2020年11月29日

さぬきこどもの国は大人だって楽しめるんだぞ

高松空港に隣接した敷地に、
さぬきこどもの国 がある。

「香川県唯一の大型児童館」を謳っている。



屋外でとりわけ目を引くのは、
YS-11の実機。


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やっぱり、実物はいいね、実物は!

平成9年に退役した機体だということだ。



国産旅客機! ということだったけれど、
コストでは全然話にならないくらい
ボーイングその他には太刀打ちできなかったようだ。

三菱ジェットもどうやら失敗に終わったようだけれど、
現在の日本国には航空機製造の技術(コスト管理も含めて)が
無いようである。

関係各位は、ほんとうにご苦労なさったこととは思うけれど……。



とにかく、実機を間近に見られるのは
とってもとってもありがたい。


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フェンス越しでも十分堪能できるのだけれど
なんと、柵の中にまで入って見られる期間もあるようだ。


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それは凄い!



YS-11前から跨道橋を渡ると
もう一つの屋外展示と、遊具、わくわく児童館が見えてくる。


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ことでん の車両が、係留されてる。


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ひこうきとでんしゃ



少年が(そして、元少年も)大好きなネタである。


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車内にもフツーに入れて。


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中吊り広告は、
運航当時に掲出されていたものではなくて
この展示内の広告だよね?



脇には、
なんかの施設。


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排水処理場か何か?



児童館の中も、
ちらっと見た。


何と言っても、


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ANAさん、太っ腹!?



ちょっと古いタイプだけれど、
ジェットエンジンの実物って
それだけで迫力がある。


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ロールスロイス社製であった。



館内には、いろんな「せつび」があって。


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飲食店用のスポットクーラーとか。



カラフルに色付けされた、
各系統のダクト類。


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系統別の色分けなのか、
単純に見た目を追求したか。


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スプリンクラの集熱板が目立つ。



児童館、科学館の類って
ダクト彩度が高めである気がする。


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児童館だけあって、
少年少女が(「元」も含めて?)興味を持っていそうな
さまざまなアイテムが散りばめられている。


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その視界に、
ダクト類は果たして入るのや否や。



でも、こういう施設で見かけたことをきっかけに
「せつび」が楽しいと思える子たちが
いくばくかでも出てきたらいいなぁと
妄想するのである。


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「あれ、なぁに?」

訊かれて、答えてくれる大人が
身近にいるのかどうか、
心許ないけれど。
(「さぬきこどもの国は大人だって楽しめるんだぞ」おわり)
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2020年11月20日

エアコン・ダクト・換気扇

どう見ても飲食店のビル屋上に、
看板と並んでその存在を見せているのが、
エアコンの室外機だ。


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あんまり良く写ってないけど、
あのマークはダイキンさんかな。


そしてその隣は、
排気ダクトの先端であろう。


よぉく見ると、
看板の上隅角にもダクトが出ている。



調理などで、多量の排気が必要だから。


そのまま外壁に出してしまうと臭いを撒き散らしすぎて
いろいろとトラブルの元になるから、
屋上までダクトを通して、
上空に排気している。


まあ、煙突と同様だ。



最上階だから、かな。


中央下の欄間部分には
換気扇が取り付けてあって、
ここの局所排気をしているみたい。



こういうモノに目が行くと、
その後に、

「ああ、ホープ軒」

店の方に気がついたり。


ビョーキ、かな?
(「エアコン・ダクト・換気扇」おわり)
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2020年11月16日

東京タワーに貼り付くものたち

昭和33年、その高さ333m。

以後、東京のシンボルとして屹立し続けている
東京タワー



その後、各都市になんとかタワーが建ち、
超高層ビルも超高層マンションも「タワー」を名乗り、
なんと「スカイツリー」なる『木』まで建てられたとしても、
やはり別格の風格を保ち続けている、
東京タワー


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いろんな時代の建造物がひしめく一角に
今なお存在感豊かに立っている。



建った頃 は、周囲に高層ビルもなく、
それはそれは威容を誇っていたことであろう。



どうにも雲行きが怪しく、
今にもポツポツ落ちてきそうな、
そんな昼下がり。


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別に、タワーに用事があったわけではないのだが、
近くのビルに行くついでがあったものだから、
せっかくなので下を通る。


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この、立派な足元。……の向こう、
外壁を這い回るダクトを見よ!



築60年以上を経過しているのだから、
「せつび」関係は、ほぼ完全に入れ替わっているはずだ。

部位によっては、2回以上更新されているのかもしれない。


もちろん、建物部分の内外装や、塗料、などにも
何度も手が入れられ、当時とは全く違うモノになっていることであろうが
「せつび」もまた同様なのである。



1つ1つの配管、ダクト、ケーブルには意味があって、
必要性があって、ついている。


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飾りでも、デザインでも、オブジェでもないのだ。

建物外装と同じ色に塗装することも少なくないが、
ここでは敢えて白または灰色に塗装されていた。
架台類も含めて。


何となく、その存在感をアピールしたかった担当者が
居たのかもしれない。




何度も何度も改修を繰り返されている施設は、
その全貌がイマイチよくわからなくなっているものも
多いんじゃないだろうか。


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そうした中で、
隅々まで詳しく知っている「生き字引」的な方が居て、
図面や資料として整理されて残されていないような情報を
持っておられたりする。


けれど、そういう方々は、年月の経過とともに高齢化し、
やがて舞台から去っていかざるを得ない。



その「知」が、継承されるかどうか?



もしも、短期間でのスクラップ&ビルドを想定しているのでなければ、
そういう『知』を、キチッと形として留め、
後世に継承していくことが求められよう。


求められるんだけれども……。


そもそも「設備技術者」が、
年々減ってない?


居る人達も、
高齢化してない?


当たり前だ。
人間は、必ず1年に1歳、
歳を取るのだから。


次々に、代替の人材を確保していかない限り、
やがて払底する。



まあそれはそれで、
設備技術者の必要性が高まって、
待遇が向上して、
それに伴って、参入する人材が増えて……。

というような、「見えざる手」でも
働くのかもしれないから、
悲観する必要もないのかもしれない。



ふっふっふっ。



東京タワーを見て、
こんな事を思い巡らすヤツは
いないんだろうなぁ。


そんな「おバカ」な「変態」は
ワタクシだけで十分なんだろうなぁ。


世の中、
賢い人はたくさん居るからさ、
何とかなるよね、たぶん。
(「東京タワーに貼り付くものたち」おわり)
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2020年11月14日

よいち水産博物館のせつび

よいち水産博物館
もちろん、「せつび」についても
見ないわけにはいかない。


まずは入り口を入ってすぐのところには
暖房機、である。


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まあ、業務用ポータブルストーブ的な?



ホール上部には、でっかい照明。


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鳥たちが舞う、ホールである。



事務室横の廊下天井には
何やら電線管。


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こういうのは、初めて見たかも。



トイレは、おそらく多くの人が普段あんまり見ないタイプのやつ。


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簡易水洗便器である。



洗浄管ごと、ロンシール機器 の製品。


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たまーに、見かけるのだけれど。
フツーの人は、気にもかけていないのだろうけれど。



小便器は、フツーの陶器であった。


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水洗無しの。



屋外の外灯ポールが、
とってもとっても情緒を醸し出して、
いや、単に古びて、いた。


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海が近いから、
金属製品には過酷な環境なのだ。



あんまり「設備設備」したモノは
見かけない建物であったが
それなりに珍しいモノもあって
やっぱり楽しめるのである。

お試しあれ。
(「よいち水産博物館のせつび」おわり)
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2020年11月07日

丸亀市立資料館

丸亀城跡の一角に、
市立資料館が建っている。


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ついでだから、眺めてみようか。



ちょっと、凝った造りになっている気がする。


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耐震補強も実施されているようだ。

そうだよね、バルコニー部分、結構な長さの片持ちスラブだよね。

鋼製の頬杖を付加した感じ?


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天守との位置関係は、こんな感じ。


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中の展示は撮影禁止だったので、
屋外を撮ってみる。


屋外には、昔の民具とか石造りの物が展示されていたのだけれど
撮り忘れてしまって。


でも、こういうのは撮ったんだな。


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室外機の目隠し、
もうちょっと開口率が欲しいところだけれど。

まあ、あんまり高さは無いし
本体ギリギリの位置じゃないから、まあいい感じ?



内部は、案内図だけ……。


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時間が許すなら、
こういう施設にも、とにかく入ってみたい。

何かしら、見てよかった、入ってよかったと思う点があるものだから。


たまにハズレがあったって、構わない。

それはそれで、良い経験だ。


天守のように三百数十年、保存されたらすごいんだけれど。
(「丸亀市立資料館」おわり)
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2020年10月31日

水は、垂れるもの?

建物最上部に設けられる、トップライト。


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昼間は太陽光を採り入れて、
夜間は照明器具によって、
吹き抜け部分に光をもたらす。


そんな、意匠。



ただね、この部分の下部には
こんな表示があったのさ。


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『↑雨漏り注意』という、
防災センターからの貼り紙とともに、
ガラス下部には雑巾が敷いてある。


よく見ると、床面が濡れて変色した跡が見て取れる。



防水って、なかなか難しいもの。


シーリングだけで水をなんとかしよう、というのは
厳しいんじゃなかろうか。



この建物、別の部分にも吹き抜けがあるのだけれど。


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この下にも、別の貼り紙があるのであった。


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こっちは、冷風吹出口からの結露水の滴下、かな?



水は、垂れるもの。


そこに水があって、重力がある限り、
水は、下方に滴下する。


自然法則なのだ。



なのだけれども。



建物内で、それが生じないようにするのは
必要なんじゃないかな。



それが、
建築的なことであろうと、
設備的なことであろうと。



「垂れちゃうものは、仕方がない」


そう言っているわけにも、いかないんじゃないだろうか。
(「水は、垂れるもの?」おわり)
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2020年10月24日

ステンドグラス美術館

旧三井銀行小樽支店 の、道をはさんで隣に
ステンドグラス美術館 がある。


似鳥美術館 とともに、
小樽芸術村 を構成する施設の一つだ。


旧三井銀行小樽支店からは、裏手側が見える。


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横を通って、小樽運河に面した通りのほうへ行くと
入り口がある。


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監視カメラ(落雪からの保護屋根付)、防雪フード、電線管が見える。



これも 小樽市指定歴史的建造物 である。


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奈良京都には及ぶべくもないが、
北海道内としては比較的古くから栄えた街であって
趣のある歴史的建造物が多数保存されている。


ただ「建っている」だけではなくて、
このような形で使い続けられているところに
味がある。


ロシア船の立ち寄りも少なくないためか
小樽市内の看板にはロシア語表記がある。



古い倉庫に、増築建物が付加されている、接続部。


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なんとか雰囲気を壊さないように
いろんな「せつび」がごちゃごちゃまとめられている。


