2022年05月06日

並びに並んだ室外機

店舗や工場に行った際に、
可能であれば極力側面や裏面を見る。


だって、そこにこそ、いろいろ置いてあるんだもん。



とある、工場併設の店舗。

裏には行けなかったけれども
側面はフツーに見ることができた。


22050601.JPG


室外機が見事に並んでいる。

店舗用エアコンの類だろうか。
ビルマルなんかじゃなくって。


架台は連結して既製品のコンクリート基礎に乗せ、
外壁から支持を取っている。

重心は結構高そうだけれども
地震動に対して、アンカー引き抜き強度は大丈夫なのだろうか。

大丈夫であることを計算上確認しての設置なのか
「だいたいこんなもん」というテキトーな設置なのか、
見ただけではわからない。

前者と思いたいけれど。



排気ファンにはすべて防雪フードが設けられているところを見ると
吹雪はそれなりに意識されているようだ。

架台で持ち上げているところから、
ある程度の積雪があることも想像できる。



一番右にあるルームエアコンの室外機だけ
ずいぶんと頑丈に囲われているのも
何らかの理由があってのことなのだろう。


人の動線が近いからなのかもしれない。



普段は誰も見てくれないのだろうけれども、
たまにはこうやって観察するニンゲンが居ても
いいよね?
(「並びに並んだ室外機」おわり)
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2022年04月24日

露出がサイコー!

店に行くと、まずは天井を見上げる。

いろいろ見えるからさ。

そして最近では、
露出になっている設備も結構見られるものだ。



RCと木との混構造なのだろうか、
そんな感じの木トラスの間隙を縫って
エアコンの室内機が並んでいた。



22042401.JPG



天井カセット形4方向吹出タイプの室内機と
天井隠蔽ダクトタイプの室内機とが
並んで設置されていた。



どちらも本来は本体が天井内に隠蔽となる形だけれども
露出されていてすこぶる良いのだ。



ダクトタイプのものは、吹出チャンバーで受けた後に
3本の丸ダクトが3方向に伸ばされて
横方向にノズルで吹き出されている。


写真にはそのうちの1個しか写っていないけれど。



このノズル、丸ダクト先端にそのまま取り付けられてはおらず
ダクトから一度ボックスで受け、そのボックスに取り付いている。


ボックスが梁の上に乗っかって
ダクト支持を兼ねている感じになっている。



ダクトも配管外装も白い仕上げにしてある。
ノズル用のボックスも白色塗装されている。


室内機も塗られていたりする場合もあるけれど
ここでは地のままだ。


下手に塗ってトラブルの元になるのもなんだから
塗らないでおいた、というところだろうか。



こういう設置状態であれば
取付状態の確認も容易だし
フィルター交換もしやすい。


何てったって、観察しやすい。



ただ、露出になった本体やダクトの上には
ホコリも徐々に積もっていくものだ。


適度に掃除しないと、
たまに固まってフワリふわりと落ちてくることになる。

そこんとこは、気をつけたいものだ。



でもそれ以外は、

露出がサイコー!
(「露出がサイコー!」おわり)
posted by けろ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月23日

スマッジング・アネモ

建物に入ると、天井を見る。



もちろん、足元だって見なくてはダメだし
前方にも相応の注意を払わないと
対向者と衝突する恐れがある。


けれど、設備屋なる者としては
やはり天井面も見ないわけにはいかない。

どうしても!



そして時々
天井面の汚れが気になることだって、ある。



22042301.JPG



角アネモの周囲が
いい感じ(?)に汚れている。


四角い吹出口から空気が丸く吹き出している様子がわかって
これはこれで興味深くはあるのであるが、
いかんせんキタナイ。



生物学的にとか化学的にとかキタナイわけではないのかもしれないが
暗色微小物質の付着という面で
「キタナク」見えてしまうものである。



天井仕上色が薄いと、とりわけ目立つことになる。



このように汚れる現象を「スマッジング」と呼ぶそうであるが
どうだろう、単に「汚れ」と呼んで、何か支障があるものかどうか。



ヒトゴトで勝手な事を言えば

「時々掃除したらいいのに」とか
「スマッジング防止型のアネモにしたら良かったのに」とか
無責任に発言出来たりもするのだが


「誰がするのさ。いくらかけるのさ!」

とか

「一体何百個あると思うとるねん!」

とか、当事者による強力な反論は避けられまい。



まあ大抵の利用者は
そこまで気にしてないものだ。

気にならないものだ。

存在にさえ、気づいていないものだ。



それでもキレイにしたければ、すれば良い。


「まあいいや」で済むなら、
このままでもそれほど大きな支障はあるまい。



ニンゲンによる手間がかかることには
かならずコストが伴うのだ。


理想を現実化するのは
いつだって難しいものなのだ。
(「スマッジング・アネモ」おわり)
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2022年04月20日

名残を残して

土地によって、名残の桜を残しているところがあるだろうか。

ものすごく北方だと、なごり雪も降るだろうか。



冬の名残、というわけでもなかろうが、
とある壁には、やはり名残があったのである。



22042001.JPG



ステンレスの給気管と排気管の名残。
上方には、それらが繋がった、
給排気トップ(屋内部)の名残。



FF暖房機を撤去して、
でもこれは残しておきたかったのかどうか。


どうせモニターの裏だから、
暖房機本体のようには邪魔じゃないから、
捨て置かれたのか。



でもさ、本体取るなら、これも取るよね? フツーは。



22042002.JPG



未だ油管は健在のようだから、
あわよくば再利用せんと目論んでいるのか。



意図は、これを実現させた人に聞かなくちゃ
わからんね。


あと、この部屋の暖房、どうしてたんだろう?
(「名残を残して」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月17日

地下オイルタンクはそこにある

よくある、屋外のコンクリートスラブ。


22041701.JPG


下水道普及率の低かった頃であれば
「浄化槽かな?」ってところかもしれないけれど
イマドキだったらやっぱり「オイルタンクだ!」。


給油管やら除水管やら、いろいろつながっている部分が見られる
マンホールがいくつか。


そして壁には消火器。



地下にあるタンクだから、
どこかから油を入れてあげなくてはならない。



そいういうのが、この辺に。


22041702.JPG


いちばん左側に立つ管は、
オイルタンク用の通気管。


油を入れれば、タンク内の空気がとこかにいかなくちゃならないし
油が減れば、その分タンク内に空気が入ってこなければならない。

そういう空気を通す管。

地上から4m以上の高さまで立ち上げなくてはならない。



危険物看板が、3枚。

灯油が1万リットル入っていることがわかる。

「保安監督者」欄が、空白だ。責任者、いないのかな。
稼働してるんだけど。



看板下の給油口ユニットボックスには、
たぶん給油口と油面指示計が入っている。


タンクローリーで運んできた灯油を、
ここから入れるのだ。

どのくらい残っているか、どこまで入ったか、
ちゃんとわかるように指示計もついている、はずだ。

電線管が入ってきてるからね。



右側の大きな給油口ユニットボックスは、
防油堤を設けてあるところを見ると
たぶんオイルポンプも内蔵されているんだろう。

細めの油管が出てきているし。



ゴミ置き場かなにかの躯体にうまく取り付けてあって、
面している細い道路からは目立たず、
でもオイルタンク側からはすごく目立つように
これらがまとめて据えてある。


こういう取り付き方があっても
いいじゃない。
(「地下オイルタンクはそこにある」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月09日

何の蓋?

草地に埋まる、鉄の蓋々。


何か細長いものでも埋めてある?


22040901.JPG


そう。細長いものが入っている。



っていうか、ほとんど「配管」なのだけれども。


22040902.JPG


蓋を開けてみると、
ロードヒーティング用のヘッダーが顔を出す。



地面から生えてきている、温水管が2本。

往きと還りとがあるので、2本。


その先は、「ヘッダー」となっていて
多数のヒーティングパイプが、わしゃわしゃと繋がっている。



各系統のバルブも付けられていて
エリアごとに閉止可能である。



だいぶ、だいぶ年季の入ったものに見える。
ヒーティングの回路は、すべて生きているだろうか?

部分的に漏水していたりすると
不凍液補給ポンプが動きっぱなしで
入れても入れても止まらなくなる。


雪がうっすら積もった際に、
その融け具合で「効いてない」エリアを特定することもできるし
機材があるなら運転中にサーモカメラで撮ればすぐわかる。



この蓋、どのくらいぶりに開けてもらえたのかな。


シーズンイン時とオフ時、せめて年2回くらいは
一応開けてみて様子を確認して記録しておけたら
いいんだけど。

紙じゃなくてデジタルでいいんだから、
文字とともに写真も追加しておくと
経年変化がよくわかっていいんだけど。


でもなかなか、そういうメンテナンス記録って
見掛けないね。


面倒くさいからね。


それに、そんな要求されていないのに
わざわざ資料を作ったら

「カネにならん仕事に時間をかけるなっ!」

って、会社に(上司に)怒られるもんね。



でもじつは、長い目で見ると
そういう資料こそが
調査費や改修工事費を安く抑えるための
重要なツールになるんだけどなぁ。



「長い目で」


現代社会では、失われつつある価値観なのかな。



理研の大量首切りなんていうニュースを見るにつけ、
理工学系の不憫さを思うのだよ。


チョルノービリ周辺の赤い森を掘るなんて
ちょろっとでも習っていればあり得ないってわかると思うんだけど
って、ロシア軍の兵や指揮官を嘲笑することは可能であろうが
我が国だってあんまり笑えた筋合いじゃないような。


目先しか見てない、浅い浅〜いコトばかりが
幅を利かせちゃいないかな。



あんまり人のこと言えた義理じゃないのかもしれんけど。
(「何の蓋?」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月29日

さり気なくガス機器

狭い土地に駐車台数を増やしたい時に重宝する
昇降式の機械式駐車場。


その脇に、ひっそりと佇むモノ。


22032901.JPG


ガス給湯器が据えてあって、
そこに供給されるガス管と、ガスメーターが
足元も軽く、立っている。


ガス給湯器の下部は鉄板でカバーがしてあって、
ここに、ロードヒーティング用のパイプが
通っているはずなのだ。


おそらくヘッダーになっていて、
そこから何本もの樹脂管が
地中に向かって伸びているのである。



ヒーティングをするくらいなんだから、
ここでは雪が積もるのだ。


雪が積もるくらいに寒いのだから、
循環させているのは不凍液である。



不凍液をガス給湯機で暖めては地中に送り、
その熱で雪を溶かし(地球温暖化にも貢献し……)
冷たくなって給湯機へ戻される。


循環用のポンプも、あのカバーの中に
内蔵されているに違いない。



給湯機やガス管はひっそりとあるのだけれども
車をぶつけられて壊されてはたまったものではないので
頑丈なガードが、コンクリート基礎付で
設けられている。


このくらいしておかないと、
せっかくのヒーティングシステムが
すぐにダメになっちゃうから
やっぱりガードが必須なのである。



機械式駐車装置が凍りついても困るはずだから
何らかの凍結防止機構があるんだろう。

何らかの、と言ったって
電熱で溶かすしかないんだろうけど。



それらを、見るともなしに眺めている
大小のセルフードたち。



ガス給湯器の排気が
そのままセルフードの給気口から
吸い込まれないことを願うのみ。
(「さり気なくガス機器」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月23日

室外機が、並んでいるよ

室外機が、並んでいるよ。

窓の上下に、並んでいるよ。

頭に雪を載せているものも、あるよ。



「2台ずつペアになって下さい」

仲間ハズレも、いるよ。


22032301.JPG


配管は、外壁沿いに伸ばしてあるよ。

スリムダクトは、元々こういう色なのか、
色褪せているのか。



点々と並ぶ、換気フードと
ちらほら混ざる、給排気トップが可愛いね。



冬だけど、カバーもかかっていないから
冷暖房するやつかな?

寒冷地タイプの、
外気温が低くても暖房性能が強力な
ちょっとお高めの製品かな?


それとも、冷房専用機で、
単にカバーをかけていないだけかな?



FF暖房機の給排気トップらしきものも
あるように見えるから、
冷房専用機かもしれない。


でも、部屋によってFF暖房機かエアコンか、
ついているモノが違うだけかもしれない。



賃貸だったら、そういう条件も
調べておきたいね。


寒い地方だったら、
断熱性能もすごく居住環境に響くから、
ついでに、光熱費にも多大な影響があるから
ちゃんと気にしておいたほうが
いいよね。


不動産会社にも訊いてみるのが良いけれど
外壁を観察しても、
ある程度わかってくることって、あるよね。
(「室外機が、並んでいるよ」おわり)
posted by けろ at 14:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月09日

必ずしも隠さなくったって

それは、結構な年数を経た、
決して新しくはない建物。


いや。
はっきり言おう。


古い建物なのだ。



設備システムも古く、
さすがに躯体同様の耐用年数はないからして
暖房用の温水配管が更新されていた。



ただし、露出で。



22030901.JPG



天井仕上げの下に
温水主管を露出で配してある。



躯体から適宜取られている支持も
そのまま露出である。



90°とか45°ではない微妙な角度の変化は
フレキシブルジョイントで済まされている。



そして、天吊形のファンコンベクターへの分岐管は
樹脂管である。



「キレイに」仕上げようと思うと、
ピット内なのか天井内なのか、
隠蔽部分の主管をやりかえ、
それに伴う建築の「もらい工事」もやって
「キチッと」することは可能である。


ただ、そのために費やすコストを極限まで削ぎ落とそうとすれば
「見た目」にはこだわらずに「機能」を果たすことのみに特化して
こういうあり方も選択肢としてあるだろう。



どうだろうか?

こういうのは、お嫌いだろうか?



