環境省の施設である。
日本海側に延びる国道232号線を通称オロロンラインと言う。
ウミガラスの鳴き声がそう聞こえるということから
「オロロン鳥」とも呼ばれることにちなんでいる。
「海鳥センター」だから、いろんな鳥に関する展示がある。
さすが国費、というべきか、
無駄に(と言ったら怒られそう)リアルな造りである。
もちろん、それぞれに関する学術的要素が
ガッツリ説明されている。
吹き抜けのこの空間は照明制御されていて
朝から夜までの時間変化を表現しているのである。
スゴいよ、この照明。
当然、一番下は海である。
上のほうまでしっかり観察できるように
双眼鏡も置いてある徹底ぶり。
さて、このたてものがある羽幌町(はぼろちょう)。
港には、
同じ町に属する天売島(てうりとう)、焼尻島(やぎしりとう)へ渡る
フェリーのターミナルがある。
フェリーの名も「おろろん」である。
見るからに、2代目なんだろう。
せっかくなので、渋谷水産直売所・北のにしん屋さん で
はぼろ丼をば。
漁の状況によって、乗るものや分量が変わるようである。
マンホールの蓋も、
当然ながらオロロン鳥である。
止水栓筐も。
新千歳空港から車で、
道央自動車道〜深川留萌自動車道〜国道232号線を経て
3時間22分、距離にして212kmと、
google map さんは、示してくれる。
ちょっと、遠いかなぁ。
あ、稚内空港からだったら、
国道40号線〜国道232号線経由で
2時間12分、134kmだって。
こっちのほうが、だいぶ近そう。
あれ? 132分で134kmを走るって、
そう出ちゃうのね。
※ 北海道の距離感には、注意が必要なのです。
(「オロロン鳥」おわり)