2022年02月08日

増圧ポンプのサイズ感

その地に上水道を供給している水道事業者次第ではあるが
「直結増圧給水」は、多数採用されている。


そもそも、そういう機能を持つ製品(ポンプユニット)が開発されたことが大きい。
そして、それに耐えうるインフラ(配水管網)が整っていることもある。

何より、受水槽方式に比べて、場所を取らないことが
普及の最も大きな理由であろう。



場所を取らないということは、土地が、床面積が、有効に活用できる。

その場所を確保するコストが減る。

「断水時に貯水が無い」というデメリットもあるけれど
イニシャルコストの安さという強力なメリットの前では霞んでしまう。

かくして、用途的に困難であったり
水道事業者に断られたり、
災害対策上貯水が必要であったり
そういう要請がある建物以外では、圧倒的に支持されるのである。



こんなサイズ感なのだ。


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階段下の、いわばデッドスペースに納まってしまう。

このキャビネットの中に、ポンプやらバルブやら
必要なものが全部納まっている。


受水槽 に比べたら、もう、ホントにコンパクトだ。



だから、建築士試験の製図においても、
「受水槽室」なんて無くても済むようになった。
(指定されている場合は、もちろん除く)



科学技術の進歩は
「せつび」分野でも遺憾なく発揮されているのだ。
(「増圧ポンプのサイズ感」おわり)
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2022年02月06日

受水槽はどこにある

ある程度規模の大きな建物の場合には
水の使用量が多いものだから
「受水槽」に水を貯めてから、
ポンプで各給水場所に水を送ることが多い。

今では直結増圧給水の建物もたくさんあるけれども
建物の規模とか高さとか用途とか
水道事業者によって可否の判断基準が異なるから
事前に確認が必要だ。



建築設備設計基準(いわゆる「茶本」)には「受水タンク」と書かれているけれど
「受水槽」と呼ばれることも多い。

用語はほんとうに面倒くさくって、
茶本で「高置タンク」「貯湯タンク」と書かれていても
一般的には「高架水槽」「貯湯槽」なんて呼ばれていたり
一物に対する名詞が何種類かあると
初学者には混乱の元であろう。

でも仕方がない、そうなんだから、と言うしかない。


医学関係のように、日本語、英語、略語、場合によってドイツ語など
更に大変な業界に比べたら、ちっとも大したことじゃないのだ。


航空業界などは、そもそも日本語じゃないし、JIS規格じゃないし、
インチで測るし、とも言う。そっちだってかなり大変だろう。

あ、でも建築には尺貫法も生きてるなぁ。

ま、業界ごとにそれぞれの面倒臭さがあって、
だからこそ「仕事」として専門性が必要になったりもする。



さて、受水槽を置く場合には
それをどこに置くか、結構大きな課題だったりする。


見込まれる使用水量に基づいて、水槽(タンク)の大きさを算定する。
その大きさのモノを、どこに納めるか。


たとえば、屋上だったり、
たとえば、屋内だったり、
たとえば、地下だったり。

モノが見えて差し支えなければ、
屋外だったり。



22020601.JPG



屋外に置く場合であっても、
正面玄関脇とか、あんまり目立つ場所には計画しないものだけれど。



さて、今住んでいる共同住宅には、受水槽があるだろうか。
あるとしたら、どこに置いてあるだろうか。



今通っている職場には、受水槽があるだろうか。
あるとしたら、どこに置いてあるだろうか。


今通っている校舎には、受水槽があるだろうか。
あるとしたら、どこに置いてあるだろうか。



実務上建築に関わりの無い方々にとっては
どうでも良いことなんだろうけれども
いざ災害などで断水・停電になったりした時に
その知識の有無が状況を変えるかもしれない。



だから、改めて問うてみよう。

受水槽は、どこにある?
(「受水槽はどこにある」おわり)
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2022年02月05日

色違いだけど仕方がない

ひと昔、いや、ふた昔以上か、
とにかくだいぶ以前には、
衛生器具にはいろんな色があった。


標準色も何色か用意されていたし
特注色もたくさんあった。



古い建物のトイレに行くと、
男子トイレの陶器は薄いブルーで
女子トイレの陶器が薄いピンクで、という
当時なら当たり前とされていた配色を
見られることがある。



また、古い古い飲み屋街の雑居ビルのトイレなんかだと
濃い群青色とか深いワインレッドとか
そんな色に出遭うことも、まだ辛うじてあるだろう。



けれども、現在はそういう景気の良い(と言っていいものか)時代ではない。


TOTOのカタログを見ても、
パブリック用陶器の色は、ホワイトとパステルアイボリーの2色のみ。
ものによってはホワイトしか無かったりする。

住宅向けには4色あって、
ホワイト、パステルアイボリー、パステルピンク、ホワイトグレー。
後者2色は受注生産品だ。

今は、陶器の色ではなくて
内装や照明などでトイレの雰囲気を作るから
陶器自体にはむしろクセが無いほうが良いのだろう。



すると、古い陶器を補修する場合、
元の色が存在しないことになる。



とある場所のトイレに、それを見た。


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床置きストール小便器の
着脱式トラップが割れたか何かで
取り替えられていた。