ま、フツーの人は、こんなところを気にしないし、
そもそも意識に留まらない。



増築部分も、いろいろ意匠的に頑張っているんだと思う。


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「旧高橋倉庫」と表示されているだけあって、
元々は高橋氏の倉庫なのである。


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今は、イギリスから遠路運ばれてきた多くのステンドグラスが
館内に収蔵展示されている。



これらが元々あったイギリスでは
保存しようと思わなかったのかね。


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東洋の片隅に売り飛ばしちゃうなんて。


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まあでも、そのおかげでイギリスまで行かなくても
(北海道には行かなくちゃならないけど)
多数の実物を見ることができるので、ありがたくもある。


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でも日本で言ったら、
古い寺社を解体するにあたって
その内部の造作や装飾を海外に売っぱらってしまうようなもので。


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さて、木造の旧倉庫、現美術館であるから
それなりの改修が施されている。


準耐火でもないただの木造建屋であるから
スプリンクラーが設けられている。


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各種照明器具のほか、
エアコンも吊られている。



壁仕上げに合わせて黒く塗られているから、
あんまり目立たない。


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木材近接部は、茶色に塗る……なんてことは
しなかったようだ。

そういうところにあんまり手をかけ過ぎると
却って目立つようになるかもしれない。


照明のフードも、
非常照明の器具自体も、
黒い。


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アングルも黒いけれど、
吊り棒は銀色なのだ。なぜか。



壁に埋め込まれた、温風暖房機? 床置形のエアコン?


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あんまり良く見て来なかった……。


燃焼機器をこんな風には埋め込まないかな?



3館共通券で大人2,000円 だから、
かな〜りリーズナブルだと思うのだ。

JAF会員なら、更に10%引き である。


ま、そこまで行くのに費用がかかるんだけれど。

でもでも、海外からの観光客が居ない今こそ
GO TO キャンペーンのある今こそ、
チャンスなんじゃないかな!
(「ステンドグラス美術館」おわり)
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2020年10月23日

旧三井銀行小樽支店のせつび

旧三井銀行小樽支店


昭和のはじめに造られた建物であるから、
その後さまざまな改修が加えられながらも
当時の面影を多く残している。


「せつび」について、ご紹介していく。



まずは、暖房である。

当時の表記としては、『煖房』であるが。


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銀行営業室のカウンターの下部分に
鋳鉄製細柱型の放熱器が収められている。

銀行員が居る側には露出で見える。



顧客側には網が取り付けてあって、
直接触って火傷することがないように配慮されているようだ。


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たかだか「網」であっても、
現代のような無粋なものではなくて、
その枠に精緻な装飾が施してある。



金庫室前の壁際などは
ほんとうにそのままの放熱器。


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火傷注意の標識は、もちろん後付け。

また、放熱器転倒防止用の壁固定金具も
後付けである。

建設当時は、こういう概念やモノが無かったはずだ。


接続配管は、おそらく何度か更新している。



応接室のような室の窓下にも
鋳鉄製放熱器が据えられている。


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営業室のものよりも丸っこいフォルム。

窓下に合わせるため、背が低いものが使われている。


蒸気暖房の場合、蒸気配管が露出になっているのも
よく見られること。


コンセントや電線管の類は、
全部後付け。



放熱器に接続する蒸気(と還水)の枝管は、
隣の室のものと合わせてから床を貫通している。


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蒸気管には勾配が必要。
写真で、若干の勾配がわかるだろうか。



窓の寸法形状に合わせて放熱器が配置されている。


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窓自体は、当時の意匠を保ちつつ、
断熱、網入りガラスにしたり、
現代の用に耐えるよう改修されている。



放熱器トラップ。


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各放熱器下部に1個、取り付けられている。



放熱器の表面には、製造社名が見て取れた。


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何度か塗装し直されてきたものであろうが
文字は読める。

AMERICAN RADIATOR CO,

M.I.W


建築概要書に書いてあった、

「米國アメリカンラヂヱーター會社製アイデアル、スモークレス汽罐」

ってやつかな。



放熱器トラップは、新しそうだ。


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そんなに長持ちするとは思えないからね。

圧力単位が、kPa 表示である。



立管から、上部横引き管へ。


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蒸気管の人が触れそうな部分には
保温材を巻いてある。

「保温」というよりも、
火傷防止の「断熱」という感じ。

還水管も結構熱いはずなんだけれどね。



ファンコンベクターがついていた室もあった。


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当時はこんなモノ無いから、
後付け、もしくは鋳鉄製放熱器からの置き換え。



エアコンなんかがついている室もあるけれど
ずいぶん古い型に見える。


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もちろん、後付け品だけれども。



ダクトで温風も送られているようで、
下がり天井と吹出口が見える。


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ところどころの内壁には、
パスダクト。


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今どきは、こんな低い位置にはあまり見られない。



地下部分には、
湿気対策であろう諸設備が
たくさん付加されていた。


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エア搬送ファンも、ベントキャップも、
当時のものではない。

照明も、当時のものとは思われない。



コーナー部の壁に鏡があるのだが、
その下部は制気口にもなっているようだった。


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金庫室の周囲にぐるりと回廊があって
四隅の鏡で奥を確認できるようになっている。


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地下で、湧水や結露水もあったからだろうか、
側溝がぐるりと取り付けられている。



1階営業室上部には、
エアコンが取り付けられている部分もあった。


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多くの観光客が訪れる施設としては
やはり必要なものであろう。

あっちこっちの電線管・ボックス類は
壁に合わせて真っ白に塗られている。



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火災報知器は、何度か取り替えられて
今に至るようだ。



照明のスイッチも
今のようなリモコンやタンブラースイッチではなくて
押し釦式。


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スイッチを1時間かけて手磨き……。



「電話室」なんてものもあって。


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今は、ただの見世物であるけれど。



ヒューズ式ブレーカー(の残骸?)と
新し目の火報押し釦の対比が面白かった。


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なぜか古いものが撤去されずに
残されていたり。


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建物本体の造りや、
銀行のさまざまな室や
プロジェクションマッピングも大層楽しかったのだけれど
やっぱり「せつび」を眺めるのが一番楽しいかな。


いろんな歴史が刻まれていて、
いろんな想像をすることができて。
(「旧三井銀行小樽支店のせつび」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月20日

松山市内をちょっくら

松山市内を、
ちょこっと歩く。


ちょっとだけ、乗り継ぎの時間があったから。


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せっかくだもの。

ただ、乗り物を乗り継ぐだけじゃ、
もったいないのだ。



せめて、駅の周囲を一周してみようじゃないか。


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当地ゆかりの、正岡子規の句碑が建っている。


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駅前でこそのモノである。


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34歳で亡くなっていて、
しかも晩年(と言えるのかどうか)の7年間は
結核を患っていたという。


それでいて、大きな足跡を残しているのであるから
なかなかの御仁なのである。



松山市内には、
路面電車が走っている。


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全国的に廃れてしまって、
残されている都市はあまり多くはないのであるが、
欧州各国で「エコ」であると評価されて以来
その地位を盛り返している感もある。


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伊予鉄、である。
公営ではなく、民間鉄道として
地方都市で頑張っているようである。



ぷらっと歩くと、
新しそうな、市民病院の建物が建っていた。
本館ではないけれど。


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建物の設置部分、如何にもな感じ?


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そう。

免震クリアランスが取られている部分だ。



裏側からも、見てみよう。


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裏側には、遠慮なく換気フードや配管が並んでいる。
手前の駐車場に何かが建てば、全部隠れてしまうから。


右隣は、まるで北側斜線の説明図のようである。



ついでに脇を見ると、
露出の配管が見える。


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見映えを気にする必要がなくて
凍結の心配も無いのであれば
作るにもメンテするにもやり替えるにも
すこぶる便利である。

ま、足場の都合は出てくるけれど。


「排水管と通気管って、こんな感じでつながってるんだよぉ〜」

教材として、使えるんじゃないかな。



道行く先々に、
いろんな教材があるのだから
「建築」は学びやすいと思うんだ。

超ミクロとか、超マクロとか、理論とか、
そういうやつよりも。



換気用か、冷暖房用か、
何かの開口部。


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2個セットだから、換気かなぁ。



ふと見上げると、
開閉器が外壁から持ち出した架台に
取り付けられている。


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電柱をやめて、共同溝化したからなのかな。



屋上に無造作に置かれる高置水槽も
いつだって気になるアイテムである。


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猫やカラスが浮いていないか、
そんな大きなものはなくても、虫とかホコリとか
浮いていそうだよね。


ま、そういうヤツは、屋内の受水槽だって一緒か。


定期的に、こまめに、しっかり掃除するしかないんだ。



「松山らしさ」ってのを、
風景や気候や交通機関とともに、
「せつび」や「ケンチク」の有り様によっても
なんとなく感じることができたんじゃないかな。


とは言っても、たかだかJR駅の周辺だけの話。


坊っちゃんゆかりの温泉とか、
もちょっと離れた城とか、
大街道とか、
尾道今治ルートとか……。

生きてるうちに見に行く機会があるといいんだけど。
(「松山市内をちょっくら」おわり)
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2020年10月18日

建物裏には裏の味が

建物は、裏側がおもしろい。



正面ファザードには、
見せるための工夫が盛り込まれていて
それはそれで良いのだろうけれど。


でも設備屋としては、
ほとんどの設備が隠されてしまっているファザードなど
お呼びでない。


むしろ、それらが追いやられている
側面や裏面こそが
活動フィールドなのである。



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電柱からの引込みあり、
壁面に貼り付いた給湯機あり、
無造作なダクトあり。


インターホンが、裏口感を増幅させている。



隣の建物だって、同様だ。


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壁面を這うドレン管。


給湯機用なんだけど、微妙に離れた屋外型コンセント。


律儀に窓芯に合わせた換気フードと、
合わせてないヤツと。



あのゴミ箱は、
道路占用許可を取得しているのか?
ギリギリ、アウトなような……。



表面は、古びてくると情けない感じになってくるけれど
裏面は、古びるにつけ、味が出てくると思うんだよなぁ。


歴史を感じさせるって言うか。


ま、好き好きやね。
(「建物裏には裏の味が」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月13日

電気ヒーターも突然錆びるわけではない

錆び錆びの「せつび」を
ときどき見かけてしまうものだ。


何となく、いたたまれない気持ちにも、なるのだ。



だってだって、
「錆び」って、ある日突然生じるわけじゃないんだ。


最初のキッカケは、突然かも知れないけれど
全面にわたって錆び錆びになってしまうまでには
かなり長い年月を経ているはずなのだ。


その間、ずっと放置されてきた、見て見ぬ振りされてきた、
そういう結果が今、見られるということなのだ。



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トイレは、普通の部屋よりは湿気が多いのかも知れない。

だから、金属製品である電気ヒーターも
普通の部屋に設置してあるよりは、錆びやすい環境にあるのかもしれない。


それはそうなのだけれども。



だからって、こんなになるまで放置しておくのって、
どうなの?


ねえ!



