ちゃんと、下まで行けるようになっているよぉ。
ケーブルラックが、歩廊に沿って
ずうっっっっっと伸びている。
手すりがあっても、背かごがあっても、
怖いものは怖いよねぇ。
いい運動にはなるか知れんけど。
そしてなぜか、
ここだけはこんなん。
施工用に、足場は組んだんだろうけれども。
電線管の曲げといい、折返しといい、
なかなか特徴的な造りである。
人が何か作業をするには、
足場が必要なのだ。
地面がその用を成すのがいちばん良いのだけれど
そう都合よくどこにでも地面があるわけじゃないから
足場を設けることになる。
間近で目視する「点検」であったとしても
やっぱりニンゲンは重力の束縛下に有るものであるからして
歩廊なり梯子なり、
体重を支える何かしらのモノを必要とする。
「設備付帯構造物」と呼べるのかもしれないけれど、
大切な、無くてはならぬ存在なのである。
(「点検歩廊」おわり)