いろいろなものが目に留まる。
人通りが少ないようなら、
気になったモノは撮っておこう。
クルマ……には、あんまり興味無いんだ。
その向こうにある、受水槽。
離隔距離、足りてる?
なんか、足りてないように見えるんだけどね。
元々、ここに受水槽を置くつもりで
外壁を凹ませたのか、
外壁の凹みがあったから、
そこにはめ込むサイズで受水槽を作ったのか。
後から追加したんなら、
離隔が足りて無くても
チェックのしようがなかったかも。
集合住宅っぽいから、
増圧ポンプユニットでもいいような。
でも、この地の水道事業者が
認めていないかもしれないな。
左奥のセルフードの脇から、
冷媒管らしきものがへにょへにょ伸びていたり
右奥の室外機が斜めに傾いていたり
じっくり見たら楽しいんだけれど
あんまり不審者然とするのも憚られる。
レンガ色に合わせて……あるわけじゃない
可哀想な室外機。
なんか、悲しい気分になる。
ケーブル類も、むき出し。
生きてるの? キミ?
外壁を這う、排水管。
外部でトラップ組んでるよね?
なかなかわかりやすいし、
改修もやりやすいだろうね。
見た目はともかく。
給水管給湯管ガス管も湯沸器も
みんな露出だ。
設備を下手に隠そうとしないで
全部表に出してしまうのも
一つのあり方かもね。
坂道の途中で。
ぼろぼろの、冷媒管。
斜め斜めの煙突?
灯油タンクの給油は、坂の上のレベルからできるように
給油管を接続してあるが。
フレキなんかも設けてあるが。
満タンになったことは、
把握できるのかな?
タンク上部の付属油面計を遠目に睨みながら
頑張る?
それとも、給油口近くに遠隔指示計がある?
いろんな配管が、お互いのことは知ったこっちゃないと
外壁面に好き勝手についている感じ。
ちょっと、ボケちゃったけど
建物と建物の隙間に並ぶ、もろもろ。
水道メーターは、露出だ。
8年ごとの交換作業は
いたって簡単だね。
こういう状態を見ると
建築「付帯」設備だなぁっていう気がする。
建物の「オマケ」に
あとから取り付けたような配管たち。
劣化状況も把握しやすいし
改修もやりやすいし
決して悪いことじゃないと思うんだ。
外壁に取り付けられた配管支持材が
ことごとくサビているのは気になるけどね
ステンにするとかドブ漬けにするとか
取り替えたいところだけど。
あっちこっちキョロキョロとしていると
不審だし、
目的地に着くのに時間が掛かるし、
あんまりよろしくないんだけれども。
でもさ、楽しいよね。
(「街中のせつびたち」おわり)