荒井駅である。
地下鉄の駅なのだが、
「駅ビル」的な、地上部の大きな駅舎が建っている。
鉄路自体は地下であるから「地下鉄と称しつつ地上を走る鉄道」ではない。
南側は車寄せもあって駅前っぽいが、
北側は裏口にあたるのだろうか。あんまり建物がない。
が、カラフルな外装になっている。
荒井駅は仙台東部道路の仙台東ICにほど近く、
震災後新しく整備された地区に建っている。
だから、既存の街並みを考慮する必要は無かったものと思われる。
この中に、「せんだい3.11メモリアル交流館」という施設が入っている。
壁一面に、ここから海岸までの絵地図と
付箋によるコメントとが貼られていたりする。
「メモリアル」というくらいなので、
震災の記憶に関する展示がある。
昨日までクドいくらいに紹介した荒浜小学校に関する記事もある。
せんだいメディアテークでは、地震動による被害が大きかった。
内装全滅状態だ。
耐震性能の向上により、構造材の被害は少なかったそうだけれども
設備機器を含む非構造材の被害は多かったという。
3月11日の地震で、3月29日にほぼ復旧した上水道。
全国から応援が派遣されたとはいえ、
この規模の都市でこの短期間で復旧させたのは
ものすごいことであると思う。
この建物の屋上には
多くの設備機器があって
見どころは多い。
誰も見ないけれども、ワタクシは、見る。
将来機器設置用の、予備の基礎がすごくたくさん。
いちばん向こうは、予備のハト小屋だよね!?
何か計画があるんだろうね。
一般の施設も、このくらい用意しておけば
将来的にフレキシビリティが高いんだけれど。
なかなか、ね。費用もかかるし、ね。
散水栓箱が、カワイイ。
ここは縦じゃなくて横につけるべきなんじゃないかとか
人によって議論(ただの好み)はあるかもしれない。
鍵は、出っぱらないほうが良いようには思うけど。
(「せんだい3.11メモリアル交流館」おわり)