
その面を換気口として使うことができて
おトクに感じられることがあるかもしれない。



結構でっかい軒天換気口を見つけた。



21082901.JPG



厨房の換気か、外調機でも入っているか、
換気量が多いことがわかる。

100φや200φの丸ダクト程度じゃ
到底納まらない風量がここから入って、もしくは出ているに違いない。



でっかいけれども、
こうやって真下から見上げない限りは見えないから
大きい割に目立たない。

下を向いているから、雨風雪も入りにくい。


軒天があるならば、
有効に活用したいものである。
(「軒天の大きな換気口」おわり)
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2021年08月22日

庁舎外壁の換気口

庁舎などを訪ねると、外壁もついでに見てくる。

正面だけじゃなくって、わざわざ側面にも回って。


21082201.JPG


いや、何の変哲もない壁なんだけどさ。

でも、見たからって何も減りはしないよね。



換気フード(フード付ベントキャップ)が並んでいる部分は、
水周りだろうか。トイレとか、湯沸室とか。

一番上の階だけに小さめのフードがあると、
通気管の頂部かもしれないなんて思ったりする。

意味深な汚れが垂れていて、想像を掻き立てる。



結構目立つ、接地埋設標も、ポイントが高い。

色あせてしまって、存在感が薄れて、
刻印されている文字も読めないようなモノもある中で、
これだけ離れていてソレとわかるなんて、優秀じゃないか。



裏口側は、せつびの人間としては必見だ。


21082202.JPG


空調機械室か何かの一角であろう。

1階のドア上部のガラリのほか、
各階に防風板付のガラリが並んでいる。


微妙に大きさが違うのは、
必要な外気取り入れ量が違うから
律儀にそれぞれ必要寸法にて造ったからであろう。

改修やら何やらあるんだから、
どうせなら同じ大きさに、大きいやつに合わせても
良かったんじゃないだろうか。


なんていうのは、せつび側の都合なのであって
あまり好まれない考え方なのかもしれない。



あと付けらしい、職員通用口の風除室は
さて、果たして延床面積に参入されているかどうか。

こういうやつとか、ピロティ部を居室に造り換えるとか、
台帳に記載されている床面積と整合しない場合がある。

当初建築時の図面に無かった床面積が発生しているのに
各種書類における記載面積は変えてないまんま、って。


たまーに、別棟のはずの建物が渡り廊下で接続されていたり
屋上に増築されていたり、
まあいろいろ事情のありそうな建物をみかけるから。


そういうの(建築完了検査が終わってから勝手に増築)を
勧める建設業者とか設計事務所とかが、居るとか居ないとか。



ちょっとした増築なら、建設業許可も建築士免許も不要だから
そのへんがユルユルになっちゃうのも仕方ないのかな。



ま、そんな建築の事情はともかくとして、
正面以外の外壁面には「せつび」がしっかりと存在感を放っているのだ。


せっかく放っているんだから、
それを見て、しっかと受け止めたいというのが
ワタクシの様態なのである。
(「庁舎外壁の換気口」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月16日

倉庫の有圧扇はペアで

倉庫のシャッターを、ガラガラっと開ける。


仄暗い庫内だが、上部の窓からの明かりがある程度差し込んでくる。

時間的に、方角的に、直射日光が差し込むでもなく
照明器具はやはり点灯せずにはおれない、そんな感じ。



と、窓と窓との間に
有圧換気扇がはめ込んである。


21081601.JPG


電動シャッターがついていて、外壁面には防雪フードが生えている。

下から見上げると小さく見えるけれども、
それなりの大きさの有圧換気扇であるはずだ。

3,000m3/h とか 4,000m3/h とか、
フツーの換気扇じゃ出せないような排気を担っているに違いない。


あんなに高い位置にあるのだから、
ガードは不要じゃないかって思うのだけれど、
じつは必要だった理由があるのかもしれない。


何の予備知識も無い初見では、理由がわからず困惑してしまう。



同じ有圧換気扇が何台もつけられている。
だから、排気だけであるはずはない。

シャッターが内外の気圧差でひん曲がってしまうかもしれないし。



じゃあ、広い倉庫なんだけれども対面を探してみようか。

いろんな物資がうず高く積み上げられているから、
見つかるかな?



あった!


21081602.JPG


奥のほうで暗いんだけれど、
確かにあったね。


ボックスにフィルターが入っているようだから、
給気用の有圧換気扇のはずだ。


片流れ屋根だから、こちら側は天井が少し低めになっているみたい。


物資が天井面近くまで積み上げられているから
やっぱりガードは必要なんだろう。


ん? でも人は上がらないよね。

フォークリフトで持ち上げるだけだよね。


フォークリフトから有圧換気扇を守るには、
あのガードじゃ足りない。


人は上がらないから、あのガードで防ぐ必要はない。



やっぱり、わかんないや。ガードの設置理由。


じつは、深い意味なんて、無いのかもしれない。

結構あるんだ、そういうコトも。
(「倉庫の有圧扇はペアで」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月03日

ダクトの出口がカワイイ

建物外壁に、ダクト出口が見えることがある。


室内の換気のため、
空気を取り入れる場所と、排気する場所とが
必ず要るんだから、アタリマエだ。


ただ、それが目立つか目立たないか、
フツーかそうじゃないか、
デカいか小さいか、
そんな違いがあるだけである。



さて、通りがかりの建物のそれが、
なかなか興味深かった。



まずは、これ。


21080301.JPG


地下のある建物で良く見られるものではあるが
ちょっと引っ込んだところや目立たい所に
設けることも少なくないから
その気になってしっかり探さないと
見つからないかもしれない。


たいてい、どちらかが給気で、どちらかが排気。

だから、それぞれの口を少しでも離そうと、
逆側に曲げてある。


どうして曲げてあるかって?

だって、上向きだったら雨とか入るじゃん。
そうならないように。


あと、積雪地だったら、
雪に埋もれない程度の高さまで立ち上げる必要もある。

それで、こんな感じになる。

植物よりも目立っているかもしれない。



ここまでは、前座。

それなりに目にする造りだから。



で、次のやつは、初めて見たのだ。



21080302.JPG


どうです? わかります?



壁面の換気口がつくはずの部分から
更にダクトを延長してある。

手前側にも、向こう側にも、
そんな細工が見えるだろうか。



縦に3個並ぶ換気口のうち、給気と排気が混在しているので
どちらかのダクトを伸ばしてショートサーキットを防いでいる形だ。



見た目はアレだけど、
建物の正面側ではないから
外壁と同じ白色に塗ってあるからして
ほとんど気にならないだろう。


う〜ん、楽しい。


これがアリなら、夢(?)が広がるなぁ。

設備設計の自由度が、相当に高まるじゃないか。



実際には改修工事に際しての苦肉の策なんだろうけれど、
何なら、最初は縦3個並べていて
あまりにもショートサーキットが酷くて
止む無くこのように改善を図ったのかもしれないんだけれど
結果としてとても「カワイイ」形になっている。



そんなこんなが目についてしまうから、
街歩きは楽しいのである。


意匠や構造もそれぞれに面白味があるんだけれど
「せつび」の面白さと言ったら、もう。


っていう同志が増えるといいんだけどなぁ。
(「ダクトの出口がカワイイ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月22日

軒天に並ぶ換気口

とある建物の、ピロティ下部。


屋外回廊的な場所で、上には軒天井がはられている。


その面に、制気口が並んでいるのであった。


21072201.JPG


恐らくは、換気用の外気取り入れもしくは排気のための
通風口なのである。



ファンコイルユニットの吸込口のような大きさと形状だけれども
軒天についているのだから、ファンコイルなわけはあるまい。



それにしても、たくさん並んでいる。


21072202.JPG


外壁にずらずらと換気フードを並べるよりも、
または外壁面に大きな換気ガラリを設けるよりも、
外観に与える影響は少なくて済む。



ワタクシのように軒天換気口を見てほくそ笑み
撮影して全世界に公開しようなんていう輩は
そう多くはないだろうし。

そもそも、存在に気づかれることも少なかろう。



中にはちょいと変わった御仁もおいでだから、
天井内にこっそり潜り込んで居住しようなんていう人物がいても
その目的を達することがないように、
天井点検口は鍵付きになっている。

