2021年02月23日

外壁見るなら、やっぱ裏側でしょ!

建物は正面側が大切っっ!!!



それもわかるけど。

もちろん、大事なんだけど。



でも、「せつび」の世界に身を置く者としては
どっちかというとその反対側、
裏側のほうが、魅力的だったりする。



だってだって、
正面には、あんまり「せつび」を置かないでしょ?

全部隠しちゃって、
取り繕って、
本当は「有る」のに「無い」かのように装って、
もちょっと言えば、偽って、
体裁だけ整えているかのような
……ってのは言い過ぎだけど。



やっぱり、見た目は大事。

人間、見た目が99%、なんて豪語する人もいるくらい
見た目は大切なんだ。

建物だって、そうだ。



それでもやっぱり、
ワタクシの商売的には
お仕事してる面子がちゃんと見えている状態のほうが
やっぱりしっくりくるのである。



というわけで、事情が許すなら
いつだって建物の横だったり裏だったり、
そんなところばかりを観察するのが好きなのである。


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いろんなモノたちが
その姿の片鱗を見せていて、
でも全体を顕にしているわけではなく、
しとやかに、慎ましやかに、
控えめにその存在を伝えているのである。


ああ、なんと可憐な!



というわけで、
今日も今日とて
裏側を眺めるのだ。



さて、写っているものが何であるか、
だいたい想像はつきますか?


「せつび」の専門で無い限り、
わかんなくても仕方がないとも言えるけれど
でもせめて「設備設計一級建築士」なんていう
「設備専門の資格」を有している人には
わかってほしいのです。

たとい、講習だけで得たのだとしても
その後学習する機会は、期間は、
いくらでもあったのだから。
(「外壁見るなら、やっぱ裏側でしょ!」おわり)
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2021年02月21日

配管貫通、いっぱい

改修工事って、面白い。っていうか
いろいろ興味深い。



明けてびっくり玉手箱、ってのが
いっぱいある。



たとえばね、


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柱に取り付いている地中梁だよね?



補強は、されてるんかねぇ。


それにしてもたくさん、貫通しているねぇ。


後から開けたとおぼしき穴もござらぬか?


構造屋さんのチェックは
ちゃんとしてもらてたんだろうか。


……何度も改修を重ねられた建物では
こんなことがしょっちゅうだ。



こういう建物で、
建築当初の設計図面だけを元に耐震診断って、
どのくら確からしいんだろう。


ピッチ200mmのはずの床コンクリートに
300mm角の開口を開けてみたら
1本も鉄筋切らなかったとか、ね。


完成図って、
あんまりアテにならないし。


設計図通り造られているという確証は
どこから得たらいいんだろう。
(「配管貫通、いっぱい」おわり)
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2021年02月20日

貫通穴、いっぱい

天井を落としてみたら。


21022001.JPG


ブロック壁、だよねぇ。


貫通穴が、いっぱいだねぇ。


強度、大丈夫かねぇ。


一体、何があったんだろうねぇ。


不思議だねぇ。
(「貫通穴、いっぱい」おわり)
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2021年01月31日

なんか、健康には良くなさそう

改修工事の設計にあたっては、
とにかくピット内、天井内、PS内に
入る必要があることが多いのだ。



一応、酸欠関係にも注意しつつ、
怪我などにも気をつけつつ、
潜るわけであるが。



時として、

湿っていたり、

虫が湧いていたり、

異様な臭気で満ちていたり(危ない)、

底に得体のしれないヘドロ状のモノが溜まっていたり

あちこちカビていたり

そんな場面も、少なからずあるものだ。



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ここで、フツーに呼吸して大丈夫かなぁ。

なんか、ヤバそう!?



あんまり、人にはオススメ出来ないや。



でも、まあ、「せつび」がどんなになっているのか、
見てみるのはいいと思うんだよ。

建築に関わる人たちは、皆。



くれぐれも、いろんな事に、気をつけてほしいけれど。



ちなみに、ピット内の吊り棒は、
写真のようになってしまう(錆び錆び)のを防ぐために、
ステンレス製にするのである。
(「なんか、健康には良くなさそう」おわり)
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2021年01月30日

錆に錆びたり、弁と管

あんまり人が行かないような場所にある「せつび」は
たいてい、放ったらかしである。


年数が経とうがなんだろうが、
水漏れとか爆発とか悪臭とか
何らかの不具合が起きない限りは
放置されていることが、多い気がする。



とある、ピット内に、
排水を受けるための釜場があって、
そこに放流される排水管があって、
こんなになっていたのである。


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鋼製の配管と継手は、真っ赤に錆びている。


青銅製の弁は、真緑に錆びている。


見事といえば、見事。



錆び過ぎて穴が開いたり折れたりしたら、
修理せざるを得ないんだろうけれど、
そうでもならない限りは
このままなのかな?



実際に水を抜きたい場合、
このバルブは動くんだろうか。


ハンドルを回したトルクで、
シャフトが折れるか、
鋼管の継手部分が割れるか、
しそうである。



そういえば、

株式会社ベンカン

というところがある。



前身の社名が

日本弁管工業株式会社

っていうことだから、文字通り、弁と管。



「ステンレス配管のベンカン」を標榜しているくらいだから、
上の写真のような体たらくには、ならないことだろう。
(「錆に錆びたり、弁と管」おわり)
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2021年01月04日

錆びていくせつび

時々、通りがかりの建物を見て
諸行無常を感じるこの頃。



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ゲートが閉まっていて、
今はもう、使われていないのかしらん。


そんな、建物の外壁を這う、せつびたち。



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ダクトやプルボックスが錆びてきて、
配管の塗装も剥がれてきて、
日に日に廃墟感を増していくのであろう、
せつびたち。



もののあはれ は、
こういうところにも宿っているのである。
(「錆びていくせつび」おわり)
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2020年12月03日

高松空港はのんびりと

コロナ禍で減便続きとはいえ、
羽田などの主要空港にはそこそこの発着が戻ってきていて
気をつけないと「密」に遭遇しかねない昨今。


けれど、地方空港となると様相は丸っきり異なる。



「地方」にもいろいろあって、
新千歳空港や那覇空港は結構人出もあるようだ。



が、そうでもない場所も、やっぱり存在する。



高松空港


四国・香川県に存在する。


1日1便、なんてことはないけれど、
決して多くのフライトがあるというほどでもない。



駐機しているのが、1機。


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伊丹空港や県営名古屋空港でもなければ、
周囲に住宅地が広がっているというようなこともなく。



ターミナル屋上にも、
人は少ない。


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屋上に来ると、いろいろと探してしまうものだ。


何を?


もちろん、『設備』である。



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あの上に乗っかっているのが、
最近の一級建築士の製図試験で手軽に使われる熱源である。


もう、そりゃ手軽だ。


それを置いておけば、
水方式の冷暖房の熱源が済んでしまうんだから。


まあ、冷媒方式ならマルチパッケージの室外機を置くことになるだけで
大して変わらんか。



熱源機置場の下は、空調機械室だろう。


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この中にエアハンが入っていて、
空気の加熱冷却をしているんだ。きっと。


外壁についているガラリが、それを物語る。


あれが、給気なのか排気なのか、
これだけではわかりかねるかな。


下が汚れているのは、
排気だから、というのではなくて
単に上からの雨垂れなんだろう。

庇がかかっている下は汚れてないから。



ガラリの脇に、
メンテ・掃除・作業用の
屋外コンセントと蛇口がついている。



さあ、あの熱源は……


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空冷ヒートポンプチラー

そう書いてある。



夏は、屋内の熱を回収してきた、
ぬるくなった冷水から熱を分捕り、
屋外に放出する。

そうして、しっかり冷やした冷水を
全館に送る。



冬は、その逆だ。



屋外の冷えた外気から
熱をひっかき集めて
温水を作って、全館に送る。

放熱してさめた温水が戻ってくるから
何度も何度も温め直して送る。



そんなにフライトが多くないから、
離着陸を見ようにも、なかなか見られない。

文字通りの「送迎デッキ」


羽田や新千歳のように
ひっきりなしに離着陸する機体を
眺め続ける、なんてことは、できそうにない。



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だから、というわけでもなかろうが
航空機のタイヤが並べてあった。


こんな重たいやつのタイヤ交換は
腰に来そうだ。

ま、何らかの道具も使うんだろうけど。



盗難防止ワイヤー なんて、ついてない。

誰も、ひょいと抱えて持っていくことなんざ
できやしないから。

起こすのも、厳しいね。



不思議な、煙突が。


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無意味に曲がっているはずはないので
何か意味があったんだろう、とは思う。

でも、なんで?



ターミナル内の、エレベーターへの通路が
なんか面白かった。


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吹抜け部分を空中通路で渡った向こう側に
エレベーターシャフトがあるのだ。



フロアマップ には、「スカイウォーク」と書いてある。


これでワタクシも、スカイウォーカーだ。



エレベーター前には、
「大枠」というにはあまりにも厚さのある三方枠が据えてあって、
その向こうに全室っぽい空間があって、
押し釦類はそっちにある。


20120309.JPG


当初からこうだったのか、
エレベーター改修(移設?)に伴って
こうなったのか、経緯はわからない。


が、なかなか珍しい見てくれになったものだと思う。



いろんな空港のターミナルビルに行くと、
それぞれの特徴があってなかなかおもしろい。


凝ったデザインの中に、
どのように本来の空港としての機能性と
設備とを埋め込んでいるのか、
そういう観点で見てみるのも
楽しいし、勉強にもなるのだ。



うどん県の空港だけれども、
長い長〜い建屋、というわけではなかった。

そんな高松空港で、ちょっとのんりしてみては、いかが?
(「高松空港はのんびりと」おわり)
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2020年11月29日

さぬきこどもの国は大人だって楽しめるんだぞ

高松空港に隣接した敷地に、
さぬきこどもの国 がある。

「香川県唯一の大型児童館」を謳っている。



屋外でとりわけ目を引くのは、
YS-11の実機。


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やっぱり、実物はいいね、実物は!

平成9年に退役した機体だということだ。



国産旅客機! ということだったけれど、
コストでは全然話にならないくらい
ボーイングその他には太刀打ちできなかったようだ。

三菱ジェットもどうやら失敗に終わったようだけれど、
現在の日本国には航空機製造の技術(コスト管理も含めて)が
無いようである。

関係各位は、ほんとうにご苦労なさったこととは思うけれど……。



とにかく、実機を間近に見られるのは
とってもとってもありがたい。


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フェンス越しでも十分堪能できるのだけれど
なんと、柵の中にまで入って見られる期間もあるようだ。


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それは凄い!



YS-11前から跨道橋を渡ると
もう一つの屋外展示と、遊具、わくわく児童館が見えてくる。


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ことでん の車両が、係留されてる。


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ひこうきとでんしゃ



少年が(そして、元少年も)大好きなネタである。


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車内にもフツーに入れて。


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中吊り広告は、
運航当時に掲出されていたものではなくて
この展示内の広告だよね?



脇には、
なんかの施設。


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排水処理場か何か?



児童館の中も、
ちらっと見た。


何と言っても、


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ANAさん、太っ腹!?



ちょっと古いタイプだけれど、
ジェットエンジンの実物って
それだけで迫力がある。


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ロールスロイス社製であった。



館内には、いろんな「せつび」があって。


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飲食店用のスポットクーラーとか。



カラフルに色付けされた、
各系統のダクト類。


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系統別の色分けなのか、
単純に見た目を追求したか。


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スプリンクラの集熱板が目立つ。



児童館、科学館の類って
ダクト彩度が高めである気がする。


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児童館だけあって、
少年少女が(「元」も含めて?)興味を持っていそうな
さまざまなアイテムが散りばめられている。


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その視界に、
ダクト類は果たして入るのや否や。



でも、こういう施設で見かけたことをきっかけに
「せつび」が楽しいと思える子たちが
いくばくかでも出てきたらいいなぁと
妄想するのである。


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「あれ、なぁに?」

訊かれて、答えてくれる大人が
身近にいるのかどうか、
心許ないけれど。
(「さぬきこどもの国は大人だって楽しめるんだぞ」おわり)
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2020年11月20日

エアコン・ダクト・換気扇

どう見ても飲食店のビル屋上に、
看板と並んでその存在を見せているのが、
エアコンの室外機だ。


20112001.JPG


あんまり良く写ってないけど、
あのマークはダイキンさんかな。


そしてその隣は、
排気ダクトの先端であろう。


よぉく見ると、
看板の上隅角にもダクトが出ている。



調理などで、多量の排気が必要だから。


そのまま外壁に出してしまうと臭いを撒き散らしすぎて
いろいろとトラブルの元になるから、
屋上までダクトを通して、
上空に排気している。


まあ、煙突と同様だ。



最上階だから、かな。


中央下の欄間部分には
換気扇が取り付けてあって、
ここの局所排気をしているみたい。



こういうモノに目が行くと、
その後に、

「ああ、ホープ軒」

店の方に気がついたり。


ビョーキ、かな?
(「エアコン・ダクト・換気扇」おわり)
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2020年11月16日

東京タワーに貼り付くものたち

昭和33年、その高さ333m。

以後、東京のシンボルとして屹立し続けている
東京タワー



その後、各都市になんとかタワーが建ち、
超高層ビルも超高層マンションも「タワー」を名乗り、
なんと「スカイツリー」なる『木』まで建てられたとしても、
やはり別格の風格を保ち続けている、
東京タワー


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いろんな時代の建造物がひしめく一角に
今なお存在感豊かに立っている。



建った頃 は、周囲に高層ビルもなく、
それはそれは威容を誇っていたことであろう。



どうにも雲行きが怪しく、
今にもポツポツ落ちてきそうな、
そんな昼下がり。


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別に、タワーに用事があったわけではないのだが、
近くのビルに行くついでがあったものだから、
せっかくなので下を通る。


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この、立派な足元。……の向こう、
外壁を這い回るダクトを見よ!



築60年以上を経過しているのだから、
「せつび」関係は、ほぼ完全に入れ替わっているはずだ。

部位によっては、2回以上更新されているのかもしれない。


もちろん、建物部分の内外装や、塗料、などにも
何度も手が入れられ、当時とは全く違うモノになっていることであろうが
「せつび」もまた同様なのである。



1つ1つの配管、ダクト、ケーブルには意味があって、
必要性があって、ついている。


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飾りでも、デザインでも、オブジェでもないのだ。

建物外装と同じ色に塗装することも少なくないが、
ここでは敢えて白または灰色に塗装されていた。
架台類も含めて。


何となく、その存在感をアピールしたかった担当者が
居たのかもしれない。




何度も何度も改修を繰り返されている施設は、
その全貌がイマイチよくわからなくなっているものも
多いんじゃないだろうか。


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そうした中で、
隅々まで詳しく知っている「生き字引」的な方が居て、
図面や資料として整理されて残されていないような情報を
持っておられたりする。


けれど、そういう方々は、年月の経過とともに高齢化し、
やがて舞台から去っていかざるを得ない。



その「知」が、継承されるかどうか?



もしも、短期間でのスクラップ&ビルドを想定しているのでなければ、
そういう『知』を、キチッと形として留め、
後世に継承していくことが求められよう。


求められるんだけれども……。


そもそも「設備技術者」が、
年々減ってない?


居る人達も、
高齢化してない?


当たり前だ。
人間は、必ず1年に1歳、
歳を取るのだから。


次々に、代替の人材を確保していかない限り、
やがて払底する。



まあそれはそれで、
設備技術者の必要性が高まって、
待遇が向上して、
それに伴って、参入する人材が増えて……。

というような、「見えざる手」でも
働くのかもしれないから、
悲観する必要もないのかもしれない。



ふっふっふっ。



東京タワーを見て、
こんな事を思い巡らすヤツは
いないんだろうなぁ。


そんな「おバカ」な「変態」は
ワタクシだけで十分なんだろうなぁ。


世の中、
賢い人はたくさん居るからさ、
何とかなるよね、たぶん。
(「東京タワーに貼り付くものたち」おわり)
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2020年11月14日

よいち水産博物館のせつび

よいち水産博物館
もちろん、「せつび」についても
見ないわけにはいかない。


まずは入り口を入ってすぐのところには
暖房機、である。


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まあ、業務用ポータブルストーブ的な?



ホール上部には、でっかい照明。


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鳥たちが舞う、ホールである。



事務室横の廊下天井には
何やら電線管。


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こういうのは、初めて見たかも。



トイレは、おそらく多くの人が普段あんまり見ないタイプのやつ。


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簡易水洗便器である。



洗浄管ごと、ロンシール機器 の製品。


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たまーに、見かけるのだけれど。
フツーの人は、気にもかけていないのだろうけれど。



小便器は、フツーの陶器であった。


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水洗無しの。



屋外の外灯ポールが、
とってもとっても情緒を醸し出して、
いや、単に古びて、いた。


20111407.JPG


海が近いから、
金属製品には過酷な環境なのだ。



あんまり「設備設備」したモノは
見かけない建物であったが
それなりに珍しいモノもあって
やっぱり楽しめるのである。

お試しあれ。
(「よいち水産博物館のせつび」おわり)
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2020年11月07日

丸亀市立資料館

丸亀城跡の一角に、
市立資料館が建っている。


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ついでだから、眺めてみようか。



ちょっと、凝った造りになっている気がする。


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耐震補強も実施されているようだ。

そうだよね、バルコニー部分、結構な長さの片持ちスラブだよね。

鋼製の頬杖を付加した感じ?


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天守との位置関係は、こんな感じ。


20110704.JPG



中の展示は撮影禁止だったので、
屋外を撮ってみる。


屋外には、昔の民具とか石造りの物が展示されていたのだけれど
撮り忘れてしまって。


でも、こういうのは撮ったんだな。


20110705.JPG


室外機の目隠し、
もうちょっと開口率が欲しいところだけれど。

まあ、あんまり高さは無いし
本体ギリギリの位置じゃないから、まあいい感じ?



内部は、案内図だけ……。


20110706.JPG


時間が許すなら、
こういう施設にも、とにかく入ってみたい。

何かしら、見てよかった、入ってよかったと思う点があるものだから。


たまにハズレがあったって、構わない。

それはそれで、良い経験だ。


天守のように三百数十年、保存されたらすごいんだけれど。
(「丸亀市立資料館」おわり)
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2020年10月31日

水は、垂れるもの?

建物最上部に設けられる、トップライト。


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昼間は太陽光を採り入れて、
夜間は照明器具によって、
吹き抜け部分に光をもたらす。


そんな、意匠。



ただね、この部分の下部には
こんな表示があったのさ。


20103102.JPG



『↑雨漏り注意』という、
防災センターからの貼り紙とともに、
ガラス下部には雑巾が敷いてある。


よく見ると、床面が濡れて変色した跡が見て取れる。



防水って、なかなか難しいもの。


シーリングだけで水をなんとかしよう、というのは
厳しいんじゃなかろうか。



この建物、別の部分にも吹き抜けがあるのだけれど。


20103103.JPG

この下にも、別の貼り紙があるのであった。


20103104.JPG


こっちは、冷風吹出口からの結露水の滴下、かな?



水は、垂れるもの。


そこに水があって、重力がある限り、
水は、下方に滴下する。


自然法則なのだ。



なのだけれども。



建物内で、それが生じないようにするのは
必要なんじゃないかな。



それが、
建築的なことであろうと、
設備的なことであろうと。



「垂れちゃうものは、仕方がない」


そう言っているわけにも、いかないんじゃないだろうか。
(「水は、垂れるもの?」おわり)
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2020年10月24日

ステンドグラス美術館

旧三井銀行小樽支店 の、道をはさんで隣に
ステンドグラス美術館 がある。


似鳥美術館 とともに、
小樽芸術村 を構成する施設の一つだ。


旧三井銀行小樽支店からは、裏手側が見える。


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横を通って、小樽運河に面した通りのほうへ行くと
入り口がある。


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監視カメラ(落雪からの保護屋根付)、防雪フード、電線管が見える。



これも 小樽市指定歴史的建造物 である。


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奈良京都には及ぶべくもないが、
北海道内としては比較的古くから栄えた街であって
趣のある歴史的建造物が多数保存されている。


ただ「建っている」だけではなくて、
このような形で使い続けられているところに
味がある。


ロシア船の立ち寄りも少なくないためか
小樽市内の看板にはロシア語表記がある。



古い倉庫に、増築建物が付加されている、接続部。


20102404.JPG


なんとか雰囲気を壊さないように
いろんな「せつび」がごちゃごちゃまとめられている。


ま、フツーの人は、こんなところを気にしないし、
そもそも意識に留まらない。



増築部分も、いろいろ意匠的に頑張っているんだと思う。


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「旧高橋倉庫」と表示されているだけあって、
元々は高橋氏の倉庫なのである。


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今は、イギリスから遠路運ばれてきた多くのステンドグラスが
館内に収蔵展示されている。



これらが元々あったイギリスでは
保存しようと思わなかったのかね。


20102408.JPG


東洋の片隅に売り飛ばしちゃうなんて。


20102409.JPG


まあでも、そのおかげでイギリスまで行かなくても
(北海道には行かなくちゃならないけど)
多数の実物を見ることができるので、ありがたくもある。


20102410.JPG



でも日本で言ったら、
古い寺社を解体するにあたって
その内部の造作や装飾を海外に売っぱらってしまうようなもので。


20102411.JPG



さて、木造の旧倉庫、現美術館であるから
それなりの改修が施されている。


準耐火でもないただの木造建屋であるから
スプリンクラーが設けられている。


20102412.JPG


各種照明器具のほか、
エアコンも吊られている。



壁仕上げに合わせて黒く塗られているから、
あんまり目立たない。


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木材近接部は、茶色に塗る……なんてことは
しなかったようだ。

そういうところにあんまり手をかけ過ぎると
却って目立つようになるかもしれない。


照明のフードも、
非常照明の器具自体も、
黒い。


20102414.JPG


アングルも黒いけれど、
吊り棒は銀色なのだ。なぜか。



壁に埋め込まれた、温風暖房機? 床置形のエアコン?


20102415.JPG


あんまり良く見て来なかった……。


燃焼機器をこんな風には埋め込まないかな?



3館共通券で大人2,000円 だから、
かな〜りリーズナブルだと思うのだ。

JAF会員なら、更に10%引き である。


ま、そこまで行くのに費用がかかるんだけれど。

でもでも、海外からの観光客が居ない今こそ
GO TO キャンペーンのある今こそ、
チャンスなんじゃないかな!
(「ステンドグラス美術館」おわり)
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2020年10月23日

旧三井銀行小樽支店のせつび

旧三井銀行小樽支店


昭和のはじめに造られた建物であるから、
その後さまざまな改修が加えられながらも
当時の面影を多く残している。


「せつび」について、ご紹介していく。



まずは、暖房である。

当時の表記としては、『煖房』であるが。


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銀行営業室のカウンターの下部分に
鋳鉄製細柱型の放熱器が収められている。

銀行員が居る側には露出で見える。



顧客側には網が取り付けてあって、
直接触って火傷することがないように配慮されているようだ。


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たかだか「網」であっても、
現代のような無粋なものではなくて、
その枠に精緻な装飾が施してある。



金庫室前の壁際などは
ほんとうにそのままの放熱器。


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火傷注意の標識は、もちろん後付け。

また、放熱器転倒防止用の壁固定金具も
後付けである。

建設当時は、こういう概念やモノが無かったはずだ。


接続配管は、おそらく何度か更新している。



応接室のような室の窓下にも
鋳鉄製放熱器が据えられている。


20102304.JPG


営業室のものよりも丸っこいフォルム。

窓下に合わせるため、背が低いものが使われている。


蒸気暖房の場合、蒸気配管が露出になっているのも
よく見られること。


コンセントや電線管の類は、
全部後付け。



放熱器に接続する蒸気(と還水)の枝管は、
隣の室のものと合わせてから床を貫通している。


20102305.JPG


蒸気管には勾配が必要。
写真で、若干の勾配がわかるだろうか。



窓の寸法形状に合わせて放熱器が配置されている。


20102306.JPG


窓自体は、当時の意匠を保ちつつ、
断熱、網入りガラスにしたり、
現代の用に耐えるよう改修されている。



放熱器トラップ。


20102307.JPG


各放熱器下部に1個、取り付けられている。



放熱器の表面には、製造社名が見て取れた。


20102308.JPG


何度か塗装し直されてきたものであろうが
文字は読める。

AMERICAN RADIATOR CO,

M.I.W


建築概要書に書いてあった、

「米國アメリカンラヂヱーター會社製アイデアル、スモークレス汽罐」

ってやつかな。



放熱器トラップは、新しそうだ。


20102309.JPG


そんなに長持ちするとは思えないからね。

圧力単位が、kPa 表示である。



立管から、上部横引き管へ。


20102310.JPG



蒸気管の人が触れそうな部分には
保温材を巻いてある。

「保温」というよりも、
火傷防止の「断熱」という感じ。

還水管も結構熱いはずなんだけれどね。



ファンコンベクターがついていた室もあった。


20102311.JPG


当時はこんなモノ無いから、
後付け、もしくは鋳鉄製放熱器からの置き換え。



エアコンなんかがついている室もあるけれど
ずいぶん古い型に見える。


20102312.JPG


もちろん、後付け品だけれども。



ダクトで温風も送られているようで、
下がり天井と吹出口が見える。


20102313.JPG



ところどころの内壁には、
パスダクト。


20102314.JPG


今どきは、こんな低い位置にはあまり見られない。



地下部分には、
湿気対策であろう諸設備が
たくさん付加されていた。


20102315.JPG



エア搬送ファンも、ベントキャップも、
当時のものではない。

照明も、当時のものとは思われない。



コーナー部の壁に鏡があるのだが、
その下部は制気口にもなっているようだった。


20102316.JPG



金庫室の周囲にぐるりと回廊があって
四隅の鏡で奥を確認できるようになっている。


20102317.JPG


地下で、湧水や結露水もあったからだろうか、
側溝がぐるりと取り付けられている。



1階営業室上部には、
エアコンが取り付けられている部分もあった。


20102318.JPG


多くの観光客が訪れる施設としては
やはり必要なものであろう。

あっちこっちの電線管・ボックス類は
壁に合わせて真っ白に塗られている。



20102319.JPG


火災報知器は、何度か取り替えられて
今に至るようだ。



照明のスイッチも
今のようなリモコンやタンブラースイッチではなくて
押し釦式。


20102320.JPG


スイッチを1時間かけて手磨き……。



「電話室」なんてものもあって。


20102321.JPG


今は、ただの見世物であるけれど。



ヒューズ式ブレーカー(の残骸?)と
新し目の火報押し釦の対比が面白かった。


20102322.JPG



なぜか古いものが撤去されずに
残されていたり。


20102323.JPG



建物本体の造りや、
銀行のさまざまな室や
プロジェクションマッピングも大層楽しかったのだけれど
やっぱり「せつび」を眺めるのが一番楽しいかな。


いろんな歴史が刻まれていて、
いろんな想像をすることができて。
(「旧三井銀行小樽支店のせつび」おわり)
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2020年10月20日

松山市内をちょっくら

松山市内を、
ちょこっと歩く。


ちょっとだけ、乗り継ぎの時間があったから。


20102001.JPG


せっかくだもの。

ただ、乗り物を乗り継ぐだけじゃ、
もったいないのだ。



せめて、駅の周囲を一周してみようじゃないか。


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当地ゆかりの、正岡子規の句碑が建っている。


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駅前でこそのモノである。


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34歳で亡くなっていて、
しかも晩年(と言えるのかどうか)の7年間は
結核を患っていたという。


それでいて、大きな足跡を残しているのであるから
なかなかの御仁なのである。



松山市内には、
路面電車が走っている。


20102005.JPG


全国的に廃れてしまって、
残されている都市はあまり多くはないのであるが、
欧州各国で「エコ」であると評価されて以来
その地位を盛り返している感もある。


20102006.JPG


伊予鉄、である。
公営ではなく、民間鉄道として
地方都市で頑張っているようである。



ぷらっと歩くと、
新しそうな、市民病院の建物が建っていた。
本館ではないけれど。


20102007.JPG


建物の設置部分、如何にもな感じ?


20102008.JPG


そう。

免震クリアランスが取られている部分だ。



裏側からも、見てみよう。


20102009.JPG


裏側には、遠慮なく換気フードや配管が並んでいる。
手前の駐車場に何かが建てば、全部隠れてしまうから。


右隣は、まるで北側斜線の説明図のようである。



ついでに脇を見ると、
露出の配管が見える。


20102010.JPG


見映えを気にする必要がなくて
凍結の心配も無いのであれば
作るにもメンテするにもやり替えるにも
すこぶる便利である。

ま、足場の都合は出てくるけれど。


「排水管と通気管って、こんな感じでつながってるんだよぉ〜」

教材として、使えるんじゃないかな。



道行く先々に、
いろんな教材があるのだから
「建築」は学びやすいと思うんだ。

超ミクロとか、超マクロとか、理論とか、
そういうやつよりも。



換気用か、冷暖房用か、
何かの開口部。


20102011.JPG


2個セットだから、換気かなぁ。



ふと見上げると、
開閉器が外壁から持ち出した架台に
取り付けられている。


20102012.JPG


電柱をやめて、共同溝化したからなのかな。



屋上に無造作に置かれる高置水槽も
いつだって気になるアイテムである。


20102013.JPG


猫やカラスが浮いていないか、
そんな大きなものはなくても、虫とかホコリとか
浮いていそうだよね。


ま、そういうヤツは、屋内の受水槽だって一緒か。


定期的に、こまめに、しっかり掃除するしかないんだ。



「松山らしさ」ってのを、
風景や気候や交通機関とともに、
「せつび」や「ケンチク」の有り様によっても
なんとなく感じることができたんじゃないかな。


とは言っても、たかだかJR駅の周辺だけの話。


坊っちゃんゆかりの温泉とか、
もちょっと離れた城とか、
大街道とか、
尾道今治ルートとか……。

生きてるうちに見に行く機会があるといいんだけど。
(「松山市内をちょっくら」おわり)
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2020年10月18日

建物裏には裏の味が

建物は、裏側がおもしろい。



正面ファザードには、
見せるための工夫が盛り込まれていて
それはそれで良いのだろうけれど。


でも設備屋としては、
ほとんどの設備が隠されてしまっているファザードなど
お呼びでない。


むしろ、それらが追いやられている
側面や裏面こそが
活動フィールドなのである。



20101801.JPG



電柱からの引込みあり、
壁面に貼り付いた給湯機あり、
無造作なダクトあり。


インターホンが、裏口感を増幅させている。



隣の建物だって、同様だ。


20101802.JPG


壁面を這うドレン管。


給湯機用なんだけど、微妙に離れた屋外型コンセント。


律儀に窓芯に合わせた換気フードと、
合わせてないヤツと。



あのゴミ箱は、
道路占用許可を取得しているのか?
ギリギリ、アウトなような……。



表面は、古びてくると情けない感じになってくるけれど
裏面は、古びるにつけ、味が出てくると思うんだよなぁ。


歴史を感じさせるって言うか。


ま、好き好きやね。
(「建物裏には裏の味が」おわり)
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2020年10月13日

電気ヒーターも突然錆びるわけではない

錆び錆びの「せつび」を
ときどき見かけてしまうものだ。


何となく、いたたまれない気持ちにも、なるのだ。



だってだって、
「錆び」って、ある日突然生じるわけじゃないんだ。


最初のキッカケは、突然かも知れないけれど
全面にわたって錆び錆びになってしまうまでには
かなり長い年月を経ているはずなのだ。


その間、ずっと放置されてきた、見て見ぬ振りされてきた、
そういう結果が今、見られるということなのだ。



20101301.JPG



トイレは、普通の部屋よりは湿気が多いのかも知れない。

だから、金属製品である電気ヒーターも
普通の部屋に設置してあるよりは、錆びやすい環境にあるのかもしれない。


それはそうなのだけれども。



だからって、こんなになるまで放置しておくのって、
どうなの?


ねえ!



「んじゃ、あんたがカネ出してよ。そしたら、替えるからさ」



「まだ使えてんのに、もったいないじゃん」



「錆び落としして、塗る? いくらかかってると思ってんの」



ま、毎日目にしていると、慣れちゃうんだな。

いきなりこれを見たら「錆び錆びっ」って思うけれど、
毎日ちょっとずつちょっとずつ広がっていると
全然気が付かなかったりするんだろうな。



万事、そんなもんだ。



服だって、突然ヨレヨレになるわけじゃない。



人間だって、突然老けるわけじゃない。



「せつび」も、そうなんだ。


でもさ、それでいいの?

放置しといて、いいの?



そういう、問題提起なのである。
(「電気ヒーターも突然錆びるわけではない」おわり)
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2020年10月11日

天井点検口の内側に

「天井点検口」というものがある。

「点検口」を名乗っているのであるから、
「点検」するためのものである筈なのである。


じゃあ、何を?



どうなってるか見たいから、とにかくあれば良いのさ。



そういうことだって、あるんだけれど、
そもそも天井点検口というものは
何かしらの目的があって設けられているもののハズだ。



でもそれが何だか、わからん。

そうなりがちだったりするのである。



設計した人、施工した人は
わかっているはず。



なのに、他の人々には
特に、建物完成後に、施設を管理していく人たちには
なかなかわかりにくいものなのである。



でもたまに、可視化されていることもある。



20101101.JPG



おお!



こうやって書いてあったら、
どの方向に、点検すべき何があるのか、
誰が見たってわかり易いではないか!



これは、いいよね!



ただし、だ。



完成図や取扱説明書とおんなじで、
これが必ずしも正確とは限らない、ってところが
なかなか難しいところ。



貼り付ける向きに応じて方向が書いてあればよいのだけれど
書く人が90度間違えてしまったとか
いくつか点検口が並んでいる場所で
貼る紙を間違えてしまったとか

天井仕上げを張ったあとで、急遽バルブを追加したんだけれど
それが反映されていないとか、
「完璧な情報」が反映されているとは言えないようなのだ。



情報が無くても良いのか、
少々不正確であってもある程度あったら良いのか、
不正確であるくらいなら無いほうが良いものか。


悩ましくもあるけれど、
どうでしょう?



ワタクシとしては、
もちろん正確に越したことはないけれど
全く情報が無いよりは遥かに良いんじゃないかと思うんだけれど。



ただし。



こういう「形」だけ作ろうと思って、
竣功間際の忙しい中、突貫作業で紙を貼りまくって、
結果間違いだらけ……ということは
避けてほしいものだ。

そういうやつなら、要らない。



全部の紙を貼りつけたあとで、
面倒くさいとは思うけれど、
完成図を参照しながら全部の点検口について
再確認してみてほしいんだな。



面倒くさいとは思うけれど。



とっても、面倒だとは思うけれど……。



こういう事を考えるにつけ、
建築物のBIMを運用段階でも適切に利用して……というのが
技術的にではなくて、マンパワー的に、
なかなかハードルが高いんじゃないかと思ってしまうのである。


あらゆる情報を三次元データとして一元管理できるのは
ものすごく素晴らしいことなのだけれど、
それらの情報の正確さを、誰が担保するか、ということなのだ。

すんごく、キツいことなんじゃないかと。
(「天井点検口の内側に」おわり)
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2020年10月10日

ちゃんとした設備のページを読むなら

本日は、「せつびのブログ」にお越しいただき
ありがとうございます。



「建築設備」に関して、しっかりした知識を得、
毎日の生活に、業務に、役立てようと期待してお越しいただいた方々には
「ずいぶんと軽いなぁ」と幻滅させてしまうかもしれない、
そんなブログ。



そもそもの発端が、せつび目線の建築士お受験ブログであり、
建築士制度への憤懣のはけ口であったところから始まって、
割と「何でもアリ」の記事の羅列になってしまっているので
「軽い」という印象を持たれるのは仕方のないことであると
自覚はしているつもりなのです。



でもね、それじゃぁね、という方々のために
ちょっとした情報提供を。



もう、長いこと送っていただいている「週刊−建築設備ニュース」の
9月28日号で紹介されていたもので、
「マサカ」関連書籍でこの業界ではたいへん有名な


 山本廣資氏のページ




雑誌『建築技術』などでも、たびたび意匠設計者に向けた啓発記事を書いてくださっていて
設備業界にとって大変貴重な、ありがたい存在の方なのです。



ぜひともご著書にも目を通していただき
「ちゃんとした知識」を得ていただければと思うのです。



やっぱり、ジャンクフードばかりでは心身ともに不調をきたしてしまいますから
きちんとしたバランスの取れた食事を心がけるべきだと思うのです。



と言いながら、「せつびのブログ」では今後も大いにジャンクフードを提供していく所存でございます。
まあ、ご体調を鑑み、ほどほどにご摂取いただければよいのではないかと、
ちょっとした楽しみ程度に捉えていただければと思うのです。



今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。



とともに、山本様よりシッカリとした知識を受け継いでいただければと思う次第でございます。
(「ちゃんとした設備のページを読むなら」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする