2023年02月06日

首を伸ばした

ホントはね、天井ぴったりに付けたかったんだよ。

そのほうが、スッキリするからね。



でもね、ダメだって言われちゃったのさ。

ここから水が出たって、ルーバーに邪魔されて
ちゃんと届かないよ、って。



そうだね。

言われてみたら、その通りだね。



でもさ、ぜぇ〜んぶ対応するのって、
なかなか大変なんだよね。

とは言え、当局の「指導」という名の強制力のある措置なんだから
無視するなんていう選択肢は全く無いわけで。



……なんていうやり取りが、
有ったのか、無かったのか。



23020601.JPG



防災モノって、
そこに在るだけが意義だなんて
言われかねないけれども、


そして、全然働くことが無いのが
一番良いのだけれども、


いざ働く機会が生じた際には
的確に働いてくれないと困るわけで。



「いやぁ、想定外でしたぁ」



そんなことも、ちょくちょくあって、
福島原発は最たるもんだけれど、
ホントはそれじゃ困るわけで。



建築(ま、土木も、だけど)は一品生産モノだから
どうしてもいろいろ「落ち」や「抜け」が生じる。


厳しい細かい建築基準法やら施行令やら施行規則やら関係する条例やら
消防法関連やらがあったとしても、
それらを完璧に遵守できている建物っていうのは
実に少ない(有る?)ことだろう。


あらゆる法律に抵触すること無く人生を送ることができる人間が
たぶん皆無なのと同じように。



それでも。


目立つところ、わかりやすいところ、
ダメな場合に悪影響が大きいところ、
実際の事故事例が酷かったところなどを
少しでも改善する。



そういう心意気で、
今まで何とかかんとかやってきているんだろう。



必要だったら勝手に首が伸びてくれるようだったら楽だけど
「せつび」は、そう都合よくいくわけはなく。


1つ1つ、ちまちまと、
多くの人手を経て、
求められる姿へと近づいていくのである。
(「首を伸ばした」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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