この外観だけ見てもわからないけれども
近寄ってみたら、見えてくるだろう。
免震クリアランスが設けられ、
エキスパンションジョイントによって
変位吸収できるようになっている。
このポールを立てておかないと
うっかり落ちる人でもいるのかな。
階段とか、
地盤側から縁を切らなくちゃならないから
浮いた状態になっている。
何十年か経つと、
あの踏面がパキッと割れてしまうんじゃないかと
要らぬ心配をしてしまう。
免震側の回廊的通路に面して
立派なガラリが何面も陣取っている。
この面は、正面側じゃないから
これで良いのだろう。
たまたま日射がちょうど当たる時間帯だったから
ことさら目立ってしまっているだけで。
免震建築物も、それなりに建っていて
それなりに見かける。
クリアランスや、エキスパンションジョイントが
それなりに関心を持って見ればわかるくらいには
目立っている。
「せつび」じゃないけど、
システムとして気になる、「免震」なのであった。
免震クリアランスを貫通する配管・ケーブル類が
そのまんま見えると、
なお嬉しいんだけど。
(「免震エキスパンションジョイント」おわり)