ダブルロックで、なかなか厳重だ。



この換気口、
こんな感じで出来合いのものを使うのがフツーなのだけれども、
これだけ数が並ぶんだったら、
何らかのデザインを企画してもよかったのではないだろうかと
まったく関係のない勝手な意見として
無責任にも思ってしまったりするものなのである。
(「軒天に並ぶ換気口」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月08日

並ぶ換気フード

大抵の建物は、まあ正面が「見せる」面ではあるのだけれど。

「せつび」に関わる者としては、それじゃあつまらない。


だって、正面には照明器具以外の「せつび」は
あんまり配置されていないから。



だから、側面や裏面こそ、見どころなのである。



すると。


21070801.JPG


たくさんの換気フードたちが
仲良く並んでいるではないか。


1つ1つ、サイズが異なっているのが
また愛おしいじゃないか。



引込柱も、監視カメラも、スピーカーも並んでいて
キュービクルもちょっぴり顔を覗かせている。


そんな側面が、いいよね。


外装の鋼板に合わせて、
黒光りしている換気フードの
なんと凛々しいこと!


どうせなら、スピーカーもキュービクルも
こんな色にして上げても良かったんじゃなかろうか。



なんて、ホント、いっつも勝手なことばかり考えてしまう。
病気扱いされても仕方ないかな。
(「並ぶ換気フード」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月26日

そこに隠れていたのか、MD

図面によると、あることになっているんだけれども
ダクトに設けられているMD(モーターダンパー)は、どこじゃ?



ファンと連動で開閉させる制御になっているということだが
本体が見つからないじゃないか。


ホンマに、あるんか?



そもそも、天井点検口、ガタついてるし。



おお、あった、あった。


21062601.JPG


あれだわ。


ちゃんと律儀に、金属ボックスを設けて
ケーブルを接続してるんだね。



ダンパー本体は保温材に隠されてしまっているけれど
モーター部分が見えるから、良しとしよう。



Motor Damper だから、略して MD なのだけれど
これを「エムデー」と呼称するのをよく聞く。


ちゃんと読めば「エムディー」であるはずなんだけれども
「D」を「デー」と読む、遙かなる昭和の慣習が
未だに息づいているのに触れる機会が結構ある。



風量調節ダンパーである Volume Damper (VD)は
「ブイデー」と呼ばれるし(ちゃんと読むなら「ヴィーディー」?)、

逆流防止ダンパーである Check Damper (CD)は
「チェックダンパー」じゃなくて「チャッキダンパー」と呼ばれる上に
略称では「シーデー」になっちゃうし。


音楽をデジタル記録した円盤は「シーディー」で呼ぶのに、
ダンパーになると「シーデー」になっちゃう。
(ちゃんと読むなら、そもそも「スィーディー」だろうか)



現場の慣用句的なものだから、脈々と受け継がれてしまうものなのかな。

流石に、若い世代ほど「デー」読みは減っているようだけれど。
(「そこに隠れていたのか、MD」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月18日

換気扇をダクトファンに換える

元々、壁換気扇で換気していたところを
ダクトファンに換えるっていうんだ。


確かに、換気効率っていう面で言えば
天井面のしかるべき位置に吸込口をつけて
ダクトでつないで、ファンで換気してやるほうが
より良いんじゃないかな。



でも既存建物なんだから、
ダクトは既存開口を利用して外に出したいよね。



そのあたりでちょこっとダクトが露出になるのは
まあ致し方ないんじゃないかな。


21061801.JPG



結構太めのダクトだけれど
換気扇開口分あれば、十分通るよね。



何をどう血迷っても、
既存の梁に孔をあけてダクトを通そうなんて
考えないでね。


ただ、天井を張って仕上げてしまったら
たといそんなトンデモナイことをしたとしても
誰にもわからない可能性もあるんだ。



耐震性でいえば、その部分が思いっきり弱点になってしまって
大地震時には倒壊するかもしれないでしょ?


でもそんな大事になるなんて思ってもみなくって
ホイホイとダイヤモンドカッターで梁に孔開けちゃうことが
結構フツーに見られるような時代もあったんだよね。



おっそろしい話なんだけどさ。


流石に現代は、そんな事無いよね、と信じたい。
(「換気扇をダクトファンに換える」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする