2022年09月19日

バイパス管なんだって

それほど大きくもない川があって。


22091901.JPG


ほんと、ちょっとした「せせらぎ」なのだ。



だが、その脇に、何やらあるのだ。


22091902.JPG


トンネル?

抗口部分が板で塞がれて、ドアが取り付けてある。



22091903.JPG


覗いてみる?



「ライト点けるから、見てね〜」


22091904.JPG



おお、中はドロドロである。


22091905.JPG


足跡が中に続いている。

どこへ続いていく?



これ、冒頭の川の上流部分へとつながっている。



この川の途中に、これからダムを造るのだという。

ダム建設時には川をせき止めてしまうのだけれども、
流れは下流に送ってやらねばならぬ。


そのための「バイパス管」としてのトンネルなんだそうだ。



制御弁装置のバイパス管とは、スケールが全く違う!



人間の尺度ではどう見たって「トンネル」であるが
河川を、流体を流す配管として捉えるならば
やはり「バイパス管」なのだ。



これだけスケールが異なると、
あらゆる点で違いが生じるのは仕方がない。



材料も、施工方法も、工期も、費用も。



……当然、設計費も、だよね。
(「バイパス管なんだって」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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