2023年09月01日

小樽港内クルーズ

観測史上最も暑い夏。

そんなところも多いようだ。


暑いときには、水
というわけでもないが、
小樽海上観光船 に、ちょいと乗ってみた。



ほんとうは、オタモイ海岸方面に行きたかったのであるが
あいにく外海は波が高く、欠航。


ゆえに、防波堤で囲まれた港内だけのクルーズと相成った。



定刻に出港し、東に向かうとすぐ、
小樽築港に建つホテルと、ヨットハーバーが見える。


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このホテルを核としたショッピングモール「ウイングベイ小樽」は
バブル期の終盤に計画されて、バブル崩壊期に着工、
20世紀末に 完成 した。 


が、ほどなく主事業者であったマイカルグループが破綻。
鳴り物入りで誘致されたヒルトン小樽も破綻。

全フロアを埋め尽くした各種テナントも、
徐々に撤退して空きスペースが目立つようになったりした。


観覧車も建っていたが、
維持管理費の採算が取れず、解体。


債権関係がいろいろ推移する中、
なんとか頑張って営業を継続している。



近隣に鳴り物入りで開館した 石原裕次郎記念館 も
令和の声を聞くことなく閉館となった。


そんな街並みを見つつ、時代の流れを思う。



小高い部分には、銀鱗荘 が見える。


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今なお高級旅館として名を馳せていて、
来る11月には、将棋の 竜王戦第4局 も開催される。



小樽港には多くの貨物が入港してくる。

ゆえに、さまざまな搬送装置や倉庫などが建っている。


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穀物関係、かな?


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アンローダー、というらしい。



防波堤によって日本海から切り分けられた 小樽港 は
結構広いのである。


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勝納埠頭(かつないふとう)には、
新日本海フェリーの ターミナル がある。


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小樽と新潟・舞鶴とを結ぶ 航路 である。


ドライブ、あるいはツーリングで北海道を訪れるためには
苫小牧港、函館港とともに、要チェックの港である。



ちょうど、新潟行きの らべんだあ が停泊していた。


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サイロのたぐいも林立する。


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向かいの埠頭には、ガントリークレーンが建つ。


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通称 キリン なのだそうだ。


上部には、星型の中に野球のボールのようなマーク。
これは、小樽市の徽章 であって、
雪を表徴した六花と、小樽の頭文字「小」を表している。

小樽市で整備している施設 ということらしい。



小樽海上保安部の 巡視船しれとこ も姿を見せていた。


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観光船が、割合近くを通る。


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さまざまなアンテナ類が立つ。


船体前方には、放水銃と機関砲を備えているようだ。


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ちなみに、観光船の船内は、こんな感じ。


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巡視船と比ぶべくもない。

ただ、電気系は防湿・耐塩害仕様なんだろう、きっと。



小樽港の外洋防波堤は、日本初の近代的防波堤ということで
日本の土木遺産 とされている。


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釣り客も、いる。


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今日の釣果は、いかに。



屋根がついていて日差しが遮られるから、
それに、曇りがちだったから、
暑さがしのげるクルーズなのであった。
(「小樽港内クルーズ」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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