有圧扇だ。
間近に見ると、凛々しいねぇ。
動いてたらちょっと怖いけどね、
停まってればカワイイもんだ。
最近では、取付枠にも名称や品番が貼ってある。
良いことだ。
だってさ、既設の施設では
「この機器、いつのだろう?」
わからんやつが、多いじゃない。
こうやって表示してあれば、
紛失してしまいがちな取説を発掘しなくても
すぐにわかるのだから。
電源ケーブルは、2本。
有圧扇用と電気式シャッター用と
別々に引いてきてある。
壁中に入っていって、
以降は躯体打ち込み配管内だ。
個人的には、打ち込み配管は
好きじゃないんだけどね。
何十年か後に何らかの改修をしたくなって
床や壁に開口を開ける際に
ぶち切っちゃうことがあるからね。
完成図を見たって、
具体的にどこに埋まってるかなんて
わかりゃしないからさ。
ガードが取り付けてないって?
うん。
じつは、結構高い位置にあるのさ。
手を触れる危険性なんて微塵もないから
大丈夫なのさ。
外側に回ってみる。
電気式シャッターが閉まっている様子が見えた。
なかなか、こういう姿を直で見る機会は多くないなぁ。
この後で、外壁フードを取り付けるらしい。
フードや防虫網越しだと
ここまでハッキリクッキリ見えなくなってしまう。
貴重な瞬間なのである。
(「有圧扇がついたよ」おわり)