2023年10月18日

狭い店先に

焼き鳥屋の店先に、
所狭しと並ぶ、せつびたち。


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空調に換気に電気に雨水に、
コンパクトに、ぎっしりと、
看板と建具とを含めるとほぼ隙間なく
店先を埋め尽くしている。


平面図では表現しようもないし、
立面図を起こして計画するようなこともないだろうし、
その現場に赴いた職人さんが
その経験と勘と感性で
それぞれの職分のモノを取り付けた結果
このような絶妙な納まりが出来上がったのだと言えよう。



規格品の大量生産ではなくて
一期一会の、建築(設備)現場の醍醐味なのだ。
(「狭い店先に」おわり)
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2023年10月16日

一時的な設備だから

現場事務所の外壁面に
いろんな設備が取り付いていた。


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冷暖房換気電気通信、
さまざまな機器や配管やケーブルが
わりかしフリーダムに流れている。


用を足せば良くて
見栄え云々は全く気にする必要のない場所だからこそ
何の気兼ねもなく取り付けることができる。



現場事務所であるからして
工事期間中に限ったものであって
飽くまでも「一時的」な設置なのであるから
「しっかり」「かっちり」作る必要もあるまい。


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そういうわけだから、
何らかの状況が変われば
都度修正していくに違いない。


工事現場の円滑な進行のための機能は
状況によって変わっていくのであろうから。

季節が変われば、冷房から暖房へ
ヒートポンプから燃焼系へ
変わっていくのかもしれないし。



新築の、恒久的な建物だったら
さすがにこういうわけにはいかないけれども
用途次第では簡素な造りも許容されるのではないかと
そう思ったりもする。

見た目のキレイ・キタナイを含めて、ね。



「一時的」ではあるけれども、
数ヶ月ではなくって
数年かかるんだよね、この現場。


あんまりにもフリーダムな配管・ケーブルが
フリーダムゆえに損傷を被ることがなければ
良いのだけれど。
(「一時的な設備だから」おわり)
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2023年10月09日

貫通部の断熱補修

天井内で、配管が躯体を貫通している。


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上部の天井、梁と、壁躯体の上方には
断熱材が吹いてあるね。


その部分に配管を貫通させているから、
貫通部の穴にも断熱材を吹いているね。



建築的に、故あって断熱しているわけだから
それを欠く部分については補強するのは当然だ。


梁下の断熱材が、ちょっと切り欠いてあるけれども
まあ、これは配管の断熱材で代替されている、と
捉えることが出来るかな。



太物の配管に比べると、
ケーブルって結構フリーダム。


とは言え、ちゃんと天井材用の吊金物から支持をとっているから
キレイにまとまっている。



ほんとうにフリーダムに、
支持もされることなく、
天井板の上に自由気ままに縦横無尽に斜行も含めて
配線されていることもあったりして
それはそれで(観る分には)おもしろい。


改修設計したり改修工事したりする人にとっては

「冗談じゃないよ」

となるわけなんだけど。



この写真くらい、しっかり出来ていて
図面と合っているならば
素晴らしいことなのである。
(「貫通部の断熱補修」おわり)
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2023年10月08日

天井の中も

天井の中を、観察する。

ま、調査、なんだけどね。



冷媒管、ここ通ってるやん。

図面と、ちと違う?



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ブロック壁の区画を、貫通してるよね。

被覆銅管だから、貫通部にはしかるべき区画処理が必要なのだ。



近くに天井点検口を設けてもらって、
それを確認できるようにしておかなきゃ
ちゃんと観る検査員のお眼鏡には叶わないのだ。


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っていうか、

「ちゃんとやってるからね」

「手抜きなんかしてないよ」


アピールするためにも、
確認しやすくしておくべきなのだ。



が、なんか、カバーが浮いてるような。



正しい材料で、正しい施工



それができていて初めて
効果が発揮されるんだけれどね。


近くに、認定工法の番号も貼っておきたいよね。



それとは別に、
梁下からアンカーを取るのは
好きじゃないなぁ。


引張力が働く面に、
わざわざ欠陥を作らなくったって、いいじゃない。
(「天井の中も」おわり)
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2023年10月07日

ちょっと床下を

改修工事なんかをする際には、
現況を調査することが多い。


「調査費なんて出せないからさ、
 既存図を信頼して図面描いて積算してよ」


そういうご無体なご要望も少なくないけれど、
それならそれで仕方がない。


「図面が現状と違うことによる困り事があっても
 ワタクシのせいじゃないですからね」


ちゃんと、言い訳をしておかないと
後で文句言われても困るからね。


実際、あるからね。


「図面、違うじゃんっ!!」


文句をのたまう方が、ね。


「だから、言いましたよね!?」


打合せ議事録は、しっかり作って
しっかり納品しておかないとマズいのは
このためである。



ま、こういうご無体じゃなくっても、
実際に「現況」をくまなく調べることは無理だから
飽くまで「状況がわかる範囲で」という注釈は
必須なのだけれどもね。



でも、調べられる限りにおいては
調べておきたいじゃん?



少なくとも、床下点検口があるならば、
そしてそれを開くことができるならば
(躯体が変形しちゃって、絶対に開かないやつも
 あるんですね、これが)
開けて、入って、調べてみる。


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点検口真下に配管が走っていて
中に入るにも難儀することも少なくないのだけれど。


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とりあえず、排水のDVLPと通気の白管と
管材不明の給水か給湯の配管がありそうなことは
わかるかな。



酸素濃度とかいろんな要件もあるけれど、
できるだけ奥の方まで調べておきたい。


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できるだけ、ね。



ピット内で湿気が多くなりがちだから
吊り棒を被覆材付きにしたりステレンス製にしたり
かなり良心的な施工にあっているように見受けられる。


公共工事だと、仕様書で規定していることも多いけれど
無視されていたり、発注者の検査で漏れていたりすることもある。
誰も気づかないまま、年数を経ている建物もある。



それにしても、
配管ぎっしりだね。

奥の方に行こうってったって、
そう簡単なことじゃない。


違うルートを探すしか、ないよね。



こんなこともあるから、
点検口は、ある程度たくさん欲しいものだ。

設備屋の立場では、ね。
(「ちょっと床下を」おわり)
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2023年10月06日

実験建屋のせつび

鉄骨造の、実験用建屋内。

ちょいと、見学する機会があった。



実験装置その他も、たいそう興味深いものではあったのだが
そこに据えてある設備機器にも惹かれたなぁ。


一般の建物だと機械室内にしか見られないようなポンプが
そのまま通路脇についているのだから。


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口径150Aのスイングチャッキなんて、
大きめの建物の主機械室内でしかお目にかからないよね。



コンクリート床に載せたH鋼が、
このポンプの居所になっているのだ。


チャッキバルブ以降の塩ビ管は、
実験の都合によって都度組み換えしているのかもしれない。



シロッコファンも、そのまま姿を見せていた。


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床の上に組まれた鋼材、制御盤、ファン本体、
こういう構成は、普通の機械室では見かけない。


上部のホイストっぽいものと干渉しているようにも見えるが
まあ、いろんな都合があるんだろう。



ダクトから、水でも漏れるんだろうかね?


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こんなビニールとガムテープで済んでいるのであれば
それほど大きな漏洩量ではないのだろう。



高い天井部には、放射パネル。


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温水か、高温水か、蒸気か。

向こう側の端が隠れてしまっているから、
よくわかんない。



屋根面に取り付いているのは、
蛍光灯?

