2022年10月06日

システム天井の中

システム天井。


まっさらな天井に照明器具やら非常照明やら
制気口やらスピーカやら
それぞれの工種ごとにバラバラに設置するのは
調整が大変。


そんな難点を解消することのできる
そんな「システム天井」。


22100601.JPG


一定のスペースをそれらに割り当てて
まとめてしまっているのである。


天井伏図がシンプルで、
設計段階でほぼ割付が決まっている。


もっとも、スプリンクラヘッドだけは
包含範囲が定まっているから
別途割り付けるしか無いけれど。



さて、表面上はスッキリまとまっているシステム天井であるが
じゃあその天井内は、如何に?



22100602.JPG



結構階高のある建物ゆえ
鉄骨小梁の下にも余裕でダクトが通る
そんな天井内。


22100603.JPG


システム天井のライン部分に
ケーブルや配管やダクトが集中する。


22100604.JPG



まあ、これはこれで良い納まりと言えるかもしれない。



スプリンクラ配管だけは
システム割付と異なる場所にも行かなきゃならないから
独立したルートを確保してある感じ。


22100605.JPG


錆止塗装のオレンジ色が映えるのは
フラッシュを焚いた一瞬だけだ。



と思ったら、
一部改修した部分なのであろうか、
継手のネジ部分の錆止塗装が無いエルボも見掛けた。


22100606.JPG


得てして、こういうことが良くある。

新築の手と、改修の手とは
作業の余裕も手間も
監理のあり方も
全く異なるから。



鉄骨大梁は、天井仕上面近くまでの梁成がある。


22100607.JPG


区画貫通するパスダクトに設けてある防火ダンパーは
今はなきFVDであろうか。


デッキスラブから片持で吊られている。



太い配管に、
ホコリが妙に降り積もっているのが気になる。


22100608.JPG

いや、ホコリじゃないな。


鉄骨の吹付け?



フリーダムはVVFケーブルと
縦横にきっちり伸ばされている配管と
それらの中間的なフレキダクトとが
それぞれの存在感を醸し出している。



お、奥の梁には
孔が開けられている。



鉄骨造の建物には、
梁の予備スリーブがどうしても欲しい。


アレがないと、改修の際に非常な困難を覚えることが
多々あるから。



新築の時さえ良ければ……っていうのではなくて
将来的な改修も見据えた造りにしてほしいものだ。



22100609.JPG


箇所数が多いとコスト造にもなるし
耐火被覆もその分面倒が増えるから
あんまり歓迎されないとは思うんだけど。
(「システム天井の中」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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