出版物は年月を先取りする。
よって、まだ12月も前半なのであるが
新年号が出るのである。
そして誌面には「あけましておめでとう」関係の語句が踊る。
元日に配られる新聞の類も同様で
11月や12月に取材・インタビューした写真や記事が
大量に掲載される。
紋付袴や振り袖姿の写真も
12月にわざわざ着付けて撮っている。
だから何だ、ということはない。
ただ、そういう習慣なのだ。それだけなのだ。
さて新年号。
そもそも、記事原稿を書いてから掲載されるまでの間にも
タイムラグがある。
だから「ニュース」的な書き方はできない。
よって、ある程度は発行される頃の時期を考えつつも
収集できたネタを適度に順番を変えながら
紹介していくことになる。
今回は、大正時代に建てられた施設の内部を紹介してみた。
建設当時と比べると
内臓がごっそり取り替えられてしまっているに等しい「設備」。
そんなものを眺めてみたものである。
(「設備と管理 2024年1月号」おわり)