途中まで組み上げた鉄骨を
解体していく。
撮影した時点ではまだ、
目に見える形では進んでいなかった。
ここまで組むのにも、
相当なコストと期間と労力がかかっているのに、ね。
それでも、不正が発覚してから
ちゃんと解体して立て直す判断ができたのは
良かったのだと思うのだ。
それをできるだけの会社であることは
幸いだったと思うのだ。
せめてこれを教訓に、
今後は「発覚しないように」じゃなくって
「不正が生じないように」
何かを抜本的に改めていただきたいものである。
「何か」とは?
さあ。それは自社であるいは他社で
あるいは報道機関(あまり当てにならない感じ?)で
考えていただくことであろう。
ただね、建設現場における、労働環境のあり方が
他の業界に比べて相対的に悪化の一途を辿っていると言われる現在
相当に大掛かりな、覚悟を持った対策を講じなければ
同様の事項が頻発しかねないなとも思うのである。
それどころか、
表に出ることなく
「知らんかった」
ことにして、欠陥あるまま、そのまま進められかねないなと
危惧したり。
いやそもそも、
今回たまたま発覚しただけで
同様の事例は数多実在しているんだろうなぁと
勘ぐってみたり。
ともかくも、
機会があるようならば
進行状況を時々見てみたいものだと
思うのであった。
(「絶賛解体中」おわり)