ワタクシにとっては
大層好みではあるけれども。



だって、いちいち天井内とかピット内とか潜らなくっても
設備システムがはっきりわかる。


ホントかどうだか当てにならない「竣工図」よりも
現物がそのまま見えている方が余程正確に決まっている。

「なぞ」が少なくて済む。



確かにね、見た目はアレだけどさ。



床置形の放熱器は、
こうなる。



22030902.JPG



上から、樹脂管でおろしてくる。



調べてないけれど、たぶん、元々はピット配管だったんじゃ
ないだろうか。


今どきのような全面ピットじゃなくって、
外壁沿いの配管スペースのみ設けられた、浅いピット。



その更新はかなり大掛かりになるし、
作業の時間もかかる。


全部露出でやってしまえば
費用も期間も縮小できるのだから
「見た目」以外は悪いことはなかろう。



何なら、新築でやっちゃっても
構わないのでは?


提案には勇気が要るけど、ね。
(「必ずしも隠さなくったって」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月11日

灯油タンクがいっぱい

とある建物の裏に、灯油タンクが並べてあった。


防油堤(というか、防油パンと呼んでみたい)を備えた
950Lタンクが3基。


22021101.JPG


なかなか、壮観では?



壁には「少量危険物貯蔵取扱所」の看板が3枚も貼ってある。

危険物の取り扱いは、所轄消防によって結構異なるので
確認が必要だ。


それぞれのタンクをどのくらい離して設置しなければならないか。

各タンクからの配管を接続してもダメか、構わないか。

隣地からの距離をどのくらい取る必要があるか。

建物外壁からの離れはどうか(耐火構造か否かも影響する)。

基礎や束石はどのくらい必要か。

などなど。



さてこのタンクたち、何に使われているんだろう。



系統がどうなっているかにも、よるだろうけど。



ひとまず、隣に置かれている「物置」がヒントの一つであろう。


22021102.JPG


側面から排気トップが生えているところを見ると、
これは物置にあらず。

ボイラー庫として、市販の物置が利用されているものであろう。



少なくとも、ここには灯油管が伸びていそうだ。


タンクは3基あったけれど、
全部ここに来ているものか、
別の場所にも供給されているものか、
ちょろっと見ただけじゃ、わからない。

図面が残っていれば、それを見るし、
長年管理運営に携わっている方がいるのであれば
訊いてみるし。


または、これを設置した業者さんがメンテもしているのであれば
担当の方に尋ねてみるし。



建物には、謎が多いのだ。

それらを1つ1つ解き明かしていくのは
結構面白かったりするのだ。
(「灯油タンクがいっぱい」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月31日

ロードヒーティングの威力

ドカ雪が降ると、歩道は埋まる。


埋まった歩道であっても、
とりあえずの除雪車が入って後
多くの人々が歩き続けると
徐々に締め固められて道が出来る。


22013101.JPG



そうやって出来た道は、
元々の地盤よりもだいぶ高い位置に形作られて
凸凹も結構多い。


道の脇には雪壁も出来上がる。



しかし、そこにロードヒーティングが施されていると
その歩きやすさと言ったらもう比べようもない。


22013102.JPG


地面がそのまま露出して凸凹もなく
滑ることも転ぶこともなくなる。


すさまじい威力!



しかし、雪(氷)を溶かすためには
融解潜熱の分だけエネルギーを与える必要があるのだから
温水式にしろ電気式にしろ結構なエネルギー使用量になる。


だから、どこもかしこもロードヒーティングをしてしまう
というわけにもいかない。

地球を直接暖めるわけだから
温暖化に寄与しまくり、とも言えなくもない。



と、路肩に何やら穴があいている。


22013103.JPG


何かの巣? なわけはない。



周りが明るすぎて中が暗く写ってしまっているけれども
この穴の下部には道路の雨水排水桝があった。


22013104.JPG


きっと、このあたりの公共下水道は合流式で
生活排水の熱が常に供給されるから暖かくって
その熱でもって雪が溶かされて、穴があいているんだろうな。


下水排熱の有効利用ってやつだ。



国は、ゼロ・カーボンを目指すんだという。
世界的にも、少なくとも先進国は、そう宣言せざるを得ない状況に
なってきている。


となると、化石燃料を燃やしてのロードヒーティングは
やめていかざるを得ない。



今後は、自然由来の電力や、未利用排熱などを利用していくような
方向になっていくんだろうか。



ロードヒーティングの場合、
トータルの熱量は必要だけれども
瞬間湯沸器のように大出力が必要っていうわけでもないから
小さな出力である程度時間をかけるという選択肢もあるから
取り組みやすいのかもしれない。
(「ロードヒーティングの威力」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月24日

大きな吹出口の羽根

吹出口や吸込口って、
じつはいろんな種類があるのだ。


結構大きなやつを見かけたから、
記念に(?)撮っておいた。


22012401.JPG


VHS と呼ばれるタイプの吹出口である。


ビデオテープじゃないからね。

V(垂直方向)とH(水平方向)とに
可動の羽根がついたやつで。

ユニバーサル形吹出口

っていうのが、国交省の呼び名である。


写ってないけれど、奥にはS(シャッター)もあって
開度調整による風量調節ができる。



画像をよく見ると、
羽根の向きや角度を微妙に動かしてあって、
吹き出す空気が周囲にある程度拡散されるように
調節されている。


垂直方向の羽根だけがあるやつは、V
それにシャッターがついていれば、VS

水平方向だけだと、H
シャッター付きなら、HS

垂直水平両方の羽根があれば、VH
これにシャッターがつくと、VHS


こんな感じで表現する。



吸込口だと、あんまり風の向きは関係ないから
羽根を動かせる構造である必要性は低い。

だから、羽根じゃない単なる格子(グリル)のものを
使用することも多い。

垂直グリルだけなら、GV
シャッター付きで、GVS

水平グリルだけなら、GH
シャッター付きで、GHS


わかりやすいでしょ?



ダクト図にある「制気口リスト」を見ると、
こんな記号が出てくる。

意匠設計の方は、これを知っていると
多少は内装表現に合わせた選定が可能かも。


っていうほどバリエーションがあるわけじゃないけどね。



あんまり大きな制気口になると、
内側の亜鉛鉄板ダクトが見えてしまって
妙な輝きを感じることがあるから、
制気口のネックダクトを黒く塗装することを
指定される場合もある。

ネックダクトが短ければ、
ボックス内部も塗っておくと、見えない。



ほんとうは、
でっかい制気口をででんとつけるよりも
小さな制気口をたくさん散りばめたほうが
空気質や気流や温度の均一化を図れるのだけれど
小分けにすればするほどダクト工事(とそれに伴う保温工事)の費用も
高くつくようになる。

だから、建築費を安く上げたい建物ほど
制気口はでっかくなるのだ。
(「大きな吹出口の羽根」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月18日

石油暖房機の裏側

灯油焚きの、FF式暖房機である。


22011801.JPG


温風タイプじゃなくって、
輻射タイプのやつ。


ちいちゃな温度センサーを上方に伸ばしてあって、
まがりなりにも自動制御されているやつ。


上方に外気取入口があって、
生外気を多少なりとも暖めてやる効果も
若干期待できる。



ちょっと、裏側を覗いてみよう。


22011802.JPG


おお、コロナの製品だ。

世界中で名を知られることとなった名称だけれども、
とんだとばっちりを受け続けているものだ。

でも、頑張っているんだ。



さて、部屋の隅っこにナナメに設置されているから
こういう感じの納まりになる。


すぐ外壁だから、給排気トップと灯油管とが
壁を貫通してきている。


ホコリやゴミが溜まりやすかったりするから
時々清掃したほうがよい。

ここでは、しっかり行き届いているようだった。
すばらしい。



横に視線を向けると、
そこにはでっかい灯油タンクがあった。


22011803.JPG


おお、窓の外すぐにあるタンク。



危険物貯蔵タンクなので、
所轄消防によっては開口部からの離れ寸法を
規定しているところがあるので注意が必要だ。

新築の確認申請の際に、
消防同意を受ける前提だったりするから。



ただ、後付けの場合には
消防の目は届かないから
知らずに設置してしまう場合も無いわけじゃない。


そんな時には、防火上の対策を
考えておいたほうが良いだろう。
(「石油暖房機の裏側」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月17日

時が経てば古びるのだ

雨ノ日モ、風ノ日モ、
キミハ其処ニ立チ続ケテ居ルンダネ。


猛暑ノ日ニモ、大雪ノ夜ニモ、
只管、己ガ働キニ全力ヲ尽クシテ居ルンダネ。



読みにくいね。慣れてないから。
だからフツーに書くことにする。



屋上に設置された、室外機たち。


22011701.JPG


置かれて久しいと思しきこれらは、
歳相応に古びてくたびれているようだ。



課題もすっかり色褪せているし
鉄部はしっかり錆びている。


ところどころ新しく取り替えられ、
ところどころ古びたまま据え置かれ、
まあとにかく全体として経年感を漂わせているのだ。



スリムダクトのフレキ部分は、
構造的に耐候性が劣るのだろうか。


22011702.JPG


角の曲がった部分から朽ち初めている。

本体据付のボルトナットの錆びっぷりも
堂に入っている。



少し離れた場所で、コケてた。


22011703.JPG


ちゃんと表現すれば「苔むしていた」ということだけれど
しっかりコケてるね。

少しずつ溜まっていった砂や土に苔の胞子が生着したか
無性芽が飛んできて育ったか、
そしてそれがここまで増え広がるには
一体どれだけの年月、放置され見て見ぬ振りをされてきたことか。



電線管の支持モノが、少々滑稽。


22011704.JPG


風で倒れてしまわないかという感じの
ちっちゃなコンクリート束石と、ダクターを並べてあって。
しかも、コンクリートは崩壊しつつある。

これも、だいぶ永いこと構ってもらってない感じだ。
あとどのくらい、もつかな。

ひと冬、越せるかな?



