2023年01月20日

ペリメーターの設備

ちょっと時間調整に座っていた。


大きな開口部を有するスペースである。



窓ガラスからのコールドドラフトで冷えるから、
それに抗うべく温水パネルヒーターが据えられていた。


23012001.JPG


あまり背の高くないやつ。

そのかわり、ギザギザのフィンをつけて
放熱面積を大きくしてある、そんなヒーター。



ここで上昇気流を作ってやって
コールドドラフトに対抗するのである。


手前の椅子に座っていても
冷感は感じなくて済むのである。



ちょっと視線を下げてみようか。


23012002.JPG


床スラブに、しっかりとボルト・ナットで留め付けてある。
かなり、がっしりと据えてある。

これなら、地震動で転倒することは有り得なさそうだ。



踏んだり蹴ったりする輩がいたら……。

ま、その程度によるかな。


フツーの人は、そんなことしない。

フツーじゃない人は、するかもしれない。


頻度と程度、それに尽きるだろう。



今度は、上を見てみる。


23012003.JPG


上部には、ブリーズラインからの温風が(たぶん夏は冷風)
吹き出すようになっている。


が。



ちと、開口部から遠すぎるかな。

「ペリメーター負荷処理」という観点からすると、
もうちょっとガラス面に近い部分から
吹き出したいという気がする。


けれど、まあ、そこまでこだわるものでもないかな。

なんか、支障でもあったんだろう。
それか、特に気にしなかっただけかも。


上から温風、
下からヒーター。



ペリメーターの設備の基本、のはずだけれども。



マルチパッケージが当たり前になりつつある現代、
こういう設備も「古い」ものになっていくのかも。



上は天井隠蔽ダクト接続形パッケージからの空気を
ブリーズラインで、
下は電気の放熱器で


っていうのは、今後も残りそうかな。



躯体+断熱材 の断熱効果に匹敵する
超高性能のガラスでも出てくるようになると
そんなモノたちも、不要になってくるのかもしれないね。
(「ペリメーターの設備」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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