その廊下の窓から、ちょいと見えたもの。
わお。
吹き抜け部分に、各室用のエアコン室外機が
並んでいるんだね!
中央式にしちゃうと、
機械がトラブったときに全室に影響が出かねないから
ルームエアコンで完全個別式にした、
ということなんだろう。
その室だけ運用停止すれば
他の室には影響が出なくて済むという算段。
ま、一つの考え方なのだ。
カラオケボックスとかと、一緒なのだ。
各階に、キャットウォークががっつり作ってあって
いつでもどこでも作業ができるようになっている。
ある意味、徹底しているのである。
消火栓箱が写っているのは、ご愛嬌。
廊下のガラス窓越しなので
映り込んでしまった。
そんなに広くはない吹き抜け空間に造られた
密やかな、裏動線。
防犯上の対策は、
しっかりあるんだろうな、きっと。
それにしても、
感動的な設備メンテナンス空間なのであった。
ホテルチェーンの建物だから、
過去のいろんな事例から、
こういうモノが必要だという認識があるのだろう。
何の予備知識も経験もなく新築するなら
こんなところにはたぶんカネをかけないだろうと思うから。
そもそも、こういう発想が出てこないと思うから。
結局ね、建物も突き詰めていくと
「設備のメンテナンス」という部分に
目を向けざるを得なくなるのだと
小さな声で主張してみようかな。
(「室外機が並んでる」おわり)