インバウンドも回復しつつある当地は
さぞ混み合っていることであろう。
(行くなら、本格的に混み合う直前が良かろう)
富良野と言えばラベンダー、
ラベンダーと言えば富良野、
そのくらい、富良野とラベンダーとは
深い結びつきがある、
と思っていた。
しかるに、我が国におけるラベンダー発祥の地は
富良野ではなかった!
道路沿いに、控えめに咲くラベンダー。
あまりに控えめなので
脇の市道を、気づくこともなく通り過ぎてしまいそうであるが
そこに碑が建っているのである。
「碑」と呼んではダメかな。石偏だもんね。
金偏に卑と書かなきゃだめかな。
でもそれだと、斧とか鏃とか鋤の意味になっちゃうそうだから
やっぱり碑でいいのかな。石で出来てないけどね。
さて、それはともかく。
1937年(昭和12年)にフランスの種を入手して試験栽培、
本格的に植え付けしたのは、
現在の札幌市南区南沢だったということなのである。
中富良野のラベンダー栽培が始まったのは 1952年(昭和27年) なのだそうだ。
へえ。
富良野地区の広大なラベンダー畑のイメージからすると、
発祥の地に植えられたそれは
こじんまりしている。
歩道を挟むように植え付けられているので
目に美しくはある。
ラベンダーって、遠目に見るぶんには
美しくて爽やかな感じなのだけれども
実際のところ、あまり近寄って見るものではないかもしれない。
この香りの蜜を求めて
大量の(主として)ミツバチが群がっているから。
……見えるかな。
忙しなく飛び回っているから
あんまりちゃんと写んないや。
その羽音も、なかなかに賑やかなのである。
ラベンダー畑に足を踏み入れると
「えっ??? 何の音?」
と驚くかもしれない。
虫が、蜂が苦手な方は、
遠目に見るに留めておくのがよいかもしれない。
(ちょっかい出さない限り刺されることはないけど)
知られていないから、
観光客が集まることもないし
誰も居ないから、
人の写っていない写真を撮るのに苦労をすることもない。
インバウンドでオーバーツーリズムが言われるようになって
あんまり混み合うところは好きじゃない
って方には、
狙い目の場所、かもしれない。
周りには、何もないけど。
ホントに、住宅地の道沿いだけど。
(「ラベンダー発祥の地」おわり)