けれども、元々の陶器の色と同じモノは
もう無い。


だから、現在入手可能なものをつけるしか無い。


機能的にはこれで問題ないし、
そもそも手に入らないんだから、仕方がない。


これがイヤなら、便器全体を取り替えることになるが
費用がずいぶん余計にかかってしまうし、
まだ使える便器ごと取り替えてしまうのは勿体ないじゃない。



まあそういうことで、
ピカピカの今風の新しいトイレも
それはそれで美しいのだけれど
年数を経て改修を経たトイレたちもまた
趣の深いものなのだ。


何事も、一期一会なのだ。


「今」を感じ、喜び、楽しむのが吉なのだ。
(「色違いだけど仕方がない」おわり)
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2022年01月29日

靴べら?

最近めっきり見かけなくなった、
靴べら式フラッシュバルブ操作ボタン。


おお、珍しく見かけたよ。


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レバー式の操作よりもやりやすい、

大きな部材で、てこの原理も働くために
小さめの力で操作できる、

そんな感じで、いっとき身障者ブースなどに必ず設けられていたやつだ。



現代はセンサー式一択になっているから
これからは消滅していく一方であろう。



車椅子の車輪で踏んで操作するやつもあった。

あれも、操作用の銅管施工などいろいろ大変な面があったけれど
もうすっかり見かけなくなった。



建築に関わる事柄は、時代とともにどんどん変わっていく。
特に設備分野に著しい。

そんな時の移り変わりを如実に感じるのは
衛生器具関係が多いかな。



ここのブースの洗浄管が、またイイ味を出していた。


22012902.JPG



どう?



たぶん、冷たい洗浄水が流れるので
この部分が結露するんだろうね。



見るからに古いから仕方ないのかも知れないけれど、
もうちょっとキレイに出来そうな気がするんだけど。


数百円で材料は揃うし、
何となくで良ければ保温屋さんに頼むほどでもないから
その気になればすぐ何とかできそうなもんだけど。



「その気」が無いのかな。
(「靴べら?」おわり)
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2022年01月22日

ピタッと合わせる技なのだ

小便器を見て、何を思うだろうか。


22012201.JPG


女性の方は、あまり普段関わることが無いかもしれない。

清掃のお仕事をされているとか、
最近は幼児用に女子トイレにも小便器が設けられているとか、
施設管理者の立場で立ち入る機会があるとか、
そういう方々に限られることだろう。



さて、上の小便器、
改修されているもののように見える。


元々ライニング内の給水管から供給されていた水であろうが
自動フラッシュバルブ化するにあたって、
いろんな部材を駆使しながら
かなり苦労した取り回しになっているのに気づくだろうか。


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こういうメッキ管の部材が揃えてあるTOTOさんもスゴいと思うけれど
それをこうやってうまくキレイに繋げる匠の技も
スゴいものだと思うのだ。


どうだろうか?



一緒に納入されてきてしまうとはいえ、
この宙ぶらりんになっている送り座を挟み込む必要があるのだろうかという
そこはかとない疑問も湧いてくるのではあるけれども。


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(「ピタッと合わせる技なのだ」おわり)
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2022年01月12日

きょうのSK

掃除用流し。

「SK(エスケー)」と呼ばれる。


トイレとか掃除用具入れとか、
水回りに設けられて
掃除なんかに使われる器具である。



オモテに出ている便器などと違って
ブース内に隠れていることが多いので
あまり目にしないかもしれない。


たまに露出でついている古いトイレがあったりするけど。



きょうは、ちょっとこのSKを眺めてみよう。


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給湯栓は、改修されている。

元々は給水栓と同じく
ライニング内に配管された給湯管に接続されていたのだけれども
給湯管が劣化してきたからかどうだか、
給湯のみやり直した感じだろうか。



給水栓のような普通のハンドルではなくて
レバーハンドルにしてある。

このほうが使いやすかったのであろう。



水栓の先端には、短いホースも捩じ込んである。
水ハネがきつかったのかどうか。


元の給湯管の端部は
化粧プラグで塞いである。



ちょっと下の方も見てみよう。


22011202.JPG


給湯管を床下でやり変えて、
床面から生やして、
左側に振ってから立ち上げてある。

なかなか狭いところに苦労して配管し、
保温材と外装仕上げを施してある。


タオル、雑巾、モップの頭、バケツ、洗面器、洗剤その他。

限られたスペースに、所狭しと並べられているのである。
それがSKの宿命。


配管用として必要なのだが、
ライニングは物置台としても活躍できている。
副次的な効能である。



別のSKも、見てみる。


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やはり同じように給湯管のみやり替えてある。
ホースが取り付けてあるのも同様だ。
給湯管が床から生えているのも一緒。

ただし、この給湯栓はレバーハンドルにはしてない。
その違いは、なんだろう。



もうひとつ、違いがあった。


22011204.JPG


ここ、旧給湯栓の穴が、そのままだ。

別の端部も切り離してあるから、
問題無いと言えば問題ないのかもしれないけれど
中で虫とか増えてもイヤだなぁ。


ご丁寧にプラグを付けなくても良いから
パテでくらいは埋めておきたいものだなぁ。


22011205.JPG


そう思いませんか?



ここのSKには、ライニングがない。

だから、いろいろな小物をちょいと置いておく場所がない。
そういう意味でも、ライニングはあったらいいかなぁ。

でも配管更新などの際には結局こういう感じになるから
(ライニングごとやりかえるのは不経済だ)
いっそ無くて良いのかもしれない。
別途棚でも取り付けておけば
小物置場にも困るまい。



というわけで、きょうのSKでした。
(「きょうのSK」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月06日

大人と子どもの小便器

とある、トイレ。

壁に沿って、小便器がずらっと並んでいる。


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そんなに安っぽくもないけれど、
よく見るとかなりコストを節約した感じの造りである。


機能重視。

とにかく人数を捌くことが第一。

でも、たいていはこれで十分なのだ。



日本の新築のトイレは、
ついつい頑張って、コストのかかる造りになってしまうことが
多いような気もする。



トイレは、幼い子を連れた親も利用する。



床面の清掃性を高めるために壁掛形としてある小便器だけれども
床置きの小便器と違って小さな子どもが使用するには、
位置がちょっと高すぎる。


よって、子ども用の小便器も設置されていた。


22010602.JPG


黄色いグリップと、ペンギンっぽい足型がカワイイ。



なぜか、ビニール傘が
置き忘れられていた。



お子さんのことで手一杯で
傘にまで意識が向かなかったんだろう……か?


そのあたりの事情は、わかりようがない。
(「大人と子どもの小便器」おわり)
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2022年01月03日

雨水管を屋内に通さないなら

陸屋根の場合には、
屋上面にルーフドレン金物を配して、
そこに向かって勾配をつけて雨水を捕集する。


そして、それを雨水管を通じて屋外のしかるべき場所まで
通していくことになる。


この雨水管をどこに通すのか、
常についてまわる課題であったりする。



他の配管とともにパイプシャフト内に通したり、

直近にそういうスペースが無ければ、
柱型の仕上げボードを少し大きく囲って
そこに立て管を通したり、

バルコニードレンならば、
そのまま縦に露出で通すことも多かろう。

バルコニーじゃなくても、
立体駐車場くらいであれば
露出で通していてもあまり目障りではないだろう。



ちょっと変わった造りのものを、見かけた。
築後相当の年月を経た建物のように見える。


22010301.JPG


屋根を一部出っ張らせて、
そこにルーフドレン金物を取り付けて、
そのまま配管を露出で外壁に通す、と。



コーナータイプのドレンを設ける例は
まあまあ見かけるけれど、
これは結構大胆である。


別に、良いとか悪いとか、
そういうことではない。

これも一つの在り方なのだ。



せっかくなら、
外壁のボーダー模様に合わせて
配管を一部青く塗っても良かったのでは?

なんていうのは、野暮ってもんだ。


そんなことは求められちゃいないのだ。
この設備には。
(「雨水管を屋内に通さないなら」おわり)
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2021年12月29日

自動にあらずんば

新型コロナウイルス感染症の拡大以来、
もうどこに行っても自動化、自動化、の嵐である。



ドアじゃない。
水栓の話なのである。



21122901.JPG


とあるトイレに並ぶ洗面器も、
ことごとく後付けの自動水栓になっていた。

電源を持ってくる必要があるから、
壁面にボックスやモールが取り付けられている。


コンセント電源、
もうちょっと近くにもってきても良かった気がするのだが。



自動水栓もどんどん型番やデザインが変わるから
それらを的確に把握していれば
いつの時代の施工だかすぐにわかるのかもしれない。


21122902.JPG


ま、なかなか正確には覚えられないけれど。
切実な必要性があんまり無いから。



新築だと、もはや「自動にあらずんば水栓にあらず」
状態である。


驕る自動水栓は久しからず……となるのかどうか。

それとも完全にデフォルトとなるのか。



「せっかく手をきれいに洗っても、
 洗った後に蛇口のハンドルを触ることで、
 菌類、ウイルス類が100%再付着します!」


このように宣伝(啓蒙、なんだけど)されてしまっては
なかなかそれに抗うことは難しい。


やはりデフォルトにならざるを得ないのだろうか。

「先立つモノ」次第、なのだろうか。
(「自動にあらずんば」おわり)
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2021年12月27日

ビタビタにくっつけて

衛生器具類を据え付けるにあたって、
納まりが厳しいことも、ままある。


特に、改修工事に際しては
据えられる部分の面積が限られているだけに
なかなか苦労することも少なくない。


バリアフリー対応において、
そんな感じだったんだろうなぁという例を見かけた。


21122701.JPG


どうだろうか?



おそらく、バリアフリーとかユニバーサルデザインとか
そういう施策により、
オストメイト対応の汚物流しを設置しようとしたのだろう。

現在はもっとコンパクトな製品もあるけれど、
ここに至るまで汚物流しはいろんな変遷を経てきている。
この施設でこれを据えた当時には、
この型しか無かったのだろう。


隣の洗面器と、ビタビタにくっつけて取り付けられていて
もちろん隙間に手は入らないから、
下から持ち上げて、右からも支えて、
がんばって据え付けたに違いないのだ。


設計図の段階であれば、
描くだけなら如何様にも描けよう。

しかしそれを実際に具現化するとなると、
ほんと、大変なものである。


作業された方々のご苦労がしのばれる、
そんな汚物流し。
(「ビタビタにくっつけて」おわり)
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2021年12月17日

受水槽付のポンプ

公共の水道インフラが無い場所にある建物。


でも、水は必要なのだから、何とかしなくちゃ。


「何とか」って言ったって、
どこかから汲んでくるか、井戸を掘るかしかないわけで。



お、井戸があったね。

もちろん、時代劇に出てくるような
つるべで汲む井戸じゃぁない。


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深井戸用と書いてある、ポンプで汲み上げる
そういう「井戸」だ。

水量や水質の条件さえ悪くなければ、
井戸だって使うことができるのだ。



開けてみある。


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まあ、普段の用は、盤表面に出ているボタン類で
操作するだけで事足りるのであって、
中を開けてみる必要性はあんまり無い。

何か問題があったりメンテナンスや改修する際に
ブレーカーを落とすときくらいか。

あとは、たいていこのような盤の中には
図面などが押し込めてあるから
それを見るときかな。


ほら、左っかわに折って挟んであるでしょ?


盤には、こんな表示もついている。


21121703.JPG


メーカーの仕様が書かれているやつ。

工事名とか施工者名とか、そういうプレートが
取り付けてある場合だってある。



井戸で汲んだ水は、一度受水槽に貯めてあった。


21121704.JPG


パネルタンクじゃなくて、一体形のやつ。

井戸の水量が今ひとつだったり、
状況に応じて給水したかったり、
そんな際に設けることもあろう。



この受水槽、下部に給水ポンプが押し込んであるやつ。


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水槽の六面点検も兼ねて上げてある架台部分に
ポンプも押し込めてあるから、スペースは節約されている。


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ポンプ2台、アキュムレータータンク、制御盤が一体となった
ユニット形の給水ポンプだ。

非常にコンパクトになっている。



さっきの負荷井戸ポンプ制御盤の中に入っていたのは
これだった。


21121707.JPG


なんと。

井戸ポンプの図面じゃなくて、
受水槽一体形給水ユニットの図面だった。


ポンプの性能曲線や

21121708.JPG

制御盤(井戸ポンプじゃなくて給水ポンプのほうの)の
仕様書なんかも一緒だった。


21121709.JPG


んんん。


井戸ポンプの情報は、無いんかい。



新築の時には、設備設計図や計算書をはじめ、
機器類の納入仕様書やら取扱説明書やら
さまざまな情報が建物本体とともに引き渡されるのであるが
いざ何か改修しようとなると、
たいていその類のモノは無くなってしまっている。

まあきっと捨てたわけじゃなくて
どこかにあるんだろうけれども
行方不明になっていることが多い。

民間建築だけではなくて、
公共建築であったとしても。



なんでだろ〜。



役所によっては、「10年後に廃棄」という
恐ろしい表示の箱に入っていたりする。


この建物、10年しか使わんつもりかね?


むしろ長寿命化を図って、50年も60年も
使いたいんじゃなかったっけ?


なのに図面以外の資料(計算書とか技術資料とか)は
すぐに廃棄しちゃって大丈夫なの?

大丈夫なわけ、ないじゃん。

だから、改修計画の際に困ってるんだけど。



なぁんて、ちょっとしたトラウマが蘇ってきてしまったよ。


井戸ポンプ制御盤の中に隠されていた
給水ポンプの資料。

一種、宝探しみたいなもんだね。
(「受水槽付のポンプ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月08日

とにかく無理矢理つなげたのだ

食堂的なスペースに
洗面器が2組、取り付けられている。


ここで顔面を洗う人を見たことはないが、
ほとんどの人は手を洗うために使用するのであるが、
洗「手」器ではなくて、洗「面」器と呼ぶ。

もう、そういう一般名詞であると認識されているから
特に違和感は感じないのだ。



そして、その横に、
給茶機か何かが置かれていた。

コップを置いてボタンを押して、
水やお湯やお茶を出す、あれだ。


このための水は、水道管から引いてくるわけだ。


後付けなんだけれども、
壁や天井や床下から給水管を持ってくるのは大変だ。
内装仕上げや躯体をいじらなくちゃならないから。

排水も取りたいのだけれど、
床に穴をあけてどこか近辺の排水管に接続するのは
やはり大変だ。



だから……


21120801.JPG


手近にある洗面器用の給水管と排水管とに
とにかく繋いじゃえっ!

ということだったのかどうだか。



長〜い給水用のフレキ管は、
まあ、良いとしよう。

つながってさえいれば、給水されよう。



駄菓子菓子、いや、だがしかし、
排水はこれで良いのか!(反語)



だら〜んと撓んだ部分には
排水が溜まりっぱなしである。

U字にもならない、
ゆるやか〜な皿型トラップとでも呼ぼうか、
そんな、なんちゃってトラップを形成している。



これを見ちゃあ、近寄りたくなるよねぇ。


21120802.JPG


ふむふむ。



給水は、止水栓以降で分岐をかけているのか。

排水は、Pトラップを無理矢理押しやって、
ライニングからの排水管を伸ばして分岐して
そこにホースを突っ込んでいる、と。

突っ込めていると言えるのかどうか。(反語)



少〜し、角度を変えて。


21120803.JPG


頑張ったことは、認めるべきかもしれない。

機能上、美観上の難は、如何ともし難いけれども。



ついでに右隣の洗面器の付け根も見てみるけれど、


21120804.JPG



このカバー、
外れているのを「よく」見かける。


ま、どうせ洗面器の下で、
こういうことでもなければ誰も見ないし、
気が付かないんだろう。



ま、とにかく、繋がっていないよりは、
排水垂れ流しよりは、
マシなのかもしれない。
(「とにかく無理矢理つなげたのだ」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月07日

和の流しだったはずのもの

たぶん、茶道をするような、そんな部屋のはずだ。



ただ、築後だいぶ年月を経て、
給水管更新の必要なんかがあって、
しかも内装を剥がしてまで配管を隠蔽にするのは
手間もコストもかかるから、
露出でいいや、っていうことで
やり変えたんだろう。


21120701.JPG


たぶん、おそらくは、新築当初は、
こんな無粋な自在水栓なんかじゃなくって、
銅で出来ているような、和室っぽい蛇口がついていたんじゃないかな。


「蛇口 銅」なんかで画像検索すると出てくるようなやつだ。



まあ、見た目だけなんだけどね。


でも、それほどものすごく高いわけでもないから、
ウン万円も余計にかかるわけじゃないんだから、
すこ〜し気を遣っても良かったんじゃないかなと
ちょっと残念に思ってみたり。


自分がカネを出すわけじゃないのに、
まあ、勝手な話である。
(「和の流しだったはずのもの」おわり)
posted by けろ at 23:48| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月05日

