2021年11月23日

こんなところでも飛沫防止

コロナ騒動が持ち上がってから、
かれこれ2年になろうとしている。



現状、感染者数は底を打ったようになっているが
世界各国では再び感染拡大が進みつつあり
日本においても「第6波」の到来が懸念されている。


果たしてどうなるのやら、
「専門家」の間でもいろいろ言われているようで
素人にはさっぱり判別しかねる。



「飛沫防止」が日常になった。

それゆえ、効果のほどはどのくらいなのか
ワタクシにはわからないけれども
あちこちで飛沫防止措置があるのが当たり前になった。

少なくとも「無いよりは有ったほうがよさそう」には感じる。



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トイレの中も、この通り。


3年前にこれを見たら
異常に感じたかもしれないけれど
現在ではもう抵抗感はない。


そのぐらい日常と化した。


これから先、どのくらいまで影響を引きずるのだろうか。


「文化」として、後世に伝えられていくものだろうか。
それとも、コロナ以前の状態に、やがて回帰していくのだろうか。


「せつび」的には、はたして温風の手指乾燥機は
この後存在し続けるものか、廃れてしまうものなのか。
(「こんなところでも飛沫防止」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月15日

外壁のガラリとか

道行く時には、建物を見るともなく見ている。

歩道沿いの外壁なんぞ、
格好の対象である。



ああ、ガラリくんだね。
君は給気派? 排気派?

まあ、手でもかざしてみないと
わかんないかもしれない。

他にも通行人がいるから
あんまり不審なことはできないな。

ちょっと立ち止まって、一瞬撮るくらいが
関の山だ。



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隣に並ぶセルフードは
このガラリと一緒にはできなかったんだね。

ガラリが排気で、
セルフードが給気なのかもね。



だいぶ古びて、
レンガタイルと同じような色になっている
送水口2組も、イイ味出してるね。


ちゃんと点検は行われている、のかな。


そんなこんなを眺めるともなく眺めつつ道行く
ひととき。


いとをかし。
(「外壁のガラリとか」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月12日

ピットの中も見る

改修工事の計画をする場合には
床下も見ざるを得ない。


既存図が無いことも多いし、
あってもそれが正確であることは
まず期待できないから。


もっとも、床点検口が見当たらないとか
重量家具の下敷きになっているとか
枠が歪んでしまってあるいは取っ手が壊れてしまって
開けることができないこともしばしばあるのだけれど。

(そんな時は状況報告の上で「開かないので、図面を信用して
 計画しますね」と言い訳をしておく)

(開けてびっくり玉手箱、というときは、ゴメンナサイだ)


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照明の点いているピット内なんて、ほぼ無いから(ごくたまには有る)
ライトは必須だ。

カラビナタイプは、重宝する。
ピット内にうっかり落としてしまうリスクを避けられる。

点検口蓋の裏に断熱材をガッツリ吹き付けてあるのは
こうしておかないと結露が大変なことになるからだ。



本来なら、点検口直下の配管は避けたほうが良いのだけれど
なかなかそううまくいかないことも多くて
そうなるとたいてい昇降のための足場代わりにされてしまって
保温材が凹んでいるわけだ。


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今のところは、
それほど酷い被害には遭っていないようだ。


青銅弁のステムのカバーが
見事に錆びて緑になっている。



ナゾのケーブルが
ハリガネムシのようにのたくっていたりする。


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ピットの深さはコンベックスなんかでアナログで測っても良いんだけれど
ホント、便利になったものだ。


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ピット深さも天井高さも壁間距離もすぐ出せる。


あとどのくらい経つと、
3D空間スキャナが数千円で買えるようになるかなぁ。

今でも相当安くなったと言われているのだけれど
まだ桁が2つくらい多いよ。
(「ピットの中も見る」おわり)
posted by けろ at 19:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月10日

壁は室外機のために?

外壁というものは、
室内と屋外とを隔てるものであって、
室内環境と屋外環境とを分離して
人間にとって(場合によっては製品にとって)
適切な環境を構築・維持するためのものなのだ。

そうに決まっているのだ。


なのだが、こういう商売をしていると
ついつい「設備機器を取り付けるため」にこそ
外壁が存在しているのだ、なんていう気に
なってしまいかねなかったりする。


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だって、室外機を取り付けるに
ちょうど良いじゃない?


窓とか扉さえ避ければ、
もうそこは機器たちのためのワンダーランドじゃない?


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下から上まで、
余す所なくスペースを有効利用できるじゃない?



何なら、配管やダクトを通す場所としても
屋内にパイプシャフトを設けずに済むんだから
内装工事との段取りや時間の奪い合いを避けられるんだから、
とっても良いじゃない?


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いやホントはそんな事無いって、
わかってるんだ。

当たり前だ。



でもさ、やっぱりさ、
そう思いたくなる事だって
あるんだよ。


心の内で、密かに思うくらい、いいじゃない。
打合せ時に大声で叫ぼうってんじゃないんだから。



屋上も、設備機器のために。


建物は、機械室のために。


天井内は、機器や配管やケーブルたちのために。


本末転倒なんだけれどね。



プラント建屋なんかだと、遠慮なく堂々と言えるんだけど。
それが本来目的だから。
(「壁は室外機のために?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月09日

病室の枕元に

ちと、病院に用事があった。


すると、病室の枕元に……。



いや、お迎えが来たわけじゃないから。

枕元廻りを、観察しただけだから。


なにせ「せつび観察家」を標榜しているのだ。
観察は、せねばなるまい。



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まあそれなりに年季を経た「せつび」たちが
周囲に陣取っているわけである。


枕元を照らせる、照明器具。


寝台から動けない患者のために
寝たまま手で引っ張って位置調節ができるようになっている。

頭近くに置いてある橙色のボタンで点滅できる。


コンセントや、ナースコールも備えられている。



壁に貼り付けられている SOFT CARD CASE には
患者名を書いた紙でも入れておくのだろうか。



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床頭台には、冷蔵庫と引き出しと
テレビ・冷蔵庫カードの挿入口と
カードキー式の貴重品入れ。

テレビも乗っかっている。



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壁には、これまた古びた感のある
酸素と吸引とのアウトレット。


右側に3個目のスペースがある。
元々「笑気」のアウトレットがあったのか
予備スペースとしてあるだけなのか。



この室の冷暖房は、エアコンのみ。


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1床室だから、
この2方向カセット1台で賄われている。


天井点検口があるから、
冷媒管やドレン管や電源や制御ケーブルの接続部については
必要に応じて点検・調査が可能である。


ドレン管とか、ホコリが詰まって漏水してしまうと困るから
どうにも点検不可、なんていう状態は避けたい。



どうしても、病室に用事があるとなると
たいていある程度年数を経たところになる。

新品ホヤホヤであれば、そもそも呼ばれる筋合いも無い。

さりとて、そんな高そうな所に医療的にお世話になることもあるまい。


ICUとか手術室とかだと、いろいろ見所満載だろうけれども
調査で行くことはまず無いだろうし、
自分が入るなら調査どころじゃあない。


刑務所なんかもそんな感じかな。
(「病室の枕元に」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月06日

がんばれ!負けるな!コロナ

全世界が苦しんでいるのに、
不謹慎なことを書くなっっっ!!!


そう言わないで欲しい。



ワタクシは、応援したいのだ。
株式会社コロナ』を。



設備機器としては、従前から知られているメーカーである。
空調、家電など、住宅向けのものが多いかな。
美容・健康機器も扱っているようだ。



「コロナ」自体は、病原体の名称でもなんでもない。

太陽大気の最外層の部分であって、
普段は見えないけれども皆既日食なんかの際に
王冠上の光として見られるという「コロナ」が
コンロの青い炎に似ていることから 名付けられた社名 なのだ

1937年(昭和12年)創業の会社なのだから、
結構な老舗なのだ。



一方で、「コロナウイルス」は、
昨今の報道で頻繁にその画像が表示されているように
王冠っぽい形をしていることから
それを意味するギリシャ語 corona を元に 名付けられた ものだ。


そして、コロナウイルス自体は一般的な「風邪」の病原体のひとつとして
ライノウイルスとかRSウイルスなどとともにありふれた
取り立てて扱われるようなものではない存在であった。


なのに、2019年から新型が世界的流行したのに伴って
「不吉な名前」のようになってしまい、
大阪コロナホテル とともに、
とんだトバッチリを受けてしまった、
そんな会社なのだ。



その製品は、結構あちこちで目にすることができる。


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たとえば、石油ストーブだ。

灯油を燃やして暖房する、FF式の暖房機。
これがついている家庭も、少なくないだろう。


「設定温度変更禁止!」

同じ部屋を使用する人の間で温度の感覚が違うものだから、
設定温度争いが勃発していたのだろう。


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裏側には、給排気トップにつながる給気管・排気管が納められている。
室内空気を吸い込む側には、フィルターも備え付けられている。

暗くて見づらいが、灯油と電源も接続されている。


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製品型式や仕様などは
たいてい側面に記載されている。


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株式会社コロナ、と記されているが
社員の方々はこのご時世下、
ご苦労が絶えないことであろう。



同姓同名の人物が在籍しているからと言って、
重大犯罪を犯した人物とは無関係の会社に電凸して
業務妨害を来たらせる人物がいる。


犯罪者と名字が同じだからという薄弱な根拠で
見当違いの正義感を振りかざして
特定の人物を攻撃しまくる輩もいる。


犯罪者の血縁者だからと言って、
本人とは何十年も会っていないような遠戚の人物に
メディアスクラムをかます連中もいる。


世界的に流行したウイルスと同じ社名だからと言って
しかも会社のほうがずっと昔から名を売っていたのに
(コロナウイルスなんて、この騒動まで
 その名を知らなかった人も多かろう)
「不吉な会社」と決めつけて
電凸したり社員を攻撃したり販売店を誹謗中傷したり
わけわからん事をする者もいる。


世の中、一定数そういう人たちが存在する。

しかも、ネット環境を通じて
結構「軽い気持ち」で
もしくは「(的外れの)義憤にかられて」
安易に発信、攻撃しまくってしまう。


もう「そういう時代だ」と受け入れるしかないのかもしれない。



でも、ワタクシは応援したい。

『株式会社コロナ』を。

ぜひ、この状態を負けずに乗り切っていただきたい。



『コロナ』のサービスカーを、時々見かける。

そんな時は心の中で、密かにエールを送り続けるのだ。
(「がんばれ!負けるな!コロナ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月05日

土地が傾いているから架台は

ゆるやかな斜面に建っている建物。


裏手には、設備機器類が並んでいる。


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裏手が地盤が低い側であるために
機器類の架台が、ずいぶん高さのあるものになっている。



室外機は、こんなに高い架台でなくても
良かったんじゃないかな?


いやでも、車両が通行する面でもあるから
破損防止も兼ねての措置なんだろうか?


接地部分は市販のコンクリート材で、
アジャスタによって高さを調整してあるから
強度としてはたいして無いだろう。


転倒防止に壁つなぎしてあるくらいなら
壁(基礎立ち上がり)から支持した
壁掛け架台でも良かったんじゃないかという気もする。




屋根に上がるための外壁はしごの脇に
スライダーのはしごが立て掛けたままになっている。

しょっちゅう屋根に上る必要性があるんだろうか?



そして、手前の灯油タンク。

これまた、脚が長いのだ。



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どう? 4等身くらい?


重心が高いから、束石を埋めて
そこにアンカー止めしてあるようだ。

このくらいしておかないと、
倒れそうだから。



タンクから下部に取り出す灯油配管
(たぶん被覆銅管だ)は
カバーによって覆われている。


立ち下げ長さがかなりあるので
破損対策という側面もあるだろう。

「灯油の盗難防止」という面も、
少なからずあるだろう。


世界的に見れば治安が良いと言われる我が国であるが
だからと言って窃盗や殺人が皆無というわけではなく
一定数の犯罪は起こるのだから
予防の観点も必要なのだろう。


住宅の鍵なんてかける必要もない、なんていう
田舎の集落であっても、
それらを専門に狙い行脚する輩もいるというのだから
ある程度の防犯対策は必要なのだ。


これだけ高さのあるタンクだと
上部から給油するのは大変だろうな。


いやいや、タンクローリー自体が足場代わりになるから
横付けできれば問題ないかな。



中に厨房があるみたい。


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換気用のフードがいっぱい並んでいて、
たぶん給湯機用の給排気トップもまた、並んでいる。

よく見ると、一番右のトップだけ形が違うようだ。


これだけ排気口が多いと、
トップから吸われる給気は排気成分が多いものに
なるのだろうなぁ。


ガスか灯油か、燃焼用の空気であって
人間の呼吸用じゃないから
それほど支障は無いのかなぁ。

少々の不完全燃焼気味になることは
ひょっとするとあるのかもしれない。
(「土地が傾いているから架台は」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月04日

うっかり操作してしまうから

とあるトイレを利用した。

個室タイプだから、落ち着いて利用できて、
落ち着いて撮影できる。


ふぅ。


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粗相をしてしまう利用者が一定数いるのか、
ライニングに清掃用の水栓が設けてある。

もちろん、勝手に水を出されたら困るから
ハンドルは外してある。

必要な際にはスタッフがハンドルを持ってきて
水を使うのだ。


跳ね上げ式の手すりは、
スイング式のように場所を取らないけれど
手を挟むリスクはつきまとうので
一応「気ぃつけや!」とシールが貼ってある。



さてこのトイレ、
側面に特徴的な表示が……。



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フツーに手すりと紙巻器とリモコンとがついているのだが
その右、緊急呼び出しボタンのところに
何やらシールが貼ってある。


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洗浄ボタンか何かと勘違いされて押され、
スタッフが駆けつけざるを得ない事態が
何度もあったんだろう。


お気の毒、かもしれない。



緊急呼び出しボタンなのだから、
緊急時には迷いなく、探すことなく、
躊躇なく押してもらって良いのだけれども
うっかり押されてはたまらない。


そんな切実な思いが具現化された
そんなテープに見えた。

大変だなぁ。



窓のないトイレだから、
換気扇がついている。
(建築基準法施行令第28条による義務でもある)

天井面に設ける、
天井埋込形換気扇である。


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お約束のようにフェースがナナメなのは
ご愛嬌なのだ。



この換気扇は、
建築基準法施行令第20条の8第1項に基づく
常時換気(24時間換気)でもあって、
壁面上部にスイッチがついていた。


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ホルムアルデヒド発散対策として、
新築建物の居室に設ける義務がある機械換気設備だ。

換気計画によっては廊下やトイレ部分も
「居室」としてカウントされる場合がある。
飽くまで「計画次第」だ。

この建物では、トイレも対象面積に入っていることになる。



常時運転されている前提なので
スイッチは入れっぱなしである。

ついうっかり切ってしまわないように
ON-OFFスイッチ部分にはカバーがかかっていて
「24時間換気」と表示されている。


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このカバーを開けると片切スイッチが入っていて
OFFにすることができる。

カバーによって「うっかり」を担保しているのだ。

これは緊急用でも何でもないから、
カバーをかけて、
更に壁の上方に設けることによって
敢えて操作しづらくしてあるのだ。



呼び出しボタンと換気スイッチ、
どちらも「うっかり操作」を防止したいものではあるが
「緊急用」についてはなかなか悩ましいものだ。


目立たせるテープで訴えるしかないのかな。
(「うっかり操作してしまうから」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月02日

外壁の色を意識するかしないか

外壁に沿って置かれる設備機器について、
その色をどうするのか、
関心がある人がいたり、どうでもよい人もいたり。



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黒い仕上げの外壁だから、
冷媒管用のスリムダクト(配管カバーのこと)や電線管も
同じ色にしている。


のだけれども、室外機本体や架台については
オリジナルの色のままで特に着色するでもなく。

その意図は、如何に?



そして更に横を見ていくと、
途中で仕上材が変わる。


21110202.JPG


黒い外壁部分では、
プルボックスも電線管も盤も、
黒く着色されている。

ついでに言及すれば、
窓枠も黒い。



けれども、換気フードは
元の製品色のまま着色されていない。



レンガ調の仕上げになった部分の境目には
茶系のスリムダクトを通してあって
(窓枠も茶系になっている)
それでも室外機や架台はオリジナルの色。


その意図は、如何に?



更に更に横を見ていく。


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レンガ部分のプルボックスと電線管は、
茶系に塗られていて、

一部挟まれている黒い仕上げ部分にあるスリムダクトは
やはり黒色のものが取り付けられていて、
でもここのボックスや換気フードは銀色のままで、
室外機や架台もオリジナルのままだ。


その意図は、如何に?



なんて、いちいち茶々を入れたって、
仕方がないのである。


この建物の利用者でも所有者でもない、
単なる通行人なのだから
何も気にせずに見過ごせばよいのだ。


所詮は他人事なのだ。


なのだけれども、
気になり出すと気になっちゃうのも
やっぱり仕方のないこと。


別にクレームの電話やメールを送るわけでもなく
ただこうやって記事に上げて
(住所や建物名を晒すわけでもなく)
ひとりごちているだけなのだから
こういうどーでも良いことを一々気にする
「変なヤツ」と片付けていただいて構わないのだ。



誰のご迷惑にもなっていないですよね?


ただ、この記事をご覧になっておられる方々の
お目汚しではあるかもしれない。



勝手ながら、
ちょっとだけ付け加えさせていただくならば、
このようなブログを
ある程度の頻度でご覧になっている方がいたとしたら
「ご同類」に比較的近いのではないかという気がするので
きっとご甘受いただける筈に違いないのだ。


そういうことに、しておくのだ。
(「外壁の色を意識するかしないか」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月29日

向かい合う壁に

建物と建物との間には、
いろんな設備類がついていることが多い。


正面に据えてしまうと目立ってしまうから
側面とか裏面に置くようになるのも
仕方がないのである。



とある、住宅とちょっと大きめの建物とが隣接している場所で
壁を眺めてみた。


ほんの通りがかりだ。



21102901.JPG



住宅の脇には、
屋根付きの灯油タンクがついている。


隣の施設の壁面には、
換気用のフードやらエアコンの室外機やら
所狭しと並んでいるのである。



壁面の室外機は、
冬期の雪対策として
防雪フード付きになっている。

ということは、冷暖房どちらも使うタイプなのだ。


近年、外気低温時の暖房性能が格段に向上したため、
寒冷地であっても冷暖房をエアコンでまかなう例が
激増している。


夏期の暑さが尋常ではなくなってきているから
冷房はもはや必須であって
暖房性能が高まったのであれば、
更に別に温水暖房や灯油ストーブを追加しなくても
現代の高気密高断熱建築物であれば
全く問題無くなっているのである。



住宅側の壁を、もちょっと見てみよう。


21102902.JPG


それほど新しい造りではなさそうで、
だとするとそれほど高い断熱性能を有していないはずで
となるとエアコンだけで冷暖房を賄うには厳しかろう。


で、灯油を燃料とした暖房を行っているのだろう。



屋根からの落雪に備えて、
灯油タンクには屋根が取り付けられている。


雪庇がタンクに直撃すると
上部の通気管やレベルゲージが壊れるかもしれないし、
給油口が凍りついて開かなくなるかもしれない。


タンクメーカーでも、こういうオプション品を
売っているのである。



灯油タンクから取り出された灯油管にはカバーがついていて
細い被覆銅管をちょん切って灯油を失敬しようなどという
不届き者を妨害するようになっている。

こうしなきゃならない、被害の実例があるのだとしたら
なんとも残念なことである。



住宅の屋根は無落雪の造りのようだ。

外壁にくっついた縦長の出っ張りには
雨水管が納められているのだろうか。

屋内に通すとその分家が狭くなるから
見た目を気にしない側面ならば
これも良かろう。



そこかしこ、あらゆる建物には、
「せつび」がついていて
このように目に見える状態のものも少なくない。


どこを歩いていても、
まず退屈する心配は無いのである。
(「向かい合う壁に」おわり)
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2021年10月25日

天井下地までついたところ

天井内の設備工事は
追い立てられるように進んでいく。



インサートやアンカーで機器やダクトや配管を吊って
それらを適切につないでいき、
しかるべきところに保温材を巻いたりして
場合によっては塗装も施したりして、

機器には電源も必要だし、
制御線も来ていたりして。



配管屋さん、ダクト屋さん、保温屋さん、電気屋さんその他
さまざまな専門職種の方々が入れ代わり立ち代わりそれぞれの仕事をこなした後に
天井下地が組まれる。


組まれてしまうと、天井内の作業はもうあんまり出来なくなってくる。


軽鉄屋さんが来る予定の日までに、
設備系のみんなは、何とかしなくちゃならないのだ。


21102501.JPG


一通り、必要なものは取り付けられたよね?

ちゃんとつながったよね?



