だから、給排気可能な一般的な外気開放型の通気金物とは
機能が同等ではない。
けれど、ループ通気なんかであれば、
主として給気が必要なんだから、
まあこれでも用を成すのである。
というわけで、外壁貫通しなくて済むこともあって
あちこち利用されている。
ただ、パッキンが劣化してくれば気密性が失われて
下水臭が漏れてくるので
点検・交換が出来る状態にしておく必要がある。
そのため、天井や壁に点検口を設けて
その中に納められていることも多い。
だけれども、こんな場所なら便利。
掃除用流しを押し込んである、
掃除用具入れのスペースだ。
ニオイ漏れもすぐに感知できるし、
交換も、天井内や壁内よりはずっとやりやすい。
都合よくこんなスペースが無い場合は、
トイレの隅っこに立ち上げておいたって
構わないのかもしれない。
キレイな商業施設じゃなくて
自社ビルの社員用トイレなんかだったら
それほど気にならないよね。
まして、SK室(掃除用具入れ)なら
全く問題がないのである。
(「点検が必要なら」おわり)
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