グラスウール製のダクトは、分厚い。
それに高い。
手軽なのは、ダンボール!
でも、ダンボールは燃えやすいし、
建築には使えないよね。
っていうコトを克服して、不燃認定を取得したやつなら
使えるじゃないか。
で、使ってあるところを見ることができた。
ダンボールを重ね合わせてアルミ箔で覆ったもので、
断熱性もあるためダクトの保温も不要になるのだという。
軽いし、加工も楽だし、保温しなくて良いし、燃えない。
エボルダン で商標登録されているようだ。
電線の芯線を撚って絶縁テープで巻くことに替わって
コネクタで接続するようになった。
鋼管にねじ切りを施してねじ込む接続から
ハウジング継手や圧縮・拡管接続などが出てきた。
鉄板を折って加工してフランジをつけてというものから
ダンボールダクトを折ってテープを貼って出来上がりというダクトに
替わっていくのかもしれない。
「うまい、安い、早い」
は、牛丼だけの話ではなくて
建築業界にも着々と取り入れられている。
「美味い」じゃなくて「上手い」で。
……と言いたいトコロだけれども
さて、「安い」というのが「人件費だけ」となると
果たして歓迎してよいものか、どうなのか……。
(「ダンボールなのに不燃」おわり)