2023年02月08日

結露のせい?

なんか、軒天井が酷いことになってる。


23020801.JPG


換気用のベントキャップの周囲が
べろべろになっている感じ。



なして?



23020802.JPG


別のところでは、
ダウンライトまでびちゃびちゃ。


ボードのカビも、かなり育ってる感じ。



なんでかな。



ひょっとすると、
軒天井内部のダクトに
防露(保温)措置が無かったか?


「屋内だよね」


という体で、無断熱で済ませちゃってた?
それで、外の冷気の影響で
ダクト表面に結露が生じて
それが天井内で垂れて、こうなった?



確かに、国交省の標準仕様では、
排気ダクトを保温(防露)する必要はない。


無いのだけれど、
でもここは結構な寒冷地だったりする。


冬期の最低気温はマイナス20℃を下回ることもある
そんな場所。

こういう場合には、
特記仕様で排気ダクトの断熱範囲を追加しておく必要がある。

外壁から1.5mとか2mとか、外気の逆流がありそうな範囲で。



いや、逆のパターンもあるかな。


比較的新しい建物だから、
高気密高断熱で、
屋内の加湿もしっかりしている。


そんなところの、絶対湿度の高い排気が
軒天井の排気口から排出されると
極低温の外気に晒されてすぐに結露して
排気口周囲を潤す。

そして、凍る。

また、融ける。



繰り返すことで、
天井板はすっかりダメージを受けてしまって、
なおかつそんな環境でも繁茂する菌類が頑張ってしまった。



ま、いずれにせよ、
えらいこっちゃ。


少なくとも、見映えはすこぶる悪いのだ。


どーする?
(「結露のせい?」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック