路側帯も設けられない道路に立つ、電柱。
民地内ではなくて
道路内に、立つ。
通行者にしてみれば、邪魔な場所。
しかし、上空はもっと大変なのだ。
道路境界ギリギリに立ててあるのだから
電話線も低圧線も高圧線も
もれなく敷地ギリギリになってしまいかねない。
仕方がないので、電柱から腕木を伸ばして
配線を敷地から頑張って離してある。
窓を開けたら6600V
洒落た歌詞か、コピーになりそうだけれど、
実際にそうだったら洒落にならないから。
狭い道に立てられた電柱の上空は
どこだってスペースの確保に苦慮している。
誰も気にも留めないんだけれど。
(「腕木で離して」おわり)
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