たまには掘ってあげても

散水栓ボックスを、開けてみた。


仕事ですよ? 仕事。

いくらワタクシだって、
何の脈絡もなしに他所様の散水栓ボックスを
無闇矢鱈に開けて回ったりはしません。



ずいぶんと長らく使用されていなかったようで、
こんな有様になっていたのである。



21120501.JPG



もっと底は深いはずなのに
カランのハンドルも埋まりそうな勢いで
土? 泥? 葉っぱまで入り込んでいる。


何かの生物による繊維状の放出物が
湿気で輝いている……。



一応、飲料水とおんなじ給水管に接続されているのだ。



水栓のコマで止水されているとは言え、
あんまり衛生的じゃあないんじゃないかな。



ほんとうに、ごくたまにでいいから
掘り出してあげても、バチはあたらない。


1年に1回、なんて贅沢なことは言わないからさ、
5年に1回くらいは、掘ってあげてもいいんじゃないかな。



もっとも、まだこうやって見つかるだけマシなのかもしれない。



もはや地中に埋まってしまって
その所在さえわからなくなってしまった散水栓ボックスも
あるやもしれぬのだ。



完成図に描いてある散水栓が、
埋没して行方不明になっているものなのか
単に実際の工事では取り付けなかっただけなのか
もはや誰にもわからないことになっている例は、
気づかれていないだけで、
多々あるんじゃないだろうか。


そうではないことを願うのだけれど。



上の散水栓ボックスも、
あと5年くらい放置していたら、
行方知れずになっているのかも。
(「たまには掘ってあげても」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月28日

掃除用流しって、健気じゃぁないか

「掃除用流し」って、
必要であるのだけれども
たいていどこか隅の方だったり掃除用具置場内だったり
狭いところに押し込められていて、
どっちかと言うと陰キャなのである。


きれいな水は流してもらえず、
鼠色に汚れた雑巾水を流されたり
すえた臭いのするゲロ掃除後のモップを洗われたりして
あんまりキレイなイメージは持たれようがない。



周囲には所狭しとバケツ、洗剤、モップ、ちりとり、ゴム手、
その他何でも置かれまくって文字通り足の置き場もない。


21112801.JPG



洗面器のように誰かがその前で化粧直しをすることもないし、
洋便器のように上に座って考え事をしたり、スマホを眺めたり、
つらさをじっと堪える人も、来ない。



たまに、忙しそうな掃除係の人が
テキパキと、あるいは気だるそうに、
自らの仕事をただ黙々と果たしに来るだけだ。


でも、文句も言わず(ただの陶器だ。言えるわけもない)、
ただ、そこに在る。

便所改修に伴って撤去される、
あるいは建物自体が解体される、その時まで。


こういうのを、「健気」って呼んでもいいのかどうか。



でも敢えて言おうじゃないか。


「健気だね」と。



次々とデザインも機能も洗練されていく他の衛生器具と違って、
変わらない、SK22A。
(「掃除用流しって、健気じゃぁないか」おわり)
posted by けろ at 13:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月26日

酸素を貯めてある

あんまり普通の建物では見かけないけれど、
ちょっと大きめの病院の脇には、結構あるモノ。

液化酸素の大きなタンクが置いてあった。


21112601.JPG


なかなかに厳重な柵で囲われていて
「火気 油脂厳禁 無断立入禁止」と
看板が貼り付けてある。



手術室とかICUとか、一般病室であっても、
酸素吸入が必要な患者さんがそれなりにいるから。


病室にもたいてい、酸素(と吸引)については
壁面にアウトレットが備えられているはずだ。



お世話にならないに越したことはないけれど
万が一の際にはとても助かるものである。



うしろには、蒸発器。


21112602.JPG


絶賛稼働中であれば、
ここに霜がびっしりついていたりするのであろう。



それにしても、だ。


冒頭の画像の看板なんだけれど、

「火気 油脂厳禁」は、まあわかる。


でも「無断立入禁止」ってのは、一体何なんだろう。

そもそも柵で囲ってあって鍵までかけてある場所に
うっかり入ってしまうような輩がいるのかしらん。



うっかりじゃないとしたら、
故意に入ろうと目論む人物が居たとしたら、
そういう御仁がこの看板を見て

「ああ、無断じゃダメなんだね。やめとこ」なんて
引き返すだろうか?

故意に入ろうとする時点で非常識なのだから
看板の注意を見て思い留まるなんていう
常識的な行動を取るだろうか?



「立入禁止」


この表示、いっつもモヤッと来るんだよなぁ。



いや、ワタクシは入りゃしませんよ。

たとい看板が無くったって、
「どれどれ」なんて、入りませんよ。



「観察家」だから、怪しいって?



そんなぁ。疑わないで欲しいものです。

ワタクシはいつだって、
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
「せつび」への興味関心が人よりも強めだっていうだけの
善良な一市民として「観察」をしているだけなのです。


それも、仕事じゃなければ、
長時間じっくり観察するなんていうことはなくて
ほんとにごく一瞬、せいぜい数十秒の観察と撮影。

それだけなんだから。
(「酸素を貯めてある」おわり)
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2021年11月25日

バイブラ装置に送るためのブロアポンプ

機械室内で唸っている、
ちょっとした装置。


モーター直結の回転体があるように見える装置。


21112501.JPG



配管が2本接続されていて、
手前左のやつは送り出す管。

装置から出てすぐに上方に分岐して
バルブを介して漏斗状のものが取り付けられている。


もう1本は、ただ上部が開放されている管。
ここから空気を取り入れて、
この装置で圧縮して、
空気を送り出す「ブロアポンプ」である。

「ブロワ」と書いてあることもある。



この先は、浴槽の底につながっていて
底面からブクブクと気泡を放出する「バイブラ」として
利用される。



ただ湯が溜まっているだけの浴槽だけではなくて
気泡浴(バイブラ)だったり、ジェット噴流浴だったり、
打たせ湯だったり、
大浴場なんかの浴槽には、いろんな機能が付加されているものも多い。



それぞれの機能には、
それぞれの配管が、装置が、接続されていて
人の見えないところで
しっかりと働いているのである。


「黙々と」というわけではない。
動作中は結構唸っている。

でも、客前ではそれを見せないのである。
陰で密かな努力を続けているのである。



ビッグボスみたい?
(「バイブラ装置に送るためのブロアポンプ」おわり)
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2021年11月24日

何とかして固定しようと

何度も改修を重ねたと見える、
とあるトイレのブース内。


紙巻器の取付に少々困難が生じていたのか
それを何とか解消すべく
なかなかガンバッタ細工が施してあった。


21112401.JPG


手すりと紙巻器とを結構無理矢理という感じで接続して
固定しようと努めている感じ。


紙巻器用の固定ビスが、うまくボードに刺さらなかったか
ボードが劣化していてビスをうまく受け止められなかったか、
紙巻器自体は何とか留まっているけれど
利用者が手をかけたりしてちょっと力がかかると
すぐ取れちゃう状況だったか。



理由は何ともわかりかねるけれども
誰かが苦心して取り組んだ成果であろうことは
想像できる。


新築・改修後のピカピカの状態であったら
こういうのはご法度であろうけれど
改修に改修を重ねてあちこちその痕跡が満ちているような場合だったら
こんな応急処置もまあ、良いんじゃないだろうか。
(「何とかして固定しようと」おわり)
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2021年11月08日

とあるトイレにて

ちょっと小用を足そうと寄ると、
足元にあるモノ。


21110801.JPG


何だか、わかるだろうか。


わからない方は、フツーの人。

わかる人は、たぶん寒い地方に住む人。
または、住んでいたことがある人。



水抜き栓、もしくはドレンバルブ用の
フロアハンドルである。



床面にフラットになっているレバーを起こして回転させると、
給水管の引き込み管側を閉止して
屋内側配管内の水を排出する機構になっている。


詳しくは、メーカーのカタログ なんかを見ると、わかる。

水道凍結が日常的である地方には、
必須のモノであるが、
日本国一般の地域に住む人にとっては
一生お目にかかることがないかもしれない品でもある。



21110802.JPG


床下から給水されているようだけれども
たとえば夜間冷え込んだりすると
屋内の水道管内が凍結してしまう恐れがあるから
暖房機や温床線巻きなどの手段で「暖める」か、
凍る水そのものを無くしてしまう「水抜き」か、
どちらかの手段が必要となるわけだ。


暖めるには、エネルギーが必要だし、
水抜きには、手間が必要。
抜いてしまう分の水は、無駄にもなる。

でも、凍らせてしまったならば
それはそれはエライ手間と苦労と費用を要する事態になるので
侮るわけにはいかない。


たまに、甘く見て懲りた方の体験談に接することも
無いわけではない。

ワタクシ自身も、苦い経験がある者の一人ではある。



寒いから、手洗いの水も冷たい。そのままだと。

というわけで、やはりお湯を出したいものである。


21110803.JPG


このトイレの手洗器の下部には
小型の電気温水器が設けられていた。


小さいけれども、それなりの値段するので
TOTOさんとかせっせと宣伝して販促に努めている。

「コロナ対策で、しっかり手を洗うには、
 水よりもお湯!」

とても説得力があるから、
自動水栓とともに需要は拡大中であるという。

商魂逞しい、と感心するか、
公衆衛生に多大な寄与をしている、と賞賛するか。
いずれにせよ、長期の低迷により衰えたと言われて久しいとはいえ、
日本国の豊かさの一端を表していると言えないだろうか。



と、この画像、
何やら右上のほうからおりてきた配管が
排水系統に接続されているように見える。


21110804.JPG


ちょっと、あまり見かけない
特殊なつながりじゃないだろうか?



この管の先は、天井内へと伸びている。
(というか、天井内から降りてきている)


21110805.JPG


トイレの外の天井部分を見る限り、
どうやらエアコンのドレン管のようである。

エアコンドレンの処理は、
それなりに悩みどころでもあるので
こういう感じもまたアリかな、ってところか。

途中、ウォーターベストみたいなやつを
つけてあるよね? きっと。

そのまま排水系統につながっていたら
天井内が臭くなるから
何らかのモノは必要なのだ。


頻繁に人の出入りがあるトイレだと、
なかなかこうじっくりと観察できないだろう。

空いてるところで、良かった。



仕事で調査する時には、
ちゃんと「調査中」って表示つけたり
時間が短い場合には、いかにも調査中とわかるように
敢えて工具カバンとかドアの所に置いておいたりするんだけど。

トイレを使おうとして何気なく入ってきた時に
なんか写真撮ったり床点検口開けたりしてたら
びっくりされるもんね。

使いたそうな人が近づいてきたら、
「どーぞ、どーぞ」って言って
その場を暫し離れていれば良いのだ。



仕事じゃないとき、
自分自身が利用者として入ったときに、
人が居ない&暫く来そうになければ
観察して、面白ければ撮る。




いろんなトイレの「ちょっとした違い」が嬉しくって撮るんだけれども
初めての子供が生まれた時に写真を撮りまくる親みたいなもので
他人が見たら、ちっとも変わりばえのない
同じような写真ばかりになっている
そんな感じで、ね。


いいんだよ。

本人が満足してるんだから。
(「とあるトイレにて」おわり)
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2021年11月03日

便座の色を意識するかしないか

昔の衛生陶器には、
いろんな色があった。

カタログにもいろんな色のバリエーションが載っていて
なかなかカラフルであったものであるが、
最近はめっきり色数が減った。


TOTO株式会社の2021年カタログ P.17には

#NW1 ホワイト
#SC1 パステルアイボリー

この2色が標準色としてあるのみで、

#SR2 パステルピンク
#NG2 ホワイトグレー

の2色が納期約2週間の受注生産品となっている。


よほどの大型物件で大量注文があれば
特注対応をしてもらえるのかどうか。

生憎該当するような案件に関わったことがないので
知る由もない。


古い飲食テナントビルに入る店のトイレなんかに
昔のいろんな色の便器が据えられているのを見ることもあるが
徐々にその姿を減らしているのであろう。



ロータンク式の洋式トイレは
便器・タンク・便座の組み合わせになっているのだけれど
改修やら取り替えやらの都合で
色が揃わないこともある。

洗浄便座など、陶器メーカー以外でも造っているし。



そんな便器セットを見かけると、
やはり撮っておきたくなるのである。


21110301.JPG



白い便器・白いタンクに、クリーム色と表現したらよいのか、
そういう便座が載っている。


元々普通便座で、後から温水洗浄便座に取り替えた、
そんな感じだろうか。



21110302.JPG


照明がいまいち明るくないので違いがわかりづらいかもしれないが
こっちの便座はピンク系だ。

洗浄機能の無い、暖房便座である。


これも、普通便座からの置き換えか。



これらのように、便器と便座、
ごくたまに便器とタンクとの色が違ったりするのを見ると
嬉しかったりする。


止むを止まれぬ事情により
心苦しいながらも仕方なく
心ならずもそうせざるを得なかった苦渋の決断に対して

「嬉しい」

なんて言ったら、怒られるかもしれない。



でも、むしろ心を軽くしていただきたいものだ。

「不本意ながら」と思っていたことが
実はある人物にとっては希少価値を感じるものである
可能性もあるのだと。



切手とかコインなどの収集家にとっては、
何かしらの「エラー」が出来てしまったものこそ
価値あるものだったりするのだ。


ペットの動物でも、
特殊な模様や毛並みを有する個体のほうが
重宝されたりするものなのだ。



そんな風に捉えることができたら、
物事結構気楽に取り組めるのではないだろうか?



だからと言って、
エラーに満ちた設備設計図は
誰にとっても希少価値などではない
ただの「クズ」と言われてしまうので
そっちのお仕事はちゃんとやらないとならないのだ。

(っていう、自戒なのだ)
(「便座の色を意識するかしないか」おわり)
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