軽量鉄骨天井下地がついたあとで、
埋込照明器具や吹出口吸込口などの開口を
改めて開けていく。


それまでは、ボックスとネックダクトは
ちょっと上のほうに寄せて避難しておく。


21102502.JPG


これが最終的には、スッキリとした天井面になるのである。



出来上がってしまえば、
ただ平らな天井の所々に制気口などがついているだけの
何の変哲もない天井面に見えるのだけれども
そうなるまでが結構苦労のしどころなのだ。
(「天井下地までついたところ」おわり)
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2021年10月14日

水平区画の処理が無いではないか

仕事柄、トイレの改修工事に関わることも少なくない。



改修するからには、改修前の状況(現況)を理解する必要があって。

図面だけじゃ到底わからないから(そもそも正確じゃないのがフツーだ)
現地を実際に見ることになる。


ま、設計の元請けさん(意匠屋さん)によっては
「現地調査費用が惜しいから、既存図を前提に描いて!」
っていうリクエストもあるけれど。

ま、それはそれでコッチには責任は無いからね、と
念を押しておくだけのことだ。



で、実際に見ると、まあ、いろいろあるもんだ。



とある便所の、天井内を見る。

各階同じ場所に便所があるから、
天井内には上の階の便所用の配管が通っている。

ややこしいのは、この階の便所用の換気ダクトも通っているところかな。



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すると、むむむ?


これ、ダメだよねぇ?



上の階の和風便器の陶器が、
そのまま見えているのがわかるだろうか。


21101402.JPG


ここ。



下の階で火事が起こると、
この陶器が割れて、火炎が上階に伝わってしまう。

だから、コンクリートスラブを和風便器が貫通している場合には
耐火被覆を設けるなど何らかの防火区画処理を設けなければならないのだ。

そういう決まりになっているのだ。


決まりはそうなっているのに、
現場はそうなっていないのだ。


もっと言うなら、図面にも「耐火カバー共」って書いてあったりするのに
現地では、「無い」。


工事監理、何やってんねんっ!



なんて。


意匠屋さんが、そこまで監理してることは珍しいんじゃないかな。
昔になるほど。



他の部分は……


21101403.JPG


当然、無い。やってない。

やるなら全部やってるはず。
やってないなら、たぶん全部やってないんだ。



おお、もっとスゴいとこあった。


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穴埋めさえ、してないよ。



ただの開口になってる。

コンクリで便器を支えられないからって
アングルに乗っけてあるよ。


防火区画って、かなり昔からの決まりだよね?
既存不適格なんかじゃないよね?



こんなのが、ゴロゴロ発見される。



だから、現地調査は面白いのだ。



ま、面白がってるだけじゃだめだから、

「ここんところ、耐火被覆しときましょ?」

って、提案は、する。


説明も、する。


ワタクシの責任は、ここまでだ。



カネもかかる話。

あとは、建物の所有者もしくは使用者が
適宜判断すればよろし。



いろんな古い建物に調査に入ると、
ほんと、いろいろあって面白い。

面白がってちゃダメっていうんだったら
「興味深い」とでも言っておこうか。



「日本の技術はスゴい!」

「ものづくりニッポン!」

「諸外国とはレベチだぞっ!」



ま、そういうご感想もあろう。

けど、それが社会のあらゆる部分にまで
隅々まで行き届いているかというと、
決してそういうわけでもないんだな。



百聞は一見に如かず、だ。



ぜひ、機会があればいろいろ
「隠れたところ」を見てみよう。

ほとんど隠れている「せつび」なんて、
格好の材料じゃないか。



もちろん、施工の確実さに、美しさに息を呑む現場もあるのだ。


そういうものにお目にかかると、
ホント眼福なのである。


美人もいいかもしれないけれど、
美せつびも、いいよ!
(「水平区画の処理が無いではないか」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月05日

配管の状態を一応確認

部分的に配管を改修するにあたって
既存配管の状態を確認した。


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結構古い建物なもので、もしある程度劣化があるなら
周囲も含めて配管を交換しておいたらいいかも、
ということで。



とはいえ、この部分、一度は手を入れていそうだね。
結構キレイだ。



配管自体も確認しておこうか。


21100502.JPG


うん、キレイなもんだ。
問題ない。

保温材の状態も、良いようだ。
このあたりは改修の必要は無いね。



そのままにしておけないから、
補修はしておこう。


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すいません。本職の方々が見たら
激怒されそうだけれども。ご勘弁を。



あっちはジュート巻きだ。

汚れ具合から見ても、さっきのより古そう。


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ここ、何階だっけ。

少なくともピット内じゃないんだが、
和便器が剥き出しだ。鋼材で支えてある状態。

マズくね?


ま、それはそれとして、配管の状態も確認する。


21100505.JPG


さっきのグラスウールにくらべると
だいぶ劣化もあるようだ。


鋳鉄管の表面も、少し古びてきている。
でも錆び錆びになったりは、していないようだ。



部分改修の場合には、なるべく既存には手をつけずに済ませる。
でもたまに、

「状態を確認しておいてよ」

そういうリクエストも無いわけではない。

だから、こうやって確認して、証拠写真も撮るのだ。


もちろん、ほんの数箇所、抜粋で。



たまには、そういうのも必要かもしれない。
(「配管の状態を一応確認」おわり)
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2021年10月04日

ガッチリ留めてあるけど

とある外壁で見かけた、室外機。


21100401.JPG


木造の建物のようで、
コンクリートの基礎立ち上げ部から
アングルの架台でガッチリと留めてあるじゃないか。



メーカー標準の市販の架台類は
もうちょっと細くて見た目華奢な感じがするけれど
この製作モノはずいぶんゴツく見える。



けど結局のところ、
このアングルが曲がったり折れたりする云々よりも
これを躯体に留め付けているアンカー計4本の
引き抜き強度と剪断強度がすべてなんだな。


21100402.JPG


強度計算して求めたものなのか、
勘で取り付けたものなのか、
どっちだろう?
(「ガッチリ留めてあるけど」おわり)
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2021年10月02日

外壁の色に合わせて

平屋の事務所として使われていると思しき建物。

歩道を歩いていると、そんな建物が視界に入ってきた。


そして、「おお」と感嘆の声を心のうちで密かにあげる。
飽くまで、密かに。



21100201.JPG



換気扇用だろうか、フードの色がちゃんと塗ってある。

外壁の色に合わせて(正確には、屋根鋼板の色だろうが)あるではないか。



それに留まらない。


なんと、ガスメーターも、ガス管も、
支持金物さえも、
同じく着色されている。


メーター、塗っちゃっていいのか?
ガス供給者が良いって言ったら、いいんだろうか?



でも、仕方ないね、ボンベと固定鎖までは
塗るわけにはいかないよね。

ボンベは借り物だし。(って、メーターもそのはずなのだが)



歩みを進めると、別の面も見える。

すごい!


21100202.JPG


露出の雨水管も、
冷媒管用の樹脂カバーも、
被覆された冷媒管も、
ドレン管も、
室外機用の壁掛架台も、
室外機本体さえも!

皆、同じ色に塗り尽くされている。


室外機は仕様が書かれた部分だけ
塗り残されている。



スゲー!



結構デザインに凝った注文住宅なんかでも
せっかくこだわったであろう外観に
無遠慮に標準色の機器類配管類計器類が取り付けられているのを
頻繁に見かけるものである。


それなのに、それほど意匠的には凝ってはいない一般の建物で
ここまで徹底されているなんて!



まあ、機能上とか、メーカー保証の関係とかで
塗ることがあまり適切ではないものもあるから
何でもかんでも塗れば良いとは言わないが、
フードとか配管とか架台のように
塗って差し支えないものについては
このように仕上げるのも気持ちがいいんじゃないかな。


まあ好き好きだし、
若干なりともコストが上がるわけだから
無理してでもやるものじゃないかもしれないけれど。



あと、経年劣化がどの程度生じてくるか、
その結果どのくらい見目が悪くなってくるものか
それらを回復するのにどのくらい費用を要するものなのか、
そういう要素もあるから
キレイな状態だけ見て云々するものでもないんだろうけど。



でも、どうです?

たまにゃ、塗っちゃいかが?
(「外壁の色に合わせて」おわり)
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2021年09月27日

潰れちゃってる

軒下を、たぶん給湯機か何かの排気管であろうものが
伸びてきている。


伸びてきているのだが、
その先がちょうど外壁の面と合わせたかのように潰れている。


21092701.JPG


本来の口径が、潰れによって小さくなってしまっているようだ。
排気性能にも、若干の支障が出ているのではないか。



誰が、潰した?



外壁から出っ張っているのがみっともないからと、
敢えて潰した?



外壁ギリギリに走ってきたトラックの筐体が潰した?

いやいや、それだと潰れる方向が違うだろう。

正面から、もしくは上面からの力によるものではないか?



そもそも、誰かがわざわざこれを見つけて
潰そうとするか?


地上2mくらいの高さだから、
通りがかりにうっかり潰されるような場所でもない。



たぶん、だけれども
上から雪塊が落ちてきて、潰れたんじゃないだろうか。



確か、3階か4階くらいの建物だった。
屋上に積もった雪が融解凍結を繰り返して重い塊となり
ある程度成長した雪庇の状態で上から落ちてきた。

その際に、潰されてしまった。



そう考えると、辻褄が合うんじゃないだろうか。



積雪寒冷地で外壁から出っ張るものについては
屋根からの雪庇の落下にも配慮が必要なんじゃないかな。



ところで、「辻褄」って何?

「辻」って、何? 「褄」って、何?



いちいち百科事典や国語辞典や和服入門書を紐解かなくても
(今どき、紐解くような書物も無いのであるが)
スマホでネットですぐに調べられるのは便利ではある。



お手軽な分、記憶・知識としての定着効率は悪いのだろうけれども。
(「潰れちゃってる」おわり)
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2021年09月19日

木造の天井内は梁との闘いだ

木造の建物が増えてきた。



住宅はかねてより木造が多かったのだけれども
中大規模の建築物にも採用されるようになってきた。



木造耐火建築物なんかも定義されて、
大規模な庁舎や、高層の共同住宅なども
企画されるようになってきた。


国の政策 として、木造化率を高めようとしているということだ。



林野庁でも 説明 されている。



さて、そうなると建築設備においても木造建築物とのコラボが
多数生じてくるわけである。



従来であれば、木造戸建住宅、
あるいはせいぜいアパート程度の小規模共同住宅くらいでしか
採用の無かった木造。


ほぼ「設備設計」など行われず、プロット図だけを元に
水道屋さんや電気屋さんが状況に合わせて施工していた。



けれども、中大規模の木造建築物が建てられるようになると
それに伴って「設備設計」「設備施工」が
今までRC造やS造との付き合いしかなかったようなワタクシのような者にも
関わりを持ってくるようになってきたのである。



RC造とは、機器類や配管類の納まりが大きく異なる。

月刊建築技術6月号でも 記事 になっていた。



何が違うって、一番大きいと感じるのは、梁との付き合い方であろうか。


21091901.JPG


RC造やS造であれば、梁貫通という手法が通用する。
構造の梁成に応じて、ある程度の貫通孔を設けて
そこに配管やダクトを通すことができる。



しかし木造の梁の場合には、基本的に貫通ということができない。


よって、梁下に通すか、梁を横断しない形の納まりにするか、
どちらかになる。


梁下に通す場合には、天井高にも影響してくる。


RC造マンションやS造事務所ビルのように、
梁貫通でダクトを通しまくって階高を抑えるなんていうことは
できなくなるのである。



上の写真、梁下ギリギリを狙って、冷媒管とドレン管とを通している。
電力ケーブル類は、梁下をまたいで通している。



梁の形状は、コンクリートに比べると縦長だ。


梁の間隔も、RCやSよりも狭く、本数が多い。
よって、納まりの制約も多くなってしまうのだ。



木造ゆえ、下地も軽量鉄骨ではなくて木材だったりする。

となると、PSの造作も木材で行われることになる。


21091902.JPG



ドレン管と冷媒管が通るだけの、ちっちゃいパイプシャフトだけれど
とにかく何らかの囲いを設けるにもこんな感じになる。



機器を吊る場合にも、RCスラブやデッキプレートからの
インサート金物やアンカーからというわけにはいかないから
木材に打ち付けた鋼材から吊り棒を吊ることになる。



とにかく、梁成が納まりを支配することになる。


21091903.JPG


木造架構の構造計算とのやりとりが、RCよりも大変である。



梁成が小さい部分や、天井が下げられる部分だと
少〜し納まりが楽になるけれども。


21091904.JPG



これからは、確実に木造の建物の規模が大きくなる。
高層建築物も、増えてくる。


だから、設備業界も追いついていかなくてはならない。

設計者も、施工者も。



RC造やS造とは、全く別の論理がそこにあるのだから
油断しているとなかなか大変なことになってしまう。



なんて、周回遅れのような記事を書いているようじゃ
ワタクシも底が知れているということなのだけれど。

(一応、今までもいろいろ木造には触れちゃいるんですけどね)
(「木造の天井内は梁との闘いだ」おわり)
posted by けろ at 23:34| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月17日

道路工事の舗装仮復旧

道路って、やたらと掘ったり埋めたり、掘ったり埋めたり、
いっつもそればっかり。

公共工事費の、税金の無駄遣いだ!

土建屋の利益確保のための忖度だ!
(「忖度」なんて言葉が誰でも読めるような時代になってしまった……)

特に年度末に道路工事が目につくぞ!
余った予算を、血税を無理に消化しようとしてるんだろうっ!
けしからんっっっt!!!



一般の人々にとって、
建設業っていうのはそういう目で見られがちではある。



確かに、あちこちで道路を掘っている。
どうして何度も何度もおんなじ所を掘ったり埋めたりしてるんだろう。


ま、そう感じてしまうのは仕方がない。



ちゃんと工事看板を見ていれば読んでいれば
それぞれが水道工事であったり、下水道工事であったり、
ガス、電話、電力、共同溝、道路そのものの補修など
目的が異なっているのに気づくはずなんだろうけれど
一瞬通り過ぎる際にそこまで気にすることは普通は無い。


せいぜい、「前にもここ掘ってなかった?」
漠然とした印象が残るだけであって、
結局上のような感想が出てきてしまうのも致し方ないのかもしれない。



これらのインフラが常にメンテ・更新されていて
正常に保たれているからこそ都市生活が成り立っているのであるが
そういうのは普段目にすることはないから意識されない。



景観云々を重視して無電柱化促進を喜ぶ人であっても
それゆえに生じる道路工事には文句を言っていたりすると
本来的には自己矛盾なのであるが、
それらの関係性を理解していなければ別物として意識してしまう。

ある意味、仕方のないことと言えようか。



ちゃんと現実をしっかり見て、正しく理解したうえで批判しようよ。
ただイチャモンつけてるだけじゃ、
無意味だし時として害悪でさえあるんだ。


なんて、言うのは簡単なのだけれど
あまり自分自身にとって馴染みの無い分野については
「正しく理解して」批判するなんてことは、大抵出来ない。



世の中、そんなものだ。多分、ワタクシ自身もそんなもんだ。

報道でガンガン批判されていることの一部には
そういう不当なものも含まれていることだろう。

下手に反論しようものなら、更なる集中砲火を浴びることになるから
不用意に釈明さえできなかったりしそうだ。


故あっての正当な「炎上」ももちろんあろうが、
不当な「炎上」も、多々あるのは皆様ご存知の通り。

ひょっとすると、ご経験された方もおられよう。


特に、自分の普段関わっていて詳しい分野について
自称「専門家」たちが発する無責任な放言や
自称なだけで殆ど素人だろお前、っていう偉い方々の御高説に
あるいは本当に無知なタレントたちによるしたり顔の言説に
辟易とすることは無いだろうか?



ま、でも世の中そういうものなんだから、仕方がない。
そうである前提で過ごすしかないのである。


それでも、何とかして印象を良くしたいと
なるべく負のイメージを薄くしたいと、
各界で涙ぐましい努力が今現在も続けられているわけだ。



さて、掘ったり埋めたりを繰り返すと言われる道路工事。
実際には「道路」じゃなくて「水道」だったり「下水道」だったりする工事。


こんな仮舗装表示を見つけた。



21091701.JPG


発注者のイメージキャラクター なんだろうね。


どうかな。


少しは、イメージ変わるかな。


仮囲いやバリケードも、そういったイメージアップ戦略の一部なのだ。
工事費積算の項目に、そういう費目があるくらい、
業界全体として(発注者も含めて、である)長年取り組んできた成果が
現れていたり、まだまだだったり。
(「道路工事の舗装仮復旧」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月13日

外壁に並ぶ設備は必要なのか

外壁は、建築的には外界と室内とを隔てる役割を持つもの。

雨風をしのぎ、
日射を遮り、もしくは取り入れ、
断熱材によって、熱の出入りを緩和して
主として人間が過ごしやすいように
外界から室内を遮断するための存在である。



これらの機能を果たすために、
コンクリートあるいはボードが屹立し、
適度に窓ガラスが配置され、
防雨、防湿の措置が取られ、
断熱材が、近年であればかなり厳重に施工される。



「ケンチク」的には以上がすべて、なのかもしれない。



しかし、室内環境を整えて快適に過ごせるようにするには
「せつび」の出番が必要となるのだ。



室内の温度が快適範囲から外れているのならば、
暖め、あるいは冷やす。

現象としては、どこからか室内に熱エネルギーを運んでくる、
もしくは室内の熱エネルギーをどこかに捨ててくる、
そういう事になる。



湿度が不快域にあるのであれば
加湿し、あるいは除湿する。

室内空気中に水分子を気体の形で補給するように
さまざまな方式による加湿装置を設け、
あるいは余計な水分子を除去すべく、
排気、吸着などの手段を講じる。



臭気、二酸化炭素濃度、粉塵濃度に不都合があるならば
換気という手段により空気そのものを入れ換え、
もしくは浄化して、それらを許容範囲内に収めるようにする。



これらの機能を果たすために、
外壁を貫く、さまざまな「せつび」が存在していて、
熱を、物質を、空気を、
さまざまな方法によって運搬している。



とある施設の外壁。


21091301.JPG



窓の上に並ぶ丸い板は、
換気口に設けられた防風板である。

目視でその別を判定しづらくはあるが、
給気口あるいは排気口として、
外界と室内との空気をやり取りするための貫通孔である。



窓と窓との間の下部には
おそらくFF式温風暖房機用と考えられる
給排気トップが並ぶ。


室内空気質調整のための換気に資する孔ではなくて、
燃焼式暖房機用の燃焼空気を取り入れ、
燃焼後の廃ガスを排出するための孔である。


あの小さな部材のうちに、
外気取り入れ口と排気口とが設けられていて
しかもそれらがショートサーキットしない造りになっている。



更には、壁掛で並ぶ、エアコンの室外機。


室内に設置されている室内機とセットとなっていて、
それらの間を、HFC冷媒用の配管で接続してある。

室内を暖房する際には、
屋外空気中の熱エネルギーをこの室外機にて回収し
室内に送り込む。

寒い、冷たい外気から更に熱を搾り取って、
外よりは暖かいであろう室内を更に暖めようとする。

熱を低いところから高いところに運ぶので
「ヒートポンプ」と呼ばれる。

冷房の際には逆で、
室内の余計な熱エネルギーを冷媒で回収して屋外に運び
大気中に捨てる働きをする。



「こういう換気フードを、見せたくないんだ」

「室外機を並べちゃったらみっともない」



そう考えるなら、室内と屋外とを結ぶシステムを変えて
外壁に並ばないような方式にしなくてはならない。


あるいは、屋上へ。

あるいは、裏面へ。

あるいは、少し離れた換気塔へ。


もしくは、空気熱源ではなくて、
水熱源のヒートポンプにするとか。



外壁に、何らの「せつび」も見えないとすると、
それらは別の場所で、別の形で屋外と室内とを連絡している。

当然、費用は余計にかかるのだから、
建設費を安く上げたいなら、目につく設備が並ぶようになるし、
カネに糸目をつけなければ、それらが目につかないようにもできる。


設備の沙汰も、金次第なのである。
(「外壁に並ぶ設備は必要なのか」おわり)
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2021年09月01日

煙突と屋根と

熱源を置く建物は、多い。

というか、冷熱源、温熱源と、大抵の建物には
熱源があるはずだ。



最近は空気熱源ヒートポンプ(いわゆるエアコン)が多いところではあるが
燃料を燃焼させるタイプの熱源もまた、多くある。



ちょっとした工房に、やはり燃焼系の熱源が据えてあるようだった。

ようだった、と言うのは、中に入って確かめたわけではないから。



でも、外観を見れば、さもありなん。


21090101.JPG


建物の脇に、鋼管煙突が立ててあるのだから
あるに違いないのだ。



煙突の下部に、灰出し口がある。

どうしても灰が溜まってきてしまうから
下から掃除できるように。



屋根は片流れなので、積もった雪が落ちてくる。

建物からの熱放射や日射によって、雪が溶かされ、
冷気で再凍結して、塊となって落ちてくることもある。

そんな時、煙突もろともなぎ倒してしまったら大変だ。



だから、屋根には「雪割り」が設けられている。



煙突の向こう側にある三角の突起が、それだ。



もうちょっと斜めから見たほうが、わかりやすいかな。


21090102.JPG



積雪寒冷地では、
煙突周囲にこんな雪割りがついている屋根を多く見かける。


行く機会があったら、
ぜひ観察してみていただきたい。


コロナが何とかならんと、
なかなか出歩けやしないけれど。



でもさ、旅行とかじゃぁなくって、
仕事上已むを得ない場合だって少なくないでしょ?


そんな時、せっかく行くなら
人が密な土産物屋や、
どんな宣言が出ようがそれなりに人が集まってしまう観光地ではなくて
人気(ひとけ)の少ないところを、建物を眺めながらぶらぶら歩いたら
いろんな「せつび」を発見できて、楽しいはずなのだ。
(「煙突と屋根と」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする