建物には、いろんな防災や避難の装置が設けてあるのだけれど
さて、あれらのモノたちは、
実際に使用できるのかしらん。
たとえば、オリロー。
「避難はしご」と、名称が記載された箱があって
中にはしごが入れてあって、
使用法を示すプレートも乗っけてある。
が、いざというときに、
「どれ、どれ」
と、これを見ながら、展開できるのだろうか。
施設運営者は、やってみたことがあるんだろうか。
施設利用者が、非常時に、
説明看板を見ながらやるようなもんじゃないよね。
管理者なり運営者なり、
避難誘導をする人たちが
手早くセッティングすることを
期待されているものだよね。
得てして、
「えっ? そんなもの、あったっけ?」
「いやぁ、あるのは知ってるけどさ、
使ったことなんて、ないよ」
「中、開けたことないや」
「壊れたらこまるから、
無闇に触らないことにしてるんだ」
「ここに来て10年になるけど、
試してる様子は見たことないねぇ」
そんなことに、なっているのじゃないだろうか。
柱の向こうには、
辛うじてその姿のわかる消火器もある。
これ、同タイプのやつを
実際に使ってみたことがあるだろうか。
消火栓にしても、非常ベルにしても、
非常口にしても、
誰かが操作してはじめて機能するようなやつは
その操作すべき人が、予め習熟しておかなくちゃ
いざというときに役立つわけないよね。
どうです?
身近な(学校とかオフィスとか)ところにある
避難器具や防災器具、
使えますかね?
(「使えるのかな」おわり)
【関連する記事】