2023年03月24日

ガス焚き温水発生機

燃焼機器には、主として油焚きとガス焚きとがある。

貯蔵性という観点であれば、油が良いことだろう。
ガスもバルクタンクで貯蔵できるけれど
液化するには高圧が必要だし
可燃性ガスの取り扱いには注意も必要だし。

災害時にも自前の貯蔵燃料で稼働できるなら
何かと助かるであろう。


都市ガスの供給があるのであれば、
ガス焚きにしておくと給油の手配・手間はかからない。

そういう便利さはある。


災害時には断水や停電と同様に
断ガスとなる可能性はある。



さて、ちょいと見かけた
ガス焚きの真空式温水発生機。


23032401.JPG


ガス管が黄色く塗ってあるので
すこぶるわかりやすい。

フレキシブルジョイントの前でも後でも
床から支持を取ってあるので
フレキの意味があるのか少々疑問ではある。

結構、こういう施工をちょくちょく見かける気がする。



このガスは、都市ガスのようで
メーターを介して送られてきている。


23032402.JPG


下に大きなメーター、上に小さいやつ。

厨房用と空調用とで料金体系が違うのだろう。
供給者の料金設定によって、
メーターの数が増える場合がある。

電気や水道も同様だけど。



23032403.JPG


と思ったら、違った。


小さいのがGHP系統で、
大きいのが温水発生機系統だったようだ。



冷暖房に使う分と、
給湯・暖房に使う分とで
料金が異なるようだ。



たま〜に、
配管の用途によって違う色で塗装してあることがある。


系統を追いかけるには、
すごくわかりやすくて嬉しいのだ。


都市ガスのように、供給者の責任施工のような場合には
やりやすいだろうけれども
そうじゃない場合には
かなり面倒くさいだろうなぁとも思う。

機械室内だけじゃなくて、
天井内やPS内、ピット内なんかで
はっきり色分けされていると
すごくありがたいんだけれども
いつでも必要となるわけでもなし、
かかる手間やコストを鑑みると
難しいのかもしれないねぇ。
(「ガス焚き温水発生機」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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