2023年12月27日

掃除口の位置

掃除口と衛生器具との位置関係は
いつだって難しいのだ。



さて、ここのブース内も
なかなかに、難しい。


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トイレ利用者にとって不都合は無い位置である。

歩いたり、立ち上がったり、
そういう際に足で踏むような位置ではない。



では、実際に「掃除」が必要になった時にはどうか?



洗浄便座用プラグのコードは、まあ避けるとして
ブースと便器に挟まれた狭い空間で
掃除がやりやすいかどうか。



……やりやすくは、ないよね。



どうせなら、画像手前左のほう、
ブースのドアを開けてすぐの部分で
動線上、足で踏まなさそうな位置に
できたら良かったのにねぇ、と
無関係の第三者としては
感想を持ったりする。



実際に取り付ける人は、
いろいろ考えて、この位置に取り付けたのだろう。
けど、ある面では良くても
他の面では不都合が生じてしまうこともある。


たま〜に、なんにも考えないで
テキトーにつけちゃう人も
居ないわけではないんだけど。
(「掃除口の位置」おわり)
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2023年12月23日

川崎宿の蓋

川崎駅東口駅前通りの歩道には
東海道川崎宿の蓋がある。



以前行った際 には、見かけなかったのだけれど
まあ、通る道の違いもあるだろう。



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浮世絵風のデザインになっていて、
歌川広重の「東海道五拾三次之内 川崎 六郷渡舟」を
モチーフにした、オリジナルデザインであると
解説 されている。



川崎市にはいろんなデザイン蓋が設けられていて
まあ、趣味の者としてはありがたい限りであるが
「費用対効果」という面でどのくらいのものなのか、
とんと見当もつかない。



カード発行主体の金儲けの材料にされているだけ
なのかもしれないけれど、
ホントのところは預かり知らない。



ただ、いち市民としては、
楽しむのみなのである。
(「川崎宿の蓋」おわり)
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2023年12月16日

高架の雨水排水

鉄道の高架。


路床に降った雨水が適切に排出されるように
雨水管が至るところに取り付けられている。


下部の柱に支持されて
地中まで引き下ろされるのだ。


23121601.JPG


建設されてから何十年も経っているから
何度も何度も何度も何度も
配管は更新されてきたに違いない。



ここでは、塩ビ管であった。



「どうせ消耗品」と捉えれば
下手に鋼管で作るよりも費用的にも手間的にも
安上がりなのだろうか。


なんかあっても修理しやすいし、
駐車場であれば、水漏れしても酷いことにはなるまい。



最下部は、集水桝で受けられている。



順々にまとめて、
どこかで公共下水か河川に放流されるのだろう。



配管がそのまま見えるのって
いいよね。

文字通り、一目瞭然だからさ。



もう、建築物もそれでいいじゃん。



と思うこともあるけれど、
まあ、見た目も大事だから
用途に応じた柔軟な対応が必要なのだ。



「設備のために建築があるんじゃなくって
 建築のために設備があるんだからね」

前に、意匠屋さんに諭されたものだ。



でもね、「せつび」業界の人間だから、
こう思うんだ。

「利用者や建物としての機能のために設備があるんだから
 上下関係で発想するの、やめたら?」



ま、こういうこと言うヤツは、
ケンチクの中では異端なんだろうね。

火炙りにされる時代じゃないだけ
(「炎上」は、するかも)
ありがたいものだね。



この高架構造物は、
ケンチクじゃない。

だから、発想が違う部分があるのかもしれない。
(「高架の雨水排水」おわり)
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2023年12月10日

蒸発したわけじゃない

ここは、どこ?

これは、なに?


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熱戦放射を浴びて蒸発してしまった何かの跡、
ではない。



トイレ改修に伴って、
古い床置小便器を撤去した跡
なのである。


まあ、見るからにそうだから
わかるよね。



小便器を据えてから壁の塗装をしていたのか。

それとも当初の白い塗装が小便器撤去に伴い部分的に剥がれたのか。
周囲は年月とともに色がくすんできたのか。


床も、便器を据えた後で仕上げたのか。

フツーは、床を仕上げてから便器を乗せるんじゃない?

昔は違ったんだろうか。



こういうところも、
改修が進んでいくと全部覆い隠されてしまって
わからなくなってしまう。



現代なんだから、
写真だとか動画だとかで
施設の記録として残しておけるとよういのだけれど、
まあ、そういうことは、たいていやらないよね。



人間だったら、病院のカルテや役所の住民票なんかで
その人の治療や移動の記録が残されている。


歯医者さんには、
治療の経緯やレントゲンなんかが残されているから、
身元不明遺体の特定に利用されたりなんかもする。



建築物にも、
なんかそういう制度ができないかな。


建設会社によっては、何らかのものを
引渡し時に伝達したりするようだけれども
一般的には
その建物の存続中継続的に資料を保存する文化が無い。



新築引き渡しした建物の
配管図、配線図なんか作ってないよ、なんていう物件も
多々ありそうだ。
住宅とか、ね。

隠ぺい部分の配管配線の経路なんて、
職人さんの記憶の中にしか残ってない。

図示してないから、もう、誰にもわからない。


埋設給水管のルートも、
掘って追いかけてみなければわからない。



そういうのって、困るじゃん?

そして、商売柄、
日々困ってるんよ。



けどね、無いんだよねぇ。

既存資料。



世の中が三次元モデリング化していこうとも、
変わらんのだろうかねぇ。

二次元図面や写真さえ満足に作成して残せないんだから
いわんや三次元をや。
(「蒸発したわけじゃない」おわり)
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2023年12月06日

ベンソンの水飲

ちょっと変わった水飲を見つけた。


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なかなか個性的な形状で、
鋳物造りの四つ腕の台に、ボウルがついている。


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これって、蝶ネジのように中央部を捻ると
水が出てくるってやつ?


JWWAマークがついているから、国産?

どこの製品なんだろう。見たことないや。



でも、マークを見ると 水生活製作所 のもののようだ。


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それに、他の部分の劣化具合と比べると比較的キレイだから
交換されたものなんだろうな。



誰が、どうやって見つけてくるんだろう。
すごいね。



ボウルを留めるネジ頭が
そのまんま出ているのって
どうよ? って感じもするけど
なかなか苦労した納まりになっている。



ポートランド市から寄贈されたものだという。


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昭和40年代かぁ。
はるか昔だね。


BENSONさん御本人は1942年に亡くなっているみたいだから
飽くまで「ベンソン型」として寄贈されたのであろう。


Benson Fountain


と表記されているから、
直訳すると「ベンソンの噴水」なんだろうけれど
それじゃ日本人は飲用だとわからないから
やっぱり「水飲」と表記しておく必要があったんだろう。



現代では、いわゆる「衛生器具」に
ここまで手間をかけることは
あんまり無い気がするなぁ。
(「ベンソンの水飲」おわり)
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2023年12月03日

洗浄力と節水

トイレの洗浄方法といえば、
フラッシュバルブ方式か、ロータンク方式しかなかった。


フラッシュバルブ方式は、
洗浄力は高いのだけれども
結構な水量と水圧とを要して
基本的に加圧給水の施設でしか使えない。


ロータンク方式であれば、
水量水圧は少なくて済むのだけれども
だから直圧給水でも利用できるのだけれども
水がタンクに貯まるまでの時間がかかり
たとえば人がどっとやってくるような場合には
水が貯まりきらず、洗浄しきれず、
配管が詰まってしまいやすくなる。



ハイタンク方式も無いではないけれど
本質はロータンクと一緒。



だけど近年、ロータンクの水量でフラッシュの洗浄力を発揮できる
そんな便器が出てきた。


23120301.JPG


TOTOで言えば、フラッシュタンク式。
LIXILで言えば、クイックタンク式。

(つくづく、各社いろいろネーミングを考えるものだ)


タンクは小さくて圧迫感が無いし
奥行きも小さくなっているし
とにかく連続洗浄が可能であるのがありがたい。

給水管も細くて済むから便利である。


23120302.JPG


新しいものが出てくると、
価格帯が上昇してしまって

「とにかく安く」

というものは出来なくなっていくかもしれない。



が、ある意味それは仕方がないことかもしれない。
経済成長を継続するには、
ある程度のインフレ率を維持しつつ
価格は上昇して行かざるを得ないのだ。

それに収入増が伴えば、問題はないのだ。



世界情勢がますます先行き不透明となる中、
企業の(特に大企業、巨大企業の)内部留保が増大して
従業員への還元率が減少しているという。


となると、購買力が失われて経済は失速し
企業業績は落ち込んで行くことになるのだろうけれども
還元増は他社がやってくれれば良いことで
自社の短期的・ミクロ的な利益だけを見れば
手っ取り早く内部留保に回したほうが良いわけだ。


局所最適・全体最悪

合成の誤謬


昔から言われているのだけれど
ますますエスカレートしていくのはなぜなんだろう。


先見性の欠如?

正しく物事を見られる人物の不在?



誰かのせいじゃ、ないのかも。

ニンゲンって、そういうモノなのかも。



災害、疫病、経済、戦争、政争。



古代文明の頃から、
人類の本質は、ちっとも変わっちゃいない。

いやむしろ、悪化の一途を辿っているのではあるまいかと
思わざるを得ない事態が、延々と続いている。


そしてその中に、自分自身も含まれていることを
自覚せざるを得ない、今日この頃。
(「洗浄力と節水」おわり)
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2023年11月26日

ギンギラギンにさりげなく

これを「映える」と言わずして
何が映えるのだと世に問う。


23112601.JPG


輝く、ステンレスパネルタンクである。



それほど目立つわけでもないし
人によっては存在に気づくこともないかもしれない。


しかし、意に留めるならば
鏡面仕上げではなく控えめなくすんだ輝きをその身に
堂々と屹立する威容に気づくことができるのだ。



飲料水。



この地球上で、生物がその生命活動を維持するために
欠かすことの出来ない物質である。



それを貯留し、供給する。



「命の水」


まさに、そんな存在を
このタンクの中に宿しているのである。



ただの桶ではない。



しかるべき配管が、しかるべき繋がり方でもって
適所に接続されていて
機能を果たしている様子がわかる。


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昔むかし、近藤某らが叫んでいた如く
ギンギラギンであって、しかもさりげない存在。



嗚呼!



屋外に置かれた給水タンク、
設置とかメンテとかそういう意味では大層よろしいのだけれど
セキュリティという観点からいくと
どうなんだろう。


屋内の受水槽室に据えておいたほうが
より安全と言えるのじゃないだろうか。



あとは、その優先度と
コストの問題なんだろうけど。
(「ギンギラギンにさりげなく」おわり)
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2023年11月12日

Hello排水

はいすいの管が生えたよ
塩ビいろの管が生えたよ


はいすいのみずはくさいよ
濁る濁る色のみずだよ


はいすいは家の必須よ
いつもいつもつかう管だよ


はいすいも冬はこおるよ
かたいかたい氷のたまになるよ


はいすいのそばで泣いたよ
うまくながれなかったんだもん


はいすいの管がはえたよ
鼠いろの管がはえたよ


23111201.JPG



この管は いつか見た管
ああ そうだよ
基礎を地中で 抜けなかったんだよ
(「Hello排水」おわり)
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2023年11月07日

こんなのが埋めてある

マンションの手前に、
でっかい配管。


23110701.JPG


公園スペースに展示されている、
PR用のモノである。


ちょっと向こうには、
配管やらバルブやらを組み上げた
オブジェも屹立している。



φ2684の水道管が
地中に埋まっているのだ。


すごいね。



これで一体、何人分の給水量をまかなっているんだろう。
(「こんなのが埋めてある」おわり)
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2023年11月03日

点検が必要なら

ドルゴ通気弁は、給気のみ行う。

だから、給排気可能な一般的な外気開放型の通気金物とは
機能が同等ではない。



けれど、ループ通気なんかであれば、
主として給気が必要なんだから、
まあこれでも用を成すのである。


というわけで、外壁貫通しなくて済むこともあって
あちこち利用されている。


ただ、パッキンが劣化してくれば気密性が失われて
下水臭が漏れてくるので
点検・交換が出来る状態にしておく必要がある。

そのため、天井や壁に点検口を設けて
その中に納められていることも多い。



だけれども、こんな場所なら便利。


23110301.JPG


掃除用流しを押し込んである、
掃除用具入れのスペースだ。



ニオイ漏れもすぐに感知できるし、
交換も、天井内や壁内よりはずっとやりやすい。



都合よくこんなスペースが無い場合は、
トイレの隅っこに立ち上げておいたって
構わないのかもしれない。

キレイな商業施設じゃなくて
自社ビルの社員用トイレなんかだったら
それほど気にならないよね。


まして、SK室(掃除用具入れ)なら
全く問題がないのである。
(「点検が必要なら」おわり)
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2023年11月02日

絶対踏む場所に

設備のもろもろは、
だいたい必要性があって取り付けられている。


「必要性」もさまざまで、
毎日必要なものもあれば、
何年かに1回必要になる「かも」というもの、
場合によっては何十年も一度も必要とされないものもある。


平時は不要だけれども、
予見できずに発生する災害に対応する設備は
普段は基本的に「不要」なのだけれども
それは仕方がない。



これも、普段は特に必要とされない
そんな設備であろう。


23110201.JPG


排水管内が詰まってしまった、
そんな(あまり起こらない、または起こらないはずの)事態に際して
あると助かる床上掃除口である。


それほど開けるものでもないし、
何なら開けないまま建物の生涯を終えることもあり得る。


が、時と場合によっては、
何やかや開けざるを得ない事態になることもある。


そんな、モノである。



が。



なにも、こんな「絶対踏みそうな場所」につけなくたって
いいじゃない。



ブースから、もしくは写ってないけど写真右の小便器から
洗面器に向かって移動すると、
まずたいていは踏んでしまう場所。



金属プレートなんだから、
繰り返し繰り返し人の体重(軽重さまざまだろうけれど)が乗り続ければ
歪んでしまって、
いざというときにうまく開かなくなっているかもしれない。



床面よりもちょっとだけ出っ張ってるから、
軽く蹴躓く人だっているかもしれない。


もうちょっと壁に寄せれば、
あるいはもうちょっと写真右上奥の位置にもっていけば
まず人が踏まないようにもできるのに。



設備屋さんが配管を通すのと、
建築屋さんがブースを立てたり内装したりするのと
タイミングも異なるし、
それぞれの都合だけで進めていくから
こうなっちゃうんだよねぇ。


ただ、工期や人の手配の都合とかあるからして
なかなか調整しづらかったりもするんだよねぇ。



気にならない人は気にならないっていうから
ま、これでもいいのかもしれないね。


ワタクシが好きじゃないってだけで。
(「絶対踏む場所に」おわり)
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2023年10月25日

雪ミクMH

商売柄、機会が許すならば
なるべくこういうのには参加したいところ。


なかなか、難しい時も多いけれど
此度はたまたま。


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NPB球団の本拠地としての役割を失った今、
こういうイベントやコンサートでも稼がなきゃならん現在。

今後のこの施設は、どうなるのやら。



この展示を記念して、
ご当地マンホール蓋が 新規お披露目 となった模様。



23102502.JPG


すっかりメジャーになったキャラクター、
「雪ミク」が(あしら)われている。



札幌市内には、全5箇所に設置されているとのことだけれども
全部制覇しようと思ったら、レンタカーで半日がかりかな。
(「雪ミクMH」おわり)
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2023年10月21日

雨水管の凍結防止

駐車場で見上げると
そこにはデッキプレートや被覆された鉄骨梁。


そして、その間を通る、
雨水管や電線管やレースウェイ。



と、雨水管の脇に設けられたコンセントに差し込まれた
怪しいプラグとコード。


23102101.JPG


配管保温材の上にゆるく巻かれて
デッキプレートを貫通しているようであるが
どんなふうになっているんだろうね。


プレートよりも上の位置で
雨水管に挿入されているものなのかどうか。



とにかく、おそらく、
凍結防止ヒーター用の電源だろうね。



結線するより、
コンセントを差し込むほうが
何かと簡単で便利だよね。



パイロットランプとか見当たらないけれど
これが生きてる(稼働してる)かどうか
どうやって見分けるんだろう。
(「雨水管の凍結防止」おわり)
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2023年10月20日

ほどよい場所

とあるトイレにて。



ほどよい、ちょうどよい場所であるような
気がするんだ。


何が、って?



これが。


23102001.JPG


陶器でも紙巻器でもコンセントでもなくて、
床上掃除口。



人間が歩く動線上には無くて、
普通の利用であればまず踏まない位置。


それでいて、存在はすぐにわかる。


便器に腰掛けると、
ちょうど足の下の位置に掃除口がくるような
配置になっているブースもたまにあって、

小便器の前に立つと
ちょうど踏む場所に掃除口があって、
なんか微妙な感じになることもあって。

でもここなら、
そんなことにはならずに済む。



壁と陶器との間の狭い場所でもないから
配管詰まりに際して
比較的作業がし易い場所。


周囲の2面が壁に近接しているから
詰まり除去作業がすごくやりやすいかといえば
そうではないかもしれない。


それでも、これくらいの余裕があれば
狭い狭い場所よりも
ずっと良さそう。


ブースのドアを開ければ
後方(画像手前)にはかなり余裕ができる。



なんと、理想的な位置ではなかろうか!?



コンナセツチンヲ、ワタクシハメザシタイ。
(「ほどよい場所」おわり)
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2023年10月01日

虫卵除去装置

「エキノコックス虫卵除去装置」である。


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その名も、「エキノポアー」

オルガノ株式会社の製品 である。



エキノコックス症 の病原体である条虫の虫卵を
フィルターで除去するという装置なのだ。


主として北海道において、
沢水や井戸水を飲用に使用する場合、
虫卵を除去しないままでいると、
感染して体内で増殖する。
潜伏期間が10年以上あるという、
なかなか厄介なものである。


Dr.コトー診療所 でも、エピソードが描かれていたやつだ。


ステンレス筒の本体が凛々しくはあるが、
前後に配管が接続されているだけの、
地味な見た目と言って差し支えあるまい。



反対側から見ても、
大して代わり映えはしない。


23100102.JPG


が、それがイイのだ。



だぁれも知らないところで
ただ黙々と働く。


そこに、シビレるよねぇ〜。
(「虫卵除去装置」おわり)
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2023年09月30日

ニセコ町のマンホール蓋

北海道虻田(あぶた)郡ニセコ町。

明治11年に制定され大正12年に廃止された郡制の名残で
名称だけ残っている「郡」。

一郡一町・一郡一村の多い北海道において
6町2村を含む、珍しく大きな郡である。

北海道庁の行政区域として設けられた振興局(かつての支庁)のうち
胆振(いぶり)総合振興局、後志(しりべし)総合振興局にまたがって存在している。



道路に設置されているマンホールの蓋には
町章があしらわれている。


23093001.JPG


今や国際都市となっているこの地だからか、
町名はローマ字表記である。

設置年も西暦で記されている。



少し小さい桝の蓋には「汚水桝」との文字がある。


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一方、北海道道にある蓋には、
小樽建設管理部の名称が載っている。

県道という呼び方は聞き慣れているけれども
北海「道」の道路で「道道(どうどう)」という響きは
ちょっと変な感じがするかもしれない。


23093003.JPG


古い蓋では「土木現業所」となっている。
北海道の行政区分が「支庁」から「振興局」に改組された際に
出先機関の名称も変更された。



下水インフラは、何十年もかけて整備され
現在も日々設置・修繕・更新され続けている。

よって、蓋にその時代の歴史が刻まれているとも言える。


そんな蘊蓄を探りながら旅するのもまた
楽しからずや。
(「ニセコ町のマンホール蓋」おわり)
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2023年09月26日

槽通気かぁ

外壁面に伸びる配管。


通用口の、すぐ脇にある。


23092601.JPG


何だろ?



頂部についているのは、
臭突か何かかな。


23092602.JPG



通用口に結構近い気がするんだけども
少し上方にあるから、
臭いとか気にならない程度なのかな。


23092603.JPG



どうやら、公共下水の無い地区のようで
便槽が埋まっているみたい。


23092604.JPG


バキュームカーが、
ときどき汲み取りに来るわけだ。



地域にもよるだろうけれど
バキュームカーって、どのくらい配置されているんだろう。


災害時対応としても必要だから、
下水普及率が高い地域であっても
ある程度は必要だよね。


それに、汚水槽清掃時の吸引なんかもあるだろうから
じつは都市部でもそれなりに需要があったり。



でも、槽通気は、
なるべく換気口とか通用口から
離してみたいものだけれど。
(「槽通気かぁ」おわり)
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2023年09月25日

マンホールトイレ用?

何やら遠くに見える、何か。


23092501.JPG


工事? 作業? 中で、近寄ることができない。

看板らしき、説明板らしきものがあるけれど
向こうを向いているから、読めない。


あそこに並ぶ、円の列は、何?


マンホールトイレ設置用の、マンホールっぽく見える。
けど、間隔近すぎだよね?


しょうがないから、光学ズーム。


23092502.JPG


ううん。

何だろう?



貧弱コンデジの限界に挑む、
デジタルズーム。


23092503.JPG


蓋っぽいような、そうじゃないような。

蓋なら、開閉用の穴なり何なりあるはずだけど
見当たらない。

色の違う部分の円を取り外すと、
フックをひっかける金具でも出てくる?


ううん、よくわかんない。


でもたぶん、違う気がする。
(「マンホールトイレ用?」おわり)
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2023年09月22日

何か入ってないよね?

そうなんだ、いつだって、前向きなんだ。

そうじゃなきゃ、やってられないのだ。



下を向いて、うつむいていたんじゃ、
ダメなんだ。


上を向いて、歩こう。



23092201.JPG


見たら見たで、
心配事が。



だいぶ、年代物の建物だよね。


その屋上に鎮座する高置水槽も
これまた年季ものだよね。


アレ(優勝じゃないよ)の中、
キレイな水が入っているんだもんね?


飲んで差し支えない、
衛生的な水だけが入っているんだもんね?



虫が浮いていたり、しないよね。

ボウフラなんか、湧いてないよね。

藻が浮いていたり、しないよね。



まさかまさか、ネコやカラスが浮かんでいたり
しないよね。


年に何回か、
きっちり清掃しているんだよね?

たとい義務じゃあなくっても!



そう。


上を向いて、気を滅入らせるわけには、いかないんだ。


大丈夫です。たぶん。



……それに、ワタクシが飲むわけじゃないし。たぶん。
(「何か入ってないよね?」おわり)
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2023年09月21日

冷水機+うがい器

なんか、国の機関の、わりかし古い建物で
よく見かけるような気がする。


23092101.JPG


冷水機と、うがい器とのセットである。


なんか、固定されてない感満載のナナメ具合だ。

運転重量は15kgを超えそうだけれども、
給湯機じゃないから、耐震固定は義務じゃないもんね。

……いいのか、それで。

いいんだね、それで。法律上は。



裏側の壁から生えている、給水管と排水管。

敢えて真後ろを避けたのか。

バルブや間接排水を設ける余裕を作りたかったのか。



これを見ると、
なぁんか、哀愁が漂う気がするのだ。


気のせいじゃ、ないんだ。たぶん。
(「冷水機+うがい器」おわり)
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