2022年12月04日

内装と設備と

ただのボードに壁紙を貼っただけの壁なら
特に何の制約も、悩むことも、工夫も必要ない。


けれども、意匠的にちょっと洒落た感じを出そうという建物だと
壁面に取り付けられるいろんなモノが、
普通じゃない対応を迫られることがある。



木材で仕上げた内装の、ホール。


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そこに取り付けられるコンセントが
こういう納まりになっていた。



「とにかく、切った」感が出てしまっていないだろうか。



木材の小口処理が、もうちょっと丁寧だったら
より洗練された見栄えになっていたのかもしれない。



プレートの色は、これで良かったかどうか。
木材の切断幅は、これで良かったかどうか。



評価が分かれるところかもしれない。



上の方に、目を向ける。



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ずっと上の方まで続く、内装。

その壁面に設けられた、吹出口。



材料の寸法に合わせて設けられた目地と
無関係に切り取られた仕上げ材の開口。


先ほどのコンセントよりも高い位置であるため
小口処理は気にならない。


なぜこのラインに目地を入れたか、
そっちのほうが疑問かもしれない。


が、何らかの深遠な理由があったに違いないのだ。


やむにやまれぬ、
誰が聞いても「そりゃ、仕方ないよね」というような理由かどうかは
わからないけれども、
少なくとも、設計者、施工者、監理者、発注者が
ある程度納得した上での造りに違いないのだ。



内装材を特別にするんなら、
それに絡んでくる設備類も、
やっぱり特別にしなくっちゃならないよね。


そのあたり、意匠設計者と設備設計者(機械設備、電気設備)とが
意思疎通できるかどうか、そこが問われるんだよね。


そして得てして、出来てなかったり、するんだよね。



「えっ!? そんなんなっとったの? 知らんかったぁ〜!」
(「内装と設備と」おわり)
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2022年12月03日

揃えられるものなら

壁面に並ぶ、スイッチ類。


換気や空調のリモコンと
照明やスピーカーのスイッチ、
インターホンとが
ずらりと並ぶ、そんな壁面なのだ。



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いつだって、どんなときだって、
悩ましい。


どれを、その高さに、どの位置に、取り付けるのか。


それぞれの中央を揃えるのか、上端を揃えるのか、下端を揃えるのか。


それぞれの間隔はどうするのか。



全部おんなじデザイン、おんなじ寸法のものであれば
割合揃えやすい。


けれども、それぞれ幅や高さや厚みや形状や用途が違う。



どこにあったら、わかりやすいのだろう。

どこにあったら、操作しやすいのだろう。

どこにあったら、咄嗟の時に間違えにくいのだろう。


そして、どこにあったら、
いちばんバランスよく見えるんだろう。



取付前に、展開図や立面図を起こして
下地の位置や裏ボックスの位置を綿密に検討して
決められることって、多いだろうか?


なかなか、そんな余裕が、
時間的にも作業的にも心理的にも
無かったりするんじゃないだろうか。



いろんなものが付く建物だと
そのあたりの苦労や考察や思い切りが
垣間見られて興味深いものである。



でも結局、どんなに先々まで読み込んで検討しても、
その場のノリと雰囲気でエイヤッと決めても、
後々何らかの不便が明るみに出ることがあるし、
ぜんぜん何ともないこともある。



その辺を「経験」なんていう括りで済ませてしまったら
「伝承」が行われないわけなんだけれど、
いろんな制約は結局のところその現場限りのことも多いから
統一したものってなかなか作れないんだろうな。



そういうのって、AIの独擅場になってくるのかもね。
(「揃えられるものなら」おわり)
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2022年11月27日

剥がれとる?

とある、スーパー(の入った複合施設?)の駐車場に入って、
ふと前を見ると
室外機のようなものが並んでいる。



いや、これは正確な表現ではないな。



室外機が並んでいるから、
わざわざその付近に停めて
ついでに観察した、と言ったほうが
正しいのであろう。



ま、結果的に、
観察をしたわけだ。

通りがかりに。



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壁から生える、冷媒管と
据えられている室外機。



もっとも、これは冷暖房の室外機じゃなくて
冷蔵ショーケース用のもののようだ。


ビルマルとかと、形が違うじゃん?



それから、フツーの設備屋さんの手じゃないことも
フツーの建築設備じゃないことを示している。

そんな気がする。



だってさ、フツーの配管屋さんだったら、
設備のマルチエアコンの配管屋さんだったら、
外壁からの配管取り出し部にプルボックスみたいなやつを
拵えたりしないし
冷媒管をダクターで支持したり、しないじゃん?


どっちかというと、
メーカー関係の業者さんで、
電気畑から冷媒用銅管のハンダ付けもやるようになった
そんな感じに見えるじゃん?


ものすごく、すごく勝手な想像でしかないけどさ。



でも、空調設備の配管というよりも
電線管に見えちゃう施工なんだから
仕方がない。



って、主たる違和感はじつはそこじゃない。



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電線管っぽく見えてしまうのは
本来かかっているはずの被覆が無いせいなのである。



最初っから無かったわけじゃ、
なさそうなんだ。


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ね?



