2022年08月05日

冷媒配管は内外を貫通する

元々エアコンが無かった部屋に、後から設置しようとすると、
室内機(当然、室内に設置する)と
室外機(これまた当然、室外に設置する)との間に
冷媒配管や電源ケーブルや制御ケーブルを接続しなければならない。



元々、そういうモノを想定した内外貫通場所があればよいのだけれど
普通はそういうことはないのであるからして
内外の通過場所に苦慮することになる。



外壁に穴をあける、というのが一般的な方法。


ただし、構造躯体に穴があくわけであるから
柱や梁や耐震壁部分に後から設けることはできない。

新築であれば、初めから補強筋を入れるなどして、
構造強度が保たれるように施工するわけであるが
改修工事で後から穴をあけるのであれば
そうもいかない。
やってできないことはないだろうが、手間とカネとが結構かかる。



さて、この建物では
外壁貫通という手段を選択しなかった。


22080501.JPG


窓のガラスをくり抜いて、
そこを貫通することにしたようである。



窓を潰してパネルにしてしまう方法もあるだろうが
この加工手間を惜しんだのかどうか。


22080502.JPG


強い地震が起こった際に、
この貫通部の配管の動きによって
ガラスが破損する、なんていうことは
あまりなさそうかな。

程度にもよるか。



躯体と地面との間に亀裂があるところを見ると
それなりに変位が生じるようではあるのだけれど。
(「冷媒配管は内外を貫通する」おわり)
posted by けろ at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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