http://www.jaeic.or.jp/kkaisei-kosyu_sb1k_080314.pdf
該当の方、がんばっていただきたいと思います。
講習の定員が全国合わせて3,700人。
合格率81%で、当初必要と言われていた3,000人が
ほぼ確保されることになりますね。
JAEICの収入(税別)は、
全員が「一級建築士+建築設備士」として受験する場合、
40,000円×3,700人=148,000,000円
建築設備士所持者が半数だとすると、
60,000円×1,850人=111,000,000円
40,000円×1,850人= 74,000,000円
合計 185,000,000円
経費もかなりかかるでしょうから、「ボロ儲け」には
ならないでしょうが、結構な金額だと思います。
『設備設計者』からこれだけのお金を徴集して行うのですから、
「実の伴った」講習としていただきたいものです。
話の下手糞なお偉いさんが、
事務局作成のパワーポイントを眺めながら、
のんべんだらりと聞きづらい説明をして、
「あとはテキストを参照下さい」などといってお茶を濁し、
講師謝礼をたんまり頂戴するとか、
「ハイ、これ出ますからねぇ」とか言って
終了考査の点だけは取れるように(合格者数が確保できるように)
「現実的対応」を行うとか、
「なんだ、結局は形だけか」なんて後ろ指を指されることの
ないようにしていただきたいものです。
当局の期待通り、必要な合格者数が揃うといいですね。
……その前に、定員を充足するだけの受講者数が揃うといいですね。
(「設備設計一級建築士『みなし講習』」おわり)
【追記】
ワタクシは、受けられません。
まずは一級を取らないと。
って、ハンカクサイんで、そう簡単には取れやしませんがね。
設備設計一級建築士については、構造設計一級建築士の構造適合性判定資格者のように、修了考査が完全免除が無いので、全体でも修了考査合格率は良くて60%位だと思います。(多分、修了考査合格者の60%は建築設備士取得者となるでしょう)
建築設備士+一級建築士=1,700名、一般受講者=2,000名として、建築設備士+一級建築士の80%合格で、1,360名、一般受講者の40%合格で、800名、合計2,160名(最終合格率=2,160名/3,700名≒58%)
構造設計一級建築士は、構造適合性判定資格者の一級建築保持者はすべて受講するはずなので、1,500名は確実に資格取得が見込めます。
建築構造士等の講習免除者の80%合格で、約2,000名、それ以外の一般受講者が40%合格で、約2,800名、構造適合性判定資格者の1,500名で、合計6,300名(最終認定率=6,300名/11,000名≒57%)
だいたい、必要な人員の60%くらいをみなし講習で確保する感じではないでしょうか?(みなし講習を難しくして、もっと合格者を減らす可能性はあります)
構造判定資格者の初回講習・演習のように、32%程度の合格率とする方が、きびしく判定している事になって良いとは思いますが、あれだけ高額の講習料と構造で3日、設備で4日(それぞれ一般受講者の場合)の日数を要する事から、あまり修了考査の合格率を下げると苦情がきそうな感じはしますね。
当地の受講者数が集まるのか、甚だ興味があります。ハテ? 該当者は何処に?
講習自体、概要を説明するだけで「詳しくはテキスト参照」ならば、テキストを販売し試験のみ行えば済みます。
それだけでは不足で講習という手段が必要な内容なのであれば、たかだか3日の講習で何ができるか? という疑問があります。
「省エネ講習」「管理建築士講習」などのような、カネを集めるだけが目的か? と勘ぐりたくなるような講習にはしないでいただきたいものです。
また、修了考査についても、講習資料持込可となっているので、講習資料が役に立たない問題としないと、非常にゆるい考査となりそうです。
そのせいか、設備設計一級建築士のみなし講習の受講案内は現在品切れのところもあるようです。
予想より受講者は増えそうですね。(現在は受講定員の公表はありません)
なぁんだ。
やっぱりか。
というのが、正直なところです。
試験は通ったけれども設備設計なんて出来ない、
『設備設計一級建築士』の量産なんて、
シャレにもなりません。
修了考査の課題はもう作成済みのはずですが、修了考査の判定基準の設定は、修了考査修了から、発表までの2ヶ月弱の期間で決めなくてはならないので、予定合格者数の設定との調整はかなり困難となるのではないでしょうか?(受講者のレベルがあまりにも低い方へ偏った場合は、予定合格者数を確保する為に多めに合格させるか、あえて予定合格者数は確保できなくても合格者数を絞るかの決断となります)
構造設計一級建築士については、「弾力的な運用」を大幅に適用して、審議会では受講免除要件でない、構造建築士、専攻建築士などの民間資格者も構造設計に関する講習の受講免除を今回に限り実施しています。
設備設計一級建築士も「弾力的な運用」を最大限に活用する事になるのでしょうか?
以上訂正させていただきます。
もともと、一級建築士で構造の実務経験が無いと
受験できなかったわけですから。
建築設備士とは、位置づけが全く異なっていました。
どんな試験問題になるか。
どんな判定基準になるか。
合格者の数、質はどうなるか。
『お手並み拝見』といったところですね。
時間割は、まだ発表されていませんが、13:00〜17:15として4時間15分程度となりそうです。
建築設備士の2次試験とほぼ同様の構成ですが、講習資料持込可なので、設備設計を主としている受講者なら容易に合格できそうな感じはします。(実際の講習資料はどの程度のものなのかは、不明なので、修了考査に役立つかは不明です)
そうですか、そんなに申し込んでいらっしゃいますか。
その中で『本物の設備屋さん』の割合はどのくらいなのでしょうか。そちらのほうに、すごく興味があります。
建築設備技術者協会の発表では、建築設備士と一級建築士の両方を取得している人数は、4,000人、国土交通省の把握している、建築設備士と一級建築士で、講習受講要件を満たしているのは、2,000人といわれています。 実際の設備設計業務に携わっている、一級建築士の比率は1.1%と社会資本整備審議会では報告されていました。 現在一級建築士の登録者数は、約30万人で、設計の業務に携わっている人数は、約10万人と言われています。 設備設計業務に携わる人数の比率が1.1%とすると、約1,100人が該当します。
したがって、1,100/5,261≒0.2→2割以下が妥当な数字ではないでしょうか?
「8割以上はめくら判」で、設備設計の質を担保しようとしているのですね、国は。
国がそれを奨励しているのだから、まあ、いいのでしょう。
でも、この8割以上の方々って、どういう神経で判を押すつもりなのでしょう。姉歯物件の構造図に判を押していた元請建築士と何の違いがあるのでしょう。
能力が無いのに権限だけ与えるから、こういうことになるのではないでしょうか。
ま、いくら片隅でホザいていても、仕方ありません。パブコメも、陳情も、すべて門前払い。あきらめる事だけが、一般の設備技術者に残されている唯一の選択肢のようです。
とりあえず、建築設備技術者協会は、法適合性のセミナーだけで、設備技術のセミナーは行わないようです。 JIA、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会は、会員向けはセミナーを行いそうですが、建築基準法関連だけの感じです。
設備に関する講義の修了考査はかなりゆるいと判断しているのでしょうか?
「意匠屋さん」がちょこっと「支援」を受けるだけで取得できるなら、「設一級」資格の存在意義がありません。
技術者協会も、「設備設計のできない設一級」は誕生させたくないのでは。
「予想以上に受講者が多かった」=「予想以上に設備屋さん以外の受講者が多かった」
ということですね。
ポイント解説済・持込可で「設備設計能力」を試験できるものなのでしょうか。
「設備設計のできない『設備設計一級建築士』」の大量発生を憂います。
とは言いつつも、「建築設備士」でありながら「電気設備」は詳しくないワタクシが言えた義理ではないのでしょうね。
設計製図については、1名に特別講習を行いましたが、時間が足りなくて給水・給湯設備しか出来ませんでした。 衛生設備の合格レベルまで指導するには、6時間程度必要と思われます。 意匠系の場合、記述式というだけで拒否感があるみたいなので、相当自習してもらわないと、合格はむずかしいですね。 そういう意味では、なにもわからない意匠系の場合は合格の可能性が低いかもしれません。 法適合性は、なんとかなるという意見が多いですね。 心配な人は、建築設備技術者協会の講習を受講しているようです。
masaさまは凄いお方です。
「設備設計一級建築士」って、国交省によれば
『設備について高度な専門能力を有する建築士』
のはずですよね。
建築設備技術者協会なんぞの講習を受けねばならないような人たちが、
『高度な専門能力』を有すると言えるのでしょうか。
それともたかだか数時間の講習を受けただけで身に付く程度のものが
『高度な専門能力』と言えるのでしょうか。
疑問は尽きません。
大変参考になっています。
> 意外と普通の設備設計者の方が間違えてしまいそうな
一級の学科試験も、そうだったりします。
いろいろ考えちゃうと、却って間違ってしまったり。
設計製図に関しては、1名が系統図未完成、1名はとりあえずすべて記入したが、駄目だろうとの判断でした。 それ以外の10名はとりあえず全て作図したようですが、部分点によってはあやしいのが、2〜3割くらいです。
今回は、衛生設備が極端に簡単だったようですね。 空調で受験された方は気の毒だったようです。 電気で受験された方はあまり意見が出てこないですね?(設計製図の修了考査を受けた人が、数名なのが原因かもしれませんね)
問題作成者が、張り切りすぎましたかね。
9月、どのような合否判定になるのか、
たいへん興味があります。