辛うじて、痕跡だけは残ってるでしょ?



と思ったんだけれど、
指示金物部分を保護しているだけで
やっぱり断熱材の被覆は、
元々無かったのかなぁ。


断熱材っぽいものは、
カケラも無いもんね。



さすがに、屋内部分には
被覆はあるんだよね?


一介の訪問者の身分では
それを確かめる術はないんだけど。



そもそも、こういうショーケース用の配管って
断熱被覆が無いのがデフォルトなの?

ギョーカイが違うから、わからん。



おんなじ原理の、おんなじような構成の機器だけど
「A工事」で入らないモノについては
フツーの設備設計者が関わることがないんだ。


世の中、
知らんことばかりだ。


いろんなことが、
複雑怪奇に絡み合って、
この世は、社会は、成り立っているのである。



「知の巨人」なんて言われている方々も、
ある程度本質的なことを見抜き判断する力は
凡人に比べて相当に凄いのであろうけれど
それでも「ニンゲン」としての限界はあるわけで
知らないことのほうが多いのである。



いろいろ自分なりに判断して
ワクチン4回目の接種は受けた。

BA4・5対応のやつだ。

重篤ではないまでも、副反応も出た。



「効果あんの? 無いんじゃね?」

「むしろ射ったらかかりやすくなるんじゃね?」

「5類でいいじゃん」

「mRNAワクチン、不安」

「原理的に、大丈夫さね」

「ワクチン本体より添加物が問題だね」



生化学に詳しい人詳しくない人
感染症に詳しい人詳しくない人
理科系の人、文科系の人、経済系の人、
医学の人、生物の人、感染症の人、
物理の人、ライター、週刊誌記者、
テレビの人、ラジオの人、YouTuber、
日本の人、アメリカの人、ドイツの人、
大学の人、開業医の人、看護の人、
厚労省の人、財務省の人、内閣府の人、


いろんな人がいろんな事を言っていて
その前提条件や基礎知識や専門分野が違っていて
何が正しいやら、正しくないやら、
陰謀なるものがあるのやら、無いのやら、
「本当のトコロ」は、わかりようがない。



だからね、
それぞれが、それぞれなりに
判断するしか無いわけ。


「エビデンス」なんて、
まだまだ収集中という側面が大きいのだから。



他の分野でもあるように
「これぞ決定的な証拠」とされるものが
「いやいや、それこそ誤りである証拠でしょ」と
正反対の解釈を受けることも有り得るのだ。



世の中、
ままならぬことばかりなり。


でも、それが社会であり、人生なのである。



……と思うしか、ないのである。



最近、山田全自動氏の日記が
妙に楽しくて仕方がないでござる。
(「剥がれとる?」おわり)
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2022年11月17日

材料置場のひとこま

ちょうど休憩中なんですよねっ。

ちょいと、お邪魔しまぁす。


材料や工具や撤去材が
整然とではないけれども、
雑然というほとでもなく置かれたスペース。



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改修工事らしい風景である。



ダイドレの箱や製品が
並べられて? 置かれて? 積まれて? いる。


ニップルは、ナゴヤ製。


パイプレンチも、昼寝中か。



もう、あとは処分されるだけの撤去材も
脇に仮置きされていた。



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長年、ご苦労さん!



せめて、眺めた責任として、
労ってみるか。



使われてこその材料なんだから
在庫のまま廃棄されるブツよりも
余程良かったに違いないが。



必要もあって、
たまに現場にも出向く。



でもそこで作業されている方々にとっては
ただの邪魔者でしかないワタクシは
この撤去廃棄材以下の存在価値でであろうが、
まあ致し方ない。


実際、ジャマなんだからね。


お役目の違いということで、
ウザくても耐えていただきたい。


撤去鋼管や廃棄バルブを投げつけられたりはしないから
まだ何とか耐えていただけているのであろう。
(「材料置場のひとこま」おわり)
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2022年11月08日

体育室のせつび

体育「館」ってほど広くはないんだけれども
各種運動などができる、体育室。


そんなところを、ちょっと覗いてみる。



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オリンピックの種目にもなった、ボルダリング。

いや、競技名は「スポーツクライミング」か。



「クライミング」と「ボルダリング」の違い、なんてことは
2021年に開かれた2020オリンピック前にさんざん説明があった

……はずなんだけれども、結局その場限りですぐ忘れてしまう。


それほど興味関心が無いからか?


いや、面白そうではあるんだけれど、
運動系は基本的に自分でやるのは苦手だからさ。

上手い人がスーパープレイをするのを見るのは
楽しいんだけど。



閑話休題。



こんな施設も内包する、
それほど大きくない体育室だ。



大空間というほどではないけれど、
一般室に比べると大きな空間。


天井も高いし。


ちょっとしたビルのエントランスホールくらいの空間なら
吹出はやっぱり、ノズルなんだろう。


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脇のスリットは、対応する吸込口かな。


そっちの壁の向こうに、機械室があるんだね、たぶん。



空間としては、こんなもの。


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体育「館」と言っちゃうには、少々こぢんまりしているでしょ?



でも、ほどよい空間なんだね。



梁に囲われた天井面それぞれに、感知器。

イマドキは、水銀灯なんかも使うまいて。
LED、便利便利。



間にネットを張って、
仕切って使うこともできる。


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本格的じゃなくても、いろんな競技を並行してできる。
そんな場所なのだ。



壁についている設備モノには、
保護ガードが取り付けられている。


バスケットボールの激突には
耐えられなくちゃならないから。



もっとも、高い位置にある換気扇までは
届かんだろうという観測であるようだ。



でもブラケットのスピーカーは、
守ってあげなくちゃね。


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このご時世だ。

この類のアンテナだって必要だ。



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情報コンセントごと、がっちりガードするのである。



そういえば、ところどころの壁にあるコンセントには
キャップが取り付けてある。


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お子さんとかが、不用意に何かを突っ込まないように、かな?



そうそう、そういえば。

ここのコンセントは、ずいぶん高い位置についている気がする。

床面から400mmくらいについている感じ。



この体育室に限らず、施設全体がそんな感じだから、
何らかの明確な意図があって揃えているんだろう。


いやいや、イマドキはこれが普通なのかな。

「FL+200」っていう感覚は
かなり古いのかもしれないな。
(「体育室のせつび」おわり)
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2022年11月06日

水槽が、いっぱい

パッとしない天気の中、
あんまり気持ちが上向かない時。


そんなときには、上を向いて歩こう。



とは言え、街なかで実際に上を向いて歩いていたら
人にはぶつかるし、何かに蹴つまづくし、
あんまりイイことはない。


ながらスマホと何ら変わらない
いい迷惑を振りまくだけになってしまう。



だから、通行の支障にならなさそうなところで立ち止まって
それから上を向いてみるのがいいのだ。



パッとしない天気なんだから、
そこに爽快な青空は広がっていない。

あまつさえ、雨粒でも落ちてきそうではある。



それでもね、
そこにはたくさんの、せつびワンダーランドが広がっているのさ。



ほら。



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ちょっと見上げただけで、
いったいいくつの高架水槽を見つけられるだろうか。



水槽本体は露出で置かれているとは限らない。

ご丁寧に高架水槽室に収められていたり、
看板で四方を囲われていたりするから
目視できる数が全てではないのだ。



冷却塔も、数多く見られることがある。

上の写真じゃ、1基しか写らなかったけどね。



キュービクルだったりファンだったりダクトだったり配管だったり、
ほら、見始めたら、世間のいろんな厳しさなんて
吹っ飛んでしまうよね。


どこにも表示されていない、
機器類や配管類やダクト類やケーブル類の
用途や系統を想像するだけで、
現実逃避にはもってこいなのである。


未だに多くのVHFアンテナが健在(働いてないけど)だなとか
避雷針、向こう3軒両隣で兼用したいよねとか
ほら、もう、現実のゴタゴタなんて
大したことじゃぁなくなってきているよね。



見上げてごらん屋上を。



そうしたら、活力が湧いてくるからさ。



それに、ただでさえ人材不足のせつび業界。

「ちょっとせつびにくわしい」人になったら
そんなに儲かりはしないだろうけど
食いっぱぐれる心配は少なくなるんじゃないかな。
(「水槽が、いっぱい」おわり)
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2022年10月10日

倉庫でライブ

年代モノの、組積造の倉庫。


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それなりに補修しつつ、それなりに使われている。



近年は、こういうものをリノベーションして
他の用途に利用されることも多い。



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1號農業倉庫 と書かれた鉄板とともに、
古そうな鉄の扉と、その上方に取り付けられた屋根。


それとともに、新しい防風板付ベントキャップが並ぶ。



シャッター用の開放装置も新たに設けられている。


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内部には、小洒落た空間が造り上げられていた。


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コンサートや、イベントに利用されるらしい。



昔むかしの組積造では、耐震基準を満たしていないから、
鉄骨ラーメンで完全補強を施されるとともに、
防災はじめ暖房換気照明その他
現代の用にふさわしい各種設備が付加されている。



外壁面に顔を見せていたベントキャップは
天吊ロスナイの出口なのであった。


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スパイラルダクトは、黒い鉄骨に紛れて
目立つことはない。


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暖房は、FF式温風暖房機。


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各所に据えられているが、
積雪の多い地域で、且つ倉庫屋根の軒下にあたる面であるからか
給排気トップがかなり高い位置まで立ち上げられている。


積雪地では、その地の積雪の度合いに応じて
このような「立ち上げ」が必要になるのだ。



給排気トップの据付は、
可燃物との関係も気をつけなければならない。


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給気筒と排気筒は、
暖房機の背面カバーを貫通させてある。


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灯油は、床スラブに埋め込まれたコックから取っている。
給油管は地中埋設からの引き込みだろうか。


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電気系は、露出の電線管とボックスによって
施工されている。



非常電源用の蓄電池設備とか、リモコンスイッチとか。


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色分けが、わかりやすい。



「防災」といっても、それほどの床面積ではないため
火報と消火器くらいなものだ。


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石壁と内装仕上げ兼用の木材との間にも
少々の空間があるから、
電線管は露出にしなくても良かったのかな、
という気もするが、
建築工事と電気工事との取り合いを気にしなくて済むから
これはこれで良さそうな気がする。


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「断熱」というものが無いから、
省エネ性はほぼ無い。

が、常時利用される施設でもなし、
ある程度の人数が入るのであれば、
ライブで元気に動き回るのであれば、
スポットライトを多用するのであれば、
内部発熱もそれなりに期待できる、かも。



イベント開催時間をにらんで、
あらかじめ暖房機を稼働させておき、
室内を暖めておけば良いのだろう。

それだけの「立ち上がり負荷」を見込んだ
暖房能力なのだろう。



新築で、断熱バッチリの建物のほうが
「エコ」なのかもしれないけれど、
こういうリノベーション案件も
これはこれでアリなんじゃないかな。
(「倉庫でライブ」おわり)
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2022年10月06日

システム天井の中

システム天井。


まっさらな天井に照明器具やら非常照明やら
制気口やらスピーカやら
それぞれの工種ごとにバラバラに設置するのは
調整が大変。


そんな難点を解消することのできる
そんな「システム天井」。


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一定のスペースをそれらに割り当てて
まとめてしまっているのである。


天井伏図がシンプルで、
設計段階でほぼ割付が決まっている。


もっとも、スプリンクラヘッドだけは
包含範囲が定まっているから
別途割り付けるしか無いけれど。



さて、表面上はスッキリまとまっているシステム天井であるが
じゃあその天井内は、如何に?



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結構階高のある建物ゆえ
鉄骨小梁の下にも余裕でダクトが通る
そんな天井内。


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システム天井のライン部分に
ケーブルや配管やダクトが集中する。


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まあ、これはこれで良い納まりと言えるかもしれない。



スプリンクラ配管だけは
システム割付と異なる場所にも行かなきゃならないから
独立したルートを確保してある感じ。


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錆止塗装のオレンジ色が映えるのは
フラッシュを焚いた一瞬だけだ。



と思ったら、
一部改修した部分なのであろうか、
継手のネジ部分の錆止塗装が無いエルボも見掛けた。


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得てして、こういうことが良くある。

新築の手と、改修の手とは
作業の余裕も手間も
監理のあり方も
全く異なるから。



鉄骨大梁は、天井仕上面近くまでの梁成がある。


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区画貫通するパスダクトに設けてある防火ダンパーは
今はなきFVDであろうか。


デッキスラブから片持で吊られている。



太い配管に、
ホコリが妙に降り積もっているのが気になる。


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いや、ホコリじゃないな。


鉄骨の吹付け?



フリーダムはVVFケーブルと
縦横にきっちり伸ばされている配管と
それらの中間的なフレキダクトとが
それぞれの存在感を醸し出している。



お、奥の梁には
孔が開けられている。



鉄骨造の建物には、
梁の予備スリーブがどうしても欲しい。


アレがないと、改修の際に非常な困難を覚えることが
多々あるから。



新築の時さえ良ければ……っていうのではなくて
将来的な改修も見据えた造りにしてほしいものだ。



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箇所数が多いとコスト造にもなるし
耐火被覆もその分面倒が増えるから
あんまり歓迎されないとは思うんだけど。
(「システム天井の中」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月30日

熱海市のほかの蓋たち

熱海には、下水以外の蓋もいろいろあって。



いやべつに、熱海に限らないのだけれど。

ただ、いろんな下水の蓋を追いかけていると、
他の蓋も結構目についてしまって、
結構な枚数になってしまったということなのだ。



まあ、よくある、水道の仕切弁の弁蓋。


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口径が書いてあるのは、とても良いのだ。

建物内の配管には、ほとんど書いてない。
図面が正しいと限らないから、
書いてくれると嬉しい。



水道メーターの蓋には、メーター口径によって
いろんな大きさがある。


親子蓋になっているから、
ちょっと大きめの蓋。


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アパートなんかの前には、
小ぶりの樹脂の蓋が並ぶ。


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市章なのだから当然なのだが、
全部に「温泉マーク」が入っているのが面白い。



公園内には、弁蓋。仕切弁と、電磁弁のようで。


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一緒の筐に入れないで、別々にしてあるのが不思議。




埋設型消火栓の蓋には、「熱海大火」の記憶 が記されている。


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マッチの火の不始末が「大火」を起こし、
死者こそ無かったものの1000人近い重軽傷者と1000棟近い焼失建物があったという。
Wikiには「市街地の4分の1が壊滅した」と書かれている。



各地によくある、ハシゴ車デザインの蓋も、ある。


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防火水槽の蓋も同じデザインだ。


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熱海市では 熱海ガス が供給されている。

天然ガスは、清水から三島を経由した導管で受け入れているということで
なかなか長距離のパイプラインである。


Gas One ブランド の関連会社となっているようだ。


その蓋には、たぶん昔の会社のマークとおぼしきものが
中央に描かれている。


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面取りされた角蓋もある。


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ガスは緑、ということになっているようだ。


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さて、熱海ではところどころに赤い蓋が見える。


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「温」と書いてあるのは、やっぱり、温泉だよね?
熱海だもんね?



そう、明記されているものもある。


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さすが、熱海である。
温泉インフラが存在しているのだ。



いろんなインフラがあるので、
結構色とりどりなのである。


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景観に気遣って、
無電柱化されている区間もある。
そこにある共同溝にも温泉マーク。
じゃない、市章。


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温泉と言えば、熱海じゃぁぁぁぁぁっ!


そう、宣言しているかのような市章なのである。


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下水道以外の蓋もいろいろあって、
熱海よいとこ一度はおいで。
(「熱海市のほかの蓋たち」おわり)
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2022年09月21日

鉄道歴史展示室

新橋の停車場跡の裏側は
鉄道歴史展示室」として公開されている。


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プラットホーム側とは反対の、北東面が入口である。



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敢えて白く塗ったのであろう雨樋が
なかなか楽しい。


上部は角断面で、下部は丸い配管。
外装仕上げに合わせて、微妙に振り回してある。



展示室は階段を上がった先にある。


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昔の建物は、とにかく階段だらけだ。

駅舎でも役場でも劇場でも、
階段を何段も上がってから1階の床になっていた。

そういう時代なのであった。



展示室内部は撮影禁止であるので、
入り口だけ。


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わりあい便利な場所である。

行きやすいところであると思う。



遺構として掘り出された部分が見えるようになっている。


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適宜、コンクリート躯体で保護されている。

照明器具も設けられている。


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建物南東面。


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後付けの部分が、うまく形成されていると思うのだ。


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トップライトとしての部分なのではないかと思う。

散水栓も、必要性があってのものだろう。



鉄骨階段の下に、
室外機たちが押し込められていた。


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パンチングメタルの扉のゆえに
空気の循環並びに熱交換効率は悪くなりそうではあるが
設備機器類が表に出て来ないように配慮された結果とも言える。


いつだって、絶対的な正解のない課題なのである。



すぐ脇には、高層ビルが林立する。


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150年も経つと、こんなにも変わるものなのだ。

人類の歴史は、長いようで、短いようで。


人の一生は、言わずもがな。
(「鉄道歴史展示室」おわり)
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2022年09月12日

店は裏の顔が面白いのだ

店舗の入り口は、
顧客の目を引くようにいろいろと趣向を凝らし
気を遣っているものである。


けれど、その側面や裏面は
そんな配慮があまりなくって
素顔を晒していたりする。


だから、可能であれば
裏に回って見てみるのだ。



「この店は、どんな素顔をしてるんだろう」って。



勝手に「素顔」なんて言っているだけで
そこにその店の本質が在るわけじゃないんだけれどね。


それでも、設計の、施工の、
建築の都合、設備の都合、電気の都合や
予算の関係など、
いろんなストーリーが想像できたりするから
結構楽しいのである。



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黒着色の既製品の換気フードと、
鉄板で製作された、塗装のないフード。
黒色のプルボックス。


外装の鋼板の木材、
屋上点検用のはしご。


そんな対比が、なんかおもしろい。



壁面下部に並ぶ、機器類、配管類。



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人間も、そんな感じかな。
目、顔、服装など
人の目を惹く、見える部分については
いろいろと気を遣う。


でも素顔は、内面は
また異なるのだ。


むしろ人の目に触れない部分にこそ、
その人物の素顔があって、
その人の本質が隠されているのだ。

建物と異なるのは、そんなところかな。



なんて。
(「店は裏の顔が面白いのだ」おわり)
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2022年09月11日

蓋ふた蓋

駅間、ちょっと長めに歩いてみた。

駅がちょっと離れてるから、
駅まで歩いて鉄道に乗ってまた駅から歩いたら
結局ずっと歩いてもそれほど変わらないんじゃないかって思って。


意外に距離あったんだけれど。



ついでなので、蓋も撮ってみましょうか、と。



まずは、水道。


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上水用の制水弁筐の蓋である。



こちらのも、水道用?


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再生・仕


というのは、何を表すんだろう。

再生水管用の仕切弁筐という意味かな。



22091103.JPG


再生・空


ってことは、再生水管用の空気弁?


弁筐の蓋より大きいから
それっぽい。



下水も、一般的な鉄蓋じゃないやつをば。


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鉄枠にコンクリートを打ち込んだやつか。

東京・下水道 合流

ま、そのまんまの記述だ。



ちょっと大きめの鉄蓋は、
ガス用である。


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TOKYO GAS の文字が、少々潰れてしまっている。

KY が潰れてるってことは、
空気が読めるようになったのか、
危険予知が出来なくなっているのか。



たまに、こんなやつもある。


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郵船でも優先でもなくて 有線 のほうかな。



USENのWi-Fiサービス なんてものもあるようで、
有線なの? 無線なの? って混乱しそう。

って、しないか。



「超光速」は表示的にアウトじゃないの?

現代の量子力学によってしても
相対性理論の光速に関する記述は
否定されてないんじゃなかったっけ?


「超高速」の誤変換というにはあまりにあちこちに書いてあるから
誇張表現なんだろうけれど。



ふふ。



いろんな蓋を見ると
想像が膨らむのである。
(「蓋ふた蓋」おわり)
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2022年09月07日

脇に並べりゃ紛れる

いろんな設備機器を、正面から排除することは多い。


横とか裏とか、あんまり目立たない場所に追いやって
隠してしまえ、というわけだ。



でも、2本の道路の角地に存在する建物だと
メイン道路を正面側に見立てて
細い道路沿いは「脇」の扱いにするしかない場合もある。


おのずと、そちら面にはさまざまなモノが並ぶことになる。



22090701.JPG


ゴミ箱、換気フード、電力量計、開閉器盤、ガスメーター、
室外機、ちりとり、物置?、自転車……。



ちょうど電柱も立っていて、支線も伸びていて、
消火器も添えられていて、
いろんなモノが並んでいるために
各々のモノは他に紛れてしまっている感もある。


あれだ。


「木を隠すには森の中」というやつだ。



これだけのモノが並んでいるのに、
誰一人目を留めることはないじゃないか。



存在に気づかれていないじゃないか。



ただの「背景」として、
溶け込んでしまっているじゃないか。



「正面」をキレイに飾っておけば、
皆の視線はそこに向かう。


脇にある雑多な諸々には、意識が向かない。



そういうわけだから、
設備は必死こいて隠すこともないんじゃないか、
という場合もあるだろう。



まあ、高級ブランドのショップだったら
やっぱり考慮しなくちゃならないだろうし、

高級旅館の脇がこんなだったら
やっぱり悪目立ちしちゃいそうだから、

なにごとも「時と場合による」のである。
(「脇に並べりゃ紛れる」おわり)
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2022年09月04日

情報量が多いかも

屋上デッキに出る部分の天井面。



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なんか、いろいろ付いてるなぁ。


情報量が多い気がするなぁ。



誘導灯は、屋上ではなくて避難階段側についているのね。
どっちが安全なんだろう? 避難先としてふさわしいんだろう?



せっかくパン型アネモを使ってるのに、
吸込口はでっかい無粋なスリット形かいな。

なんかデザインしても良かった気がする。

けど、あんまりそんな事考えて設計・施工しないかな。



天井ボードがところどころ色違いだから、
何度も何度も改修を繰り返して来たんだろう。

それか、雨漏りでもして取り替えたか。



見る「目」があれば、
適切な「観察眼」と「判断力」「推理力」があれば
きっといろんな情報を読み取ることができるんだろう。


せつびの目、意匠の目、でんきの目、建具の目、防災の目、……。



いろんな目で見られる人ほど
スゴイんだろうな〜。


ワタクシの「せつびの目」は
少しは「見える」ようになったかな。


むしろ目が曇ってきてしまってるかな。


ギョーカイに居る限りは
磨かなくちゃならないよね。

曇らせちゃならないよね。
(「情報量が多いかも」おわり)
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2022年08月15日

七十一の裏側

日本全国何処にでもある、コンビニ。



その中でも圧倒的な店舗数を誇る、
セブン・イレブン。



どこでも同じデザインの看板が掲げられているけれども、
ひとたび側面や裏面にまわると、
店舗それぞれの表情を持っているのがわかる。



とある、店舗の裏手。


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エアコンや冷蔵・冷凍ショーケースの室外機、
それらに隠れたUHFとBSのアンテナ、
換気用フード、
屋外照明、屋外コンセント、
構内柱と開閉器とメーターと、コンパクトなキュービクル。


いろいろと、よくあるモノたちが並んでいる。



この角度だと、揚げ物とか用の排気ダクトとファンが見えない。


見えないけど、在るはずだよね。



最近は同じブランドのコンビニ同士の競争も激しいから、
経営はそれぞれ大変な面があるんだろうな。

特にフランチャイズ店舗は。



元コンビニの形態を隠しきれない店舗や歯科医や事務所が
ところどころに見られる。

冷凍冷蔵系以外であれば、
ついている設備もそれなりに使えるに違いない。


が、高圧受電は要らないかな。

そのへんの改修は、必要になるかな。
(「七十一の裏側」おわり)
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2022年08月02日

水槽と電線と

立ち止まる。

上を、見上げる。



だって、そこに水槽があるんだもん。



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丸いやつ、四角いやつ、背の高いやつ。



掃除をするのが、
とても、とても怖そうな、水槽たち。

おお怖。



中で、虫やカラスや猫やヒトが浮いていないことを願う。



もっと上を、見る。



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いやあ、込み入った電線たち。



狭い道路の限られたスペースに電柱が立ち、
道路上に精一杯の腕木を伸ばして
あらん限りの電線類を背負い込む。



張力負担のワイヤーも含めて
ごちゃごちゃ感が存分に出ている。



パッとしない天気だけれど、
悪いことばかりじゃないねぇ。
(「水槽と電線と」おわり)
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2022年07月30日

天井板は無いに限る

ビシッと美しく内装で飾られた商業施設もあるけれど
敢えて天井仕上げを設けない建物も結構ある。


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何でも見えて、良いよね。



チェックも、メンテも、改修も、
とっても楽だ。



見た目、あんまりキタナくないように施工しなくちゃならないけれど
だからといってそれほどビシッと美しく仕上げることまでは
求められないし。


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その下の照明だとか、壁面・床面の装飾だとか
そういう部分にしか目がいかないから
天井は無くても良いよね。


ってか、要らないんじゃない?


無いに限ると思うんだけど。


……個人的感想です。
(「天井板は無いに限る」おわり)
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2022年07月16日

昔は動いていたんだよ

安平町道の駅に設けられている、鉄道資料館


多くあるわけではないけれど、
数両の鉄道車両が実物展示されている。


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機関庫の中に、昨日のD51が格納されている。
そして、時々外に出てくる日が設定されている。



その他の車両は、
基本的に野ざらしだ。



国鉄色の特急車両は、
札幌〜釧路間を結ぶ特急「おおぞら」のものだ。


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数両の編成であったものの、先頭車両だけが展示されている。


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連結部以降の車両は、他の場所に引き取られたのか、
はたまた解体廃棄されてしまったものか。



これも、日を決めて内部見学ができるようになっているらしい。


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普段は入れない。

訪問日も、虚しく昇降路を眺めるのみであった。


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この国鉄マークやヘッドマークを懐かしく思う方も
おられるに違いない。

もっとも、1987年3月をもって国有鉄道ではなくなって
かれこれ35年も経つわけだから
懐かしく感じる方々の年齢は推して知るべしである。


もう、多くの国民にとっては懐かしいものではなくて
「昔の列車」という部類になっているに違いなかろう。

平安時代の牛車と同様の扱いだ。というのは言い過ぎかな。



貨物用の貨車もあって、


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こちらは4両分である。



道の駅が新しいこともあって、
車両の塗装はバッチリである。


願わくは、今後のメンテもバッチリであると良いのだが。

そのための費用が確保できるのか、という経済事情が
運命を左右するであろう。



格納中のD51は、こいつによって出し入れされるんだろう。


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動態展示とまではいかないが、
それでもある程度移動できるのは良いんじゃないかな。



本邦国策を北海道に観よ!〜北の産業革命「炭鉄港」


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令和に入ってすぐに日本遺産に指定されたという。

それを記念した 炭鉄港カード が、ここで入手できる。



この手のカード、マンホールカードやダムカードを皮切りに
少々乱造気味な気もするが、
その地を巡って現地で貰えるものとして
良い記念になるのは確かである。


メルカリその他で売り買いするのが好きな人はそれでも構わんけど
ワタクシはそうやって揃えても嬉しくもなんともない。

ま、知人からお土産にいただくのであれば
ありがたく頂戴するのだけれども。



ついでだ、道の駅内も少々観察しておこう。


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「機関庫」内の排煙窓用のオペレーターが並ぶ。


火災時、煙が充満しつつあるような場合に、
誰かがここまで走ってきて操作できるものやらどうやら。


法律上・規定上の設置義務と、実効性とは必ずしも一致しない。
が、無いよりは有ったほうが良いには違いない。

無い方がよい、という事態は少なかろう。



内壁仕上材が貼っていないから、
ワイヤーのルートをそのまま追いかけることができる。

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電線管類もバッチリだ。

いいねぇ。



暖房と換気は、極めてシンプル。


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立形のFF暖房機と有圧扇だ。



右下の、鋼管柱の陰に隠れた消火器は
いざという時には絶対に発見できないな!



道の駅の天井。


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ルーバー状の木材の間にはめ込んだ照明器具。



蛍光灯しか無かった時代と比べると
表現の幅は確実に広がっている。



制気口類の配置が、
何となく通常と逆な気がした。


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ファンコンベクターなのか、天吊隠蔽型のエアコンなのか、
天井内の納められている機器からの
ブリーズラインと、対応する吸込口。


外壁側にブリーズラインを伸ばすことが多い気がするが
ここでは吸込口を外壁側に持ってきてある。



機器は天井に沿って斜めに吊られているものか?
もしエアコンの場合、ドレンパンの状態には気をつけないと
いろいろヤバそうだ。

気をつけたから、現状大丈夫なのに違いないが。



外観は、まあよくある感じの意匠である。


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炭鉱が次々と閉山し、都市部以外の過疎化が進み
ローカル鉄道路線が次々と廃止されつつある中、
「鉄道」という存在自体が「遺産」化していくのだろうか。



時代が変われば、産業構造が変われば
いろいろな事も変わっていく。

当たり前のことではある。



戦争や天災によって破壊されるのでなく
まっとうな構造転換が行われるのであれば
それはそういうものだとして受け止めていけば良いであろう。



自動運転車が一般的になった近未来には
道の駅のあり方もまた、変わっていくだろうか。
(「昔は動いていたんだよ」おわり)
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2022年07月12日

鋼管煙突は設備工事か

煙突は、「建築設備」である。



建築基準法 第二条第三号に定義されているのだから
法的にそういう位置づけなのだ。

法律文なんだから、著作権もへったくりも無いのだから
(著作権法第十三条第一号)、この際全文引用しよう。



(用語の定義)
第二条 この法律において次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
三 建築設備 建築物に設ける電気、ガス、給水、排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突、昇降機若しくは避雷針をいう。



「電気」とは強電だけなのか、弱電その他も全部含むのか、
給湯は建築設備じゃないのか、
プールや浴槽のろ過も自動制御も含まれないのか、など
現代社会に適合していない文章だなぁとツッコミどころ多数ながら
そういう法律なんだから仕方がない。



で。



「煙突」は、「建築設備」であると定義されているのだ。



だから「設備工事」に含まれていることもある。



躯体の一部を煙突として造り込んでいたとしても「建築設備」なのか
躯体から独立している煙突のみがそうなのか、
そういう議論をしてもあまり意味はないのだろう。



さて、建物外壁に設けられている、鋼管煙突。


22071201.JPG


鋼「管」とは言え、このくらいになると「管工事」と呼ぶには少々でかい。
もちろん、プラントや工場や大規模ビルであれば
この太さの配管も普通に存在するのではあるが
こういう感じで建っている煙突はやっぱり「建築工事」の部類じゃないかと
感じるのであるが、いかがなものであろうか。



ま、どうせ製缶屋さんや金属工場で造られて運ばれてきて
場合によってはそこで取り付けまでやっていただくことになるから
何工事に含まれていようが違いは無いのかもしれない。


分離発注時の金額調整のネタでしかないのかもしれない。
(ギリギリ議会承認を要する金額以下に抑えるとか)

そういう行政手続的都合の問題でしかないのだろうなぁ。



斜面に建つ建物であって
機械室が半地下部分にあるからなのか
煙突への接続部分がなかなか入り組んでいた。


22071202.JPG


誰かが触ったら大変だから、
単管で柵が作られている。


設計の時、施工の時には
誰も気づかなかったんだろうか。


気づいていたけど、面倒くさいから
見なかったことにしていたんだろうか。


設備工事に含まれていたから、
意匠担当者や建築工事の代理人さんには
気づきにくかったのか。


そのあたりは不明である。
(「鋼管煙突は設備工事か」おわり)
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2022年07月07日

所狭しと載るモノたち

都市の中心部あたりになると、
土地利用が上へ上へと伸びる傾向にある。


高価な土地を有効利用するには、
法律ギリギリまで容積率を稼ぐのが一番だから。



躯体形状は、道路斜線などで許される限界まで確保できるよう
ナナメになってしまうのは致し方ない。



でも設備機器は斜線制限の適用除外になったりするから
その気になれば結構置けたりする。



ああ、あそこにも、狭い所にびっしり並ぶ設備たちが居るじゃない。


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隣のビルにも向こうのビルにも、
室外機やらキュービクルやら水槽やら冷却塔やら、
あらゆるモノが並べられている。



不思議と言えば不思議なんだけれども、
こんなに目立つモノがたっぷり載っかっているのに
その存在を意識する人は大変少ないのだ。


一般人だけではない。


「ケンチク」に関わる、特に意匠を気にする設計者においても
不思議なくらい、無頓着だ。



基本計画にも実施設計図にも内訳書にも記載されているのに
実際にモノがつくまで、その存在を気にすることがない。



クレーンで釣り上げられて、設置されてしまった後で

「目立つなぁ。邪魔だなぁ」

と言われても、そりゃ手遅れだ。



ま、でも暫くすれば、慣れるのだ。


じきに、視界から消え去るのだ。



そもそも、一般の人たちは
その存在に気付くことは無いのだ。永遠に。


だから、在っても無きが如くに扱われているから
問題ないのだ。



いざ故障したり古びたりして交換する段になると
またぞろ誰かの意識に上ってくるのだけれど。


それも、一時的なことである。
(「所狭しと載るモノたち」おわり)
posted by けろ at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする