いや、「ちょっと」じゃあない。
「かなり」な郊外。
郊外って言うよりも、農場の中みたいな感じ。
そんなところに設けられた、トイレ。
一見、フツーのトイレにしか見えないし
まあその通りではあるのだけれども。
立地場所からして、
公共下水道なんていう代物は存在しない。
だから、ほんとうにフツーの便器を据えたのでは
排水処理に困るのである。
だから。
排水口部分に、フラップがついている。
簡易水栓方式の便器である。
この先は、確認していないけれども
浄化槽へと導かれているに違いない。
都市部に生活している方々にとっては
見慣れないものかもしれない。
公共下水道の普及率もかなり高いから
それほど見る機会も無いかもしれない。
それでも、人口比では少ないものの
面積比でいけば結構な領域に公共下水道が無くて
簡易水栓便器プラス浄化槽の組み合わせで
処理されている場所も少なくないのだ。
フラップ弁付きの簡易水栓便器を見かけたら
ちょっと観察しておくのがお薦めなのだ。
(「簡易水栓」おわり)
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