北海道日本ハムファイターズが、
人口6万人弱の北海道北広島市に新設した
新しい球場である。
この球場、Fビレッジという諸施設の中核構造物として存在しているのだけれど
ちょっと独特な造りになっている。
「正面」がどこであるのか、
よくわからないところではあるのだけれども、
札幌側である北西面は
こんな状態になっている。
両側に、高架橋のような列柱が立っていて
なんか、不思議な見た目になっているのである。
かな〜り、ごっついモノであることがわかるだろうか。
北東面の 3rd BASE GATE から見ると
こんな感じだ。
画面からは見切れているけれど
右側へ、列柱が続いている。
が……。
別の日に訪れてみて、驚いた。
前のと同じ北東面なんだけれども
なんか、違う!
屋根の場所が、ずれているのである。
3rd BASE GATE の上部にあった屋根が
右方向に移動している。
その屋根は、更に更に右方向に
在るのである。
そう。
あの、謎の列柱の上に。
そっかぁ。
屋根がスライドして乗っかるための
ごっつい列柱だったのね。
なぁるほどぉ。
従って、グラウンド上空には空が見える。
よく造ったものだなぁ。
こういう発想が出てくるとこ、
いいねぇ。
青々とした天然芝が、映える。
あいにくと、真っ青な快晴というわけではなかったけれども
日差しがガンガン照り付けていたら
客としては大変である。
外野側のガラス壁部分は
屋根があっちに行っちゃったことによって
高い高いガラスの塀と化している。
3rd BASE GATE の内側部分は
こうなっている。
ワタクシは別に、日本ハムの回し者じゃぁないんだけれども
単純に面白い、興味深い、楽しめる施設だなぁと感じた。
野球の試合があるときには、あるなりに。
無ければ無いで、単に見どころとして。
ま、会社挙げての大事業なんだから
いろんな人たちが知恵を絞って
いろんなコトをやってるに決まってる。
大都市札幌から遠いとか不便だとか客なんて来やしないとか
いろいろと批判を受けていたけれども
ま、今後どうなっていくのか。
それでも、一度は行ってみたら、と
勧めてみたくなる、そんな場所なのだ。
(「屋根が開くんだ」おわり)