用途の複雑な大型施設。
「札幌ドーム」
元々は、2002年サッカーワールドカップ招致のために
建設されたものだそうだ。
その特殊性のゆえ、
屋外で育てた天然芝を、サッカー試合時に屋内へ搬送する形式で
アリーナ部分の座席移動によって
野球形態とサッカー形態の両方を切り替えられる
そういう機能を目玉にオープンした。
その後に、日本ハムファイターズが
東京ドームから本拠地をこちらに移転して
19年にわたって使用した。
所有者である札幌市と、
使用者であるファイターズ、
サッカーJ1のコンサドーレ、
いろいろな利害関係が複雑に絡み合う中、
巷の話によると、横柄で高圧的な札幌市の態度に業を煮やし
ファイターズはここを出て、
独自球場 を建設するに至った、
そう言われれている。
展示会 や コンサートなどのイベント が行われるにしても
これだけの施設を維持管理運営するだけの経費を
賄えるものかというと、極めて心許ない。
「新コンサートモード」を捻り出すも、
予約がつなかい ということで
今後、どうなっていくものか……。
そのドームを臨む空間に(いや、そこに限らず市内の至るところに)
札幌感満載のマンホール蓋。
その近くには、市の徽章を中央に置いた
情報BOX用のマンホール蓋。
更には、2023年に設置した、
クリプトン・フューチャー・メディアとコラボした
雪ミクイラスト 蓋。
なんと、札幌市内観光地に点在している……となると
簡単には見て回ることができなさそう。
この蓋が、ドーム利用の起爆剤に、
なるのかどうか!
ならんだろうねぇ。
(「これからどうなる」おわり)