2008年04月27日

建物のすき間

建物には、すき間があります。


建物の冷暖房の能力をどのくらいにしたら良いか、
「熱負荷計算」という計算を通じて算出するわけですが、
その中に「すきま風負荷」なるものが存在します。

建物の中を冷房や暖房しても、外の空気が「すきま風」として入ってくるので、
その分冷暖房の能力を余分にみてやらなければならない。

そういうことです。


きちっと作られている建物であれば、
そんなに「すき間」なんて無いような気がするかもしれませんが、
小さなすき間はそれなりにあるものです。


やはり一番大きなすき間は、窓・サッシやドアなどの部分でしょう。
そして、壁と屋根とのすき間、壁と床とのすき間、などなど、結構それなりにあるのです。


普段は一向に気になりませんが、時々気づくことがあります。


たとえば、風が強いとき。

カーテンがゆっくりと動いていたりします。
その窓の外側の気圧が低いのか、高いのか、それでわかったりしますね。

古い建物になると、家の中でも気流を感じるかも知れません。


たとえば、春先。

どこからともなく、いろいろな生物が闖入してきます。
アリ、ワラジムシ、ゲジゲジ、クモ、ハサミムシ、カメムシ、……。

彼らは、頼まれもしないのに堂々と侵入してくるのです。
彼らの通ることのできるすき間が、存在している証拠です。

ま、ネズミさえ入ってくることもありますしね。

(すき間だけではなく、排水管内などを伝って入ってくることも
 当然ありますが)


近年の高断熱高気密住宅では、かなり少なくなっていることと思いますが、
それでも一定レベルのすき間は存在します。
まあ、分子レベルでの気密性能を求めてしまうと、えらく高価についてしまいますから、当然でしょう。


宇宙空間、地球外天体に設ける建物には、非常に気密であることが求められるのでしょうけど。


(「建物のすき間」おわり)



【追記】

ええと、「ワラジムシ」というのは、ゾウリムシとは違います。
「ダンゴムシの丸くならないヤツ」みたいな虫です。

初めて見たとき、当然丸くなるものだと思って縦に指でつまんだところが
「ぺきっ」と折れてしまって、そりゃもう、びっくりしたことがありますです。

嗚呼、動物虐待。

ごめんね。知らなかったんです。キミのこと。
posted by けろ at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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