黒電話。
駅の公衆電話とテレホンカード。
駅といえば、オレンジカード。
磁気カードと対をなす、聖徳太子(壱萬圓札)。
そして、何と言っても、コレ。
朝、カンカンとハンマー音をあげながら
シュウシュウと何となく鳴きながら
アッツアツに暖める、コレ。
結構あった製造所も、
相当に少なくなったことだろう。
そもそも、ほぼ関わりが無くなってしまった。
せいぜい、撤去工事で関わるくらいか。
温水式か、冷温水式か、マルチパッケージか、
システムごと総取り替えされてしまうやつ。
たまに、たま〜に、こうやって見かけると
「やあ! 久しぶり!」
声をかけたくなったり、ならなかったり。
実際に声をかけてしまうと、
怪しい人物になってしまうから
(そうでなくても怪しがられるのにぃ)
黙して視線を送るのみであるのだが。
そして、
元々は無かったはずであろうけれども
このての放熱器にはたいてい
転倒防止金具が後から取り付けられている。
重いからね。
鋳鉄の塊だからね。
バッタンと倒れると、かな〜り危険な気もするよね。
だから。
いつまで、残ってるかなぁ。この放熱器。
昭和設定のドラマの背景として
出てくる機会があるかもね、っていうくらいのモノに
なりつつあるんだろう。
せいぜい、今のうちに愛でておこう。
(「倒れないように」おわり)