その名も、「エキノポアー」
オルガノ株式会社の製品 である。
エキノコックス症 の病原体である条虫の虫卵を
フィルターで除去するという装置なのだ。
主として北海道において、
沢水や井戸水を飲用に使用する場合、
虫卵を除去しないままでいると、
感染して体内で増殖する。
潜伏期間が10年以上あるという、
なかなか厄介なものである。
Dr.コトー診療所 でも、エピソードが描かれていたやつだ。
ステンレス筒の本体が凛々しくはあるが、
前後に配管が接続されているだけの、
地味な見た目と言って差し支えあるまい。
反対側から見ても、
大して代わり映えはしない。
が、それがイイのだ。
だぁれも知らないところで
ただ黙々と働く。
そこに、シビレるよねぇ〜。
(「虫卵除去装置」おわり)
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