2023年08月20日

県営名古屋空港

かつて、名古屋駅と並んで中京地区の玄関口であった
名古屋空港。

中部国際空港が開港してからは
県営名古屋空港 として利用されている。



旅客や貨物で賑わう大きな空港と比べると
小ぢんまり感は否めないけれども
未だ現役で稼働している空港である。



「ボーディングブリッジ」などというものはなく、
タラップ車によって乗降する。


23082001.JPG


バリアフリーじゃないので、敬遠されがちな環境である。



上階には 展望デッキ があって
発着する航空機を眺めることができる。

といっても、それほど多くはないのだが
時間帯によっては 集結する 場合もあるから
時刻表を調べておくとよい。


23082002.JPG


外壁といい、階段や手すりといい、
昭和の香りたっぷりのデッキである。



屋上を這う配管、電線管、ケーブルの類は
後から後から追加あるいは更新されていったものだろう。


23082003.JPG



元々、何があったんだろう。
水場、あるいは噴水でもあったのだろうか、
そんな名残も見られるが、
現在は立ち入りできない。


23082004.JPG


柵で仕切られていて、
行けそうで行けない。


23082005.JPG



屋根の上には、室外機やアンテナが並ぶ。


23082006.JPG


結構引っ込んでいるので、
デッキからは上半身しか見えない。



そうだよねぇ。


古いなら古いなりに、
見て楽しめるよねぇ。



人間は……



はて、どうでしょ?
(「県営名古屋空港」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月19日

北広島市役所

北海道の自治体で、
今までほとんど知られていなかったのに
野球ファンの中で認知度が格段に向上したところと言えば

北広島市

ではないだろうか。



言わずと知れた、プロ野球の新球場がオープンしたからである。

紹介や宣伝や報告を含めて、
たくさんのメディア露出が、あるいはSNS等への投稿があったゆえに
目にした方も少なくないことであろう。



北海道日本ハムファイターズが、本拠地を 札幌ドーム から移転して
自前で ボールパーク を創るんだと発表してから

「ホントかよ?」

「採算取れるの?」

「遠すぎて、誰も行かんやろ」

「アクセス最悪」

「延長戦の後、どやって帰るの?」

さまざまな好き勝手な言説が飛び交っていた。



移転・建設に至る経緯については 書籍 に記されていて
まあ、書けなかったことも多々あろうけれども
様子を窺い知ることが出来る。



2023年8月1日現在で 195万9千人 を超える人口をもつ札幌市から、
同7月末現在で 5万7千人余 の北広島市へと移転するのであるからして、
いろんな懸念があるのは当然のことで。


球団として、企業として、勝算があって進めたことだろうし、
受け入れ側も、インフラ整備を含めた公共投資を覚悟し予算措置した上で
決めたことだろうし。


まだまだ、始まったばかり。

今後どうなるかは、外野としては、見守るしかなかろう。



札幌市から恵庭市まで、エルフィンロード という
サイクリングロードが伸びているわけなのだが
JR北広島駅から球場まで、ここを歩いて 約19分 と記されている。
が、誰も居ない道をスイスイ歩くならともかく、
数千人がぞろぞろ歩くのであれば30分ほどかかってもおかしくない、
そんな動線の途中の脇に、
見目新しい、北広島市役所が建っている。


23081901.JPG


道内各地から、また本州各地からやってくる人たちの視線を意識してか
外壁に「F VILLAGE 北で広がる夢がある。」との文字が掛かっている。



北広島市役所 の文字は、正面から日射を受けると
影でダブって見える。


23081902.JPG


この建物の「せつび」は……


中に入ったり、周囲をぐるりと巡ってみたりしなくちゃ
わからないよね。


それでも、換気用のガラリがそれなりに配置されていることは
わかる。



近くには、別の民間の建物があって
その脇にあるモノたちのほうが
興味深くはあった。


23081903.JPG


それぞれに、お年を召していらっしゃる、
せつびの数々。


新しいものだけが、素晴らしいんじゃないね。


年を経たなら経たなりに、
味が出てくるってことも、あるのだ。



人間をや。


と言いたいところだけれども、
さて、どうかね。



ますます錆びついて、硬くなって、
箸にも棒にも掛からなくなって……

そうはなりたくないなぁと思いつつ。
(「北広島市役所」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月14日

ビルに貼りつくもの

電車待ちに、周辺を見上げると
たいていいろんなモノが目に留まる。


23081401.JPG


水や空気や電気や電波のあれこれ、である。


快活クラブの案内塗装がある外壁面だけ
ダクトを塗ってあるのもおもしろい。

せっかく足場を組んだんだから、
塗っとこうよ、っていうわけだね。



他の壁面は、まあいいや。

ダクト塗装のためだけに足場を組むのは
あまりに高コストだから。



それにつけても、
あの高置水槽を清掃するのは
とても、とても怖そうだ。


キュービクル点検も、
平気じゃ済まないな。
(「ビルに貼りつくもの」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月11日

常滑市のマンホール蓋

愛知県常滑市

「とこなめ」とは、なかなか読めないかもしれない。


いかにも焼きものの街という感じの 市章 をもつ。

焼きものっぽくって、なおかつ「常」の字を示していて。


マンホールの中央にも
堂々と配されていている。


23081101.JPG


市章を取り巻くのは、サザンカなのであろう、たぶん。



小口径桝の蓋は、当然コンパクト。

23081102.JPG



水道メーターの蓋は……
通りがかりにあったものは、汎用品であった。


23081103.JPG



地下式消火栓の蓋には、
ちゃんと市章がついているのに、ね。


23081104.JPG



共同溝の角蓋にも、しっかり。


23081105.JPG


大きめの蓋にだって、


23081106.JPG


ちゃんと、分割された1枚1枚に
市章が記されている。


なかなかのものである。


なんて偉そうなコメントを入れられるような立場ではない。

ただ、観て、楽しむだけの
通りすがりの、なんちゃって設備屋なのである。
(「常滑市のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月08日

掘ってみなけりゃわからない

道路部の掘削をしていると
予期せぬことばかりが起こる。


23080801.JPG


玉石ゴロゴロ。


聞いてないよ。

と言っても、仕方がない。
誰も、知らないんだ。



ここでこれが出たとしても
それを後の別の施工者に伝達する手段は無い。



舗装厚も、なんか場所によって微妙に違ったりするんだけど
設備引込工事の立場としては如何ともし難い。



おまけにさ、


23080802.JPG


なんか、知らん配管出てきた。

なんやコレ?

曲がっとるしぃ。



触らぬ何とかに、で、
イジらずにそおっとしておくしか、ない。



遠く宇宙のことも謎は多いけれども
深い地面の中や海中なども
宇宙スケールと比べると極小距離ではあるけれども
謎が多いという。


ちょろっと掘っただけでも
いろんな謎が隠れているのである。



似たような、いや、似てないけれども、

「図面、いつまでに出来る?」


ある程度想定はするんだけれどもね、
やっぱり、描いてみなけりゃわからんのですわ。

っていうのが、正直な気持ち。
(「掘ってみなけりゃわからない」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月27日

これからどうなる

北海道札幌市に建つ、
用途の複雑な大型施設。


23072701.JPG


「札幌ドーム」



元々は、2002年サッカーワールドカップ招致のために
建設されたものだそうだ。

その特殊性のゆえ、
屋外で育てた天然芝を、サッカー試合時に屋内へ搬送する形式で
アリーナ部分の座席移動によって
野球形態とサッカー形態の両方を切り替えられる
そういう機能を目玉にオープンした。


その後に、日本ハムファイターズが
東京ドームから本拠地をこちらに移転して
19年にわたって使用した。



所有者である札幌市と、
使用者であるファイターズ、
サッカーJ1のコンサドーレ、
いろいろな利害関係が複雑に絡み合う中、
巷の話によると、横柄で高圧的な札幌市の態度に業を煮やし
ファイターズはここを出て、
独自球場 を建設するに至った、
そう言われれている。



展示会 や コンサートなどのイベント が行われるにしても
これだけの施設を維持管理運営するだけの経費を
賄えるものかというと、極めて心許ない。


「新コンサートモード」を捻り出すも、
予約がつなかい ということで
今後、どうなっていくものか……。



そのドームを臨む空間に(いや、そこに限らず市内の至るところに)
札幌感満載のマンホール蓋。


23072702.JPG



その近くには、市の徽章を中央に置いた
情報BOX用のマンホール蓋。


23072703.JPG



更には、2023年に設置した、
クリプトン・フューチャー・メディアとコラボした
雪ミクイラスト 蓋。


23072704.JPG


なんと、札幌市内観光地に点在している……となると
簡単には見て回ることができなさそう。



この蓋が、ドーム利用の起爆剤に、
なるのかどうか!



ならんだろうねぇ。
(「これからどうなる」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月22日

見せる工場

北海道砂川市に、化粧品会社の工場ができた。


23072201.jpg


市の人口は、昨年度1万6千人を割って
令和5年6月の 住民基本台帳人口 は 15,706人 である。


そんな地に、いや、そんな地だからこそ、
この会社 は工場を造ったのだという。



みんなの工場 と称する。

工場を開く。みんなに対して。

そんな意味が込められているのだとか。



だから、建物は、工場工場していない。
変な副詞だけど。


23072202.jpg


オープン祝いのランが咲き乱れる中、
壁に描かれた案内図が
それを示しているのではないだろうか。



基本的に、工場の中身が
来場者に見える。


23072203.jpg


この中で働く人にとっては
どうなんだろう?


なんか、やりづらかったりしないんだろうか。


慣れるのかな?



でもワタクシは、それ以外のところに
目が向く。


23072204.jpg


折板屋根上のルーフドレン金物からつながる雨水管に
コンセント電源の凍結防止ヒーターが突っ込まれているところとか


23072205.jpg


エントランス吹き抜け壁に並ぶ、ノズル形吹出口とか、
(ちなみに、左のほうにあるネットは
 子どもが上がって遊ぶ場所である)


23072206.jpg


エントランスから1階床に数段上がる部分に
給気か排気かわからないけれども
制気口が仕込んであるところとか。


23072207.jpg


あんまりにもたくさんの来客があったので
あんまりたくさん撮れなかったのだけれど
いろいろ「みんなの」工場なのであった。


エントランス脇には、
市内の飲食店はショップの宣伝カードが並べてあって
工場だけの繫栄ではなくて
地域に波及することを企図した試みに
感嘆を覚えたことも追記しておく。


砂川市には、なぜかスイーツが多い。
小さな街にもかかわらず。


そっち系 の食べ歩きなんかも
お奨めの街だったりするのである。


レンタカーでないと、移動が大変かもしれないけど。
(「見せる工場」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月21日

屋根に突き出たもの

ホームで列車待ちをしていた時のこと。

暇だし、暑いし、観察でもしてみようと。



23072101.jpg


屋根の上を這う、排水管。

さて、何の排水なのやら。



と、その向こうに何やらあるぞ。


23072102.jpg


こっち側の窓は開いていなかったから
ガラス越しになっちゃったけど。


チンアナゴか何かのそろい踏みである。


この屋根の下から、
よほどいろんな排気が出てきているものなのかどうか。

排気、だよねぇ、この感じは。
知らんけど。

そしてさっきの謎の排水管は、更に伸びていく。


23072103.jpg


延々と伸びていく。

どこまで行くのだろうね。


行く手には、室外機やら動力盤やら
そんなものたちが屋根上に組まれたステージの上に
乗っかっている。



更にその先には、まだまだ排水管が伸びていて
ターバンを被ったダクト? が生えていた。


23072104.jpg


ううん、なんじゃこりゃ。

これも、排気、だよね? ちがう?
(「屋根に突き出たもの」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月17日

水が抜けるように

とある、トイレにて。


人のいないトイレでは、
いろいろと観察する。


23071701.JPG


一番外壁寄りのブースだったからかな、
床面に見えるのは、水抜き用ドレンバルブの
フロアハンドルだね。


存在がわかりやすく、
操作にも支障がなく、
足で踏んだりしそうにない場所に
設けられている。


一応、床材の目地も気にしてあるようだ。



表面にはHSKと書いてあるから、
北海道水道機材 の製品であろう。


23071702.JPG


水抜き操作する際には、
レバーを起こして、クイクイっと回すのだ。

ハンドルそのものが出っ張っていないので
あんまり邪魔にならないのだ。



操作レバーと、水抜き弁本体とは
多少位置ずれしていても問題ない。

ちゃんと 回転が伝達されるような機構に なっている。



きょうは、コレが見られたから、オッケー。



ついでに、上を見てみる。


23071703.JPG



トイレなんだけど、
なんとエアコンがついているのだ。


木の大梁から室内機を吊るための小梁が通され
金物で固定されている。


なかなかしっかりした造りである。


露出配管は、白が良かったのか、木の色が良かったのか。

ま、どっちでもいいやね。


誰も気づかんから。
(「水が抜けるように」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月09日

何のダクト?

エレベーターホール前が、全面ガラスであった。


23070901.JPG


吹き抜けに面する各階の廊下の窓が
ずらりと並んでいるのが見える。


ガラス面の上部には、線上吹出口。

「決まり文句」みたいなものだ。


そして、日差しがきついんだろう、
ロールスクリーンもしっかり取り付けられている。


こんなに明るいんだから
今の時間帯はダウンライトは不必要なんだろうけれど
昼光制御は設けられていないんだろう、
点きっぱなしだ。


隅角の窓下にタオルが置いてあるのは
結露が酷いんだろうかね。



と、視線をずらして外を見る。

と言っても、建物に囲まれた吹き抜け空間なのだが
対面の下から上まで伸びるものがある。


23070902.JPG


ダクト、だよね? たぶん。

しかもさ、真っ直ぐに上がっているんじゃなくて
微妙に横に振れているのさ。



あんまり長いから、1フレームに納まりきらなかったのさ。


23070903.JPG


上端は、塔屋部に刺さっている。

あの向こうに、換気機械室でもあるのかしらん。



宿泊施設の案内図には、
この名称や用途は記されていない。

当たり前だ。



だがしかし、気になるぅ。

いったい、何なのさ?
(「何のダクト?」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月06日

骨董品

昔ながらの商店街を構成するのは
かなり年季を経た建物たち。


23070601.JPG


いつ頃の建物だろう。


昭和40年代くらい?

わからんけど。



それでも、鉄筋コンクリート造4階建てのように見えるそれは
現代にその姿をしっかりと留めている。



地デジ化された現在、機能を果たすことのないVHFアンテナが残ってるけど
UHFアンテナだって、こんなになってたら、役には立つまい。


23070602.JPG


屋上に建つ小屋は、明らかに後付けで、
もちろん建築確認申請なんて通しているまい。


古いビルの屋上には、
こんな感じで自主増築されていることもある。



そもそも、躯体自体の健全性は如何に。


旧耐震下の建物にあっては
そもそも現基準で想定されている大地震には耐えられない。



各室用のエアコンも、相当に年季モノだ。


23070603.JPG


ほぼノーメンテで何十年も働いてきたのだろう。

冷媒管外装もボロボロだし、架台も細っちくてサビサビだ。

出窓部分の防水も、
たぶん雨漏りのたびに何度か塗り直しているのだろうけれど
小手先の手段では難しい状態なのではあるまいか。



外装のタイルは、ちゃんと接着されているのかどうだか。


23070604.JPG


ボロボロ剥がれていないところを見ると
かなりしっかりした施工だったものか、
それとも浮き浮きでヤバいものか。

アーケードで受け止められるから、
直接的被害には繋がらずに済みそうではある。



「骨董品」なんて呼んでしまうと
失礼に当たるのかもしれないが
建築物としては、そう言っても差し支えのない代物じゃないかな。


しかるべき耐震・補修措置を施すのであれば
更に半世紀も経てば、
歴史的建造物として珍重されるようになるのか、どうだか。



時代を表す典型的な造りというわけでもなく
有名建築家の手によるものでもなければ
単に古い建物扱いしかされないのかな。



建築とか街づくりとかに関わる政策は、とても息の長いものだ。


何らかの状態を企図してから、
実際に地区全体で実現を見るまでに
何十年もかかることがザラである。


広大な土地をまとめて再開発事業をやるにしても
10年20年は平気でかかってくる。

まして、所有権がバラバラな街区全体では
半世紀経っても実現しない場合も多い。


その間に、時代が変わり、世代が変わり、
世の中の思想や価値観が変わってくる。


それに応じて都市計画を修正して再度取り組み始めると
またしても半世紀以上かかってしまったり。



それを何とか早く早く……ということになると
地上げ屋だとか反社とか、そういう関与が生じてしまうんだろう。



それに、多くの人が関わる場合、
必ず「大勢には流されんぞ!」という人も出てくる。



計画道路にしても、古いマンション建替にしても、
「絶対に認めないっ!」という人が、出てくる。


だから、どうしても「全員一致」とはなりにくいし、
ある程度「多数決」「強制執行」のような
本人の意思に反していても物事を進めていく仕組みが
必要とされてしまうのだ。


難しいよね、ニンゲンって。



それに比べると、
建物だったり設備だったり、
自らはモノを語ることのない無生物は
単純でわかりやすくて良いのかもしれない。


「骨董品」と呼ばれたからって
怒りだして暴れ回って街を破壊することもないし。



ただし、強度が足りなくって地震で倒壊することは
無いとは言えない。
(「骨董品」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月29日

喫茶店内

ちょいと寄った喫茶店内。


23062901.JPG


古い建物をリノベーションした感じの造りで
なかなかいい感じである。


設備系はすべて後付けっぽい。



椅子、ソファ席もあるのだが
もはやベッドの席もある。


23062902.JPG


ゆったり落ち着ける。

熟睡しちゃいそう……。



エアコン、サーキュレーター、照明器具、換気その他
天井仕上げを取り払ったあとに取り付けてあって
ぜんぶ丸見えである。


23062903.JPG


設備屋としては、なんとも嬉しい店である。



換気は、第3種。


23062904.JPG


天井扇を吊っただけだ。


ここ、寒冷地なのだが
外壁から1mとか2mとかまでの排気ダクトは
結露防止のために保温するのが一般的だ。

冬期に冷たい空気が
排気口から入ってくることによって
ダクト表面が冷やされて
室内空気が触れて、結露する。

それが垂れてくると困るから。



でも、この店では
そんな保温が無い。


寒い時期にでも来てみないと
実際どんな感じなのか
わからないな。



一瞬、シャンデリアかなと思ったのだけれど。


23062905.JPG


オブジェ、でしたね。



こういうのって、
誰がアイディアを出すんだろう。


そして、誰が作るんだろう。


構造強度の計算は
誰がするんだろう。

あるいは、しないんだろうか。



面白いなぁ、と思った店なのでした。
(「喫茶店内」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月13日

木架構の間のノズル

とある、特殊な建物を見る機会があった。


木造で、いろんな規定に挑戦した建物である。
もちろんすべて合法的にいろんな検証などによりクリアしたものだ。

23061301.JPG

こんな感じの架構になっていて
モクモク(木々)していて、カッコよさを醸し出している。


ちょいと右のほうを見ると
2本の集成材に間隙を設けた構成の梁の隙間に
ノズルが顔を覗かせている。

ほお、なかなかいい表情してるね!


ほら、こんな感じで並んでいるのだ。


23061302.JPG


いいじゃん!



梁の下にはパネル放熱器を設置していて
しかもこれは「パネルヒーター」ではない。


23061303.JPG


冷温水を通水することによって
夏期の冷房にも使用する放熱器なのである。
ちゃんと下部に結露水受けが設けてある製品なのだ。


「設備」は何かと隠されがちだけれども
こういうふうに構造や内装とともに顔出しでついている設備は
嬉しいものだ。


ね?


ZOOMなんかでも、画像だけ表示されてるよりも
顔出しのほうが、なんか信頼できそうな、
親しみが湧くような感じがしないかな?


対面の打ち合わせに際して、
相手が仮面を被ってたら
なんか変な感じがするでしょ?


あれなんだ。



ノズルの裏側は、
こうなっていた。


23061304.JPG


スパイラルダクト(保温材巻き)が
しっかりと見えている。


ただね、こう言われることは覚悟してるよ。


「顔出しはいいんだけどさ、
 内臓とか血管とか神経とか見えてるのは
 キモチワルイのさ。
 だから、隠したいの」


意匠・デザインをこよなく愛する人にとっては
「設備」はそういう存在だよねぇ。


ま、そこは好き好きってことで
ご容赦願いたいものだ。

生物の内臓・器官と、
メカのそれとは、やっぱ根本的に異なるわけだからさ。
(「木架構の間のノズル」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月11日

灯油タンクは隠したい?

ある程度意匠的にいろいろと工夫された建物だと
外回りに取りつく設備関係には気を遣うものだ。


たとえば、寒冷地でありがちな灯油タンク。


23061101.JPG


エントランス脇にタンクが並ぶものだから
木板でルーバーっぽい細工を施して
目隠ししてあったりする。



もっとも、危険物看板と消火器が目立つから
それは仕方がないのだけれども
表面積からするとタンク本体よりもずっと小さくて済む。



もうちょっと近づいてみる。


23061102.JPG


板を少々切り欠いて
水道メーターの指示計をはめ込んであるなんざ、
なかなか芸が細かい。


看板のペンキが垂れてきてしまっているのは
ご愛嬌!?



もちろん、タンクを完全に囲ってしまうと
給油の時なんかにすごく面倒くさいから
側面にはルーバーは無い。


23061103.JPG


利用者動線からすると裏手になるので
これで良いのだろう。


木枠の剛性を確保するため
筋交いもしっかり入れてある。



カボチャを置くことで
他のモノには視線が行きにくいように
配慮されている……のかもしれない。

いや、他意は無い、のかもしれない。



当然のことながら、側面もしっかりと観察する。


23061104.JPG


人が入っていくには
筋交いが微妙に支障になりそうだが
まあ毎日のことではないので
目を瞑ろう。そういうことなんだろう。



灯油タンクとかLPGボンベとか、
室外機とか電気メーターとか、
ガラリとか換気フードとか
その他、屋外に見える設備関係については
どう見せるか、どう見せないか、
気にするか、気にしないか、
重要性や価値観や予算や事情によって
扱い方はさまざまであろう。


ただ、

「えっ? そんなモノつくの? 知らんかった。
 みっともないから、隠してしまえっ」

っていうのだけは、避けたいものだ。


知っていた上で、事情に応じた対応をする。


そうあって欲しいものである。
(「灯油タンクは隠したい?」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月06日

展望台にて

ちょっとした展望台に上がった。


とにかくどこに行ったとしても、
ざっと天井を眺めてしまう。

習性、いや本能のようなものだ。



23060601.JPG


夏になると、熱がこもりやすいからだろう、
天井扇が据えてあった。


多角形の展望塔に四角いフェースをどう配置するのか、
悩ましくもあろう。

丸いダウンライトはそれほど難しくないだろうけれど。



全面ガラスではないけれども
展望用の窓面積はそれなりにあって
それゆえに、冬期は冷気がこれでもかと窓面を伝う。


それを緩和すべく、
窓下に伸ばされた、電気ヒーター。


23060602.JPG



形状を見るに、巾木ヒーター であるようだ。


梁型にまで取り付けてあるけれども
その部分もヒーターであるのか、
ダミープレートであるのか
そのあたりはちょっと見ただけではわからない。



暑さにも寒さにも配慮された展望台であったのだ。
(「展望台にて」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月30日

やっとこさ3000記事に

本日の記事で、3000記事になる。

2006年6月1日に 最初の記事 をアップしてから
明後日で丸17年だ。

途中、気まぐれに更新していたり
月1回とか週1回とかその時のノリで頻度が違ったり

2011年12月から2013年12月まで2年ちょっとは
なんか放置してしまっていたり、
でも2014年5月中旬から一念発起、
週1回は更新しようと思い立ち、
同11月から週2回に増やそうとしてみたり、
そして2016年5月中旬からは毎日更新を目指して
(たまに抜けたりしていたけれども)
以来、まあそれなりに続けてくることが出来ている。


毎日更新ならば3000日、10年弱で達する3000記事に
余計に時間を要してしまった。


それに「毎日」と言っても、
予約投稿だったり、前の日の日付で投稿したりしていて
ほんとうに毎日書き続けているわけでもない。

記事の分量だって、長々と書いている日もあるけれど
ほんの数行の日もそれなりにある。

ま、ゆる〜いブログなのである。



このブログを始めた動機、経緯などは
以下の記事をご参照いただきたい。


2014年8月2日

2016年5月3日

2017年5月18日

2020年8月31日(2000記事)


はじめのうちは、ですます調で書いていたのであるが
2017年7月8日 から、突如文体が変わっている。
なんかあったっけ?

でも翌日以降は文体がいろいろで。
近年は、もっぱら現在のような調子になっている。



ま、長い間には、いろいろあるということだ。



こうやってブログを続けていたところ、
株式会社オーム社発行の 設備と管理 編集部よりご連絡を頂戴し
2021年10月号 より『けろさんの設備探訪記』として
連載させていただく機会を得た。

ご縁とは、不思議なものである。



それなりに年数を経過しているのだけれども
始めた当初に存在していた いろいろな点 は
それほど改善されていないような気がするのは
少々残念なところ。



それはともかくとして、
まだまだ多くの楽しさ・興味深さの尽きない「せつび」を
これからも愛でていきたいと思うのです。
(「やっとこさ3000記事に」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月28日

建物裏の隙間

建物には、それぞれの表情がある。


特に、前面のファザードには
人の目を惹きつける要素が盛り込まれているのが普通だ。



けれども、「せつび」を見んと欲するならば
その裏側を覗いてみるのが必須となるのだ。



2棟の建物が並んでいる隙間部分。

おそらく、スタッフが利用する、裏動線ともなっているのであろう。


23052801.JPG


突き当りは、通用口かと思ったら、
これは冷蔵庫の扉だね。
外部から直接庫内に搬入できる造りとなっているようだ。



そして、左右の外壁沿いに並ぶ、
「せつび」の数々。


右側棟の窓上に被さっている鉄板は、
単なる雨よけの庇か、
それとも建築金物細工による換気フードがわりのものか。



板張りの外部仕上げが、
勾配屋根からの落雪で傷んでいる様子も、わかる。

と同時に、雪から室外機を守るための屋根が
室外機架台に取り付けられている。


換気用のダクトは、特に色を塗るでもなく
銀色のままである。

人の目にあまり触れない部分だから
わざわざ塗ることもあるまい、と。



左棟の外壁に、先の途切れた配管が這う。


元々は、ここにLPGボンベでも置かれていたか。
そこからのガス管の名残か。

雪に埋まって困るから、
別の場所にボンベを移したか。


そこいらの実態はわからねども、
いろいろと想像が膨らむ。


よく見ると、
屋根の上にも、室外機か。



「建物の隙間」で画像検索すると、
結構いろいろと引っかかるものだ。


世の中、モノ好きが多いものだと、
自分のことは棚に上げて思う、今日このごろ。
(「建物裏の隙間」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月21日

壁面にどう並べるか

スイッチ類って、
いろんな形態のものがある。


形も大きさも厚みも見た目も
ほんとうにいろいろあるものだ。


昔ながらのタンブラスイッチだけで済むような建物は
めっきり少なくなったのである。



液晶のリモコンも当たり前になって、
スマホの画面のようなコントローラーも増えてきて。



さあて、この並び
いかがでしょうか?


23052101.JPG


何をどの順番で並べるか。


何段何列で並べるか。


それぞれの高さをどうするのか。


内装仕上げとどう調和させるか。


悩ましいことは多い。


家具との位置関係も、なかなか難しい。


でも、この並びについて詳細に検討されたような設計図は
ほとんどあるまい。

施工図の段階で、
総合図として電気設備機械設備も含めた立面を起こし
位置を確定するのも
なかなか貴重な現場ではないか。


もう、その場の勢いで、
実際に手掛ける職人さん個人の感性で
並べることも多いのではないだろうか。



「正解」がある類の事柄ではないから
何をどうやっても、何かしらの文句は出そうだし。


すごくいろいろ考えて検討に検討を重ねて造っても
てきとうにエイヤって造っても
評価が変わらなかったりすると

「どーでもいいや」

となってしまうかも。



「おお、この並び、好きやわぁ」

「なんか、あって欲しいところにスイッチがあるんよ」


そんな感想を伝えることができたら
造ってくれた人も嬉しいんじゃないだろうか。



「いちいち、使いにくいんやで」

「なんか、感覚ずれるんや」

クレームはクレームで
「個人の感想ではあるけどね」
という注釈付きになるかもしれないけれど
何がどんなふうにズレてるのか伝えたら
今後の参考になるかもしれない。



これからもきっと
いろんなタイプのスイッチ類が増えてくる。

その度に、頭を悩ませる人たちが居るのだろう。
(「壁面にどう並べるか」おわり)
posted by けろ at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月20日

ステンレスでもサビが出る?

海沿いの建物の外壁に。



上方の換気口、照明器具とともに
下方に並ぶ、給排気トップ。

ガード付きのやつであるが。


23052001.JPG


ビス周りとか、茶色くなってるよね。


錆びが出てきている?



海沿いの潮風が吹き付けるところとか、
塩素消毒の効いているプールとか浴場とか、
ステンレスの製品であっても
錆が出てくることはある。


ステン(錆)がレス(無い)という名前だとしても
確実に絶対にレス、なんていうことは
無かったりするのだ。



ステンレス材にも、いろんな種類があって、
耐腐食性能もさまざまであるからして
ホントのところは、特性をよく理解した上で
その設置場所、環境と照らし合わせて
材料を選択するのが良い、に決まっている。


けれど、じつのところ
そんなにじっくりと熟慮検討の上で採用するなんて言うことは
それほど多くはなかったりするのだ。


「錆びやすい? じゃ、ステンね」

「アルミでもいいんじゃね?」

「鋼材なら、ドブ漬けでいいじゃん」

「塗っときゃいいっしょ」



誰かが何か提案したら

「それでいいや」

気軽に決まったりもする。



ま、たいていの建物は
それほど気にするほどのことでもなかろうて。



ただ、そのあたりをすごく気にする必要がある建物であったら
(機能的にとか、意匠的にとか)
いろいろ考えたほうが良い場合だってあるのだ。


一品生産モノの建築物だと、
隅々まで行き届いた検討というのが
とても困難だったりするんだけど。
(「ステンレスでもサビが出る?」おわり)
posted by けろ at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月16日

オロロン鳥

北海道羽幌町に、北海道海鳥センター が在る。

環境省の施設である。


日本海側に延びる国道232号線を通称オロロンラインと言う。

ウミガラスの鳴き声がそう聞こえるということから
「オロロン鳥」とも呼ばれることにちなんでいる。


「海鳥センター」だから、いろんな鳥に関する展示がある。


さすが国費、というべきか、
無駄に(と言ったら怒られそう)リアルな造りである。


23051601.JPG


もちろん、それぞれに関する学術的要素が
ガッツリ説明されている。



吹き抜けのこの空間は照明制御されていて
朝から夜までの時間変化を表現しているのである。

スゴいよ、この照明。


23051602.JPG


当然、一番下は海である。


23051603.JPG


上のほうまでしっかり観察できるように
双眼鏡も置いてある徹底ぶり。



さて、このたてものがある羽幌町(はぼろちょう)。


港には、
同じ町に属する天売島(てうりとう)、焼尻島(やぎしりとう)へ渡る
フェリーのターミナルがある。


フェリーの名も「おろろん」である。


23051604.JPG


見るからに、2代目なんだろう。


23051605.JPG



せっかくなので、渋谷水産直売所・北のにしん屋さん で
はぼろ丼をば。


23051606.JPG


漁の状況によって、乗るものや分量が変わるようである。



マンホールの蓋も、
当然ながらオロロン鳥である。


23051607.JPG



止水栓筐も。


23051608.JPG



新千歳空港から車で、
道央自動車道〜深川留萌自動車道〜国道232号線を経て
3時間22分、距離にして212kmと、
google map さんは、示してくれる。


ちょっと、遠いかなぁ。



あ、稚内空港からだったら、
国道40号線〜国道232号線経由で
2時間12分、134kmだって。

こっちのほうが、だいぶ近そう。


あれ? 132分で134kmを走るって、
そう出ちゃうのね。



※ 北海道の距離感には、注意が必要なのです。
(「オロロン鳥」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする