2020年06月07日

ああ、あの人の曲だ。伊福部昭。

伊福部昭 という人をご存知であろうか。


独学で作曲を習得した作曲家 ということである。


「公式ホームページ」というのが、いつまでも暫定版のまま。



北海道釧路で生まれた後、音更(おとふけ)町に移り、
札幌二中〜北海道帝国大学農学部を経て帝室林野管理局勤務となり
その傍ら作曲活動をしていたそうである。



それを記念して、音更町には 伊福部昭音楽資料室 が設けられている。

資料室は、音更町図書館 の一室にある。



図書館正面。


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ガラスの直方体と、RCの左右に広がるアプローチが特徴的である。


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設計は、山下設計 が担当したようだ。



正面入口は……実は、視認しづらい。


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図書館、の文字が小さく、自動ドアも中の様子が伺えないもので

「ここから? 入っていいんだよね?」

初見だと、戸惑う。


まあ、戸惑うのは最初だけで、2回目以降は気にならないだろうし
町民のための施設であるからして問題はないのだろう。



音楽資料室の看板のほうがだいぶ大きいので、
かなり力の入った資料室であることが期待される(かもしれない)。



エントランスを入り、展示ホール的な場所を通過しそのまま奥に進むと
資料室が2階にあることがわかる。


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図書館は1階この奥にあるのだが、
その存在よりも目立つ、資料室の表示なのである。



階段を上がり、折れて少し進むと「資料室」があった。


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中には、氏の業績を物語る、様々な文字、文字、文字、写真。


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文書庫 + 文字資料

そんな感じの展示であった。



そう。

「博物館」「記念館」なのではなく、
文字通り「資料室」なのであった。

そして、「室」は、この1室のみ。
そんなに広いスペースではない。

「博物館」の期待感を持って行くと、ちょっと拍子抜けするかも。



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音楽CDやレコードの収蔵もある。

脇のミュージックボックスで240曲聴けるとのこと。



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作品リストのうち、映画音楽部分。


そう。あの「ゴジラ」のテーマは
彼の作品であった。

他にも、実際に聴けば「耳にしたことのある」曲は
きっと多いに違いない。



本来はクラッシック音楽の作曲家であって、
国際的な作曲コンクールで優勝したりしているらしいのだが
映画音楽のほうが一般には馴染みが深そうである。


うん、いろんな人がいるものだ。



さて、折角なので「せつび」も観る。



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廊下端部、階段室手前・エレベーターホールの外壁には
温水パネルヒーターが設置されている。

北海道十勝の寒冷条件を考えれば、
この広い窓面の外皮負荷処理は重要である。

天井面には、ファンコンベクターの吸込口とおぼしきものも見える。



エントランスホールの外壁面は、
全面ガラスである。


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足元まですっきりと、中庭を見渡せる。



この寒冷地で、このガラス面が結露してしまわないために、
窓下に放熱器を置くのが一般的なのだが、
ここではそれを、このような納めにより実現している。


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窓下の、グレーチング。

放熱器は、この下に入れてあるのだ。


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どうせピットは造るのだし、
配管も通すのだから
放熱器ごと納めたって構わないよね。



放熱器は、敢えて見せても良いだろうし、
このように表に出さなくても良かろう。


意匠設計者の感覚・考え方・好みに合わせたい。



設備設計にかかわるワタクシ個人の好みにも
これは合致している。

デザインを重視するあまり機能を犠牲にするものではなくて
機能性も維持した上で実現されている計画であるから。



「意匠」は大事だろう。


「人は見た目が9割」なんて言われるくらいだ。
「見た目」は、たといそれを意識していなかったとしても
人の思考に及ぼす影響力は大きなものである。


けれど、もし「見た目だけ」にこだわるならば、
それは不健全でもある。



昔、女性の肌が白くなるからという理由で
水銀化合物が化粧品として使われていたというが
それは単に水銀中毒で顔が青白くなるだけであった。


理屈がわからなかった時代は仕方ないのかも知れないが
現代でそれをやればもはや犯罪である。



「室外機の見た目が邪魔」という理由で、
厳重に目隠しの板で覆ってしまえば
効率は激減し能力も下がり
人にとっても機械にとっても良いことはない。

邪魔にならない場所に置くとか
効率を犠牲にしない隠し方をするとか
できることはたくさんある。

何も考えることなく
単に「邪魔」と片付けるのは、
非常に乱暴なことだ、とワタクシは思う。



その「乱暴」が、結構いろんなところで見られるのは
悲しいことだとも思う。



逆に、そのあたりがとても良く調和してると、
楽しく、嬉しくなる。

そんな「作品」に、たくさん出会っていきたい。
(「ああ、あの人の曲だ。伊福部昭。」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月06日

日本で唯一のビール博物館、ということだ

「日本で唯一のビールに関する博物館」と称している、
サッポロビール博物館



同じ会社の ヱビスビール記念館 は、違うの? という疑問はさておき。
(URLにも museum って入ってるけど)



明治時代、国策として行われた多くの事業の一つが、
ビール醸造、なのであった。

「殖産興業」のもと、そのバイタリティはもの凄いものである。



その産業遺構を博物館として残してあるのだ。



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天気が、悪い。ので、映えない。
けど、訪れた日がそうだったのだから仕方がない。



レンガ造りの建物が遺されていて、
一部が博物館やレストランとして利用されている。



現代の利用に耐えるよう、
耐震補強、設備追加など、さまざまな改修が加えられているに違いない。
そうでなければ、いろんな法にひっかかるし、いろんな不都合が生じる。



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当時の雰囲気を最大限残しつつも、
傷んだ部分は補修し、汚れた部分はきれいにし、
建築的にも必要なものを添加している。



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「博物館」としての動線計画もあるから、
おそらく従来とは異なるエントランスを新設したのであろう。


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今どきはスロープが必須だし、
「完全に元のまま」というわけにはいかないものである。
また、その必要性もあるまい。



連結散水設備の、送水口。


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すでにこれもだいぶ古ぼけてきているから
ピッカピカのものよりも溶け込みやすいかもしれない。



屋外消火栓ホース格納箱も、それっぽい塗装。


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ガス管も塗ってあるけど、
ガスメーターには「指定色品」なんて無いから
まあ仕方ないんだろう。

プロパンなら無理やり塗ってる建物もあるんだろうけど
都市ガスだとそうもいくまい。



自販機も、レンガ柄。


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内部も、元のレンガのイメージを最大限保ちつつ、
おそらく全面改修したに違いない。



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螺旋階段は、どうみても後付け。


元はどうだったのかわからないけれど、
壁面のノズルがいい感じで取り付いている。



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喫煙所も取り付けられていて、
換気扇やダクトもナマのスパイラルダクトじゃなくて
化粧が施されている。



配管類、照明器具類、コンセント類も
全部後付け。


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外壁面には、補助暖房なのか、メインの暖房なのか、
ローボーイ形っぽいファンコイルユイットっぽいものがある。


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これだけでは、冷温水がつながっているのか、温水だけなのか、
電気式なのか、判別しかねる。

蒸気ではないっぽいけど。



「博物館」としての展示も、ちょっとだけご紹介しておく。


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「重要科学技術史資料」としての、麦汁煮沸釜。


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結構貴重なもののようである。



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これは何だったのか……。
忘れちゃった。

何か搾る感じのものかな?



村橋久成、中川清兵衛の物語が
パネルによって紹介されている。


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各国語で書かれたラミネート説明板も用意されている。
英、中、韓のほか、タイ語などもあったような気がする。


有料のプレミアムツアー参加者には、
専用の英語・韓国語の音声ガイド端末貸し出し(有料)もある。

今どき中国語もありそうだけれど、無いんだね。



官営であった麦酒醸造所が、民間に払い下げられて産業化していった。


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大成建設との繋がりは、こういうところからあったんだ、と
認識できよう。


あ、次回一万円札の人も関係してるんだ。



「ただの暗記科目」としか認識していなかった地歴科目だけれど
時代の流れ、人物の関係性などとともに見ていくと
なかなか面白いものなんだなと、やっと気づくようになってきたような。



サッポロビール園 も併設されている
(というか、博物館のほうがオマケで、メインがビール園)ので、
羊肉とともに堪能できるのである。



もうもうと立ち込める煙を堪能したい人向け、
無煙ロースターで楽しみたい人向けなど、
いくつかの建物があるので目的に合わせて選ぶことができる。



通販や物産展で、あるいはアンテナショップで、
今どきは全国・全世界どこにいても食材は手に入るかもしれないけれど、
やはり本場で食べてこそ。

雰囲気・気分も含めての味なのである。



コロナ禍は過ぎ去ったと言える状況がいつになるのか
見当もつかないけれど、
様子を見つつ、ある程度経済を回すという意味でも、
そろそろ訪問を考えても良い時期じゃないかと思ってみたりする。



「以前(Before Corona)と同じ」には、たぶんならないだろう。

けれど、「今後(After Corona)の新しいあり方」は
形作っていかなくてはならない。



我々の敵は、決して SARS-CoV-2 だけではない。

毎年万人単位の犠牲者を出す季節性インフルエンザも、
未だ根絶とは程遠い結核、梅毒、HIVなど各種感染症も、
各種のガンも、不慮の事故も、
猛暑も豪雨も台風も地震も噴火も高潮も津波も、
経済不況も雇い止めもセーフティーネットの崩壊も
国際関係の悪化も家庭内不和も、
ありとあらゆる「危機の源泉」が存在している。



たとい健康であっても、経済的に立ち行かなくなれば
やはり生きてゆけない。

経済最優先、とするのは危険だけれど、
優先度は決して低くはないはずだ。


そもそも、ある程度経済的裏付けが無ければ、
各種の危機への対策も打てないのだから。



ここで経済をうまく回すアイディアと実行力を見せる人がいたら、
ノーベル経済学賞が貰えるんじゃないだろうか?

よくわからんけど。
(「日本で唯一のビール博物館、ということだ」おわり)
posted by けろ at 14:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月05日

ビールとカブト

これ、何でしょう?


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タイトルで、すでに全部説明しちゃってる感もあるのだが。



現在は、モニュメントとして保存されているのであるが、
元々は煙突の頂部に取り付けてあったものなんだそうで。


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「機能美」の典型的なものなのかもしれない、と
勝手に思う。



あまり気づかれていないけれど、
後代になると取り上げられる、こういうモノたちが
現在もたくさんあるに違いない。



「せつび」たちも、その中の一領域のはずなのである。
(「ビールとカブト」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月30日

ゲートバルブとバタフライバルブ

バルブ、もしくは、弁。


発音的には「ヴァルヴ」の表記が近いのかな?



会社名として バルヴ と表記しているところもある。



流路の開閉を司るものにもいろんな種類があるけれど、
なんか、いろいろ写ってるやつがあったので。


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赤丸のやつ、赤いハンドルがついているのが
「ゲートバルブ」もしくは「仕切弁」と呼ばれるやつだ。

青銅製、黄銅製、ダクタイル鋳鉄製、ステンレス製ほか
いろんな材質の製品がある。


流体の種類によって、あるいは接続する配管の材質によって
いろいろと使い分ける。


たいてい、「常時開」とか「常時閉」とか書いてある、
バルブ札が下げられている。


写真に写っているのは、だいぶ小さいやつだ。
これが大きくなってくると、かなりの寸法&重量になる。


寸法 と 重量 の感覚(ついでに、値段も)が
わかるだろうか?

呼び径200Aの鋳鉄製バルブだと、
フランジ面間寸法が241mm、バルブの背の高さは635mm、
重量85.2kg、定価が195,000円と記されている。

すごく、でかい。



で、口径の大きな弁(50Aまたは65A以上)になると
特別な必要性が無い限りは違う形式の弁を使用する。


緑丸で囲った形式のバルブ、
「バタフライバルブ」である。


これまたいろいろな開閉機構があることはあるのだが、
蝶が羽根をパタパタやるような開閉動作をするものがあるので
このような名称になったとか。


面間寸法が小さく、背の高さも小さくて済み、
ハンドルの形状もでっかいゲートバルブよりは操作しやすい。



軽・小・短・薄と、簡潔に説明 されている。




いろんなバルブがあるので、
東洋バルヴ とか キッツ とか
たくさんのメーカーがあるので
覗いてみると楽しい。


工業会 にも 会員企業 が載っている。

113社って、すごくない?



上の写真で、青丸のがチャッキバルブもしくは逆止弁、
黄丸のものは、防振継手である。



それぞれ、意味があって、必要があってついている。
無闇矢鱈に、テキトーにくっついているわけじゃない。


こんなモノたちが、そこかしこについているのだから
機械室内は、それだけでも愉しからんや!
(「ゲートバルブとバタフライバルブ」おわり)
posted by けろ at 17:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月26日

ドライエリアに室外機、有りや無しや

地下に機械室があって、
機械室に面してドライエリアがある。



機器類の搬入搬出のため。

地階の換気のため。



理由があって、
必要性があって、
ドライエリアが設けられる。



ドライエリアの大きさも、
必要に基づいて決められている、はずだ。



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となると、
こうやってあとからドライエリアに室外機を並べてしまった場合、
大丈夫なのかなぁ。


のちのち、邪魔になって困ったりしないのかなぁ。


その時はその時。


どうしても邪魔なら、
どけるまで。



そういう割り切りなら、まあそれも良かろう。



ただ、この床面、
だいぶ傷んでいるようだ。



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ここを何とか処置しようとすると、
早速邪魔になるなぁ。



まあ、この下に室があるわけでもなく、
誰かが良く見る場所でも無いから、
このまんまでもいいかもしれない。
(「ドライエリアに室外機、有りや無しや」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日

乾燥室、じゃないけど

熱源配管の入っている、管廊部分。


熱い配管は、ぶ厚い保温材で覆われているのであるが
それでも保温材を通過して周囲に滲み出す熱は結構なものである。


それで、だ。


熱の、有効活用?



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暖かいPSや、機械室の中は
結構こんな感じの「乾燥室」として「利用」されていたりする。



ただ、ボイラー室では避けてほしいところではある。

燃焼室に「可燃物」は置いておきたくないのである。



それでも、「便利」だから、ということで
結構干されているんだよなぁ。



ここは、火気のない管廊だから
安心なのだ。
(「乾燥室、じゃないけど」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月19日

仕上がっちゃったら見えなくなるけど

天井の仕上材を貼る頃には
天井内の設備モノは粗方出来上がっていなくてはならない。


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たとえば、ダクトを吊って、繋いで、ダンパーも取り付けて、
保温施工も済ませておかなくてはならない。



燃焼機器の給排気管の場合には
所轄消防の指導によってラッキングが必要だったり
することもある。


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こんなのを、天井を貼ってしまった後にやるのはすごく大変だ。

だから、予め済ませておかなければならない。



でもなかなか、工程が詰まっていたりなんかすると
そのタイミングを掴むのが難しくなったりする。


夜中にちまちまやるしかなくたったり……。



きれいに仕上がってしまったら
全部見えなくなってしまうけれど
無くてはならぬもの。


そんな「せつび」が、愛おしくなってこないだろうか!



「在宅ワーク」なんか出来っこない、
現場作業をこなしている多くの建設関連従事者に
幸あれ!
(「仕上がっちゃったら見えなくなるけど」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月17日

サッシを貫通する配管

既存の建物にあとからエアコンを設置するような場合に、
室内機〜室外機間の冷媒配管やケーブルを通すルートが
見当たらないようなこともある。



そんなときに重宝する(?)のが、サッシ。

(「重宝」なんて言葉を使うのは、設備の人間の身勝手と
 言われかねないけれど)



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開閉しなくてもよいガラス部分であれば
貫通させることができなくもない。


コンクリート壁に孔を開けるよりは
やりやすかろう。



ガラスにそのまんま孔を開けることもあれば
四角く切り欠いて枠をまわし、
アルミパネルか何かを嵌め込んで
そこに通すこともある。


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この画ではアルミパネルよりもむしろ、
切り欠いたカーテンのほうが気になるけれど。



あとは、ちょっと開けた状態でサッシを固定して
隙間にパネルを嵌め込んでそこに通したり。


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設備的には、なかなか都合が良かったりするのだけれど、
換気上、排煙上、採光上、面積が足りなくならないか、
注意は必要である。
(「サッシを貫通する配管」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月10日

馬の資料館

帯広競馬場 には、馬の資料館 というものが併設されている。


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入場は、無料。


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(現在は、コロナの影響で閉館しているはずだ)



館内はそんなに広くないのだが、
「馬」のうんちくが、結構詰まっている。


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いろいろな展示に、英文のほか簡体字・繁体字の解説がつけられている。
海外からも多くの来訪者があったことがうかがえる。



模型、ジオラマ、イラストも、
結構力がはいっている。


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それだけ儲かっているのか、
アピールに真剣なのか。



何度か廃止の瀬戸際を迎えつつも
何とか頑張っているということなので
後者なのであろう。



馬具の類は、普段縁が無いだけに
なかなか興味深い。


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写真や模型と見比べないと、
何をどこに使用するのか
わからなかったりするけれど。



蹄鉄にも、
いろんな種類・形式があるのだそうで。


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開拓期には、各所に馬具屋さん、蹄鉄職人さんたちが
活躍していたという。



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料金表が、なかなか。


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米俵の金額と比較されている。

もっとも、米を俵で買うことがないので、
そんなにピンとくるものでもない。


いわゆる「郷土資料館」ほとではないけれど、
雑多な感じも、漂いつつ。


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かつて、馬が無くては生活が成り立たなかった頃の栄光の数々が
紹介されている。


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ルームエアコンが、しっかりついている。


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ウマの人工授精……。


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道具も、でかい。



人間だけではなく、
馬にも戸籍があって。


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そのまんま「馬籍」というそうだ。



寿司屋には、魚偏の漢字がたくさん書いてある湯呑があったりするが、
馬偏の漢字も結構あるようで。


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ま、魚偏ほどじゃないだろう。



暖房は、FF式の石油暖房機。


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換気は、換気扇。



石油暖房機の裏側。


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暗いし、狭いし、撮りにくいけれど。



冷房は、ルームエアコン。


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柱幅と壁仕上げと後方からの配管取り出しと……
協議の結果、裏板を当てることになりました。

っていう感じかな。



とにかく、今はどこもかしこもコロナ対策で
自粛、閉鎖、無観客、などの嵐だ。


卒業式、入学式、入社式も軒並み中止。

新人研修もオンライン。新人合宿は中止。

下手すると採用中止、内定取り消し。

甲子園も、高校総体も、吹奏楽コンクールも中止だ。



設計・施工のプロジェクトについても、
「中止」の知らせがちらほら。



アフター・コロナ、
全世界が、今までとは違ったものになる。



価値観が、覆る。



そういう、歴史の1ページを垣間見つつ。



正常化(といっても、以前と全く同じになることはもうないだろう)の暁には、
いままでと違う歩みを始めていくことであろう。


そんなついでに、

「馬の資料館」は、いかが?

豚丼食べ歩きとともに。
(「馬の資料館」おわり)
posted by けろ at 22:22| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月09日

天井の中は、時々見てみたらいい

天井の中。


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普段は、そんなに見る機会はないはずだけれど
それでも、たまに見てみたらよい。



「階高、どのくらいにするかなぁ」


「天井内、設備スペースどのくらい必要?」


常々疑問を抱いている、設備以外の建築関係者は、特に。



1ヶ所2ヶ所見て、良しとしてはならない。



どんな冷暖房、どんな換気をしているかによって、
ダクトや配管の大きさ太さや数がずいぶん違うのだから
簡単に一般化して考えてはならないのだから。



とにかくいろいろ見て、
実際のイメージを掴んでいただくに限る、と思うのだ。



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用途によって、規模によって、方式によって、
どのくらい違うものかを体感するには
見てみるのが手っ取り早い。

設計図集成なんかを見るのももちろん参考になるけれど。


古いビルが、設備改修に改修を重ねた結果どうなっているか
実際を見知れば、
新築時にどのくらい余裕を持たせたいか、
考えが変わるかもしれない。



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ぐっちゃぐちゃに張り巡らされたケーブルを見れば
キレイにケーブルラックを通せるスペースを
用意しておきたくなるかもしれない。



梁の大きさと天井懐との関係が
よりリアルに迫ってくるかもしれない。



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設備方式によっては、
ダクト配管ケーブルだけではなくて
機器本体、ファンなどが押し込められる場合もある。



ただの建物利用者には必要ないことだけれど、
設計者・施工者であるならば、
「自分には関係の無い、設備屋の責任範囲」ということにして
見もしないのはどうかと思うのだ。
(「天井の中は、時々見てみたらいい」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月08日

共同溝の中

とあるところの、とある共同溝。

何系統かの設備用配管と
何系統かの電気用配管とが
整然と伸びている。


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天井内やピット内よりも
よほど施工・点検・改修などがしやすい。


もっとも、この躯体の築造や埋設は
かなり手間も費用もかかるから
一概に絶賛はできないけれど。



ここのように、
照明器具も適宜配置されていると
たいへんよろしい。

真っ暗な中、ヘッドライトを頼りに進むよりも
ずっと行動しやすい。



もし機会があるなら、
入ってみてほしい。

いや、勝手にじゃないよ。
ちゃんと、しかるべき機会を捉えて、ということだよ。


最近は、いろんなインフラツアーが組まれるようになっている。

建設行政、建設業者のPRの一貫でもあるけれど、
とにかく実物を見て触れて(勝手に触ってはいけないけど)おくのは
良いことだと思うのである。



もっとも、コロナ騒動が沈静化しない限り、
今はなんにもできない。


「長い付き合い」」になるとも言われる、
人類とウイルスとの鬩ぎ合い。


さて、今後どうなることか……。
(「共同溝の中」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月04日

古い建物を利用するなら

古い建物には、味のあるものが少なくない。


そういうものだけが現代に残されている、というべきか。



味も素っ気もない古い建物はただみすぼらしいだけだから
取り壊され、建て替えられてしまうのだろう。



さて。



味のある建物は、壊すに忍びない。

また、何らかの文化財指定が行われて
おいそれとは解体できない場合もあろう。



すると、内外装の補修、耐震措置のほかに
設備的な手入れがどうしても必要になる。



古い建物ほど、
当時の設備システムじゃ、現代の使用に耐えないから。



時代を経た建物ほど、
何度も何度も、設備改修が繰り返されて
現在の姿となる。



ある、美術館の建物。


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元々は、銀行であったという。


後に、ホテルであった時期もあり、
現在は美術館なのだという。



大きく用途が変わっているのだから、
いろんな建築・消防関連法規に適合させるべく、
また、それぞれの用途の目的に適うように、
設備改修が再三行われたに違いない。



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この煙突自体は、元々のものを補強・化粧して
利用しているのだろうか。

もしくは、もう煙突としての機能は使われていないのか。



窓は、空気の取入口・排出口として利用されている。
現代は、機械換気をしなくてはならないから。



また、長いダクトが、非常階段に沿って立ち上げられている。

どうしても、必要だったんだろう。



いずれにしても、建物の裏手に、この類のモノは設置される。

せっかくの歴史的建築物のファザードに
これらのものを現すわけにはいかないから。



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地上に並ぶ、室外機たち。



外気処理も、空調も、
空気熱源ヒートポンプパッケージ形空気調和機によっていることが
わかる。



寒冷地ゆえ、外気処理の主目的は
冬期導入外気の加熱、ということになろうか。



その隣には、
ガスヒートポンプの室外機が並ぶ。


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階ごとのマルチシステムにしてあるようだ。



降雪があるため、
防雪フードが取り付けられている。


また、積雪に備えて、
ある程度の高さの基礎に乗せてある。


基礎と基礎の間に、誰かが潜り込まないように?
こういうガードが取り付けてあるのは、
あまり見たことがなかった。



このガスヒーポン(GHP)、
パナソニック製である。

元々は、三洋電機。

「SANYO」の表示も、
すっかり見かけなくなった。



新築の建物の設備ももちろんおもしろいのだが、
明治期・大正期の古い建物に後から後から追加された設備には
新築とは異なる面白さがある。



なぜ、このシステムを選んだんだろう。



なぜ、この機種を選んだんだろう。



どうして、こうなっちゃった?



おお、なんとうまく据えたことだろう。



いろんな感動が、そこにある。



美術館は美術館で、大層良いのであるが、
建物自体にも、非常に興味をそそられたのであった。
(「古い建物を利用するなら」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月03日

建物裏の煙突たち

大規模物販施設であろうか。

その、裏手。


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煙突が、2本。


暖房用、給湯用の熱源機だろうか。

それとも、ロードヒーティング用だろうか?



煙突は、建築基準法では「設備」の定義に入っているけれど
実際には建築工事でつけたり、設備工事でつけたり、
いろいろだ。



建築躯体と一体で造られるものもあれば、
このように建屋とは別に取り付けられるものもある。


壁から支持を取るか、独立基礎を設けるか、
そんな違いもある。


煙突頂部の「陣笠」の形状も、
いろいろだ。


そして、煙突本体と、外壁の汚れ具合にも違いがあって
なかなか興味深い。
(「建物裏の煙突たち」おわり)
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2020年05月02日

札幌村郷土記念館と大友堀

博物館、資料館、郷土館的なものが、
好きだ。

なにせ、楽しい。


なので、結構行っている。



本日ご紹介するのは、

ここ。


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こんな建物だ。


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住宅街の一角のようなところに
ひっそりと建っている。



正直、どのくらいの人が訪れているのか
心配になったりもする。


けれど、決してゼロでもなく、
ワタクシのように、こういうものを嗜好する者も
ある程度居るということのようだ。



「新型コロナの自粛期間中に、あちこち行くな!」


そういう勿れ。

そんな騒動が起きるよりもだいぶ前の訪問なのだから。



ロックダウン中に去年の観光地の写真を投稿した夫婦が
外出禁止違反で逮捕された
……というニュージーランドのニュースがあったが、
(そして、「紛らわしいことするな! と叱られた、というが)
何でもかんでも条件反射的に批判すれば良いというものではない。


まず、それが事実であるのか、
事実であるとして、非難に相当する内容なのか、
場所、時間、要素、その他吟味した上で、
「批判のための批判」ではない、表現の方法を熟慮いただきたいものである。



それはさておき。



「大友亀太郎着任153年」と書いてある。

誰?



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維新の前から、開拓に訪れた多くの人々によって
現在の北海道が形づくられているということが
いろんな「館」を通して知ることができる。


もちろん「キレイゴト」だけではないのであるが
それも含めての「現在」である。



どのくらい読んでもらえるかはわからないが、
資料館にはやはりこういうモノが欲しい。


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これだけのことを調べ、数字を確認し、まとめ上げるのは
決して容易なことではない。



彼の業績の一つに、
「大友堀」というものがあるようだ。


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その一部は、現在の創成川として残っているという。

すっかり埋め立てられてしまった部分も多いようだが。



郷土資料館の、こういう雑多感が好きだ。


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整理してあるような、していないような。



いろんな時代のものが、ごちゃまぜになっているような。


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そんな中に、結構新しそうなエアコンが取り付けてあったりする。



むかしの「偉い人」の写真が、なんか役場か校長室のようで。


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昔の教科書が、凄い。


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小学生が、コレを読んだの?




少ない漢字と、かわいいイラストと、
効果的な図表、写真、動画、3D映像が
書物だけではなくネット経由で存分に得られる現代とは
まったく異なる、教科書。


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これまた、綺麗な字!



やる気は凄かったけれど、
教材があまり無かった昔と

数多の教材が溢れているけれど
やる気がイマイチな現代と、

さて、どちらの学生が幸いなのか。



昔の「せつび」


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暖房・給湯機器、だね。


ストーブで暖をとりつつ、湯も沸かす。



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燃料の種類によって、
熱源機の構造が違うのだ。

それは過去も現在も一緒。



昔のいろんな日用品と、
現代のエアコン。


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展示ではないけれど、
結構古い時代の「電話用保安器函」も
イイ味だしている。


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昭和52年に開設された資料館だということなので、
当時の仕様なのだろう。

調査じゃないので、中は開けていないけど。



大友亀太郎。


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ここに写る灯油タンクの基礎は
既製のコンクリート管を利用したものか。



外壁には、
さっきのエアコン用の室外機と思われるものが。


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屋根から落ちた雪が
防雪フードについて、
融けて、凍って、氷柱になっている。


室外機の設置場所は、
屋根形状との関係が難しいのだ。
(「札幌村郷土記念館と大友堀」おわり)
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2020年05月01日

帯広にある競馬場は

北海道帯広市に競馬場があるのであるが。


日本全国各地にある競馬場と少々(?)異なるのは
ここで

ばんえい競馬

が行われることである。



クソ重たいソリを曳いて行われる競馬なのである。



普通の競馬のサラブレッドとは違い、
がっしり、どっしりした 「ばん馬」 たちが走る。



競馬場自体、大井競馬場なんかとはだいぶ違う雰囲気じゃなかろうか?


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スピード感よりも、重厚感が目立つ、
そんな レース



観客との距離も、近い。


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ご覧の通り、レースは行われていなかった。



そもそも、仕事で行ったのだ。


昼、 「とかちむら」 に、ちょこっと寄っただけだ。



今は、コロナのこともあって
無観客レースであるようだ。
(それに、訪問は少々前だ)



それはともかく。



いろいろ「せつび」もついてるから、
撮っておこうか。


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エアコンの室外機、
基礎をベタで打つか、束石で済ませるか、
架台をどのくらいの高さにするか、
地盤や積雪量などによって決める。


防雪フードは、まあ、北海道なら必要なんじゃないかな。
帯広は一般的に積雪は少ないようだけれど
降雪はそれなりにあるし、
年に何回かはドカ雪になることもあるらしいし。



あと、暖房は灯油利用が多いようだ。

どこに行っても、灯油タンクがある。


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そして、たいてい「責任者」欄は、空白か
文字が消えかかっているか。

まあ制度上は、よろしくない事なんだろうけど。



タンクの脚の長さは、
使用する灯油利用機器の設置高さにもよる。


床面が高かったりすると、
高脚型のものがついていたりする。


基礎も、ここでは束石であるが、
現場打ちコンクリート基礎が使用されていることも
少なくない。



灯油用被覆銅管の「ぐるぐる」は、
フレキの代わり。これで十分。



場所によっては、たま〜に「灯油泥棒」が現れることがあるから
この部分を鍵付きカバーで覆ってあるものも見かける。


上部、給油口には南京錠がとりつけてあるね。



そして、帯広といえば、


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ようは豚肉とタレなので、
いろんな店で提供している。


それぞれ、かなり違うので
食べ比べてみても良いだろう。


……野菜っ気は、他で補充しておく必要はありそうだ。
(「帯広にある競馬場は」おわり)
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2020年04月28日

一括がいいのか、分離がいいのか?

建物の工事、
どのように依頼すれば良い?



一般社団法人 日本建設業連合会では、

総合施工 大切な建物はゼネコンで

つまり、分離(建築工事と設備工事とを別の契約で発注)しないで
一括で依頼してね、と主張している。



一方で、設備工事会社。

一般社団法人 日本空調衛生工事業協会では

最適な発注方式のご提案 で


一般社団法人 日本電設工業協会 では

分離発注が優れていることをご存知ですか?


つまり、建築一括で出さないで、設備工事は別契約で出してね、
と主張している。



どうなんだろ?



どっちがいい?



たぶん、ケース・バイ・ケースなんだろうと思うのだ。



一括のほうがいい場合も、ある。

けれど、分離のほうが有利な場合も、ある。



設備工事業としては、分離のほうが、
元請からの無理難題や無茶な減額要求に怯えることなく取り組めるから
ありがたいに違いない。



設計の場合も、
建築設計と設備設計とを分離発注する場合がある。
(主として、公共案件)


これまた、どっちがいいのやら。


どちらかが、絶対に間違いなく良い、なんてことは
無いんだろうと思う。



案件により、条件が違うのだ。



だけど、時々不思議な委託物件を見かけることもある。



「設備改修工事」の設計を、
意匠設計事務所に委託している。


もちろん、内装改修など、建築意匠も何かしらの関わりはあるのだが、
設備改修がメインとなる設計で。



そういうのは、意匠屋さんほとんどやることなくて
外注割合がすんごく高くなるはず。本来は。


でも、元請けだから、3分の2は自分の取り分として
残りの3分の1で、設備設計事務所に外注出そうとする。


今までの付き合い上、断りにくい筈と目星のつく相手に。



まあ、ごくたまに、たまたまそうなっちゃうことは
あるのかもしれない。

けれど、いっつもそれをやってると、
設備事務所の人、みんな逃げちゃうよ。

もしくは、直接受注するようになるだろう。



「お互い様」って思えるなら良いのだけれど、
いっつも「設備」を蔑ろにしてばかりいると
気づいたら誰も請けてくれなくなっちゃうんだ。



設備技術者が、足りてない気がする。

意匠設計事務所は、
良い付き合いのできる設備事務所と協力関係を築いていかないと、
先行きが怪しくなりそう。
(「一括がいいのか、分離がいいのか?」おわり)
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2020年04月21日

にぎやかな壁面リモコン

いろんな機器がついていると、
スイッチ類・リモコン類も多くなるもので……。


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それぞれ、何だかわかります?



どのくらいの間隔で並べるか、
取り付け高さはどうするか、
「目安」「だいたいの常識的なもの」はあるけれど、
必ずしもそれが正解というわけでもないし。



電気屋さん、設備屋さんのセンスが問われる、かも。
(「にぎやかな壁面リモコン」おわり)
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2020年04月10日

トイレのパイプシャフトが意外と広かったけど

トイレのブース内に、壁点検口があった。


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いや、これ勝手に開けたんじゃないんだよ!?

ちゃんと、仕事上の調査なんです。
そこんとこ、誤解なきよう。



リモコンの脇に点検口って、
なんか新鮮!



中には、意外と広いパイプシャフトが存在していた。


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配管が何本も林立している。

真ん中の管を支持している部分に、
青いプラスチックのプレートがあって、
Uボルト(文字通り、U字形の、配管を留めるための金具)にも
青い被覆がかかっている。

管自体にも、水色のプラスチックテープが巻いてある。



ステンレスの管と、鋼材とが直接触れ合わないように
これらの措置が施してあるのだ。

なかなか、こんな厳重にやっているのは見ないかもしれないけれど
逆に、これらを怠ったために、
鋼材がみるみる錆びていった跡は、見かけるかもしれない。



右側の保温材がかかっている配管には、赤色のプレートが、
左側のものには、白色のプレートが、それぞれ取り付けられている。


管の用途によって色を分けたか、
それとも系統別なのか。



もちょっと奥にも、
たくさんの配管たち。


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排水管には、 満水試験継手 が、


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その他の管には、バルブが、ついている。


このバルブハンドル、結構出っ張るので、
ちゃんと操作できる位置と向きに取り付けるのが
「職人ワザ」だったりする。



関係者以外に、誰も見ないような、
こんなパイプシャフトの中にこそ、
秘めたる心意気と、誠実さが
表現されているのである。


たとい、誰も褒めてくれなくても。

いや、気づいてさえくれなかったとしても。


でも、そういうのを見つけて喜ぶワタクシのような存在も、
ごく稀には居るんじゃないかな。
(「トイレのパイプシャフトが意外と広かったけど」おわり)
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2020年04月07日

ねじ部は塗ってあるか

調査で、いろんな建物の中身を見る。

PS(パイプシャフト)内や、天井内や、ピット内も見る。



で、たまに気になることもあったりする。



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鋼管を、ねじ接合で接続してある部分。



配管用炭素鋼鋼管(白)であるから
管に亜鉛メッキが施してあるのだが、
「ねじ」を切った部分は鉄そのままだ。

だから、継手(つぎて)にねじ込んだ部分には
錆止め塗装をしなくてはならない。

そうしないと、このネジの部分から、
配管は錆びていってしまうのだから。



でもたまに、「塗り忘れ」を見かける。



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ソケットの上のネジ部は塗装してあるのに、
下側には塗られていない。


うっかり塗り忘れて、
数人のチェック・検査で見落とされて、
今があるんだろう。


施工後あまり経っていなさそうだから、
まだ錆びてはいないけれど。



今のうちに、
ちょちょっと塗っておくと
すごくいいんだけれどね。



あと、最近は臭い(VOC)対策として
水性塗料が使用されるようになっているけれど、
ノリが悪いんだよね。

すると、塗ってあるんだけれど塗り残しがあったり
そんな場面にも出くわす。

水性ゆえ、それが元で錆び始めていったり。



まあともかく、
鋼管のネジ部には
錆止め塗装を塗るべし。


工事の後には、確認しておきたいものだ。


ただね、上の写真は通気管だから見えるのだけれど、
保温材をかけてしまうと、わからなくなっちゃうんだよね。

だから、本来的には、配管施工後、保温施工前に確認するべきなのだ。

タイミング的に、なかなか大変なんだけど。
(「ねじ部は塗ってあるか」おわり)
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2020年03月30日

札幌開拓使麦酒醸造所

北海道開拓の頃、
麦酒造りは公的な事業であった。



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札幌開拓使麦酒醸造所



冷涼な気候がヨーロッパ諸国に似ていて
ビール造りに適している、と判断されたようである。



その当時の施設が
現代に遺されている。


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レンガ造りの工場跡が
売店や見学コースとして再利用されている。


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この醸造所を引き継ぎ、幾度もの再編を経て現在あるのが
「サッポロビール」である。



見学コースには、
醸造装置のいろいろが展示されているが
もちろんこれらは当時使用されていたものではない。


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ピッカピカのステンレス製品。



明治9年、ドイツでビール造りを学んだ中川清兵衛が
この地でのビール造りを始めた のだという。



蒸留釜。


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熱の伝わりやすい銅で造られている、ということのようだ。



レンガ造の建物であるが、
現代の使用に耐えるよう
設備的には完全に新しいものになっている。


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換気用のファンやダクトは黒く塗られ
補強鋼材とともに背景として紛れている。



複合施設「札幌ファクトリー」の一部として
必要な設備が所狭しと付加されている。


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ナナメの角度に合わせた配管の通し方には
施工者の感性が大いに影響しているものだと
思うのである。



古いレンガ造建物と、別の棟とを結ぶ廊下は
新しく造られ、接続されたものである。


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エアコン室外機が、
これまた狭いところに押し込まれているのが見える。



20年30年を経た建物はただ古臭く見えるだけなのだが
100年150年を経過すると、歴史的建造物としての味が出てくる。


それらを活用するとなると、意匠的修復、構造的補強のみならず
空調換気、給排水、動力、照明、防災、通信といった
さまざまな「せつび」を付加していかなければならない。



この「歴史的建造物」には、どのような「せつび」が加えられているのか?



そんな視点で見てみると、
きっといろいろな発見があるに違いない。
(「札幌開拓使麦酒醸造所」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする