何を使っているのやら
わからないことは多い。
鋼管とか塩ビ管とか、そのまま露出されていれば
わかるのだけれども、
保温材がかかっていると、もうぜんぜんわからなくなる。
でもたまに、既存の管種を確かめたくなることもあって
そうすると、保温材を剥いてみるしかない。
カッターで、切ってしまおう。
でもまあ、管種確認のためだけなのだから
控えめのほうがいいよね。
あんまりガバッと景気よくひん剥くものじゃない。
左の方は、鋳鉄管だね。
フランジがゴッツイから、
保温材の仕上げも膨らんでいるのだ。
ポリフィルムもかぶせてある。
今の仕様だと、ここまでしないよね。
フィルムを切ってしまわないように、
控えめに、控えめに刃を入れるのだ。
右の方は、鉛管か。
これまた、見なくなったものだ。
こっちのグラスウールは、左より少し色が濃い。
改修でもしてるのかな。
表面のテープの汚れぐらいからすると
少なくとも外装は同じ時期のものなんだろうけど。
まあ、とにかく確認できた。
図面と同じ、とはいえなかったりしても、
だからといって全部剥がして全数検査するわけにもいかない。
ほんの何箇所か見てみて、
あとは想定するしかないだろう。
このまま帰るわけにもいかないから、
補修はしておく。
アルミテープとか鉄線とか、
ある程度用意はしておく。
ペンチなんかもね。
ヘッタクソな手だけれど
ひとまず用は足すだろう。
どうせ1年以内に、
全面撤去されるのだ。
完璧でなくても、許してもらえるだろう。
……と、勝手に決めつける。
ま、酷くは無いよね? ね? ね?
鉛筆すら持たず、
キーボードとマウスで
餅の画を描くだけの設計屋めっ!
これで補修だなんてほざくつもりかっ!
そういうご意見もあろうかと思いますが、
平に、ひらにご容赦を賜りたく。
(「管種確認!」おわり)
【関連する記事】