端が黒ずんでいるけれど、交換はエライコッチャ。

もう、使ってないのかもしれないね。



見た目なんか気にする必要もなく、
機能上必要なものを、必要に応じて取り付ける。


そんな「あるがまま」の「せつび」も
良いものだね。


無理やり化粧したり、隠したりしているのは
ちょっと可哀相かも。


まあそれも、
建物の目的に応じたあり方なのだから、
それはそれ、これはこれ、ということなのだ。
(「実験建屋のせつび」おわり)
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2023年09月29日

議場の中

とある、小規模自治体の議場を
見学する機会があった。


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議員定数がそれほど多くないので、
円卓状にというか、ランドルト環状にというか、
配置されている。


コロナ禍真っ最中でもあったために
各席の境目にはアクリル板。

それぞれに、マイクが据えてあった。



議員以外の役場職員などは
教室形態の座り方となる。


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書記などの方々も
ここに座るのであろう。



テーブルも椅子も木製で
林産地らしい作りである。

地元産の木材が使われているのかどうかは
わからなかったけど。


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床置きエアコンが、
結構密なルーバーで隠されていた。


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んんん。


あんまり、おすすめできないなぁ。



いろいろ、そのまま出てるものもあるんだから
エアコンも出しちゃっても良かったのでは?


ワタクシはそんな気がするけれど、
違う考えを持っておられる方が
いらっしゃったのであろう。



天井の間接照明は
現代であるからしてすべてLEDである。

蛍光灯時代は、終わった。

隔世の感がある。


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逆側も、見た目はほとんど同じ。


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この議場、一般市民がいつでも見られるように
廊下側はガラス張りになっている。

所定の手続きをすれば、
議場内での傍聴も可能であるようだ。

この器だから、先着10名、ということらしい。



天井の段々仕上げの合間には
スピーカーや制気口も配置されている。


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先ほどのエアコンと違って、
こういう状態ならば
給排気にも影響なく、無理なく目線から隠せる。


何でもかんでも「隠しちゃえ」じゃぁなくって、
機能を考慮した上で、
適切な隠し方をして欲しいものだなぁと
そんなふうに思うのである。
(「議場の中」おわり)
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2023年09月24日

建屋の裏側

なんか、建ってる。


トイレかな?
それとも、倉庫的な何か?


あんまり太くはない道路脇にある、
凸凹の多い造り。


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ガラリにがっちり取り付けられている防風板。

風が強いのか、吹雪が酷いのか。


ま、こうしてあるところを見ると、
外気取り入れ用のガラリなんだろう。



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これは建築の建具工事の部類だろうけれど
ドア両面に大きな面積をもつ、ドアガラリ。

こっちには、防風板をつけようもないし
(無理やりつければ、つかなくはないだろうけど)
余剰排気用なのか、
自然通気用なのか。


ちゃんと、敷地境界外の道路敷地に雨水が流出しないように
細いグレーチングが設けてあるところは、
しっかりしている。



裏側は、小河川に面していて
遊歩道っぽいものもあって、
人の目には触れやすい場所になるのだけれど
そこはやっぱり裏側。

遠慮なく「せつび」祭りが開催されているのだよ。


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こっちのドアガラリは、ちょっと小さい。


塩ビ桝じゃない排水桝は
この規模の施設としては今どき珍しくなりつつあるかも。


そして、フード付きベントキャップを覆うように取り付けられた
防風板が目を引く。

何のためにフードがついているのか。

それとも、この程度のフードじゃ、防ぎきれない強風?

あまり見かけない造りである。



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ズラッと並ぶ、防風板。


窓上にあるのは、
ガラリではなくて、邪魔板付きの通気口?

防風板の無いやつが排気で、
あるやつが給気で?


よくわからん。

こんなに近かったら、
ショートサーキットしまくりにも思えるけど
風が強かったら大丈夫?



周囲がこんなに賑やかだと、
打ち込みの通気金物が、可愛く見える。


「必要だから、ついてンだよ」


潔い造り、と言えるかもしれない。



意匠屋さんも、
裏側は気にしないから、ね。

たとい、遊歩道沿いだったとしても、ね。
(「建屋の裏側」おわり)
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2023年09月23日

建物の横顔

人間だって、正面の顔と、側面の表情とは
それなりに異なっているものだ。


建物もまた、同様。



そして「せつび」の多くは
正面ではなくて、側面や背面にこそ
姿を見せている。


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ある程度、年季を経た建物であろう。


当初からついていたベントキャップと、
後から追加したであろう、深形フードとが対比される。


屋上と、ベランダと、雨水管が露出で外壁に取り付いている。
ナナメ45°に振っている部分の配管径が細くなっているのは
なぜだのだろう。

普通は、排水系の配管径は上から下まで同径なんじゃ?

よしんば、途中で横引きする場合に、
横引き管だけ太くすることは有り得ても、
逆は無いんじゃない?



外壁、窓上部分にちっちゃくエルボ返しされているのは
通気管の開放端かなぁ。

まだ「セルフード」(登録商標)が無かった頃なのかも。



細く伸びているのは、ドレン管と電線管?



なんて、いろんなことが楽しめる。



左上の窓だけ、ちょっとだけ出窓になっているとか、
外壁目地と窓とがテキトーだとか、
右のビルに接続されているかのような出っ張りとか、
(つながっているとすると、いろんな法律大丈夫?)

意匠的にも、おそらく構造的にも、
考察のしどころはたくさんあることだろう。



こんな横顔を眺めてみた、昼下がり。
(「建物の横顔」おわり)
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2023年09月19日

チップの取扱い

再生可能エネルギーだとか
カーボンニュートラルだとか

「エコ」関連の用語は次々と出てくるし
それを利用した「せつび」についても
いろんなものが出てくる。



そんなものの一つに、
バイオマス利用設備がある。



熱源として、バイオマスを燃料とした機器を
利用しようということなのだ。

ただ、一般の化石燃料使用機器類ほど数が出ないのと
同じ出力では圧倒的に高価になってしまうことから
よほど「使うぞぉ!」という強力な動機が無い限り
まず採用されることはない。

桁が1つ、あるいは2つ多くなってしまうから
コスト比較で決めようとすると全然ダメ。

箸にも棒にもかからない。



けれども、材料がすぐ近くにあって
安価に供給できるような場所であれば
このところの石油価格高騰の折にあって
ランニングコストの削減を図ることはできる。

地産地消で地元産業の育成になったり
林業資源の有効活用や
人工林の適切な管理につながったり
メリットも無いわけではない。



でも、たとえば木質チップを使う場合、
石油やガスなどの燃料に比べると
取扱いは少々難しい。


空隙率が結構あるので
貯蔵場所も場所を取るのだ。


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地下ピット式にして運搬車両から投入する場合もあるし
このようにベルコンで積み上げる場合もある。


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貯蔵されたチップを、
スクリューコンベアで熱源機に運ぶのである。


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こういう形状なので、
チップ形状にイレギュラーがあると
噛んでしまって搬送が停止する。



チップ加工の良否によるのだけれども
たま〜に、長い木片が混ざってしまうのだ。


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この「たま〜に」の頻度がそれなりにあると
とても手のかかるものになってしまうのだ。


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石炭火力発電所でも、
石炭の塊をそのまま使用するわけではなくて
細かく砕いて粉末状にまでして「微粉炭」にして
気体のように利用したりする。

そんな感じで、扱いやすさを追求していくのも
一つの方法なのかもしれない。


ただし、

扱いやすい→燃えやすい→火災になりやすい

ということでもあって、
防火耐火やら消防法やら、各方面の調整が必須にもなる。



それに、ペレットでもチップでも微粉末でも
加工するためにそれなりのエネルギーを消費してしまうため
どこまで「エコ」か、本末転倒になりやしないか、
ほんとうは詳細な検討が必要であるはずだ。



でも、世の中単純なもので、

「○○するだけで、あら不思議!」

っていうのがウケる。



木質バイオマス! 地産地消! カーボンニュートラル!

化石燃料不使用! 森林の適切な管理! 地場産業の育成!



いろんなキャッチフレーズを散りばめて
耳触りの良いお題目にすべてを覆い隠して
不都合な部分は知らんふりしてしまうことも
多いんじゃないかな。



給付金だとか無償化だとか拡充だとか、
増税やサービス低下とセットであるはずの政策が
聞こえの良い部分だけ喧伝されるとか。


直接的な二酸化炭素排出ゼロだとか
津波対策もバッチリだとか
原子力発電所のメリットは強調するのだけれども
放射性廃棄物の処分先が無いとか
廃炉技術が確立していないとか
そもそも列島全体が地震火山断層水害の密集地であるのにとか
そういう不都合には触れないとか。



うまい話なんて、無い。


それに尽きるんじゃないかな。

ホイホイと飛びつくと、
だいたい痛い目に遭うんだ。

そして誰かが、
こっそりとボロ儲けしているのだろうねぇ。
(「チップの取扱い」おわり)
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2023年09月16日

配管防護屋根

配管に、屋根がかかっている。


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地中埋設だった配管類が地面から生えだして
建物の中に入っていく、その場所に。



地中梁を貫通させて、
中から入れるわけには、いかなかったのかな。


それとも、躯体は躯体で造ってしまってから
設備工事は後から入ったのかな。


そんな施工中の経緯は、わからないのだ。



プルボックスに防水コンセントがついていたり、
そこから取られているであろう、
凍結防止ヒーターっぽいケーブルだったり、
なかなか興味深い造りである。


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この屋根、
たぶん、上の方から、建物の屋根の方から、
雪の塊が落ちてくるゆえの
防護用なんだろう。


重たい雪(というか、氷塊)が落ちてきたら
配管やプルボックスなんて
やられてしまうだろうからね。



庇だったら建屋から1m以内のものなら
建築面積に不算入なのだけれども、
こうやって柱(構造的には、やっぱり柱だよねぇ)を設けた屋根だと
本来的には、というか建築基準法的には、
建築面積に入ってしまわないの?


それとも、「付帯設備」だから、セーフなの?
(そんな規定、ある?)


建築工事と設備工事の隙間には、
こんな感じの事柄がチラホラあったりする。


建築確認申請上は、どうなっているのかなぁ。
(「配管防護屋根」おわり)
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2023年09月10日

ホームの上

ヒマがあると、上を見上げる。


だって、暇なんだもん。



もちろん、不審者然としないように、
気は遣っているつもり。


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ケーブルラックに電線管に、
いっぱい吊られている。


錆びてたり、塗装が剥がれかけていたり、
そんな電線管やボックス類が痛々しいけれど
たぶん誰も気にしてはくれない。



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向こう側を見渡しても、
折板屋根に何がついているかなんて
気にも留まらないことだろう。


まして、それらの状態がどうであるかなんて。



なんか、理由があったんだよ。

ケーブルラックを、クロスさせなきゃならない
どうしても避けられない理由が、さ。


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売店にだって、冷暖房は必要なんだ。
だから、上に室外機を乗っけている。


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更に上に屋根がかかっているから
雨仕舞とか気にする必要は無い。


ただ、冷媒管とドレン管と、
電源ルートを確保できれば良いのだ。

このスペースが邪魔になるから
避けていかなきゃならない電線管もあるのだ。



盤があるなら、
そこまでケーブルの束を下ろしてこなくちゃならない。


23091005.JPG


そのまんま出すわけにもいかないから、
ダクトに納めて、ね。



来年には開業60周年になるから、
何度も何度も何度も、改修に改修を重ねて
今の「せつび」たちが在るはずだ。

そしてこれからも、
いろんな技術の進展とともに
更に改修・アップデートを重ねていくことだろう。



電線管、ケーブルの1本1本に、
その存在理由と歴史と、
そして寿命(使用限界)があるわけだ。


ニンゲンも、そのはずなんだけどね。
たぶん。
(「ホームの上」おわり)
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2023年09月08日

病室

それほど古くはない施設の1床室である。


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入口は、当然引き戸である。

ストレッチャーが入るだけの空間が確保されている。



スプリンクラやら非常照明やら感知器やら
一通りのモノはついている。


2方向吹出のエアコン室内機と、
換気口(給気口だね、たぶん)と、
スピーカーと、全般照明の器具。

ベッドに横たわって見上げた視線である。


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輸液バッグを吊ることができるようにもなっている。

要は、ピクチャーレール?
もうちょっと重量があるから、少し頑丈?

「点滴レール」というものも、あるのね。

2床室だったら、カーテンレールもつくんだろうけど。



横には、病室用キャビネット。


23090803.JPG


テレビに、カードリーダーに、
引き出しの類に、
冷蔵庫。


手は……ぜんぜん届かない。


起き上がって歩ける人じゃないと
使えない。


あるいは、来訪者。



図面上では、点線で描くだけの備品だ。


天井につく諸々も、
シンボルでテキトーに散りばめて描くだけのものだ。


けど、実際にその場で使う立場になると
また違った見え方になるものである。



餅の画を描くだけのお仕事だけれども
実際に食ってみなくちゃわからんことが
多々あるものである。



だからって、
実際に手術してみたり、されてみたり、
解剖してみたり、されてみたり、
霊安室に寝てみたり、
ICUで多種多様な管に繋がれてみたり、
なかなかそういう機会は無かったりする。

あったとしても、される立場の場合には
意識が無かったりするから経験しても残らない。



とにかく、
いろいろ経験することは、
無駄にはなるまい。

何かの役には、立つのだ。


たとい立たなかったとしても
観察して楽しむことくらいは
できるのである。
(「病室」おわり)
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2023年09月05日

上に乗るものたち

次の列車が来るのは、何分後?


ローカル線だったりすると、
時刻表を確かめずに行くことはできない。

何時間も、
いや、今日はもう、来ないかもしれないんだから。



でも、この路線は、
しっかり来るのさ。

次々と。



それでも少々の待ち時間はあるわけで、
手持ち無沙汰であったりして、
まあ現代の大抵の人はスマホを眺めてとか
スマホでゲームをしたりとかして
時間を潰しているんだけれども。


まあ、それもしてるんだけれど、
kindleで読書とかしてるんだけれど、
それでも、その地の「せつび」を眺めるのも
それなりの魅力があるのだ。


23090501.JPG


眼の前に並ぶ建物の屋上に乗っている、
水槽水槽アンテナ水槽室外機。

外壁に張り付く、フード配管ケーブル盤。



視界を、やってきた列車によって遮られる。

「あ、乗らなきゃ」
(「上に乗るものたち」おわり)
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2023年09月03日

上を見上げて

高いモノは、見上げよう。


23090301.JPG


見るなと言われても、
まあ、見ちゃうよね。

見上げちゃうよね。



なんか建物があれば、
上に乗っかってる「せつび」を
一所懸命見ちゃうよね。


23090302.JPG


堂々としたダクトと配管が、
壮観。



下は下で、マンホールが並んでいるし。



どこ見ても、見どころたくさん。



ただ、怪しく見えそうで、
そこが気になる。


ただの不審者にしか見えないと
困るんだよね。
(「上を見上げて」おわり)
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2023年08月28日

隣に建っていたんだろう

とあるビルの外壁に
例のごとく、いろいろ取り憑いている。

いや、取り付いている。


23082801.JPG


ガス瞬間湯沸器が2台と、換気フードやダクト、室外機、
それらに接続される、給水管ガス管冷媒管電線管その他。



この類のモノたちは、通常あまり「見せる」ものではないので
ひっそりこっそりと設置される。


いや、これらも、そのように設置されていたはずなのである。



しか〜し。


たぶん、隣に建っていたビルが取り壊されて
駐車場になってしまったがゆえに
丸見えになってしまったんじゃなかろうか。


「いつまでも、あると思うな、親と金」


そんな人生訓があるけれども


「いつまでも、あると思うな、隣のビル」(字余り)



隣に建っていたからこそ、
換気効率を上げたくて、なのか
少しでも表通りの方向に向けて、なのか
ダクトをわざわざ伸ばして、曲げて設置してあった。


23082802.JPG


少なくとも、隣が在った間には、
これが必要だったことであろう。


そして、今や無用の長物と成り果てた、というわけか。


ま、それほどの「長物」でもないか。



都市の中心部には、こんな様態がそこかしこに見られるものだ。

そんな「名残」を探し歩くのも、一興。
(「隣に建っていたんだろう」おわり)
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2023年08月27日

いくつ見つけられるかな

街中で、ふと見上げる。

すると、たいていそこには建物があって、
いろんな「せつび」たちが姿を見せている。



見せているんだけれども
誰も、大して気に留めない。


でもね、そこを敢えて気に留めちゃうのである。



23082701.JPG


この中に、いくつ「せつび」関連のモノを
見つけられるだろうか。



そして、それぞれの「せつび」が
どんなふうに繋がっていて、
どんなふうに働いているのか
想像できるだろうか。



もちろん、表面に表れている「せつび」は
「せつび」システムの中のごく一部であって
全貌を目にすることはできない。

だからして、不明点も多々ある。



それだからこそ、「謎解き」の要素がたくさんあって
楽しめる要素が多いのではないだろうか。



クロスワードだとか、ナンプレだとか、詰将棋だとか、
そんな感覚で、
パズルを楽しむように、
現実の建物を楽しむことができるんじゃないだろうか。



そんなこんなで、続けているブログなのです。
(「いくつ見つけられるかな」おわり)
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2023年08月26日

ひょこっと

1階外壁の下部から、
配管がひょこっと覗く。


23082601.JPG


「フンは持ち帰ろう!」


っていう看板を置いてあるけれども
こんなふうに配管が出ていると
犬が小便を引っ掛けるに丁度良さそうだということで
被害に遭いそうな気もする。



地中を通すのではなくて
敢えてこの部分だけ露出にしたのは、
なぜ?



きっと、何らかの理由があるはずなんだ。



「何となく」


っていうのも、
理由の一つと言えるかもしれないけど。



「犬のための衛生器具」

これだけは、違う。
(「ひょこっと」おわり)
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2023年08月25日

きょうのトイレ

他にお客さんは、居ないね。


23082501.JPG


手洗いスペース。

洗面器(手洗器)が小さめだけれど
鏡はしっかり大きい。

イマドキ、これで良いのかもしれない。

床点検口、開けづらいのかな。
紐が結びつけてあった。



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手洗い脇には、傘掛けと、散水栓。

汚したり吐いたりする人が多いのん?



小便器は、壁掛け半埋込タイプ。

カルミック付きである。


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天井からおろしてきている給水管を
カバーしているんだろう、隅の角柱。

あえて茶色の化粧板にしてある。

壁に合わせたタイル仕上げとか白色とかじゃなくって。



大便器ブースも、同様であった。

ブースの隅っこに
給水管柱とでも呼んだらよいか、
パイプシャフト的な角柱。


23082504.JPG


センサー用のケーブルも
一緒に入っていることだろう。


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樹脂製の、あるいは樹脂コーティングの
L型手すりと
予備ロール3個収納型の紙巻器。


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給水管柱(仮名)の側面につく
銀色の丸いプレートは、何?

点検口的な?

それとも、ダメ穴?


給水管柱(仮名)は、天井へと続いている。


23082507.JPG


排水管は、当然のことながら床下配管となるのだけれど
給水管は床下から立ち上げてくるか天井から立ち下げてくるか
まあ、どちらも可能ではある。



衛生器具を新しくして、
給水管だけ改修する場合なんかには
下スラブから上スラブまでの間だけで、
すなわち、この階のトイレの閉鎖だけで済ませられるように
給水を天井回しにすることは有り得る。


衛生器具の位置を変えたりするのなら
どうせ床下の排水管もいじらなくちゃならないから
すなわち、下階も閉鎖しなくちゃならないから
給水も床下回しでやるのだろうけれど。



このトイレの換気は、
ブースごとに吸込口を設けているみたい。


23082508.JPG


吸込口は、
トイレ全体で1箇所だけ設けていることもあるし、
ブースのまとまりごとに2〜3箇所としていることもあるし
ブースごとに別々に設ける場合もある。

ダクト工事費に影響するから
施設のグレードに応じて、
すなわち工事予算に応じて、
選んでいくことになる。



吸込口を正方形にするか長方形にするか、
長方形なら長い辺をどの向きに配置するか。


ま、好き好き、あるいはテキトー。


あんまり、そこまでこだわる人も
多くなかろう。
(「きょうのトイレ」おわり)
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2023年08月24日

街中のせつびたち

街をゆくと、
いろいろなものが目に留まる。


人通りが少ないようなら、
気になったモノは撮っておこう。


23082401.JPG


クルマ……には、あんまり興味無いんだ。


その向こうにある、受水槽。

離隔距離、足りてる?
なんか、足りてないように見えるんだけどね。


元々、ここに受水槽を置くつもりで
外壁を凹ませたのか、

外壁の凹みがあったから、
そこにはめ込むサイズで受水槽を作ったのか。



後から追加したんなら、
離隔が足りて無くても
チェックのしようがなかったかも。



集合住宅っぽいから、
増圧ポンプユニットでもいいような。

でも、この地の水道事業者が
認めていないかもしれないな。



左奥のセルフードの脇から、
冷媒管らしきものがへにょへにょ伸びていたり
右奥の室外機が斜めに傾いていたり
じっくり見たら楽しいんだけれど
あんまり不審者然とするのも憚られる。



レンガ色に合わせて……あるわけじゃない
可哀想な室外機。


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なんか、悲しい気分になる。

ケーブル類も、むき出し。

生きてるの? キミ?



外壁を這う、排水管。


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外部でトラップ組んでるよね?

なかなかわかりやすいし、
改修もやりやすいだろうね。

見た目はともかく。



給水管給湯管ガス管も湯沸器も
みんな露出だ。

設備を下手に隠そうとしないで
全部表に出してしまうのも
一つのあり方かもね。



坂道の途中で。


23082404.JPG


ぼろぼろの、冷媒管。

斜め斜めの煙突?

灯油タンクの給油は、坂の上のレベルからできるように
給油管を接続してあるが。

フレキなんかも設けてあるが。

満タンになったことは、
把握できるのかな?

タンク上部の付属油面計を遠目に睨みながら
頑張る?

それとも、給油口近くに遠隔指示計がある?

いろんな配管が、お互いのことは知ったこっちゃないと
外壁面に好き勝手についている感じ。



ちょっと、ボケちゃったけど
建物と建物の隙間に並ぶ、もろもろ。


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水道メーターは、露出だ。

8年ごとの交換作業は
いたって簡単だね。



こういう状態を見ると
建築「付帯」設備だなぁっていう気がする。


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建物の「オマケ」に
あとから取り付けたような配管たち。

劣化状況も把握しやすいし
改修もやりやすいし
決して悪いことじゃないと思うんだ。


外壁に取り付けられた配管支持材が
ことごとくサビているのは気になるけどね

ステンにするとかドブ漬けにするとか
取り替えたいところだけど。



あっちこっちキョロキョロとしていると
不審だし、
目的地に着くのに時間が掛かるし、
あんまりよろしくないんだけれども。

でもさ、楽しいよね。
(「街中のせつびたち」おわり)
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