2023年06月12日

給排気トップの外と内

外壁にポコポコついている、
給排気トップ。


23061201.JPG


トップがついているとなれば、
FF式の暖房機か給湯機ということになるのだが
まあ、メーカーによって形が微妙に異なるから
普段から扱い慣れていれば見分けが出来ることだろう。



でもね、ときどき形は変わるし
微妙な違いをちゃんと見分けられなかったりもするから
一応、屋内側を確認してみるに限る。



おお、外壁に向けて
給排気筒を立ち上げてから
トップを取り付けてあるのがわかるね。


23061202.JPG


更には、それを覆うカバーを作って取り付けてあるね。


そして、板で隠れた向こうには
ちゃんとFF式の温風暖房機が据えてあった。



外壁にならぶ諸々の設備関係は
必ず屋内と結びついているはずなのだけれども
時としてその繋がりやルートがわからないこともある。


このように見えている部分があると助かるのだけれど
たとえば点検口の無い天井内だとか壁内だとか
そういうところに埋め込まれていると
「ナゾ」の存在となることもあるのだ。


設備完成図がちゃんと残っていると良いのだけれど
そんなものは無いことが多い。

設備設計図は残っていたとしても
往々にして事情があって
現場で変更・修正して施工していたりするけれど
それが図面に反映されていることが少ない。
「正確に」反映されることは、まず無い。


「無い」と言い切っちゃうと、
ちゃんとしておられる施工者・監理者の皆様には申し訳ないけれども
言い切りたいくらい、ほとんどお目にかかる機会が無い。



だからこそ、
こうやって外と内とを目視できる設備は
とってもありがたいし、
愛おしくさえ、感じるものなのだよ。


(「ヘンタイ」なんて、呼ばないでっ!)
(「給排気トップの外と内」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック