2023年12月29日

あそこから吸い込む

ホール的な空間。


天井面には照明器具と、
おそらく空調吹出用のブリーズラインが並ぶ。


23122901.JPG


吹き出すからには、どこかでその分を回収する。
室内空気がどんどん圧縮加圧されていくことは
無いのだから。


吹出口を見つけたら、
対応する吸込口を探すのは、
必須の行動である。

設備屋としての(さが)である。

致し方ないことなのである。



正面壁の右側には
床面から天井面まで達する
しっかりした吸込口が設けられている。


天井面に、
ちまちまと小さな吸込口を並べるくらいなら
1箇所でまとめて吸い込んでしまえ。


別に乱暴なわけじゃなくって、
大きめの空間だと、こういうことも結構あるのだ。



この大きな吸込口から回収される空気であるが
室内の隅々にまでしっかり供給された後のものであるかは
なんとも言えまい。


いちばん奥のブリーズラインから吹き出された分については
ショートサーキットに近くなるのではないかしらん。



気流解析とか煙試験とかやってみたら
わかるんだろうけどね。
(「あそこから吸い込む」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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