「んじゃ、あんたがカネ出してよ。そしたら、替えるからさ」



「まだ使えてんのに、もったいないじゃん」



「錆び落としして、塗る? いくらかかってると思ってんの」



ま、毎日目にしていると、慣れちゃうんだな。

いきなりこれを見たら「錆び錆びっ」って思うけれど、
毎日ちょっとずつちょっとずつ広がっていると
全然気が付かなかったりするんだろうな。



万事、そんなもんだ。



服だって、突然ヨレヨレになるわけじゃない。



人間だって、突然老けるわけじゃない。



「せつび」も、そうなんだ。


でもさ、それでいいの?

放置しといて、いいの?



そういう、問題提起なのである。
(「電気ヒーターも突然錆びるわけではない」おわり)
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2020年10月11日

天井点検口の内側に

「天井点検口」というものがある。

「点検口」を名乗っているのであるから、
「点検」するためのものである筈なのである。


じゃあ、何を?



どうなってるか見たいから、とにかくあれば良いのさ。



そういうことだって、あるんだけれど、
そもそも天井点検口というものは
何かしらの目的があって設けられているもののハズだ。



でもそれが何だか、わからん。

そうなりがちだったりするのである。



設計した人、施工した人は
わかっているはず。



なのに、他の人々には
特に、建物完成後に、施設を管理していく人たちには
なかなかわかりにくいものなのである。



でもたまに、可視化されていることもある。



20101101.JPG



おお!



こうやって書いてあったら、
どの方向に、点検すべき何があるのか、
誰が見たってわかり易いではないか!



これは、いいよね!



ただし、だ。



完成図や取扱説明書とおんなじで、
これが必ずしも正確とは限らない、ってところが
なかなか難しいところ。



貼り付ける向きに応じて方向が書いてあればよいのだけれど
書く人が90度間違えてしまったとか
いくつか点検口が並んでいる場所で
貼る紙を間違えてしまったとか

天井仕上げを張ったあとで、急遽バルブを追加したんだけれど
それが反映されていないとか、
「完璧な情報」が反映されているとは言えないようなのだ。



情報が無くても良いのか、
少々不正確であってもある程度あったら良いのか、
不正確であるくらいなら無いほうが良いものか。


悩ましくもあるけれど、
どうでしょう?



ワタクシとしては、
もちろん正確に越したことはないけれど
全く情報が無いよりは遥かに良いんじゃないかと思うんだけれど。



ただし。



こういう「形」だけ作ろうと思って、
竣功間際の忙しい中、突貫作業で紙を貼りまくって、
結果間違いだらけ……ということは
避けてほしいものだ。

そういうやつなら、要らない。



全部の紙を貼りつけたあとで、
面倒くさいとは思うけれど、
完成図を参照しながら全部の点検口について
再確認してみてほしいんだな。



面倒くさいとは思うけれど。



とっても、面倒だとは思うけれど……。



こういう事を考えるにつけ、
建築物のBIMを運用段階でも適切に利用して……というのが
技術的にではなくて、マンパワー的に、
なかなかハードルが高いんじゃないかと思ってしまうのである。


あらゆる情報を三次元データとして一元管理できるのは
ものすごく素晴らしいことなのだけれど、
それらの情報の正確さを、誰が担保するか、ということなのだ。

すんごく、キツいことなんじゃないかと。
(「天井点検口の内側に」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月10日

ちゃんとした設備のページを読むなら

本日は、「せつびのブログ」にお越しいただき
ありがとうございます。



「建築設備」に関して、しっかりした知識を得、
毎日の生活に、業務に、役立てようと期待してお越しいただいた方々には
「ずいぶんと軽いなぁ」と幻滅させてしまうかもしれない、
そんなブログ。



そもそもの発端が、せつび目線の建築士お受験ブログであり、
建築士制度への憤懣のはけ口であったところから始まって、
割と「何でもアリ」の記事の羅列になってしまっているので
「軽い」という印象を持たれるのは仕方のないことであると
自覚はしているつもりなのです。



でもね、それじゃぁね、という方々のために
ちょっとした情報提供を。



もう、長いこと送っていただいている「週刊−建築設備ニュース」の
9月28日号で紹介されていたもので、
「マサカ」関連書籍でこの業界ではたいへん有名な


 山本廣資氏のページ




雑誌『建築技術』などでも、たびたび意匠設計者に向けた啓発記事を書いてくださっていて
設備業界にとって大変貴重な、ありがたい存在の方なのです。



ぜひともご著書にも目を通していただき
「ちゃんとした知識」を得ていただければと思うのです。



やっぱり、ジャンクフードばかりでは心身ともに不調をきたしてしまいますから
きちんとしたバランスの取れた食事を心がけるべきだと思うのです。



と言いながら、「せつびのブログ」では今後も大いにジャンクフードを提供していく所存でございます。
まあ、ご体調を鑑み、ほどほどにご摂取いただければよいのではないかと、
ちょっとした楽しみ程度に捉えていただければと思うのです。



今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。



とともに、山本様よりシッカリとした知識を受け継いでいただければと思う次第でございます。
(「ちゃんとした設備のページを読むなら」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月09日

ひそかに、配管

ちょいと待ち合わせで、
ふと、上を見る。



上を見るのは、習性なのだ



せつび屋の、サガなのだ。

(違うせつび屋さんがいたら、ごめんなさい)



20100901.JPG


ああ、エキスパンドメタルの向こうに、
配管があるなぁ。



何の管だろ。



そんなところばかり見ているのであった。
(「ひそかに、配管」おわり)
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2020年09月29日

四国水族館はできたて

香川県宇多津(うたづ)町に、新しい水族館が出来た。

2020年オープン、できたてホヤホヤである。


その名も、四国水族館

なかなか、大きな名称をつけたものである。


20092901.JPG


館のマークは、四国と水とをイメージした感じであることが
ひと目でわかろう。



館内は、2層。


20092902.JPG


屋外部分と屋内部分とがあって
「すごく広い」わけではないのだが
デートスポットにはもってこいなのではないだろうか。


平日にもかかわらず、
多くの、ほんとうに非常に多くのカップルで
賑わっていたのである。



目の前は、瀬戸内海である。


20092903.JPG


海水は、豊富にある。



とは言え、淡水魚もいるのだ。


20092904.JPG


金魚の水槽だって、あるのだ。



「水族」は、魚類だけにあらず。

鳥類であるこいつらも、居る。


20092905.JPG


スプリンクラから放出される水を浴びていた。


そう。

とっても暑い日なのであった。



2階の屋外テラスは、折しも通り雨が降った直後で
びしょ濡れであった。


20092906.JPG



屋上の機械たちが、顔を覗かせている。

そんなに目立たないから、
思い切り隠すようなマネは必要なかったのであろう。



機械類の設置スペースも、なんとなく見える。


20092907.JPG


見えるけれど、たぶん、お客さんは誰も気づきもしないだろう。


奥には、釜屋と道の駅と、そして瀬戸大橋が見える。

そっちのほうが、はるかに人々の目を引くに違いないのだ。
設備やさんを除いて。



屋外の、手洗いコーナー。


20092908.JPG


ふれあい体験などをした後は手を洗ってね、ってこと。

子ども用と、大人用とを並べてある。親子で楽しんでね、って。



何かといろいろ水洗いする必要も多いだろうから、
右の洗面器の下部には止水栓とホースカップリングがついていて
ホースリール&ノズルを繋げやすくなっている。


自動水栓ではなくて自閉水栓なのは、
やっぱり屋外だからだよね?



面白かった(せつび的に)のは、
これ。


20092909.JPG


磯の生物が居るコーナーに
「ししおどし」的な細工があった。


ボックスにある程度水が溜まると、
ザァァァ〜っと流れが出来る。


寄せては返す波を再現しているのだ。


製作モノだよね? 標準設計、なんて無いものね。


こういうのを考えるのも、なかなか楽しそう。

模型つくって、実験して、大きくして……。



もうちょっと大掛かりになると、
ポンプでやるしかない。


四国の渓流に棲む魚たちの水槽には
滝が作られていた。


20092910.JPG



ふと上を見ると……。


20092911.JPG


たくさんのノズルから、
ミストが放出されている。


ううん、こんなの無くっても、
ものすごく蒸し暑いんですけど!


まあ、そうじゃない季節だってあるから
必要なのかもしれないな。


目の前は瀬戸内海だけれど、
やっぱり要るのかなぁ、こういうの。


20092912.JPG


どこかから、送られてくるのである。



屋外用の温度センサー? とか、風速センサーとか、
いろいろついている。


20092913.JPG


水族館を裏手から見ると、
発電機やらチラーやら、
いろんな配管たちが見える。


20092914.JPG


わざわざ眺めに来る者は、少ないだろうけど。



屋内部分には、さまざまな「水族」たちが泳いでいる。


20092915.JPG


1つ1つの水槽は、そんなに大きくない。

けれど、照明などが現代調であると感じた。


20092916.JPG


この水族館、上で見ての通り
水槽に泳ぐ生物たちの解説が、ほぼ無い。


テーマを書いた小さなプレートが
脇に貼ってあるだけなのだ。


このプレートにQRコードがついていて、
スマホで読み込ませると、詳しい解説が読める
そういう仕組みになっている。


しかも、その「詳しい」解説すら
水槽内の全部を説明してはいない。



日本一解説が読まれている水族館 とは対極にある感じ。



竹島 は竹島で、ここはここで、
いろいろな在り様があっていいのだろう。



「水族館、かくあるべし」

そんな固定観念は、無いほうが良いのだろう。

いろいろあって、楽しいのである。



そうそう。



天井仕上げは貼っていないから、
いろいろな「せつび」も観察できる。

オトクな施設なのだ。


20092917.JPG


ね?



まあ、そんなに特殊な設備システムがあるわけじゃなさそうだけれど
(水槽とか海水循環濾過などは有るにしても)
「フツーの」機器や配管やダクトたちだって、捨てたもんじゃないでしょ。


ダクト・配管は黒く仕上げたけれど、機器や吊り棒は黒く塗らなかったのね、とか
好みに関する要素がいろいろあって、それはそれで楽しいものだ。


20092918.JPG


みんなが一所懸命魚介類を撮影している脇で、
なぜか上方を撮っている、不審者……に間違われないように気をつけつつ。
(「不審」には違いないか……。でも「変質」「変態」じゃない、とは強弁したい)



こういう施設だから、
搬入経路は重要である。


横手を見ると、その動線が確保されているのがわかる。


20092919.JPG


大型車両が横付けできる位置に設けられているのはもちろんだ。



とにかく、暑い。

芝生が枯れないように、
散水が行われていた。


20092920.JPG



そうそう。



ここでバズってたやつがあったな、そういえば。



20092921.JPG


イルカプール、なんだけど。

モノを落とすなとか、イルカに噛まれないように気をつけてとか
注意喚起表示があるのだけれど。



イルカも、うどん食うの?


20092922.JPG


「うどん県」だから、さもありなん?


ここでは、食い物といったら、イコールうどん なんだねぇ、やっぱり。
(「四国水族館はできたて」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月20日

露出ダクトは内装だ

配管とかダクトとか放熱器とか、
邪魔だ、邪魔だ。


「設備」なんて、隠すもんだ。


そんなミットモナイものを
人さまに見せるもんじゃない。



そんなふうに思っている人は
実はそんなに多くないんじゃないだろうか。



意匠デザインに強いこだわりを持つ巨匠デザイナーでもない限り
「なんとなくの雰囲気」以上に内装を気にしている人は
決して多くないんじゃないだろうか。



勝手な、思い込みだけれど。



床面積の大きな店舗などでは、
天井仕上げ材の節約も兼ねて
設備類が露出になっているところだってあるけれど
利用客からそんなに気にされているふうもない(気がする)。



どうだろうか?



先日たまたま入った店舗でも
配管やダクトは露出だった。


20092001.JPG


それどころか、カラフルに塗装されていた。



黄色いダクト、青い配管、赤いケーブルラック。



グリーンやピンクが加われば、戦隊モノだ。



でもだからといって、誰も気に留めるでもなく
有っても無くても気づかない程度の存在感であるような。



天井仕上げが石膏ボードだろうが岩綿吸音板だろうがクロスだろうが
塗装だろうがあんまり気にしないように、
ダクトや配管がこのようであっても、気にならないのだ。



だから、言おう。


露出ダクトは、内装だ。

配管も、ケーブルも、内装だ。



ただし、天井仕上材が貼られていないがために
ダクトや配管も「キレイに」仕上げなくちゃならない。

天井内に隠蔽されるなら、
多少ぐちゃぐちゃな見てくれでも構わないけれど
露出、しかもカラフル塗装だと
そうもいかない。


「内装」としての体裁を整える必要がある。


ポンピドー・センターみたいなやつなら、外装として。



じゃ、どこまで「キレイ」であればよいのか?

どの程度まで「ぐちゃぐちゃ感」が許されるか?
あんまり気にされずに済むか?



ちょっと興味があるが、
だからといって試してみる勇気も機会もない。



自分がオーナーで店舗を建築するのでも無い限り
あんまりカドの立つ実験はできないのである。


う〜ん、誰か、やってみません?

お金持ちの誰か!
(「露出ダクトは内装だ」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(4) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月05日

国立アイヌ民族博物館のせつび

国立アイヌ民族博物館 にも、当然ながらさまざまな「せつび」が存在している。



展示室内、天井面はこんな感じ。


20090501.JPG


パン型のアネモ、照明器具などが
各種サインとともに設けられている。


20090502.JPG


そんなに凝った感じではないが、
白を貴重とした展示室に黒色天井と黒色フェイスの設備類だから
全く目立たない。

この類の施設では天井仕上げを設けずに、
ダクト、ケーブル類が露出になっているところもあるが
ここでは天井を仕上げることを選択したようである。



エレベーターは、シースルータイプ。


20090503.JPG



もう、至るところで見られるのであるが
「せつび」の細部を見ることができるのは
せつび愛好家としてはありがたい限りである。


工程の短い昇降路においては
もはや「エレベーター機械室」は死語となっている。


もう、そんな時代ではない。



トイレ内も「アイヌ民族風味」を醸し出すような内装となっていた。


20090504.JPG


もちろん、アイヌ民族隆盛期は近代文明が日本に入る以前であるからして
こんなトイレはもちろん無かったのであるが、
もしもアイヌ文化が現代まで発展を遂げていたら……? という仮想のもと
それらしい雰囲気を想像し具現化させた……ということなのかどうか。



デザインであるからして、好みは各人多様であろうけれど
ワタクシはこれはこれでなかなかのものだと感じた次第。


鏡上下の帯装飾、タイルの文様など、良くこのようにまとめられたものだと思う。
衛生器具は、仕方ない。選択肢が、あまり無いから。


ま、評価としては各論あろうけれど。



小便器廻り。


20090505.JPG


まあ、普通のトイレ、ではある。



消火栓は、他の建物同様に、
アイヌ語(カタカナ表記)が第1言語である。


20090506.JPG


LEDランプと、易操作性という、現代仕様。



アペウカワッカ チヤイ


覚えられたであろうか!?



館内表示


20090507.JPG


アス ウシが、案内所であろうことは
ピクトサインとしての「i」マークでわかるのみ。
あとは、何がなんだか。

表音文字のカタカナだから、「読める」。けど、「理解できない」。



20090508.JPG


アイヌ語のカタカナと日本語のカタカナがごっちゃになって、
ゲシュタルト崩壊を起こしてしまって、
意味がわかんなくなってくる。


英語表記、中国語表記をみて、「ああ、そういう意味」と理解できてくるような
そんな感覚。



サインは「せつび」じゃないのに、本記事に含めてしまったのである。


「これ何だ?」

「おお、そういう使い方!」


なんとなく、類似した感覚があったもので。



「言語」と「文化」とは、密接な関係を持つということが
改めて認識できたことであった。


とともに、文字を持たなかったアイヌ語が、
カタカナやアルファベットによる表記法を得て
そこから広がるあるいは伝承されていく側面を得たのではないかとも
思っている。


アイヌ語ラジオ講座 を
ラジコなどで、STVラジオの番組として聴くことができる。


東日本各所の地名とも密接にかかわりがあるようで、
日本国自体の成り立ちにもかかわる学びになるのではないだろうか!?
(「国立アイヌ民族博物館のせつび」おわり)
posted by けろ at 16:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月03日

アイヌ舞踊の伝承として

園内西側には、体験学習館、体験交流ホール、という施設が建てられている。


それぞれにプログラムがあるのだが、今回は交流体験ホールのプログラムを観た。


遠景は、こんな建物。


20090301.JPG


白い大きなシカが立っているが、
これもプロジェクションマッピングで利用されるらしい。


20090302.JPG


裏手には、大きなガラリなど、設備関係がガッツリ据えられている。

目隠しの中身、何だったっけ。撮り忘れた。



20090303.JPG


ここでは、アイヌ民族に伝承されてきた舞踊が披露されている。

実際に民族の血を引く方々も伝承に取り組んでおられる由である。


20090304.JPG


舞踊プログラム自体は撮影などできないので、
報道などをご参照いただきたい。


非常に興味深いものであった。


このご時世だから、
座席の間隔を空けての興行であるので
違和感はあるけれども仕方がない。



天井面についているものは、
至って当たり前の設備たち。


20090305.JPG


フツーの市販品で構成された設備、と言えよう。



けれども、フツーじゃないものも存在していた。


20090306.JPG


屋内消火栓代替の、パッケージ型消火設備なのだけれど
日本語表記は第二言語であって
第一言語はアイヌ語(を、カタカナ表記したもの)となっていた。


「トイレ」も、第一言語で「アシンル」という表記となっている。



舞踊もそうだし、表記もそうなのだが、
おそらくこのような取り組みには賛否両論あることだろう。



曰く、「見世物にしている」


また曰く、「まずは知ってもらうこと、関心を持ってもらうという重要な取り組み」



実際に、アイヌ民族のルーツを持つ方々の間にあっても
この『民族共生象徴空間』に対して歓迎(推進)の向きもあれば
反対意見もあるという。

当然であろう。

江戸幕府、大日本帝国、日本国との歴史的経緯を考えると
決してキレイゴトで片付くわけはないのである。



ワタクシの個人的な感想としては、後者である。

そもそも、北海道以外の地域の人々にとっては
日本国内にあっても「アイヌ民族」については「全く知らない」という方が
多いに違いないのだ。


だからこそ、「まずは知ってもらう」というものが存在しても良いし、
存在すべきであると思うのである。


内容や、コストや、持続可能性や、いろいろと難題はあるのかも知れないけれど
始めなければ何も始まらないのであるから。


始めた上で、議論を重ねて、意見をまとめ、調整しつつ
変えるものは変えていけばよいのだ。

簡単なことではないだろうけど。



いろいろなプログラムを味わい尽くそうとすると、
結構な滞在時間を充てなければなるまい。

時間と体力に応じた楽しみ方もあるだろうから
「つまみ食い」もアリだと思うのだ。


まずは観て、感じることができれば
そこがスタートなのだ。


何を感じるだろうか。
(「アイヌ舞踊の伝承として」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月25日

サビサビの配管架台

侘び寂び、ではない。

錆び錆び、なのである。



だけれどもやっぱり、侘び寂びにも通じる所がある。

そう感じる、ピット内。


20082501.JPG


ここに据えられて幾星霜。


誰にも感謝されることもなく、
誰にも見られることすらなく、
見られたとしても、多少錆びてきたとしても、
全く見向きもされず、
ただじっと、ひたすら配管を支え続けてきた
チャンネル架台。


年々進行していく錆びに蝕まれながらも
自らは何らの抵抗の手段もなく、
ただただ、酸化圧力に晒され続け、現在の姿となっている。



「醜態」と言う勿れ。

確かに、見目麗しくなど、ない。

いやむしろ、確かに醜さを纏い、常に身近に置きたくはない様相ではある。



けれどもそれこそが、存在してきた証。

じっと耐えてきた年月。

使命を全うしてきた証左なのである。



なんて。



まあこのくらいになってたら、
錆落としをして塗り直すくらいのことは
してあげてもいいんじゃないかな。


いくら古い施設だからって、
ほったらかしってのも、イカンのじゃないかい?


え? カネがかかるって?


まあ、プロに頼んだらそうだよね。


施設管理の任にある人が、
DIY感覚で取り組んでみていただけると
いいんだけれどね。
(「サビサビの配管架台」おわり)
posted by けろ at 14:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月07日

ここは何の扉?

階段の、踊り場の壁に
立派な鉄扉。


一体こんなところに、何の扉なのかな?


20080701.JPG


扉には、薄めの文字で「PS」とだけ、書いてある。



Pipe Shaft または Pipe Space の略であって、
配管類が納められている空間なのだ。



何の説明書きもなく、ただ扉がついていることも多い。
いや、その方が多いかな。


けれど、それだと「PS」なのか「DS」なのか「EPS」なのか
図面を見ないとわからないから、
このように表示してあると親切である。


誰に対して?



たとえば、改修設計業務に携わる、設備設計者。



普段メンテしてる人なら、書くまでもなくわかってるからいいだろうけれど、
そうではない人にとっては助かる記述ではある。


鍵もついているから、利用者がむやみに開けることもないだろうし。


でも、たまに調査に行くと鍵を掛け忘れていることもあったりするから
油断は禁物だ。



セキュリティ上の理由があって、
敢えて表示しない例もある。


部外者に与える情報を少しでも減ずるために。



まあ、それはそれで、必要性があって書かないのだから、それで良い。



特に表示しないほうがよい理由が無い限りは
こうやって表示しておくほうがいいと、ワタクシは思うのである。


好みの問題も、あるんだろうけど。
(「ここは何の扉?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする