市の人口は、昨年度1万6千人を割って
令和5年6月の 住民基本台帳人口 は 15,706人 である。
そんな地に、いや、そんな地だからこそ、
この会社 は工場を造ったのだという。
みんなの工場 と称する。
工場を開く。みんなに対して。
そんな意味が込められているのだとか。
だから、建物は、工場工場していない。
変な副詞だけど。
オープン祝いのランが咲き乱れる中、
壁に描かれた案内図が
それを示しているのではないだろうか。
基本的に、工場の中身が
来場者に見える。
この中で働く人にとっては
どうなんだろう?
なんか、やりづらかったりしないんだろうか。
慣れるのかな?
でもワタクシは、それ以外のところに
目が向く。
折板屋根上のルーフドレン金物からつながる雨水管に
コンセント電源の凍結防止ヒーターが突っ込まれているところとか
エントランス吹き抜け壁に並ぶ、ノズル形吹出口とか、
(ちなみに、左のほうにあるネットは
子どもが上がって遊ぶ場所である)
エントランスから1階床に数段上がる部分に
給気か排気かわからないけれども
制気口が仕込んであるところとか。
あんまりにもたくさんの来客があったので
あんまりたくさん撮れなかったのだけれど
いろいろ「みんなの」工場なのであった。
エントランス脇には、
市内の飲食店はショップの宣伝カードが並べてあって
工場だけの繫栄ではなくて
地域に波及することを企図した試みに
感嘆を覚えたことも追記しておく。
砂川市には、なぜかスイーツが多い。
小さな街にもかかわらず。
そっち系 の食べ歩きなんかも
お奨めの街だったりするのである。
レンタカーでないと、移動が大変かもしれないけど。
(「見せる工場」おわり)