ヒトでもモノでも、
時が経てば古びるのだ。


それを放置しておいても、
あまり良いことはない。

コストがかかるから、ついつい放置されがちだけれども
カネが無いなら無いなりに、
ちょっとは構ってやったほうが良いんだけれどね。

どうだろう? ちょっとだけでも、面倒見てあげない?
(「時が経てば古びるのだ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月31日

危険物は油のみにあらず

建物の脇にある、油タンク。


21123101.JPG


地下タンクではなくて、地上置きになっている、タンク。



敷地に余裕があるからなのだろう。
地下埋設にしなくて済むなら、費用も節約できて良いだろう。

都心の地価の高いところではできない、贅沢な配置であろう。



この油は……危険物看板を見ると何かがわかるのだが、

ん……?

看板が多い!?



21123102.JPG



A重油、と書いてある下の看板の他に、
上に「木質チップ」と書いてあるものも貼ってある。



おお、ここではチップボイラも使っているようだ。



重油は少量危険物として、
木質チップは指定可燃物として、
貯蔵取扱所の看板を貼ってあるのだ。



ま、燃えるものだから、
量が多ければ明示しとけよ、というやつだろう。



ちゃんと、チップ庫が備えてあった。


21123103.JPG


バイオマス利用によって、地球環境に優しい、ってやつだ。



ただし、木材をチップに加工する際に使う電力とか
乾燥させるために使う熱源とか、
運搬してくる際に要する燃料だとか、
その辺で化石燃料を大量消費しているようだと
本末転倒になるので留意が必要だ。

バイオマスさえ使えばオールOK、ということにはならない。

そのあたりのエネルギー収支の検討は
とても大切だと思うのだ。



チップは油のように流れていかないから、
専用の方法で運搬することになる。



まずは、貯蔵庫底部からチップを回収して、
上方にリフトアップする。


21123104.JPG


足場が組んであるのは、
結構トラブルが多いのかもしれない。

わからんけど。



上方からは、水平移動させる。


21123105.JPG


このあたりでチップが詰まったりしそうな気もする。



チップ貯蔵庫から、チップボイラが据えてある機械室までは
架空で送っているようだ。


21123106.JPG


小形のベルトコンベア的なものだろうか。

斜材で吊ってあるけれども、
エキスパンションジョイントやフレキシブルジョイントのような細工は
できなさそう。

ちょっとした地震動があると、
破損してしまいそうだが、
仕方ないのだろうか。



厳密には「危険物」という区分ではないのだけれど
燃料に使えるものはすべからく可燃物、危険物のような括りになろう。



油関係だと普段から使用されているし、
所轄消防でも扱い慣れているから話は早いけれど
あまり扱いの多くない木質チップとかペレットなどについては
計画の初期段階から念入りに打ち合わせしておいたほうが良いだろう。

そのあたりを曖昧にしておくと、
いざ計画が進んだ段階になってから「いや、待てよ? そもそも……」
なんていうことになりかねないから。



せつびのブログ、本年の更新は以上です。

だらだらと続けている、あまりためにならないブログかと思いますが
時間つぶしに、またお目汚しに
今後もたまに覗いていただけるとありがたく存じます。

来る2022年、いったいどのような年になるものか
誰にも予測がつかないであろう現状ではありますが、
人類が存在している限り「せつび」も存在し続けます。

ワタクシという人間が地上に存在している間は
何らかの発信を続けられたらと思っておりますので
今後ともよろしくお願いいたします。

設備と管理」も、ぜひご贔屓に!

年明け11日発売です。
(「危険物は油のみにあらず」おわり)
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2021年12月28日

隠れてるような、隠れてないような

和室の冷暖房をしたい。


でも普通のエアコンや放熱器をつけたんじゃぁ
雰囲気が損なわれる。


ということだったのかどうか。



外壁側、カウンターの内部に
床置隠蔽形のファンコイルユニットが仕込まれてあった。


21122801.JPG


ルーバーの加減や、銀色の本体色と相まって
ファンコイル本体も配管の保温材も
結構見えちゃってる感がある。


ちょっとナナメの横ルーバーにするとか、
保温外装に濃い色を使うとか、
何らかのやりようはあったのかもしれないけれど
結果としてこのようになった、ということか。



「事前に気づくだろう!?」


っていう人もいるけれど、
意外に気づかないものだったりする。
設計の時にも、施工図を描く時にも、施工の時にも。



竣工間際、
内装工事を何とかやり遂げて
改めて落ち着いて見てみると、あれれ?


そんな事態も、少なからずあるだろう。


そんな経験の積み重ねが、
設計の質や施工の質という形で
結実していくんだろうけれども、
なかなか後世に、また業界内に、
伝えていくのは難しかったりする。


チェックリスト的なものが効果がある場合もあるけれど
項目があまりにも膨大になってくると
盲目的にチェックを入れるだけの作業が生じてきて
何のチェックにもならない事態が発生する。


他の分野は、どうなんだろう。

医療とか運輸とか製造とか、
もっと緻密であるイメージもあるけれど
内情は内部の方にしかわからないのだろうから。

場合によっては、内部の方ゆえに気づかないことも
あるのかもしれないけれど。
(「隠れてるような、隠れてないような」おわり)
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2021年12月26日

冷却塔の冬じまい

ビルの屋上に「冷却塔」っていうものが乗っているのを
ご存知であろうか。


主として冷房に使うための機器である。
自動車で言う、ラジエーターのような働きである。

建物内の熱エネルギーを、水の蒸発潜熱という形で
大気中に放出するための装置なのだ。



冷房に使うものだから、
たいていの施設では、夏にしか使わない。

熱負荷の大きな建物であれば、春や秋にも冷房需要があるけれど
冬になってくるとさすがに働かない。
(もちろん、年中冷房が稼働する必要がある建物は、ある)


機械類っていうものは、
使っていれば使っていたで何やかやトラブルが生じてくるものであるが
使わないからといって放置しておくと、
これまたトラブルの原因となる。


特にこの冷却塔などのように、
ある時期に全く使わなくて、
その後にまた継続して使用するようなもの。


こういうモノは、次の稼働期をつつがなく迎えるために
それなりの「養生」をしておくのが望ましいのだ。



たとえば冷却塔であれば、
こんな感じになる。


21122601.JPG


稼働時期であれば、
上部におおきな開口があいていて
盛んに大気との熱交換を果たすけれど
稼働していない時には、
単なるゴミ集積用の開口と成り下がる。

どこかから、ゴミやら葉っぱやら砂埃やらが飛んできて
容赦なくその口に入り込んでくる。


冬になれば、雪が降ってくる。
日射で一部溶け、寒気で凍り、
本体や配管を破損させていく。


それらを防止するためには、
こうやって開口そのものを塞いでしまう。

全体をシートで覆って、紐で縛って、
「養生」してやる


こういう作業をなぜか「養生」という。

人間が養生するのとは、だいぶ感覚が異なる。
機器類の養生とか、施工中の養生とか、
そういう言い方をするのが面白いかもしれない。



屋外に出ているモノは、
このように「冬じまい」をしていく。

ちゃんとメンテの入っている建物であれば、の話だが。



世の中にはノーメンテで働く設備も少なからずあって、
それらの労働環境はなかなかに劣悪だ。

当然、そのツケはやがてやってくるし、
機器や配管やケーブルの寿命を縮めてしまうのだから
決して良いことではないのだけれども
「メンテナンス費」という毎回目に見える現金を節約したくなって
メンテを省略してしまう例も少なからずあろう。



特にこのコロナ下にあって、
業績が思わしくないビルオーナーなんかだと
真っ先に減額対象となる費目なのかもしれない。

機器寿命がそれなりに縮んで、
遠くない将来の出費が多くなってしまったとしても、
今この事態を乗り越えることが最優先課題なのだから
致し方ないと割り切るしかないのかもしれない。


そんな年の瀬、
さて、何とか乗り切ることができるのだろうか!?
(「冷却塔の冬じまい」おわり)
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2021年12月15日

独り在る冷却塔は

脈絡なく、建物から離れた空き地に、
それは在った。


21121501.JPG



配管も、電源も、繋がっていない。

だから、何の機能も果たせない。

「冷却塔」としての役目を果たすべく
この世に送り出されてきたにもかかわらず……。



独り、何を想う?



ただの機械だからさ、何も思いはしないのだけれどね。



でもヒトって不思議なもので、
こんなモノ、物体にも
感情移入しちゃったりするんだ。


自らの、或いは誰かの境遇を勝手に重ね合わせて
哀愁を、もののあはれを、諸行無常を、
痛切に、またはそこはかとなく、
感じてしまったりするものなのだ。



コイツにとっては、「独り」とか「寂しい」とか
全く無縁であって、
錆びようが強風で倒れようが雪がどっさり積もろうが
なにも感じやしない。思やしない。



じつは、人間もそんなものだったりする。



自意識過剰だと、
他人がどう思うだろうとか、
何を言われるだろうかとか、
どんなふうに見えるだろうかとか、
いちいち気になってしまうこともあるのだろうけれど
実は人間そんなにヒマじゃない。


知らない他人の事や、
知っていてもそれほど親しくもなく興味もない人物の事など
いちいち気に留めているほど観察眼が鋭いわけじゃないのだ。

一瞬「?」と思ったとしても、
次の瞬間にはすっかり忘れているくらいなものだ。



むしろ、この冷却塔のように、
たまたまワタクシは商売柄気がつくのだけれども
別の畑の方々なんて、存在にさえ気づいてもいない、
そんな程度であることが多いのだ。


あんまり、気にするもんじゃない。


気に病むもんじゃない。


Que sera sera.
(「独り在る冷却塔は」おわり)
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2021年12月13日

もう読めなくなっている看板の存在意義

看板というのは、
何らかの情報を、読み手に伝えるためのものである。

そうに違いないのだ。



宣伝文句が書いてあるものは
如何に気づいてもらうか、読んでもらうか、
苦心していろいろな方策を練り、
視線を惹きつけるべく鋭意精進しているはずのものなのだ。



増してや、注意喚起を促すためのものをや。



少量危険物貯蔵取扱所として、
火気厳禁を周知して然るべき
いわゆる「危険物看板」は
しっかりと目立ち、はっきりと読み取られてこそ
その存在意義があるものだと言えよう。



それにもかかわらず、
過日目にしたソレは、なんとも心許ないモノではあるまいか!


21121301.JPG



こうやって近寄って撮影でもすれば、
その言わんとすることが朧気ながらわかるとは言え、
少々離れてしまうともはや、
ただの紅白看板でしかないシロモノと成り下がっているではないか!



お目出度いのか?


慶事なのか?


そうじゃないだろう?



日光に含有されるエネルギーの威力がわかるとしても、
そんなことを知るためのモノではない。

適切に保ちたいものであるっ。



なんだけど、日々、ちょっとずつ、ほんとうにちょっとずつ、
徐々に徐々に薄くなっている文字の事なんて、
毎日のように視界に入っていたとしても、
いやむしろ、そうであるからこそ、
気づくことはできないのであろう。



たま〜に第三者が見て回って

「あれれ?」

と気に留めるまでは、
そしてそれを、建物所有者が

「そうだね、何とかしなくちゃね」

と受け入れて何とかするまでは、
この状態は維持継続発展していくものなのである。


そういうものなのだ。世の中というのは。
(「もう読めなくなっている看板の存在意義」おわり)
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2021年12月09日

冷媒管は続くよ室外機まで

何か事件が起こったら、
実行犯の背後に黒幕の存在を疑うべし!

と、捜査関係者が心がけているのかどうだか
わからない。



けれど、

エアコンを見かけたら、
必ず背後に室外機の存在を疑うべし!

疑うも何も、必ず存在するのだけれど。


確かに、ウインドウエアコンのように
室内機と室外機とが一体化したようなモノも
存在することはするのだけれど、
一般的な「エアコン」であれば、
必ず室内機と室外機とが別々に置かれていて、
その間を冷媒配管が繋いでいるのだ。



元々、エアコンがついていた部屋じゃなかったんだろう。

でも最近の夏は暑いからさ、
絶対つけたくなるじゃん。


つける壁が無かったら、
壁を作ってでも、つけたいじゃん。



というわけで、とにかくつけたんだろう。


21120901.JPG


窓を一部ボードで塞いで、
そこに壁掛形の室内機を取り付けてある。

ボードの下にロールスクリーンをつけておけば、
カーテンが締められなくても大丈夫、と。



そして、ここから室外機まで、
冷媒配管を何としても繋げなくてはならない。



21120902.JPG


本体右側面から、それは出ている。

管がそのまま出ているのではなくて、
プラスチックのカバーできれいに覆ってある。

この短さでも手抜きをせずに仕上げてある。



壁の向こうはどうなっているかな?



21120903.JPG


出てきた管をすこし振り下げて、
すぐ隣の部屋に行ってしまっていた。

ここもまた、
ご丁寧にカバーで覆ってある。

なかなか芸が細かいのである。



こんな感じで屋内を一所懸命に通して行って、
どこかで外壁を抜けて、室外機に繋がっているはずだ。



新築の場合には、天井や壁の中に隠してしまって
たいてい見えないのだけれど、
後付けの改修をする場合には
こんな感じになっていることが多い。



こうやってキレイにカバーをかけていなくって、
ビニルテープでぐるぐる巻きにして
済ませていることもあろう。

見た目、手間、費用、作業時間

いろいろ勘案して、誰かが「えいやっ」と決めるのだ。


そこに、ビミョーな力関係があったり、無かったり。

深遠な配慮があったり、無かったり。
(「冷媒管は続くよ室外機まで」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする