いったい、いつ頃のものだろう。
昭和40年代って雰囲気?
おそらく、半世紀以上昔のものであるような気がする。
そんな建物に、後から取り付けたであろう
エアコン。
金物の古び具合から見ても
接続する冷媒管外装の傷み具合から見ても
右側の三菱電機のやつが先に取り付けられていて
左側のパナソニックのやつが少し新しめなのだろう。
「ナショナル」じゃなくて「パナソニック」だから
まあ、そのくらいの時代ではあるわけだ。
このエアコンたちって、
まだ生きてるよね?
使われてるよね?
ファンが回っているようには見えないけど
時間帯的に、あるいは曜日的に
たまたま使用されてないだけだよね?
それとも、もう、お亡くなりに……?
照明器具も、外装も、かなり傷んでいるし
サッシも相当に古いやつのまんまだ。
これが、あと更に50年も経てば
「歴史的建造物」としてもてはやされることになるのかどうか。
建物も、ニンゲンも
古びていくものだ。
古びて、傷んで、見た目も劣化していって
やがてその役割を終えるのだ。
見目麗しいほど尊重されるのも
似ているかな。
さて、この建物は
いつまで生きて(利用されて)いくものか。
(「まだ生きてるよね?」おわり)