上に並ぶ、指名手配リスト。
まあ、良く見かけるやつだ。
が、ヒトの顔と名前を覚えるのが得意ではないワタクシにとっては
あまり意味をなさない。
しかし、そういうのが得意な方もおられるのだから
意味はあるのだ。
特技、だよね。
そして。
ローマの、ではない。
オードリーでは、ない。
地元の、観光ポスター。
「サローマ」って、何? って思った?
佐呂間町の観光キャッチフレーズ なのだ。
「なんもないべさ」
田舎に行くと、地元の人たちは言う。
けれども、そこにかけがえのない価値を見出す人も
少なくはないのだ。
いや、常に都会の喧騒に、
人波に溺れる中での孤独感に
苛まれ続ける都市部の人にとっては
「なんもない」こそが癒やしであり開放であり希望であったりする。
実際にそこに居住するとなると
収入源の問題とか医療とか教育とか
とたんに不安も募ることだろう。
だがせめて、「なんもない」ことを
非日常として体感しに行くには
ふさわしい場所なのではあるまいか?
サローマの休日。
いろんな休日が、あっていい。
平和であればこそ。
健康であればこそ。
(「休日……」おわり)