かつては名古屋市の北に、名古屋空港が存在していた。
現在は、県営名古屋空港として
主にローカル便の運航が継続されている。
中止となってしまった、国産ジェット機の開発が行われていたのも
ここである。
豊山町に位置するこの空港周囲には建物が広がり
「街中に降り立つ」空港の一つとなっている。
空港に向けて高度を下げていくにつれ、
眼下の建物の一つ一つが大きくなっていく。
伊丹空港や福岡空港なんかもそうであるが
あんまりにも街に近い空港だと
なんかドキドキしちゃう。
万が一、いや、億が一、
墜落するような事故となった際には
航空機の搭乗者は仕方がないにしても
地上に住まう方々に被害が生じてしまうじゃぁないかと
要らぬ心配をしてしまったり。
ま、でも、原発事故とはわけが違う。
航空機事故なら、被害が限定されるのだから。
それに、事後の対処も後片付けも完全に可能だ。
そのリスクを承知した上で、
利用する・利用を受け入れるのである。
原発の場合には、事故が生じた場合に
処理する方法が無い。確立はしていない。
福島では事故後12年を経ても
未だ炉の処理は目途もたたない。
……閑話休題。
人や車が判別できそうな高さになると
やっぱり、ドキドキしちゃう。
ボーディングブリッジではなくて
タラップ車を利用して乗降する。
![23072405.jpg](https://setsubinoblog.up.seesaa.net/image/23072405-thumbnail2.jpg)
ターミナルまでは、歩く。
ちょっと、時代を感じさせるターミナルビルである。
ターミナルビルの展望デッキから、駐機場を眺めることができる。
FDAと大きく書かれた、
色とりどりの機体が駐機中であった。
すべての機体は別の色に 塗装されているようで
乗る機体色をコンプリートしたくなる人も
きっと居ることだろう。
FDAのページ には、使用機体の情報も出ているらしい。
もっとも、大手キャリアと違って、予備機体が充実しているわけではないから
やり繰りはきっと、大変だと思うんだけど。
定期就航なのかどうかわからないけれども
違う機体も駐機していた。
ローカル空港ゆえ、発着便数 はそれほど多くはない。
空港スタッフの作業効率を良くするために
各方面の発着時刻を揃えてあるようで
時間帯によってはいろんな機体を目にすることができるのである。
(「色とりどりの機体」おわり)